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今日の視点 |
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ビックスリー問題で世界が混乱する可能性は依然として大きいと思われます。
11月の販売台数が30%以上も落ち込んでいること、今後の業務縮小でアフサービスに対する不安からビックスリーの車の購入を控える人が出てくること、リストラによる失業者増、巨額の債券を発行していることでの再建マーケットへの影響など、ビックスリーの再建問題は非常に難しく、購入者の意識を変える以外に生き残る道はないのではないかと思います。
特に問題なのは、ビックスリーが発行している債券です。このマネーマーケットに与える影響が分かりませんので、マーケットに与える影響が見えないことが投資家に不安を与え、もう一回、激震が走るという可能性もあるのではないかと思います。
株式市場はどうして、しっかりの展開になっているのか
発表される経済指標も企業活動も『より悪くなる』ことはあっても、良くなる可能性は『今のところは皆無』と言えます。そして、ほとんどの専門家が『今後の世界経済は、更に悪くなる』といっています。
しかし、株式市場は予想以上にしっかりとした展開になっています。この株式市場の動きから考えられることは二つです。
一つは、株式市場が6ケ月から1年先の経済を反映するものであれば、今のような株式市場の動きが暗示することは、1年先には世界経済は『上昇しないまでも、落ち着きを取り戻している』ということになります。
もう一つは、最初の金融恐慌の山を超えて、次の山であるシティーやビックスリーという企業倒産懸念が注目されていたのですが、この4社に対して、米国政府がリーマンのように潰さないという姿勢を示していることで、『第二の山』を超えそうだという安心感から、株式市場が『踊り場』にいるのかもしれません。
では、第三の山は何か
銀行・自動車というはっきりとしたターゲットがあったことで、これまでの懸念は『分かりやすい懸念』といえます。まだ、巨大企業の倒産というニュースは今後も出てくると思いますが、その時には処方箋が決定していますので、マーケットに与える影響はピンポイントで短期になると思います。
そして、マーケットの関心は『経済そのもの』に移ってくると思います。どこまで景気が落ち込むのか、何時まで景気が悪いのかという漠然としていて、クリアに判断できない問題が今後待ち受けています。
ここから世界の株式市場は『急落・暴落』相場から、上昇・下降トレンド相場という一般的な相場に入ることになると思います。
この事実は投資家にとっては大切です。何故ならば、暴落相場の投資方法と上昇・下降トレンドの投資方法では投資方法が全く違うからです。
上昇トレンドの投資方法とは
下降トレンドの投資方法ではないかと思われた方は多いと思いますが、ケンミレは『世界の株式市場は下降トレンド入りし、日本の株式市場は上昇トレンド入りする』と思っています。
・何故、日本の株式市場は上昇トレンド入りするのか
消去法で日本に世界の投資資金が集まり、日本の株式市場は『買うから上がる、上がるから買う』という金融相場になる可能性が高いと思われます。私の話は楽観的過ぎると思う方もいると思いますが、これは楽観論ではなく『一つのシナリオ』と考えて下さい。
株式市場が上昇すると、可処分所得が増加し、可処分所得が増加すると消費が活発になり、消費が活発になると国内企業の利益が増加し、国内企業の利益が増加すると株価が上昇するという流れが出来ます。
更に株式市場が上昇すると、銀行・保険・企業の株式評価益が増加して財務体質が強化されますが、株式市場の上昇で一番大きなことは『年金の運用利回りが良くなる』ということです。
国の年間も企業年金も、株式市場の暴落によって悪化しました。したがって、株式市場が上昇すれば株式投資で運用しているところは全て運用パフォーマンスが良くなります。
2000年ごろに書いたので、覚えている方もいらっしゃると思いますが、金融政策も財政政策も取れない日本の景気が回復する唯一の方法は『株式市場の上昇』です。私がこのレポートを書いた1ケ月後くらいにS銀行でも同じようなレポートが出たということも当時書きましたが。
何故、日本の株式市場が上昇するのかという根拠については『長期展望』をご覧ください。そして、このシナリオ通りに動いたことを想定して『上昇相場の投資戦術』を覚え、リスクヘッジとして『下落相場の投資戦術』を覚えれば、株式投資はもっとも有効な老後の財産構築の手段にすることが出来ます。
▼『長期展望』はこちらから
http://www.miller.co.jp/kmp00_01/visitor/report/index.html#choki
レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一