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サイバノミクス金融・経済レポート |
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★東証1・2部時価総額(12日)=285兆0252億円(前日比−4兆2046億円)
■オバマ米次期政権/ブッシュ「負の遺産」処理に追われ、社会不安を招来?
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は12日、
米国社会不安定化のリスク
ポイント:
オバマ政権発足を前向きに受け取る向きがある。現実路線の民主党政権の誕生で金融・経済危機が沈静化に向かうという発想である。しかし、危機対応を短期間のうちに一気に完了させることはかなり困難であるとみられる上、危機対応に追われている間は、他の財政支出も抑制せざるを得ない。オバマ政権に対する期待と現実のギャップはかなり大きなものになると予想され、その結果、米国社会が不安定化するリスクがある。
第1部 危機対応に押し潰されるオバマ政権?
米大統領選が終わり、変革、希望、「1つのアメリカ」を標榜したオバマ氏が当選した。
総じてみれば、市場は、原理・原則を重視する傾向がある共和党政権から現実路線の民主党政権にバトンタッチされることを前向きに受け止めている模様である。1,500 億ドル規模とされる追加景気対策に対する期待感も強い。
確かに、FRBの積極的な金融緩和(当座預金付利の下での量的緩和)の効果などから、インターバンク市場は徐々に落ち着きを取り戻し始めており、「金融不安の最悪期を脱した」との判断から、短期的に世界の株式市場が堅調な推移をみせる可能性は否定しない。しかし、少し長い目でみると、“深い沼に沈むがごとく”世界の株価が下降線を辿るのではないか、と危惧される。
そうした危惧は、(1)世界的な金融機関の資本不足問題の解消にはまだかなりの時間を要する可能性が高いこと、(2)米国大企業の一部に破綻リスクがあること、(3)米国個人がバランスシート調整を本格化させ、(4)個人消費が一段と鈍化する可能性があること、(5)中国の貿易黒字が大きく減少し、民間投資が急激に冷え込むとみられること、(6)新興欧州諸国の通貨危機が深刻化する可能性があること、など様々な要因を背景としている。いわば複合的な不安と言える。
■中国景気対策の“怪”/米金融危機=約57兆円の大規模景気対策を飲み込む
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は12日、「このところの米国市場には不可解な動きが見られる」として、中国による大規模景気対策との関連も含めて次のように語った——。
<それぞれに反対材料がり、相場を逆に動かした?>
11月になってISM景気指数や雇用統計が異常なまでの弱さを見せても、米国株やドルが買われ、逆に中国が4兆元(約57兆円)規模の景気対策を発表しても、米国株だけはむしろ下落する。20年前のブラックマンデーを機に、当時のレーガン大統領が急遽PPT(市場崩落を防止するチーム)を組織したが、それが今日でも機能して相場を支えているのではないかと勘ぐりたくなる。
それはともかくとしても、それぞれに反対材料があって相場を逆に動かした可能性もある。最初の異常に弱い指標をカバーしたのは米国大統領選挙への期待、オバマ新政権による政策期待などだ。では中国の大型景気対策を飲み込んでしまったものは何か。少なくとも3つの不安があったようだ。
【Washington Political Report】(有料)特約 (November 1 - 7, 2008)
オバマ政権の展望と問題点
大きな期待を担って誕生するオバマ政権でありますが、オバマ政権には基本的な矛盾と問題があります。
オバマ大統領自身は新鮮で潜在的には党派や対立を超えた政治を展開できる可能性があるにもかかわらず、彼を支える側近や閣僚の多くはクリントン政権時代から戻ってくる人々が多く、また議会民主党の政治家のほとんども従来型の民主党リベラル政治家ばかりであり、果たして実際の政治で新鮮味を出せるかどうかはわかりません。オバマが5日に早くも決定した政権移行チームの責任者となるジョン・ポデスタも、首席補佐官就任を要請したラーム・エンマヌエル下院議員ももともとはクリントン大統領の補佐官として活躍した人々です。他方、彼の選挙公約した政策の多くも民主党のスタンダードな政策がほとんどです。そうすると彼の主張する”change”は単にブッシュの共和党の政治政策から民主党のそれへの”change”に過ぎなくなる可能性があり、そうなった場合には他の民主党政権と全く変わらないということになります。共和党の抵抗も引き続いて強いことが予想され、党派や対立を超えた政治というのは、ワシントンでは言うは易くして行なうは難しの仕事です。
それに加えて、州知事や大企業・大組織の長といった経営者的経験の全くないオバマの経営管理能力は全くの未知数です。巨大な連邦政府が彼の望むように動くかどうか、議会民主党がどこまでオバマの意向を汲んで行動してくれるどうかがわかりません。連邦政府を動かすためには、側近・補佐官や閣僚に優秀な人材を配する必要がありますが、そうするとやはりクリントン時代に政府を経験したような人に頼らざるを得ないということになります。
▼今日の株価予想/乱高下縮小の背景=公的年金などPKOの存在?
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は12日夕方、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
日経平均は7日、11日同様、売り一巡後に下げ渋る場面をみせるも、前日終値を目前に失速。大引けにかけてやや下げを拡大した。米国株式相場が大幅安となったことや、円高進行(特に対ユーロ)など、外部環境が悪化したことを勘案すれば、下値の固さは評価できよう。日経平均の日中値幅は208.3円と、3営業日連続で低下し、10月3日(161.6円)以来の低水準。歴史的な乱高下を繰り返した10月の日中値幅は平均526円で、11月も第1週は500円前後の乱高下を繰り返してきたが、今週に入り低下の一途を辿っている。要因としては、主力企業の中間決算が峠を超えたことで業績悪化が織り込まれつつあることや、米金融危機への警戒感が一時期に比べ薄らいだことなどが考えられる。
とはいえ、下値を買い支えているのは公的年金などによるPKOの側面が強そう。東証1部の売買代金は1兆6000億円台と低迷しているのは、買いが入らないというよりも売り方が手控えていると見た方が妥当かもしれない。足元では景況感がさらに悪化しているうえ、経営危機に揺れる米GMの動向次第では、再び売り圧力が強まる可能性も否定できない。SQ週は、後場に先物主導で急落する日をよくみかけるが、今回は特に大きな波乱はみられない。あすは、11月限オプションの取引最終日となるが、週初からの流れを引き継ぎ無風で終えるのか、ひと波乱起きるか注目される。
話題の銘柄
9104商船三井/海運市況回復時には最も見直されやすく株価水準も割安
三菱UFJでは、「当社では2009年3月期の経常利益を従来予想3245億円から9.2%(300億円)減の2945億円(前年同期比2.6%減)へ下方修正した。下方修正の主要因は不定期専用船セグメントの経常利益を従来予想比で9.6%減(286億円減)の2681億円(前年同期比3.4%減)に下方修正したことが大きい。足下のドライバルク市況の軟化を受けて当社のCapesize傭船料前提を$136000/dayから$89000/dayに変更したためである」と指摘。今2009年3月期連結経常利益を従来予想3245億円(EPS179.3円)から2945億円(EPS161.2円)へ、来2010年3月期同3304億円(EPS182.4円)から2266億円(EPS126.0円)へ減額。「2009年3月期予想ベース連結PERは3.2倍であり、利益水準、収益モメンタムが上昇した2004年3月期〜2008年3月期のヒストリカルPER6〜13倍の下限値以下にある。ドライバルク市況の悪化を受けて、ヒストリカルバリュエーションでは説明できない低水準である。ドライバルク市況は足下低迷中であるが、中国と資源大手バーレとの価格交渉もほぼ終了していると推察され、ある程度荷動きが戻ってきた時には、ドライバルク市況は正常な状態まで戻るだろう。景気減速感が増しているため、市況回復レベルは見通しにくい。しかし、短期的であれ、長期的であれ、市況が戻る時はドライバルク市況へのエクスポージャーが最も高い商船三井が最も見直されやすいと考える」と指摘。今後6〜12ヵ月間の目標株価は従来の900円から800円(09年3月期予想PER5.0倍)に引き下げたが、レーティング「2」を継続した。 トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ドル円予想/介入催促相場=戻しても戻しても、結局は砂山
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
恐怖の再現相場の様相。何も世界が変わっていないことが実証された。何度も書くけど、世界情勢は、そんな1年2年程度で終わりなんて甘い状況ではないよ。為替は、介入するという話が多いし、だから慌てて売る必要もない、という見方があるが、逆を読めば、介入するまで円高が続くってことだ。つまり、介入催促相場だよ。だから戻しても戻しても、結局は砂山。
三菱レーヨンが英企業を買収という報道があったが、そうだよ、円高利用して買収をドンドンやればいい。欧州もイギリスもあの円安の時、マネーゲームをやっているならば、日本企業をいくらでも買収できたはずだよ。あっちは脇が甘い。こっちはガンガンやれば宜しい。それから、やたら円高になると業績が悪化する話ばかり出ているが、安い輸入の恩恵を受けるはずだけどなあ。(11月12日夜中)
▼ドル円投資戦術/レンジは97円〜99円程度=現状は買い場か?
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
12日の為替相場は、東京時間はやる気のない、だれた相場になっていましたが、ロンドン時間になって少し動き出しています。ただ基本的には、際立った材料もなく、株価もパッとしませんので、為替もレンジに入り込んだままでしょう。金利差縮小による円高圧力はありますが、ドンドン下落する展開でもありません。自分でレンジを決めて、無理なくレンジディールをするのがいいのではないでしょうか。ドル円は97円−99円程度でしょうから、現状は買い場としてはよいところに来ていると思います。ただ取引する場合は、ストップロス注文はお忘れないようにしましょう。
▼今日の債券相場/先物中心に上伸も、現物の動きは長いほど鈍い
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
昨日の米国市場は株安債券高。NYダウが441.30ドル安、10年国債利回りは3.65%近辺と10bp程度低下。これはフォローだが、円債の反応は大きなものにはなり難い。したがって、本日の相場は先物中心に上伸するものの、現物の動きは長いところほど鈍いと見られる。中村審議委員の講演がある(10時、会見は2時から)。前回の決定会合の情報は得られそうもなく、注目度は低い。なお、昨日のWTI原油先物期近物は1バレル=56ドル台まで低下した。筆者が目処とした40ドル台が早くも目前だ。(AM6:54、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物12月限) : 138円10銭 〜 138円72銭
▼今日の長期金利/前日中陽線に対しては出会い線=相場転換の暗示
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#296) 1.470%〜1.510%
・ 債券先物(12月限) 138.00円〜138.40円
<シナリオ>
長期金利は、昨日の米株安/米債高を受けて低下基調でスタートした後、日経平均株価や外国為替相場などの外部環境をにらむ展開。中村清次・日銀審議委員の講演・記者会見で、「日銀は来週、スタートの準備預金積み期間に入ると、資金供給を拡大する」との感触が得られれば、中短期セクターを中心に低下余地が生まれる。
債券先物チャート
12月限の日足は陰のコマで気迷い。前日の中陽線に対しては出会い線で、相場転換の暗示。やはり138円台が重い。
▼米欧商品全面安/
NY原油56ドル台=リスク回避で昨1.31以来の安値
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された12日の海外商品市況は次のようになった——。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/12 718.3 - 14.5 アルミ3カ月物 1,925.0 - 23.0
NY銀 2008/12 948.0 - 32.5 銅3カ月物 3,621.0 - 19.0
NYプラ 2009/ 1 825.1 - 1.5 ニッケル3カ月物 10,500 - 205
NYパラ 2008/12 216.00 - 3.25 NY原油 2008/12 56.16 - 3.17
シカゴ大豆 2009/ 1 895.00 -21.00 NYコーヒー 2009/ 3 116.40 - 0.55
シカゴコーン 2008/12 369.50 - 4.75 NY粗糖 2009/ 3 11.61 - 0.19
ドル・円 94.87 - 2.80 シカゴ日経平均 2008/12 8,165 - 390
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【NY貴金属=軒並み続落、デフレ懸念がテクニカル売りを誘う】
金は大幅続落。株安・ドル高・原油安の加速が圧迫し、テクニカル売りを誘って10月27日以来の安値に沈んだ。景気後退観測や商品安により、デフレ懸念が強まった。
銀は大幅続落。株安・ドル高・原油安で前日の安値を割り込み、逆指し売りを誘って10月31日以来の安値に急落した。ただ、ドル反落や原油安一服をはやして急回復。
プラチナは小幅続落。南ア・ロンミン社の鉱山ストで切り返す場面もみられたが、株安・ドル高・原油安の加速やデフレ懸念が嫌気され、戻り売りで値を消した。
パラジウムは大幅続落。ドル安・原油高で上昇したが、株安・ドル反発・原油反落や世界の景気後退観測によるデフレ懸念が嫌気され、前日の安値を割り込んだ。
【NY原油=大幅続落、リスク回避で昨年1月31日以来の安値】
原油は大幅続落。さらなる需要減退懸念、欧米株安やドル上昇などを背景にしたリスク回避の動きが一段と進むなか、期近は昨年1月31日以来の安値を付けた。
石油製品も大幅続落。原油同様に売り押される格好となり、ヒーティングオイル期近は昨年5月以来、改質ガソリン期近が2005年2月以来の水準へと値を沈めた。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウの411ドル急落と円高のダブルパンチ受けて445円の大幅安。日経平均 が終値で前日比−445.46円安の8250.05円、またTOPIXも同−36.84安の838.39、JASADAQ指数は同−0.47安の46.59となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのはパルプ・紙の1業種のみ。鉱業、ガラス・土石製品、保険業の順で下げがきつい。
午前の東京外為市場=為替は米財務長官発言を受けて対ドルと対ユーロともに円高が進む。ドル円相場は95円台半ばで推移、ユーロ円は119円台前半で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■本日(12日)の一部報道について
http://www.ose.or.jp/profile/press/081112.pdf
松井証券株式会社(8628)
■11/12:携帯端末向け一般サイトでのロイターニュース配信開始について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
トレンドマイクロ株式会社(4704)
■クラウド時代の新しいセキュリティアーキテクチャ「Trend Micro Smart Protection Network(TM)」を発表
〜迅速、快適なセキュリティ対策を実現3つのレピュテーションデータベースが相互に情報を受け渡し、
最新の脅威へ対応〜
http://www.trendmicro.com/jp/about/investors/overview.htm
株式会社サイバーエージェント(4751)
■サイバー・バズ、CyberBuzz会員の読者を対象に一般ブログ読者との比較調査を実施
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株式会社大林組(1802 )
■12日:平成21年3月期第2四半期累計期間(平成20年4月1日〜平成20年9月30日)を決算発表。
http://www.obayashi.co.jp/