最新更新日:12 03, 2008 10:14 AM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年11月04日

日銀・利下げ観測・11月株価予想ほか

東証1・2部時価総額(28日)=256兆0471億円(前日比+12兆4567億円)

■日銀・利下げ観測/過度な金融緩和は将来、より厳しい円高を招く

クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん( Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd. )は 28 日、国際協調の観点から一部で日銀による利下げ観測が出ていることに関して、その先に見える「ゼロ金利政策の復活に反対」として次のように語った――。

ポイント:

世界的な金融危機の深化を受け、一部のエコノミストは日本におけるゼロ金利政策の復活を予想し始めている。そもそも、バブルの崩壊はバブルが発生しなければ起こらない。世界的なディ・レバレッジングという市場正常化のプロセスを許容せず、再び“異常な”政策の導入を叫ぶことには反対である。

<円安バブル崩壊=世界の“同時多発バブル”崩壊の1つ>

足元の国際金融市場は、まさに同時多発的なバブル崩壊という状態にある。サブプライム・ローン問題に代表される (1) 米国住宅金融バブルの崩壊は序章に過ぎなかったことが確認された。 (2) 新興市場国株価バブルの崩壊、 (3) アジア・欧州の不動産バブル崩壊、 (4) 資源バブルの崩壊、 (5) 東欧危機で顕在化したユーロ(ユーフォリア)バブルの崩壊、そして、 (6) 円安バブルの崩壊である。

こうした世界的なスケールでの同時多発的なバブル崩壊は国際金融システムの資本不足を主因としたリスク・マネーの急激な縮小によってもたらされている。過大(過小)評価されていたリスク資産の価値はリスク・プレミアムの正常化に伴って、一気にフェア・バリューに向かって動いているということである。

■別のトレンド変化/投資家は、省エネ・代替エネルギー開発に注目し始めた

漸く公的資金注入にこぎつけた米国だが、それでも手足を縛られ、その分金融政策にしわ寄せがきている。 7000 億ドル用意した金融救済ファンドだが、結局すぐに使えるのは資本注入用の 2500 億ドルと問題債券買い取り用の 1000 億ドルだけ。今般の金融危機に際して、税金を金融機関救済に使うことには、近年にない厳しい目が光っている。このため、これだけでは不十分とみて、金融当 局は各国の中央銀行と連携して、世界中でドルの供給を「無制限に」行うとしている。同時に民間資本の取入れにも注力している。

<No!突きつけられた、「上位1%の金持ち」のための米金融資本主義>

東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん( Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.) は、こうした米国政府の金融危機対策の動きについて次のように指摘する――。

こうした背景には、レーガン政権以来続いてきた「上位 1%の金持ち」のために、金融資本主義を駆使して利益傾斜し、その一方で多くの国民が所得の増加に見放され、格差が一層拡大するやり方に、多くの国民から 「ノー」が突きつけられたことがある。こうした格差を是正し、低所得層に資源の再配分をするために減税や公共事業を拡大し、その一方で軍事費を削減し、 キャピタル・ゲイン減税を抑えようというオバマ候補が支持を広げている。

■11月株価予想/今こそ、冷静に日本株の企業価値を見直すべき時

大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん( Daiwa Institute of Research Ltd. DIR )は 11 月の株式相場の見通しの前提として、まず投資環境は 3 ヵ月前と比べて、主な変化が3点あると語った。今後、こうした傾向が続きそうだ。すなわち、①原油など商品市況の軟化、②米欧の金融危機の深刻化、③世界不況リスクの増大であり、主要通貨では円高が進みそうだと言う。

<株価は底入れ・転換点を模索>

その上で、日本株好転には、米国における (1) 急落している住宅価格、住宅投資の底入れと、 (2) 金融機関の経営安定化や金融システム不安の解消の 2 点が不可欠と見る。

三宅さんは、今後、6ヵ月間の日本株は逆業績相場とみるが、「底値・転換点模索の展開」と言う。世界的に企業収益が悪化し、 ROE が低下しそうだが、日本株は健全財務下で PBR 1 倍水準にあり、かつアジア新興国の高成長の恩恵を享受でき、主要国の中で優位化の公算があるからだ。

▼今日の株価予想/短期リバウンド確認には今日の上昇幅がポイント

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/ T&C FINANCIAL RESEARCH, INC. )は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は全面高の展開が予想される。 CME225 先物は 8110 円で終了しているが、その水準はテクニカル面でも節目が集中している。昨日の大証日中終値と比べ 380 円高い程度であるため朝方からサヤ寄せする展開となろうが、その先の動きが重要となる。昨日同様、円相場や海外先物市場などの支援材料も必要であるが、後場から強含む展開となれば 8500 円前後までの上昇も考えられる。

主な決算発表では、双日、北越製紙、新日石、新日鉄、住友鉱、小松製作所、東芝、富士通、 NEC エレク、エプソン、ソニー、東京ガスなど。また、寄り前に 9 月鉱工業生産指数(市場予想は前月比 0.3% 増)の発表がある。

28 日の NY 株式市場ではダウ平均が過去 2 番目の上げ幅を記録。ナスダックは 6 日ぶりの急反発となった。アジア市場や欧州市場の大幅上昇の流れを引き継ぐ中、 8 月の S&P/ ケース・シラー住宅価格指数の下落率が過去最高となったことや、 10 月の消費者信頼感指数が前月から急低下したとこで弱含む場面もあった。ただ、米連邦公開市場委員会( FOMC )での利下げ観測を始め、主要国での利下げ観測などもあって、終盤にかけて急速に買いが膨らむ展開となった。 S&P500 も急反発。業種では通信が 13.2 %、金融は 12.5 %上昇した。フィラデルフィア半導体( SOX )指数は 9.3 %上昇。 CME225 先物は昨日の大証日中終値と比べ 380 円高い 8110 円で取引を終えた。

昨日の東京市場は後場先物主導で上げ幅を拡大。円安進展や空売り規制強化の前倒し実施を受けて買い戻しが継続した。主力の国際優良株や資源関連などが大幅 高となり、前場急落した金融関連は急速に下げ渋った。その一方で、不動産には終日売りが続いた。 金融不安が一時に比べやや沈静化するなかで、円高一服、 空売り規制を含めた追加的な市場安定化策への期待感、主要国での追加利下げなど、短期的には地合いが好転する可能性が高い。テクニカル面やバリュエーショ ン面でもボトム圏を示唆する指標が多くなっているなかでの、まずはきっかけによるリバウンドの動きとして判断できよう。

テクニカル分析

日経平均は 5 日ぶりの大幅反発で、前日の下落分( 486 円)をほぼ帳消しにした。昨日は変化しやすい日柄でもあったため、この先は短期的な上昇幅がポイントとなる。 8100 円前後は節目が多いが、まずはその水準まで上昇が試される局面。 25 日移動平均線からのマイナスかい離は 22.5 %。 200 日移動平均線からのマイナスかい離は 40.8 %と、まだリバウンドの余地は残っている。短期的な上値メドは 8100 円前後や 22 日安値 8674 円、 21 日高値 9258 円などがある。一方、下値メドは 6 月高値から 7 月 16 日安値までの最初の下げの三倍を 7 月 16 日安値から下げた 6881 円、昨年高値 18300 円処から 8 月安値までの最初の下げの三倍を 8 月安値から下げた 6148 円などが考えられる。

話題の銘柄

4689ヤフー /ネット広告の拡大が2ケタ利益成長を支える、投資判断は引き上げ

クレディ・スイスでは、「会社側が 10 月 24 日引け後に発表した 2009 年 3 月期第 2 四半期の営業利益は前年同期比 9.7% 増の 330 億円だった。会社ガイダンス( 319 億~ 338 億円)上限近い着地であり一定の評価はできよう。同時に発表された第 3 四半期の営業利益ガイダンスは 324 億~ 346 億円のレンジとなり、前年同期の 312 億円比で 3.8 ~ 10.9 %の増益見込みとなった。中間決算の中身を部門別で見ると、行動ターゲティングなど付加価値の高い広告商品が大幅に売上を拡大し、上期の広告事業 688 億円、営業利益は 361 億円(前年同期比 18.7 %増)の増収増益を記録した」と指摘。今 2009 年 3 月期連結営業利益 1359 億円( EPS1320.8 円)、来 2010 年 3 月期 1555 億円( EPS1508.0 円)、 2011 年 3 月期 1670 億円( EPS1619.3 円)を予想。目標株価は株式市場全体のバリュエーション縮退を鑑み 43500 円から 35000 円に引き下げたが、好調な業績を鑑み、投資評価を「 Neutral 」から「 OUTPERFORM 」に引き上げた。トレーダーズ・ウエブ:  http://www.traders.co.jp/

▼円相場急反落/

 主因は株価だが、クロス円が暴騰する気配なし

AIAの堀内昭利社長 (Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.) は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした ―― 。

ユーロ円の114円台、オージー円の55円台、ニュージー円の50円台を買った人が多く、大変に喜ばしい。この後、暴騰するとも考えていないが、多少落ち着いてくれば、買いも入ってくると思われる。株式は円高のせいで落ちているみたいなことを言うが、私から見れば、株式が回復すればある程度円相場は落ち着く。問題は株価のほうだと思う。介入をするかしないかの論議がうるさい。いずれやるよ。これはもう財務省のDNAなんだ。日本の政治家にしても株価も為替も自分たちで操作できると勘違いしている。いずれやるからと言ってもいつやるのかわからないわけだから、無視しているほうが良いだろう。そんなことを考えていたら、相場とは対峙できない。(10月28日。夜中)

▼円&ドル反落/円全面安+対欧州・オセアニア通貨ではドル安

マットキャピタルマネジメント代表取締役 CEO の今井雅人さん( Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management )は、 FX 相場の動向について次のようにコメントした――。

海外FX市場サマリー

ドル円は 6 営業日ぶりに急反発。一時 98.50 円まで上昇した。米国株相場が大幅に上昇したことなどを背景にリスク回避志向が後退。日経が「日銀は利下げを検討している」と報じたことやシュタインブリュック独財務相が「急速な円の上昇を懸念している」と述べたと伝わると円売り・ドル買いがさらに強まった。序盤は 10 月米消費者信頼感指数や 10 月の米リッチモンド連銀製造業景気指数の悪化を材料に伸び悩む場面も見られた。

ユーロ円は 3 日ぶりに大幅反発。一時 124.69 円まで値を上げた。ドル円と同様に株価の急伸や日銀の利下げ観測を背景に買いが優勢となった。

ユーロドルも 3 日ぶりに反発。一時 1.2744 ドルまで値を上げた。ユーロ円の上昇につれたユーロ買い・ドル売りが入ったほか、対欧州・オセアニア通貨でのドル安の流れを受けた。

▼ロシア・エナジー事情/危機最中のロシアがアイスランド救済「親切の謎」

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された 28 日の海外商品市況と、「ロシア・エナジー情報」は次のようになった ―― 。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)   

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NY金    2008/12   740.5   - 2.4     アルミ3カ月物         2,110.0  + 72.0

NY銀    2008/12   879.0  - 40.5     銅3カ月物           4,130.0  +110.0

NYプラ   2009/ 1   808.8   + 11.6    ニッケル3カ月物         11,970  + 870

NYパラ   2008/12  183.75  + 8.35    NY原油        2008/12   62.73  - 0.49

シカゴ大豆  2008/11  878.75  -14.25    NYコーヒー    2008/12  107.70  - 0.05

シカゴコーン 2008/12  390.75  + 5.50    NY粗糖      2009/ 3   11.14  + 0.18

ドル・円              97.70   + 4.63   シカゴ日経平均 2008/12   8,110  +1,000

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ロシア・エナジー情報  By ルスエナジー、ミハイル・クルーティヒン氏

世界的な金融危機が、ロシア自身や世界の各国に暗雲を投げかけるなかで、まったく突拍子もない出来事が人目を引いている。ロシア政府が、アイスランドに対 して、同国経済の崩壊を食い止めることを支援する目的で、緊急融資を提示したのである。このまったく異例の行動に対して、国際金融市場の観測筋らは、その 目的をいぶかっている。

【困った時の友人は】

アイスランドの銀行が信用危機に陥り、破たんへの道を進み始めるとすぐに、ロシア政府は、北大西洋条約機構(NATO)に加盟している同国に対して、可能 な限り低い金利で、40億ドルの融資枠での支援を提示した。ロシア自身が、深刻な金融・経済危機のさなかにあり、政府による緊急対策を必要としていること を考えると、このロシアの提示は、市場を驚愕させるのに十分だった。

一部の観測筋は、ロシアはアイスランドを援助で懐柔して、NATOを脱退させて、ロシアの衛星国家にしようとしているのではないか、とのうがった見方をし ている。しかし、このことの真相は、より単純なものである。ロシアによるこの介入は、アイスランドの銀行部門が直面している危難が原因なのである。   

アイスランドの銀行資産は、同国の国内総生産(GDP)の10倍となっており、また同国の対外負債は、GDPの5倍となっている。これはつまり、アイスラ ンドの銀行は、外国人の資金の受け入れ先かつ取引先であり、他の諸国の税務当局の目を逃れて大量の資金を逃避させるための、セーフヘイブン(安全への逃避 先)となっているということだ。   ロシアの観測筋らは、クレムリンの高官らの銀行口座が危機にさらされたことが、この救済提案の唯一の理由だ、と推測している。       

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

メールマガジン登録: http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック

ニュース・ヘッドライン・・・東証続伸・NYダウ急反発+円急反落

午前の東京株式市場=株価はNYダウ889ドル高など海外株式の高騰や円安進行を好感して大幅続伸。日経平均 が終値で前日比+487.42円高の8109.34円、またTOPIXも同+41.36高の825.39、JASADAQ指数は同+1.08高の42.34となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは31業種。輸送用機器、保険業、その他製品などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替は海外市場で円が急反落した流れを受けて下落。ドル円相場は97円台前半で推移、ユーロ円は123円台半ばに急反発した。

ホンダ=08年度中間決算(連結)の営業利益は-27.1%減、純利益は-19.1%減

Honda の2008年度第2四半期累計(6ヵ月間)の業績は、為替換算上 の影響などにより、連結売上高は前年同期に比べ3.5%の減収となり、営業利益は、売上変動及び構成差等による増加、コストダウン効果などはあったもの の、為替影響、原材料価格の高騰影響、販売費及び一般管理費の増加などにより前年同期に比べ27.1%の減益となった。また税引前利益は21.2%、純利 益は19.1%の減益となった。関連会社持分利益については、主にアジアの持分法適用会社での増加により、前年同期比で3.5%増と9年連続で増益とな り、第2四半期累計(6ヶ月間)として、過去最高を更新した。なお、同日の取締役会において、2008年9月30日を基準日とした第2四半期末配当金を、 1株当たり22円とすることを決議した。年間配当金は、1株当たり88円を予定。※為替レート前提:通期平均 1 米ドル=103円(上期106円、下期100円)、 1 ユーロ=145円(上期163円、下期135円)。

注目企業=IR情報+ニュースリリース

株式会社大阪証券取引所(8697)

■平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

http://www.ose.or.jp/profile/doc_za/ke09c.pdf

いちよし証券(8624)

■平成 21 年 3 月期 第 2 四半期決算短信

http://www.ichiyoshi.co.jp/info/pdf/20081028_tansin_j.pdf

■平成 21 年 3 月期の中間配当について

http://www.ichiyoshi.co.jp/info/pdf/20081028_haito_j.pdf  

本田技研工業株式会社(7267)

■2008年度第2四半期 決算説明会プレゼンテーション資料を掲載。

日本語(PDF) http://www.honda.co.jp/investors/meeting/

なお、日本語音声付プレゼンテーションは、10月29日に掲載予定。

英語(PDF) http://world.honda.com/investors/meeting/

株式会社デンソー(6902)

■10月28日:浜名湖電装、ベトナムで生産会社を設立

デンソーのグループ会社である浜名湖電装株式会社は、10月20日、ベトナム・フンイェン省(ハノイ近郊)

において、 センサとソレノイドバルブを生産する新会社を設立しました。

http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2008/081028-01.html

株式会社ディー・エヌ・エー(2434)

■平成21年3月期 第2四半期決算短信(+動画配信)

■2008年度第2四半期業績のご報告

■業績予想の修正に関するお知らせ

http://www.dena.jp/ir/

株式会社サイバーエージェント(4751)

■サイバーエージェント FX の「外貨 ex 」、 10 月 28 日より米ドル / 円のスプレッドを

2 銭から最小 1 銭 (*) へ縮小。データベースサーバを刷新、高性能で安定した取引環境を実現

http://www.gaikaex.net/

■サイバーエージェントが「 MySQL ユーザコンファレンス 2008 」に参加

~自作サーバに関する講演及びエンジニア研究レポート発表~

http://ir.cyberagent.co.jp/

Posted by Yen-Dokki at 2008年11月04日 13:34
 
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