最新更新日:12 03, 2008 10:14 AM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年10月14日

3大通貨の「序列」・NY原油予想ほか

東証1・2部時価総額(7日)=315兆5002億円(前日比-7兆0616億円)

▼8月景気動向指数/向こう半年程度、景気の谷を迎える蓋然性は低い

大和総研・経済金融調査部(橋本政彦さん+熊谷亮丸シニアエコノミスト/ Daiwa Institute of Research Ltd. DIR )は7日に発表された 8 月景気動向指数について、「基調判断『悪化』継続」として次のようにコメントした――。

【1】  8 月の景気動向指数では一致 CI が前月から 2.8pt 低下の 100.7 と 2 ヶ月ぶりの悪化、 3 ヶ月後方移動平均は 1.00pt の悪化となった。今回の結果を受けて、一致 CI による基調判断は景気後退の可能性が高いことを暫定的に示す「悪化」を継続。なお、単月での悪化幅(前月差 ▲2.8pt )は現行基準では 1980 年以来過去最高となっており、景気悪化の加速を感じさせる内容であった。

【2】 一致 CI には生産関連系列が多く採用されていることから、先行きを見る上では鉱工業生産の先行きが重要となる。生産の先行きに関しては輸出動向がカギとなるが、輸出数量の先行指標から見る限り、当面出荷(生産)を取り巻く環境は悪いといえる。輸出減速に伴う生産の悪化により一致 CI も悪化傾向が続く可能性が高い。

▼今日の株価予想/ダメ押し下げもテクニカルは短期ボトムを示唆、反転は近い

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/ T&C FINANCIAL RESEARCH, INC. )は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は下げ止まらない米国株の動きを受けて、朝方は失望売りで反応しそうだ。 CME225 先物が 9820 円で終了していることから下値模索の展開が予想さる。昨日同様に値ごろ感の買いが入る可能性もあるが、アジア市場やドル円相場を横目に戻る動きも限定されよう。今日は終日 10000 円を割り込んだ動きが想定される。

ただ、日経平均は 8 日連続で陰線が続いている。月足均衡表では遅行スパンが雲の下限を下回ったが、日足ではたくり足を形成。短期的には下値に対して硬直的な動きが現れている のも確か。今日はダメ押し的な下げで昨日の安値を下回る可能性もあるが、移動平均線からのかい離や、日柄的に変化しやすい局面にあることなどを踏まえる と、反転は近いと考える。

7 日の NY 株式市場はダウ平均、 NASDAQ ともに大幅に続落。朝方は米連邦準備理事会( FRB )が企業のコマーシャルペーパー( CP )購入制度を創設すると発表したことで反発する場面があった。ただ、バーナンキ FRB 議長の利下げを示唆する発言にも大きな反応はなく、徐々に売り圧力が強まった。欧州市場での金融危機の深まりや、米銀バンク・オブ・アメリカの増資や減配などを嫌気し金融株全般に売りが波及した。業種では金融が 11.5 %下落、テクノロジーは 6.0 %下落した。 CME225 先物は昨日の大証日中終値と比べ 390 円安い 9820 円で取引を終えた。

テクニカル分析

日経平均の目先の下値メドは、 7 日安値 9916 円や 2003 年 11 月 19 日安値の 9614 円、昨年高値 18300 円処から 8 月安値までの初動の下げの 2 倍を 8 月安値から更に下げた水準となる 9192 円などが考えられる。一方、上値のメドとしては、転換線の 11000 円処や 11300 円、 9 月 29 日安値 11721 円などが考えられる。

話題の銘柄

7453良品計画 /海外事業が今後の成長ドライバーに、目標株価6800円

同社は 10 月 15 日に 08.8 月中間決算の発表を予定。UBSでは、営業利益を前年同期比 4 %増の 93 億円と会社計画(同 97 億円)を下回ると予想する一方、決算内容の確認をもって悪材料出尽くしになると見ている。また、同時に、◇海外成長、◇在庫管理による国内の安定性、 ―― といったポジティブな見解を確認するイベントになると期待。海外事業については、上期はアジアを中心に 9 店を開設して、海外店舗数は 82 に拡大。会社側は 2010 年度の海外事業の営業利益 40 億円を目標に掲げているが、UBS予想では 30 億円程度に織り込んでいるに過ぎず、上期決算以降に出店プランなどの将来展望がより明らかにされれば、上方見直し余地があると言及。国内事業については、今春からシステム更新を伴って、在庫 / 発注管理を採算重視に路線変更したことが売上不振の一因とも見られるが、単体粗利益率の改善によってボトムラインは安定成長と推察。

業績見通しは、 09.2 期の営業利益を 194 億円( EPS403.4 円)、 10.2 期を 208 億円(同 432.2 円)、 11.2 期を 221 億円(同 461 円)と従来予想を据え置いた。一方、バリュエーションは、 09.2 期予想 PER が約 13 倍と小売専門店平均(同 17 ~ 18 倍)を下回っており、内需銘柄の物色意欲が高まってきた直近数ヶ月の趨勢にあっての出遅れ感も強いとの見方から、投資判断を「 Neutral 」 → 「 Buy 」に引き上げ。目標株価 6800 円( 09.2 期予想 PER17 倍)を継続した。

トレーダーズ・ウエブ:  http://www.traders.co.jp/

■3大通貨の「序列」/短期・中期とも、日本円>米ドル>ユーロの序列へ

クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん( Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd. )は6日、金融不安が米国から欧州にも広がりを見せるなかで、「金融情勢不安定下の通貨の序列」との観点から、世界3大通貨の優劣を短期と中期で次のように予想した――。

<リスク資産削減+欧米利下げ見通し=債権国・円は対主要通貨で上昇しやすい>


金融市場の混乱と、主要国の景気減速感の強まりが、投資家のリスク回避度を強め、リスク資産の削減(デレバレッジング)が続いている。こうした状況では、債権国である円は、主要通貨に対して上昇しやすい。

また、金融不安が欧州へ伝播したことや、欧州の景気減速感が強まったことで、ユーロのドルに対するプレミアムが剥落しつつある。こうした状況では、当面の通貨の序列は、円 > ドル > ユーロとなろう。また、当社欧州および米国経済調査部では、 ECB および FRB の政策金利の見通しを下方修正しており、当面、金利格差も、ユーロやドルに対する円高圧力として作用する可能性が高い。

▼FX相場予想/ドル円=上がらない、 ベアな私が呆れる弱さだ

AIAの堀内昭利社長 (Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.) は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした ―― 。

市場は相当に疲労困憊のようで、大きいレンジ内を乱高下?乱闘?って感じ。しかし、ドル円上がらんなあ。ベアな私が呆れる弱さだ。指値に引っかかりやしない。輸出メーカーが困っている?ドル円もユーロ円も想定レートを下回った?どうでもええよ。アドバイザーが宜しくないのだろう。今まで散々いい思いをしてきたんだ。文句言うなって。さーて、マルビ日本人も元気よく、オージービーフを食って、ニュージーマトンも食って、ロンドンバスに乗って、パリ観光だ。企業の喜びより、個人の喜びを受けるべし。みんなで海外旅行に行こう。アメリカ旅行はまだ待ちたいね。(10月7日夜中)

▼ドル円予想/円安は一時的=本格的に円安回復するのは難しい

マットキャピタルマネジメント代表取締役 CEO の今井雅人さん( Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management )は7日夕から今朝にかけて、 FX 円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

市場はかなり荒れています。色々と報道されますが、円安が本格的に回復する展開は難しいでしょう。協調利下げなどで各国が手を尽くしていますが、実態経済 を回復させるところまではいたっていません。これでは仮に円安に向かってもそれは一時的で、今の円高の流れは変わりません。各所で書かせていただいていま すが、安くなったからと、容易な円売りをすることは非常に危険だと頭にしっかりと入れて取引をしてください。現状を見る限り ドル円の 104 円、ユーロ円では 141 円は重そうです。自分で目処を決めて、ロスカットをしっかり入れながら売買したいものです。

▼今日の債券相場/本日の相場は難しい=小幅反発がメインだが続落も

日興シティグル-プ証券会社・金融商品本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん( Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd. )は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…物価連動国債入札中止

昨日の米国市場は株安 (NY ダウ ▲508.39 ドル ) 、バーナンキ議長の利下げ検討示唆にもかかわらず、 FRB の CP 購入制度の発表などから債券安。本日の相場を占うのは難しい。日経平均が1万円割れで続落するなら、昨日の分もあって、小幅反発をメインと考える。もちろん、地合い次第では続落もあろう。本日予定されていた物価連動国債入札が中止された。カレント実質金利が 2.00 %を大幅に超える事態では仕方あるまい。商品設計の再考も必要だろうが、今後の中核銘柄という位置づけは変わるまい。復活を願う。 (AM6:46 、佐野さん )

本日の想定レンジ(長国先物12月限) : 137円94銭 ~ 138円60銭

■NY原油予想/テクニカル的には、70ドルが下値の目処か?

エース交易ホームトレード部シニアアナリストの陳晁熙(チン・チョウキ)さん( Chen Chaur-Shi) は7日、「一段安の可能性」があるとして、 NY 原油先物相場について、概ね次のようにコメントした――。

<中国=10月、前月に続いてガソリン輸出国へ>

週明け6日のNY原油先物相場は、8カ月ぶりの安値水準で引けた。

2月以来、初めて(1バレル当たり)90ドルの水準を割り込んだ。金融混乱が欧州にも拡大し、世界的な原油需要減速懸念が一段と強まっ たことから、ファンドの手仕舞い売りが先行した。原油相場の下落に連れてガソリン先物は約1年ぶりの安値水準に、ヒーティングオイルはほぼ8カ月ぶり安値 に下落した。金融市場の混乱の影響が自動車産業など実体経済へと波及しつつある中、石油相場は一段の安値も想定される。

8日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週報では、230万バレルの原油在庫の増加が示される見通し。米メキシコ湾の原油生産は6日、小幅増加し、ハリケーン「アイク」後なおも操業を停止している施設の割合は 46.2 %となった。

■ロシアのOPEC加盟/中東=欧州の影響力でワシントンに取って代わる?

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された7日の海外商品市況と、「ロシア・エナジー情報」は次のようになった ―― 。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)   

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NY金    2008/12   882.0  + 15.8  アルミ3カ月物         2,293.0  + 43.0 

NY銀    2008/12  1138.0  + 9.5    銅3カ月物           5,630.0  + 70.0 

NYプラ   2008/10  1020.7  + 34.2  ニッケル3カ月物        14,200    - 100 

NYパラ   2008/12  198.45  - 3.25    NY原油        2008/11  90.06  + 2.25 

シカゴ大豆  2008/11  926.00  + 4.00  NYコーヒー    2008/12  114.20  - 0.30 

シカゴコーン 2008/12  417.00  - 7.00    NY粗糖      2009/ 3   12.03  + 0.24 

ドル・円             101.27  - 0.67   シカゴ日経平均 2008/12   9,820   - 275 

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ロシア・エナジー情報  By ルスエナジー、ミハイル・クルーティヒン氏

先日のウィーンの石油輸出国機構(OPEC)総会には、セーチン副首相率いるロシアの代表団が出席し、OPECとの協力に関する覚書の草案を提出した。この覚書は、OPECの幹部らがモスクワを訪問する10月には調印される見通しである。

【販売面での連合】 

セーチン副首相によると、この覚書の「基本的な目標」は、「全ての参加者の利益のために、石油市場での長期的な持続性を提供することを 支援する」ものである。同副首相によるこのウィーンでの宣言を受けて市場観測筋らは、この覚書の意味は原油価格の持続的な上昇を確実にすることを求めてい る、と推測している。   

OPECとロシアが公式の協力関係を結ぶのは、これが初めてではない。2003年には、ロシアのユスフォフ・エネルギー相が、サウジア ラビアとイランを訪問して、原油の供給不足を解消し、法外な価格を引き下げるために、ロシアにはOPECと協力する準備があることを表明した。しかし当時 は、ロシアの企業が新市場に参入することを求めるシグナルにすぎなかった。

2005年には、OPECの代表団がモスクワを訪問して、フリステンコ産業エネルギー相と会談し、主要8カ国首脳会議(G8)を控えて の、ロシアの支持を確認した。OPEC側は、原油の価格決定に関しても、協定を締結することを希望していた。当時のOPECは、原油価格の下落を懸念して いた。ロシアは、自国の原油生産を、日量5万バレル削減することを約束したものの、実際には、逆に同15万バレルもの増産を行った。ロシアは、OPECを 支持するよりも、目先の利益に目がくらんだのである。  

市場観測筋らは、今回の新しいOPECとの交渉にも関わらず、ロシアがOPECに正規に加盟することはないと見ている。それにも関わらず、西側諸国には、懸念すべき材料が沢山ある。

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック

ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は460円と大幅続落。NYダウがバーナンキFRB議長の利下げ示唆にもかかわらず再び508ドル超の暴落したことで弱気まん延。日経平均 が終値で前日比-460.78円安の9695.12円、またTOPIXも同-42.21安の935.40、JASADAQ指数は同-1.58安の44.08となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは電気・ガス業の1業種のみ。

午前の東京外為市場=為替は米国株、日本株下落などから依然として円高基調続く。ドル円相場は101円台前半で推移、ユーロ円は137円台半ばで推移している。

米国ハートフォード、独アリアンツから25億米ドルの出資受け入れを発表

ザ・ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループ・インク(ニューヨーク証券取引所コード:HIG)は6日、アリアンツSE(以下「アリアンツ」)からの25億米ドルの出資受け入れに合意したと発表した。 ハートフォード会長兼CEOのラマニ・アイアー氏は 次のようにコメントした――。「世界有数の保険・金融サービス会社であるアリアンツが、ハートフォードに対しこのような大規模な投資を行うことを喜ばしく 思います。ハートフォードは、長期的な成功を望むに十分な資本の維持に向けて重大な決定を行いました。この出資受け入れにより、当社は変動の激しい市場を 乗り切り、引き続き事業に投資し、競争力を高めることが可能となります。ハートフォードはお客様との約束を果たすことに全力を尽くします。」

Posted by Yen-Dokki at 2008年10月14日 14:25
 
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