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サイバノミクス金融・経済レポート |
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★東証1・2部時価総額(2日)=347兆5774億円(前日比-7兆6999億円)
■景気悲観論に異議/日本経済=世界的にみて相対的に高い安定性あり
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん( Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd. )は2日、国内景気への悲観論が台頭していることに関連して、「誤っている日本経済悲観論」として次のような見解を示し、一石を投じた――。
ポイント:
景気の方向性が向こう 1年弱は「悪化」であるにせよ、景気調整圧力は過去に比べて相対的にマイルドなものに止まるであろう。日本経済が雇用・設備・負債の3つの過剰を是正したという大きな流れに変化はないからだ。さらに付け加えると、日本の家計部門の健全性はG7 諸国の中で突出している。日本経済には相対的に高い安定性があるとの評価が可能であろう。
<9月短観が確認した日本経済の安定性>
大企業製造業の業況判断 DI は- 3 となり、 2003 年 6 月(- 5 )以来、およそ 5 年ぶりのマイナスに落ち込んだ。日本経済は、輸出・生産・設備投資が下降局面に入るという典型的な循環的景気調整局面にある。輸出の先行指標である米国製造業 ISM の 9 月の新規受注指数が大幅に下落( 9.5 ポイント下落の 38.8 )したため、循環的な景気調整圧力は、来年 1-3 月期にかけてさらに強まるものとみられる。
国際商品市況の下落による交易条件の大幅な改善というプラス材料はあるものの、外需がボトムアウトするのは来年 4-6 月期の後半とみられ、企業の景況感の方向が「悪化」から「改善」に明確に転じるのは、来年 9 月短観になるだろう。つまり、向こう 1 年弱は、業況判断 DI の改善は望めない。
しかし、景気の方向性が向こう 1 年弱は「悪化」を継続させるにせよ、景気調整圧力は過去に比べて相対的にマイルドなものに止まるであろう。 9 月短観では、雇用人員判断 DI 、生産・営業設備判断 DI ともに幾分悪化したが、その度合いは小さい。むしろ、循環的な景気調整の真っ只中にあることを勘案すれば、これらの DI は驚くほどしっかりしていると判断すべきであろう。日本経済が、いわゆる雇用・設備・負債の 3 つの過剰を是正したという大きな流れに変化はない(図表 1 )。
▼景気対策ウォッチ/資産デフレ放置⇒経済の落ち込みは大幅かつ長期化
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん( Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.) は2日、日本の景気にも、にわかに暗雲が立ち込めてきたとして、「日本も景気対策が必要」と語った――。
<再び、世界的な逆資産効果が経済を圧迫し始めた>
梅雨の頃までは、回りが鬱陶しい天気ながらも、企業など経済主体にはこれといった病気の症状は見られず、原因不明の不調感があった。しかし、 8 月になると随所に豪雨による被害が見られるようになった。 9 月の日銀短観でも業況の悪化が目立ち、企業は設備投資にも慎重になっている。
企業のバランスはこれまで良好で、かつて景気の足を引っ張った過剰在庫、過剰設備、過剰雇用が見られない。それだけ企業のストック調整が生じにくくなっている。それにも拘らず、生産が今年になって 3 四半期連続の前期比減少を見せようとしている。在庫要因でなく、実需が弱くなってきたためで、当初は住宅、公共事業の減少が負担であったが、最近ではこれに輸出の不調が加わった。 8 月の輸出数量が米国向けの大幅悪化から前年比 1.8 %の減少となり、鉱工業生産、出荷ともに前年比 6.9 %もの減少となった。費は 4-6 月比 1 %以上のマイナスとなっている。世界的な金融不安や国内規制の強化で株価や不動産価格が下落し、再び逆資産効果が経済を圧迫するようになっている。
▼今日の株価予想/11000円意識の展開か、雇用統計控えて安値圏でもみ合い
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/ T&C FINANCIAL RESEARCH, INC. )は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は米国株の大幅安を受けて売り先行となりそうだ。 CME225 先物が 11060 円で終了しており、 11000 円を意識した展開か。売り一巡後の買い戻しも期待できず、後場は今晩発表の米雇用統計を控え安値圏でのもみ合いが予想される。はらみ足からの長い陰線は下への加速の動きも考えられ、 11000 円を大幅に割り込む可能性も考えられる。ただ一方で、昨日現在 25 日移動平均線からのマイナスかい離は 8.1 %。今日は 9 月 22 日の戻り高値から 9 日目であることや、 9 月 18 日のように目先の下げ止まりの動きとなるケースもあろう。
2 日の NY 株式市場ではダウ平均、 NASDAQ ともに大幅続落。 NASDAQ は直近 9 月 29 日安値を下回った。発表された新規失業保険申請件数が 2001 年 9 月以来の水準まで増加したことで、 9 月の雇用統計発表を前に警戒感が台頭。金融安定化法の修正法案の上院で可決したが、来週の下院での結果を前に売り優勢の展開が続いた。業種では景気敏感セクターが軟調、素材が 7.9 %下落、資本財も 6.8 %下落した。 CME225 先物は昨日の大証日中終値と比べ 90 円安い 11060 円で取引を終えた。
昨日の東京市場は反落。朝方の買いが一巡した後は下値を模索する展開となった。東証 1 部の値下がり銘柄数は 1368 に達し、業種では鉱業や鉄鋼、石油・石炭、商社など資源株が大きく売り込まれたほか、機械株も大幅安となった。
テクニカル分析
日経平均はほぼ安値引けで終了し年初来安値を更新した。前日までの陰の陰はらみ足から長い陰線を形成し、下への加速の分岐点になったような格好。さらに下振れとなった場合には、変化日となる 7 日から 9 日に下げ止まりの動きが出るかどうかがポイント。
下値メドは、 2006 年 4 月高値から 6 月安値までの下げ幅 3517 円を直近 6 月 6 日高値から下げた水準である 11084 円前後。さらに、 11000 円割れでは 10740 円前後や、 9 月 18 日安値から 22 日までの戻りに対する倍返しの下げとして 10338 円など。一方、上値のメドとしては、 9 月 29 日安値 11721 円や 22 日高値 12263 円などが考えられる。
話題の銘柄
9684スクウェア・エニックス /ドラクエ9とFF13発売で増益余地大、目標株価4200円継続
同社は 1 日、「ドラゴンクエスト 9 ( DQ9 )」を 09 年 3 月に発売すると発表した。対応機種はニンテンドー DS 。前作以来 5 年ぶりの新作となる。発売日が明確になったことで、今 09 年 3 月期業績予想に DQ9 寄与することが確定した。メリルリンチでは、現在の会社想定には発売日未定だった DQ9 の大きな寄与を見込んでいない印象があると指摘。今期予想は大幅に上方修正される可能性が高まったと判断した。メリルリンチの予想には、 DQ9 の出荷本数を 400 万本として織り込んだ。また、来 10 年 3 月期には、「ファイナルファンタジー 13 ( FF13 )」の発売もかなりの確立で見込まれるとして、予想に織り込んだ。経済情勢や業界動向に左右されづらい大幅増益企業として十分にアップサイドポテンシャルがあると言及した。これらを踏まえて今後の業績を予想。営業利益ベースで、今 09 年 3 月期を、会社予想 210 億円( EPS 104.5 円)に対し、 285 億円( EPS 150.5 円)、来 10 年 3 月期を 375 億円( EPS 194.8 円)、 11 年 3 月期を 310 億円( EPS 168.2 円)とし、投資評価「買い」、目標株価 4200 円(来期予想 PER21.5 倍)を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■クロス円波乱/英ポンド円=いずれ160円に沈むと予想する!
AIAの堀内昭利社長 (Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.) は昨夜、FX相場について概ね次のようにコメントした ―― 。
以前から唱えているユーロドルのターゲット1.33に刻々と迫っている。ユーロ円はすさまじいことになってきたようだ。円キャリーのロングと外貨預金のロングは虐殺されるだろう。169円はなつかしい思い出となるだろう。もはや、いくらに戻ろうと帰結は予定通りの進行となるはずで、助からないであろう。ポンド円もいずれ、160円に沈むであろう。私が煽ると一時的に逆行するらしいから、それが絶好の逃げ場になるかもよ。たまに戻るから皆目が曇るのであるが・・・。(10月2日夜中)
▼ユーロ円最安値/リスク縮小の円高圧力かかる「いつものパターン」
マットキャピタルマネジメント代表取締役 CEO の今井雅人さん( Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management )は昨日から今朝にかけて、ユーロ円などクス円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
アメリカの上院で金融安定化法案の修正案が可決になりました。 3 日に下院を通りますのでそれを見守りたいとは思いますが、基本的に可決しても実体経済が減速している中、すぐに金融市場が回復するという展開にはならないでしょう。また欧州も問題山積みで、株には悪い話ばかりです。となれば為替はリスク縮小の円高圧力がかかるというのがいつものパターンです。クロス円の頭が重い環境は続きます。
<ユーロ円=欧州利下げ観測高まり、2006年6月来の安値>
ユーロドルは大幅に 4 日続落。一時 2007 年 9 月 7 日以来の安値となる 1.3747 ドルまで値を下げた。トリシェ欧州中央銀行 ( ECB ) 総裁が定例理事会後の会見で「ユーロ圏の物価上昇圧力が緩和した」、「経済成長の下振れリスクが高まった」などと述べたほか、利下げに関しても協議したことを明らかにしたため、欧利下げ観測が強まった。原油先物相場が大幅に下落したことも売りを誘った。
ドル円は続落。ユーロドルの下落につれた買いで 105.76 円付近まで値を戻す場面も見られたが、株安や弱い米経済指標を背景にした売りに徐々に押される展開となった。一時 105.09 円まで値を下げた。
ユーロ円は大幅に 5 日続落。一時 2006 年 6 月 21 日以来の安値となる 144.88 円まで値を下げた。トリシェECB総裁の発言や株価の下落を背景に売りが優勢となった。
▼今日の債券相場/外部環境フォロー=強さは国内投資家の出方次第
日興シティグル-プ証券会社・金融商品本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん( Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd. )は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント
理事会後のトリシェ総裁の会見から ECB の利下げが視野に入ってきた。ある程度織り込まれているとは言え、今晩の9月雇用統計の結果次第では、米国でも利下げ期待が広がろう。昨日の米市場は株安 (NY ダウ 348.22 ドル安 ) 、債券高。
本日の外部環境はかなりフォローである。
リーマン・ショックに端を発する債券買いの制約条件を超え、少なくとも調達などに不安のない国内投資家は純粋なファンダメンタルズを直 視すべきかもしれない。国内景気の行方もかなりの部分が世界経済のそれに依存している。欧米の利下げ観測は日銀を含めた協調との思惑に発展しやすい。どの 程度本日の相場が強いかは、先物を除けば、そういった国内投資家の行動に依存しよう。現時点では、依然、慎重とのイメージの方が強いのだが・・・。 (AM6:51 、佐野さん )
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 137 円54銭~138円69銭
▼商品ブル・ベア指数/強気サイド入り=金61と銀53の2品目のみ
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された2日の海外商品市況と、「ブル・ベア指数」は次のようになった ―― 。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/12 844.3 - 43.0 アルミ3カ月物 2,301.0 -111.0
NY銀 2008/12 1112.0 -165.0 銅3カ月物 5,850.0 -310.0
NYプラ 2009/ 1 986.6 - 56.5 ニッケル3カ月物 15,300 - 650
NYパラ 2008/12 203.20 - 7.75 NY原油 2008/11 93.97 - 4.56
シカゴ大豆 2008/11 1004.00 -49.00 NYコーヒー 2008/12 125.45 - 3.65
シカゴコーン 2008/12 454.00 -30.00 NY粗糖 2009/ 3 13.08 - 0.85
ドル・円 105.23 - 0.59 シカゴ日経平均 2008/12 11,060 - 540
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あなたは強気?これ見て弱気!?ブル・ベア指数 e-profitで毎週木曜配信中!!
石油が中立から弱気に押し戻される
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今週のブル・ベア指数は下記の通りです。
前々週 前週 今週
18 日 25 日 2 日
大豆 51 46 32
金 68 69 61
とうもろこし 52 45 32
銀 61 62 53
小豆 49 52 43
プラチナ 50 57 35
粗糖 46 66 46
アルミニウム 31 31 42
コーヒー 35 54 45
ゴム 39 44 40
円 40 54 48
原油 49 50 43
ガソリン 50 51 46
灯油 49 51 42
注:「コーヒー」はアラビカコーヒーが対象。
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【総 括】
今週10月2日のブル・ベア指数は、ドル・円が前回9月25日の54から48まで押し返され、今回ドル安・円高意見が若干多め。商品の 同指数は前週とは逆で、圧倒的多数が低下。上昇したのはアルミだけで、それも前週の数値が低すぎ、最下位だったという背景がある。そのアルミは今回31か ら42まで自力反転し、上昇率単独1位となったが、まさにたまたまである。
商品全体で52以上の強気サイドに入ったのは、金61と銀53の2品目しかなかった。その他は軒並み40台以下で、42以下の弱気サイ ドに絞ると、下からコーンと大豆の32、プラチナ35、ゴム40、アルミと灯油42の順。低下率1~3位ではプラチナ、粗糖、大豆。1位のプラチナは57 から35に転落し元気ない。 (オーバルネクスト/東京/橋本充平さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米金融安定化法案の下院採決懸念の再燃で348ドル急落。これを受けて東京市場も一時200円前後の続落となった。日経平均 が終値で前日比-157.78円安の10996.98円、またTOPIXも同-25.09安の1051.88、JASADAQ指数は同-0.96安の49.85となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは5業種。水産・農林業、小売業、海運業、嫌悪品、金属製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はトルッシェECB総裁発言を受けて、ユーロ円を中心に円高が進む。ドル円相場は105円台前半、ユーロ円は145円台半ばで推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■1日:リーマン・ブラザーズ証券(株)に係る未決済約定の処理の完了について
http://www.ose.or.jp/news/0809/080930f.shtml
カブドットコム証券株式会社(8703)
■平成20年9月 委託手数料等及び業務計数の開示(速報値)
http://www.kabu.com/company/pressrelease/2008/20081002.asp
松井証券株式会社(8628)
■平成 20 年 9 月の月間売買実績・口座数等(速報値)のお知らせ
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
ソニー株式会社(6758)
■(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントによる株式会社 BMGJAPAN完全子会社化
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/news/qfhh7c00000jbz2m-att/081002_SMEJ.pdf
株式会社デンソー(6902)
■デンソー、コモンレールシステムの新実験棟を建設
デンソーは、善明製作所(愛知県西尾市善明町)内にコモンレールシステム
(ディーゼル車用燃料噴射装置)の性能評価などを行う実験棟を建設します。
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2008/081002-01.html