最新更新日:11 11, 2008 04:38 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年08月29日

9月の株価予想・今週の株式相場ほか

東証1・2部時価総額(25日)=400兆5685億円(前日比+6兆9156億円)
 
■9月の株価予想/ 
健全BS+潤沢キャッシュ=日本企業・銀行は攻めの好機
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、9月の株式相場について「米住宅投資の底入れ時期が最重要になる」として、次のような見通しを示した――。
過去1 年間の主要国株式市場や世界経済を翻弄させた「米サブプライム危機」は、米住宅バブルの崩壊が根因である。今後の日本株を占う上で、米国や中国経済、世界の金融市場の先行きがカギになるが、結局のところ、米住宅投資の底入れ時期が最重要になろう。
米住宅投資が08 年度下期(08年10月~09年3月)のどこかで底入れするならば、日本株は、先行きの投資環境の好転期待を織り込む「金融相場(理想買い)」の可能性が高まり、逆に底入れ時期が後ズレすればするほど、実勢悪を反映しながら株価が下落する「逆業績相場」の可能性が高まると考えられる。現状、前者をメインシナリオとみている。
 
 
■今週の株式相場/ 
外部環境睨みの基本構図=ボラタイルな展開と予想
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は25日、今週の株式相場について、予想レンジ=日経平均で12800~13200円として、次のようにコメントした――。
今週の東京市場はボラタイルな展開と予想する。①米国の金融問題の行方、②原油市場の動向など外部環境睨みの基本構図に変化はないと考える。日本からの輸出比率の高い米国および中国の経済の先行きに関しても同様で、前者では経済指標、後者では近々打ち出されると見られている、景気対策の内容に注目が集まろう。国内要因としては引き続き③証券税制を巡る議論に注目。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
 
▼今日の株価予想/ 
米株安で売り先行に、海外要因を色濃く反映
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
米国株が大幅に反落した流れを受けて、朝方の東京市場は売り先行の展開となりそうだ。日経平均は12600~12700円近辺での推移を予想。足元での材料不足に加え、ボリューム低下が鮮明なこともあり、売り一巡後は見送りムードが強まることになるだろう。
昨晩の米国株は金融機関に対するネガティブ・ニュースが足かせとなり、主要3指数はいずれも軟調な推移となった。韓国金融当局が韓国産業銀行に対しリーマン・ブラザーズ買収へのリスクを警告したほか、クレディ・スイスがAIGに対し損失拡大の可能性を指摘したことも売りを誘った。薄いマーケットの中、地銀コロンビアン・バンク・トラストの破綻もあり、NYダウは寄り付きから100ドル安を示現。米7月中古住宅販売件数が改善したが、在庫が上昇したことを嫌気したことも重なり、下げ幅を広げる場面もあった。結局、NYダウは前日比で200ドルを超える下げで取引を終えた。
一方、週明けの東京市場を振り返ると、前週の米国株の上昇、円安・ドル高など外部環境の落ち着きを背景に5営業日ぶりの反発をみせた。主力の自動車やエレクトロニクスなどの上昇が目立ったほか、メガバンクをはじめとした金融セクターも買い戻しを交え堅調に推移。もっとも、積極的に上値を追うことはなく、取引終了にかけては伸び悩み。東証1部の売買高、売買代金はともに今年最低を更新するなど、市場そのものの体感温度は低かったといえそうだ。
4-6月期決算を通過したこともあり、国内固有の材料が見出せない中、海外要因が一段と色濃く反映される相場展開が続きそうだ。節目となる12500円割れはいったん回避されたことで、マインド悪化にもやや歯止めがかかったものの、実需筋の動きは緩慢なため、需給的には引き続き厳しい局面といえるだろう。足元のボリューム減少などを見る限り、悲観というよりは閉塞感が強まっている印象もあるため、短期マネーの流れは、材料性の高い中低位株などに向かうと予想する。
 
テクニカル分析
テクニカル面からみると、昨日の日経平均はマド明けから上値を切り上げ、終値で5日移動平均線を上回って終了した。戻りが継続した場合、7月24日高値と8月11日高値を結んだ上値抵抗線に向けた動きが予想され、下値サポートラインが平行となる三角もち合いを形成する公算が大きい。ただし、週末にかけて25日移動平均線の下落が予想されるため、上値の重い展開は継続しそうだ。また、週足ベースで13週と26週移動平均線のデットクロスの可能性も残り、売り圧力が生じやすいタイミングといえるだろう。
話題の銘柄
8053住友商事/利益成長実績やリスク管理実績を反映、目標株価2300円
マッコーリーでは、同社のバランスのとれた事業ポートフォリオを高く評価。マッコーリーの業績予想に基づくPBRは5大商社の中で最低、PERは2番目に低い水準となっており、利益成長実績やリスク管理における経営陣の優れた実績を反映していないと指摘。10月後半に発表される中間決算時における会社計画の上方修正が、次のカタリストになると予想した。同社は03年3月期に業績が底を打ってから、08年3月期までの5年間に年間77%の増益率を達成してきた。低採算資産の処分をスローガンに掲げ、厳格なリスク管理制度を早期に導入、結果として新規投資額は他の総合商社よりも小さいものの、減損損失も最小限に留まっているという。利益構成では、天然資源の占める比率が他社よりも低いが、豪州で堅調な石炭事業を展開。今09年3月期と10年3月期を利益成長を下支えしていると言及した。これらを踏まえて今後の業績を予想。当期純利益ベースで、今09年3月期を2730億円(EPS 220.0円)、来10年3月期を2860億円(EPS 230.4円)、11年3月期を2830億円(EPS 228.0円)とし、目標株価を2300円(PER10.5倍)に設定。上値余地が84%あることを考慮して、投資判断を新規に「アウトパフォーム」とした。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
 
▼ポンド円予想/
相変わらず精彩を欠くなか、未だに203円台は驚き
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
午前中は活発であった。NYの連中が殴りこみ。金曜の夜中の逆。いつものことだ。ドル円の冗談みたいな往復運動は、また続いているようで、今度は109円台ズルズル。いいかげんにせいよ、といったところ。火が沈みっぱなしの大英帝国は、朝のめまい、卒倒から夜には回復したが、相変わらず精彩を欠いている。その中でポンド円がいまだに203円台というのは驚きである。(8月26日。火曜日。雨連続4日?。)
 
▼FX相場予想/
単純に、ドル高トレンドに転換とは判断できない
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は25日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
米国経済のリセッション、事実上のスタグフレーション状態、米国不動産関連の金融機関(ファニーメイ・フレディマック)の資本調達、などの問題点、サブプライムローン問題に起因する諸問題、金融不安などなど、を考えると、単純に、ドル高トレンドに転換したとは判断できない、と考えている。
現状のドル/円(USD/JPY)は、 [108.00-111.00]アラウンドの「持ち合い相場」(=ボックス相場)と考えている。引き続き、クロス円が大きく下落しており、クロス円下落を材料とした、ドル/円(USD/JPY)での「円買い需要」と、上記の「つれてドル買い円売り」の綱引き状態が続いている。
日本は「お盆休み」が明けて、三々五々マーケットに市場参加者が戻って来ている。本日(8月25日)は、レイト・サマー・ホリデーで、ロンドン市場が休場。このレイト・サマー・ホリデーまでが、海外市場(ロンドン、ニューヨークなど)の夏休みシーズン。
明日(8月26日)以降、海外市場(ロンドン、ニューヨークなど)の市場参加者は、徐々に戻ってくる。つまり、市場(マーケット)の厚みが増してくる。薄いマーケットの中で、非常識な値動きになる(経験則の働かない値動きになる)可能性が、低くなるので、それを楽しみにしている。
 
▼FX投資戦術/
ドル円=108-110.50円程度のレンジディール
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、FX相場と米国株式市場について次のようにコメントした――。
ドル円は続落。一時109.02円まで売り込まれた。25日の米国株相場が米信用懸念の再燃に伴い金融株中心に大幅に下落したため、リスク回避目的で円買い・ドル売りが強まった。  7月の米中古住宅販売件数が市場予想を上回る内容だった伝わると、一時買いが強まったものの、株安を受けた売りに押された。
ユーロドルは続落。ユーロ円の下落の影響を受けて売られた。原油先物相場が上昇したものの、前日比横ばいで一進一退の取引が続いたため買い材料とはならなかった。
ユーロ円は大幅続落。一時161.19円まで下落した。25日の米国株の大幅安を背景に売りが断続的に出た。
米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に4営業日ぶり反落し、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。アメリカン・インターナショナル・グループ (AIG)が損失観測を受けて大幅に下落し、米信用不安が再燃したため金融株中心に売りが広がった。
また、昨日は次のようにコメントした――。
先週末は、原油価格が急落しました。木曜は一時122ドル台まで上昇していたが、一転して、114ドル台までの急落です。それに合わせて特にユーロでドル高が進みました。レンジ相場が続きそうです。ユーロドルは1.46-1.49、ドル円は108-110.50円程度のレンジディールを続けていきたいと思います。クロス円ももみあいです。若干円高リスクがありますので、上がったところを売りたいと思います。ちょっとつまらない相場になっています。
 
▼今日の債券相場/
  10年1.30%台には一定の抵抗感があると見る
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…上伸後、伸び悩み反落へ。カーブはスティープ化
昨日の先物買戻しの背景は単純なショートの踏みと見られる。日銀の国債買入れが理由のはずはあるまい。9月限は中心限月として6月13 日に132 円05 銭の安値をつけており、来月10日が最終売買日である。それ故だろう。昨日の米市場は根強い金融不安などから株安(NY ダウ:前営業日比▲241.81 ドル)、債券高(10年国債利回り:3.78%、同▲9bp。6時32分現在、ブルームバーグ)。結果的に昨日の好地合いは引き継がれるようだ。しかし、絶対水準の低下などから20 年債の入札には不安が残る。クーポン2.1%ならなおさら。そして、10年の1.30%台には一定の抵抗感があろう。したがって、本日は相場上伸後、伸び悩み反落へ、カーブはスティープ化と予想する。また、落札結果次第では波乱の展開も。(AM6:53、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 137 円91 銭 ~ 138 円50 銭
補正予算関連の続々報
23 日の読売によれば、「政府・与党が月内に策定を予定している総合経済対策の政府原案が22 日、明らかになった。対策に盛り込む事業規模は総額約8兆円」とのこと。
言うまでもなく、事業規模が8兆円でも、それが補正予算額になるわけではない。
たとえば、小泉政権下の「改革加速プログラム」(2002 年12 月)では、事業規模こそ約14.8 兆円と膨らんだものの、補正予算は約2.5 兆円にとどまった。ただ、その際、税収見積もりが約2.5 兆円下方修正され、約5兆円の国債が増発された。今回の予算規模を正確に見積もることは難しいが、これまでの報道などからすると、1~2兆円程度と見るのが妥当だろう。確かに、公明党をはじめ、自民党の一部からも規模の拡大圧力は強い。それでも、福田内閣の財政健全化路線の堅持という姿勢を考えると、いたずらに予算額が膨らむことまでは想定し難い。
 
▼CFTC大口投機マネー/
原油=1万1659枚の新規・買戻し入り途転買い越し
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された25日の海外商品市況と、「CFTC大口投機資金動向(8/19日時点)」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)  
---------------------------------------
NY金    2008/12   825.7   - 7.8   アルミ3カ月物           休場         
NY銀    2008/12  1347.9  - 11.1   銅3カ月物             休場         
NYプラ   2008/10  1435.0   - 6.2   ニッケル3カ月物          休場         
NYパラ   2008/12  288.25  - 3.60   NY原油       2008/10  115.11  + 0.52 
シカゴ大豆  2008/11 1347.00  +20.00  NYコーヒー   2008/12  143.30  - 0.90 
シカゴコーン 2008/12  600.00  - 6.50   NY粗糖     2008/10   13.99  - 0.15 
ドル・円           109.29  - 0.76  シカゴ日経平均  2008/ 9  12,685  - 235 
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ファンドの動きはどう変化? CFTC建玉明細
【概 略】
米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要49市場における8月19日時点の大口投機家の買い越しは178万1204枚となり、前週の178万1367枚から小幅縮小した。取組高合計は2793万6125枚となり、前週から19万6602枚(0.71%)増加した。
項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.9%増、債券合計が1.5%増、為替合計が4.3%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が2.4%減、エネルギー合計は1.9%減、金属合計は0.5%減となった。
項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを上回って売り越し幅を拡大、債券は新規買いが目立つなか、買い越し幅を拡大した。為替は新規売りが目立つなか、売り越し(ドル買い)幅を拡大した。    (オーバルネクスト 東京/東海林勇行さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
 
ニュース・チェック
ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国金融不安からNYダウが241ドルの急落。これを受けて東京市場もほぼ全面安となった。日経平均 が終値で前日比-169.14円安の12709.52円、またTOPIXも同-21.21安の1218.04、JASADAQ指数は同-0.25安の57.16となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのはパルプ・紙、ガラス土石製品の2業種に止まった。
午前の東京外為市場=為替は、米金融不安や米国株安でドル安・円高が進む。ドル円相場は109円台前半、ユーロ円は161円台前後で推移している。
注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■業界初!最新技術を駆使した移動営業所により証券窓口サービスを全国展開
~ 株券電子化を踏まえ、三菱東京UFJ銀行等各金融商品仲介業者拠点とのサービス連携 ~
http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080825.asp
 
Posted by Yen-Dokki at 2008年08月29日 18:07
 
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