最新更新日:8 29, 2008 03:48 PM
市況戦略レポート

2008年08月28日

マーケット速報

■大引けデータ

  株価 前日比 騰落率 出来高
日経平均 12768.25 (8/28終値) 15.29 0.12 9.0 億株
日経先物 12770.00 (8/28終値) -10.00 -0.08 6.7 万枚
TOPIX 1219.53 (8/28終値) -4.16 -0.34 13.9 億株
日経JASDAQ 1367.73 (8/28終値) -3.62 -0.26 3682.9 万株
マザーズ 456.22 (8/28終値) -3.33 -0.72 391.2 万株

■騰落銘柄数 (値上がり/値下がり)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 478/1110 107/161 32/59 49/60 234/285
本日 15:30 613/972 106/166 38/65 40/63 211/282

■新値銘柄数 (最高値/最安値)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 6/70 2/25 1/9 0/10 5/61
本日 15:30 9/139 3/26 1/7 0/5 3/53

15:15 大引け速報「方向感のない展開が続き、前日比とほぼ変わらない値で終了」

本日の日経平均は、前日比+15円(+0.12%)の12768円となりました。

寄り付き直後から上昇した日経平均ですが、その後は下落となり、大引けにかけて本日の安値圏である12740円をはさんでの小動きの展開となりました。

後場に入っての値動きは、40円弱と非常に狭い値幅の動きが続きましたが、取引終了間際に上昇し若干のプラスとなりました。

東証1部の出来高は13.8億株、売買代金は1兆4577億円と薄商いとなりましたが、かろうじて前日の出来高(13.0億株)と売買代金(1兆3441億円)は下回りませんでした。

買われた業種は11業種から16業種に増え、売られた業種は22業種から17業種に減りました。

買われた業種のトップは、業界再編期待からアコムやプロミスなどの「その他金融」(+0.92%)となっています。

続いて、新日鉱ホールディングスなどの「石油・石炭」(+0.73%)、材料費の高騰にともなう食品の価格転嫁が進む日清オイリオグループなどの「食品」(+0.70%)となっています。

買い材料に乏しいことから、業種の上昇率は1%未満となっており、物色難となっていることが伺えます。
一方で、売られた業種のトップは、昨日に続き新興不動産を中心とした破綻懸念が払拭されていない「不動産」(-2.45%)となっており、続いて北米だけでなく新興国でも需要が減少していることからコマツや日立建機などの「機械」(-1.54%)、任天堂などの「その他製品」(-1.30%)となっています。

東証1部の値上がり銘柄数は613銘柄、値下がりは972銘柄、変わらずは124銘柄となりました。

個別銘柄では、トヨタ自動車が経営説明会で日野自動車とダイハツ工業を含めた2009年の世界販売が970万台と、昨年8月に発表した1040万台から下方修正しました。ただ下方修正は確実視されていたことから、株価には反応薄となりました。

なお、中国の上海B株指数は+0.187p(+0.13%)の144.626pと上げ幅を縮小し、香港のハンセン指数は-51p(-0.36%)の14246pは下げ幅を縮めました。インドのSENSEX指数は-50p(-0.35%)の14248pとほぼ変わらずの値となっています。


14:15 「本日の安値圏で、方向感にかける展開」

14時過ぎの日経平均は、前日比-3円(-0.03%)の12749円となっています。

引き続き、12740円のはさんでの方向感のない展開となっており、値幅も40円弱となっています。

13時前に、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、住宅価値の低下、住宅ローン金利の上昇などの悪影響から米住宅ローン証券のパフォーマンスが08年の上期を通じて悪化したと発表しました。
これを嫌気してドルが売られ為替は、1ドル=109.00円と後場寄り付きから40銭ほど円高となっています。

しかし、日経平均はすでに大きく下落していることから「現在の株価水準は景気悪化をすでに織り込んでいる」との見方もあるため、売りを仕掛ける投資家も手控えていると思われます。

買われた業種は8業種から11業種に増え、売られた業種は25業種から22業種に減りました。

買われた業種のトップは、新日鉱ホールディングスなどの「石油・石炭」(+0.71%)となっており、続いて「サービス」(+0.53%)、業界再編期待からアコムやプロミスなどの「その他金融」(+0.44%)となっています。
業種の上昇率は1%未満となっており、物色難となっていることが伺えます。

一方で、売られた業種のトップは、昨日に続き新興不動産を中心とした破綻懸念が払拭されていない「不動産」(-2.42%)となっており、続いて北米だけでなく新興国でも需要が減少していることからコマツや日立建機などの「機械」(-1.84%)、任天堂などの「その他製品」(-1.34%)となっています。

なお、中国の上海B株指数は+0.464p(+0.32%)の144.908pと上げ幅を縮小し、香港のハンセン指数は-401p(-1.87%)の21062pと下落幅を拡大しています。また13時30分過ぎに始まったインドのSENSEX指数は-46p(-0.34%)の14247pとなっています。


12:45 後場寄り付き速報「後場も方向感のない展開でスタート」

後場寄り付きの日経平均は、前日比-13円(-0.11%)の12739円となっています。

マイナス圏で始まるものの下落幅は小さく、方向感のない展開とっています。

なお、為替も1ドル=109.37円と11時から10銭ほど円高となっていますが、こちらも方向感のない展開となっています。

買われた業種は10業種から8業種に減り、売られた業種は22業種から25業種に増えました。

買われた業種のトップは、業界再編期待からアコムやプロミスなどの「その他金融」(+1.17%)となっており、前場寄り付きからは、上値を追う投資家も少なく利益確定の売りに押される展開となっています。
続いて、WTI原油先物の3日続伸を受け新日鉱ホールディングスなどの「石油・石炭」(+0.84%)、西日本旅客鉄道などの「陸運」(+0.79%)となっています。西日本旅客鉄道と東日本旅客鉄道は、後場寄り付きから、出来高をともなって一段高となっています。

一方で、売られた業種のトップは、北米だけでなく新興国でも需要が減少していることからコマツや日立建機などの「機械」(-1.84%)となっています。続いて、昨日に続き新興不動産を中心とした破綻懸念が払拭されていない「不動産」(-1.69%)、バルチック海運指数の下落を受け「海運」(-1.34%)となっています。

なお、アジア市場はまちまちとなっています。中国の上海B株指数は+0.523p(+0.37%)の144.978pとマイナス圏で始まったものの、プラス圏となりました。一方で、香港のハンセン指数は-246p(-1.15%)の21218pと大手企業の決算が良好であるものが多かったことから、投資家の過度の不安感が後退し続伸して始まりました。しかし、前日に大幅上昇していた中国移動がアナリストの厳しい見通しを嫌気して-3.7%の下落となっており、通信業を中心に下落となっています。


■前引けデータ

  株価 前日比 騰落率 出来高
日経平均 12760.00 (8/28前引) 7.04 0.06 4.4 億株
日経先物 12760.00 (8/28前引) -20.00 -0.16 3.7 万枚
TOPIX 1220.41 (8/28前引) -3.28 -0.27 6.8 億株
日経JASDAQ 1369.50 (8/28前引) -1.85 -0.13 1850.4 万株
マザーズ 463.38 (8/28前引) 3.83 0.83 141.8 万株

■騰落銘柄数 (値上がり/値下がり)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 478/1110 107/161 32/59 49/60 234/285
本日 11:30 492/1052 103/132 30/58 29/54 192/250

■新値銘柄数 (最高値/最安値)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 6/70 2/25 1/9 0/10 5/61
本日 11:30 7/109 2/15 1/4 0/4 2/36

11:15 前引け速報「寄り付きから下落し、一時はマイナス圏となる」

前引けの日経平均は、前日比+7円(+0.06%)の12760円となりました。

寄り付き直後から上昇となりましたが、買い一巡後は下落となり10時過ぎにはマイナス圏となりました。しかし、12700円付近では下値抵抗ラインと見る投資家が多く、連日下げ止まっていることから、本日もこの水準で買いを入れる投資家が多く、前引けにかけ上昇となりました。

寄り付きには、WTI原油先物の3日続伸を受け「鉱業」やCRB指数が400を上回っていることから「非鉄金属」が上昇となっていましたが、買い一巡後は下落となりました。一方で、直近に業績の不透明感から売り込まれていた「その他金融」は、ノンバンク業界の再編期待から大きく上昇となりました。

ただ、方向感がない展開が続いていることから、値動きも小さく短期の利益を狙う投資家も利益が取り難いため、本日も薄商いとなっています。前場での、東証1部の出来高は6.8億株、売買代金は7034億円となりましたが、かろうじて前日の出来高(6.2億株)と売買代金(6029億円)は下回りませんでした。

為替は、1ドル=109.51円と10時からほぼ変化はありません。

買われた業種は28業種から10業種に減り、売られた業種は5業種から22業種に増え、変わらずは「卸売」の1業種となりました。

買われた業種のトップは、業界再編期待からアコムやプロミスなどの「その他金融」(+1.23%)となっています。一部では三菱UFJFGが9月上旬にも「アコムに対するTOB(株式公開買い付け)を実地」するほか、創業者から株式を買い取り、出資比率を40%に引き上げるとの報じられています。

続いてWTI原油先物の3日続伸を受け、新日鉱ホールディングスなどの「石油・石炭」(+0.97%)、住友石炭鉱業などの「鉱業」(+0.79%)となっています。

一方で、売られた業種のトップは北米だけでなく、新興国でも需要が減少していることからコマツや日立建機などの「機械」(-1.62%)となっています。続いて、バルチック海運指数の下落を受け「海運」(-1.43%)、昨日に続き新興不動産を中心とした破綻懸念が払拭されていないことから「不動産」(-1.28%)、となっています。

東証1部の値上がり銘柄数は492銘柄、値下がりは1052銘柄、変わらずは153銘柄と、6割を超える銘柄が下落となりました。

個別銘柄では、ドイツのファンド運営会社に商業施設を売却し、10-20億円とみられる売却益をあげたと報じられたケネディクスは、寄り付きこそ大きく上昇となりましたが、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となりました。

なお、中国の上海B株指数は-0.837p(-0.58%)の143.620p、香港のハンセン指数は+82p(+0.38%)の21546pとなっています。


10:15 「下げ幅を縮め、前日終値とほぼ変わらずとなる」

10時現在の日経平均は、前日比+2円(+0.02%)の12755円となっています。

寄り付き直後から上昇となりましたが、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となっています。
寄り付き以降は買い材料に乏しいことや、依然とグルジアを巡る問題で地政学リスクが高まっていることから、手がけ難い状態となっていることから、買い手不足となり上げ幅を縮小となりました。

なお、日米欧の当局が3月にドル防衛のため秘密合意したとの報道を受け、伊吹財務相は「当時の財務省に聞いてほしい」との答えにとどまりました。

為替は、1ドル=109.53円と9時から20銭ほど円安となっています。

買われた業種は28業種から5業種に減り、売られた業種は5業種から28業種に減っています。

買われた業種のトップは、業界再編期待からアコムやプロミスなどの「その他金融」(+1.08%)となっていますが、寄り付きからは上げ幅を縮小する展開となっています。続いて、WTI原油先物の3日続伸を受け「石油・石炭」(+0.39%)、「鉱業」(+0.01%)となっています。

一方で、売られた業種のトップは、バルチック海運指数の下落を受け「海運」(-2.21%)となっています。続いて、北米だけでなく新興国でも需要が減少していることからコマツなどの「機械」(-1.96%)昨日に続き新興不動産を中心とした破綻懸念が払拭されていない「不動産」(-1.86%)、となっています。

個別銘柄では、昨日に米情報機器販売大手企業の大型買収を発表したリコーが大幅上昇となり、国内で大型車の減産が拡大すると報道されたトヨタ自動車は、軟調な展開となっています。


9:15 寄り付き速報「米国市場の上昇を受け、+74円で始まる」

日経平均の寄り付きは前日比+74円(+0.59%)の12827円で取引が始まりました。

まず、米国市場はNYダウが終値11502ドル(前日比+89ドル)と続伸、ナスダック指数は2382p(前日比+20p)と反発となりました。

寄り付き前に発表された7月の耐久財受注額は前月比+1.3%となりました。市場予想の±0%を上回り、3ヵ月連続のプラスとなったこととなりました。
(耐久財受注額とは、製造業の景気動向を占ううえで重要な指標。前月比や市場予想を上回ると、経済成長への期待が高まりドルが買われる傾向があります。)

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されているWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物は、石油関連施設が集まるメキシコ湾岸にハリケーン「グスタフ」が発生し、石油生産が妨げられる可能性が出てきたため、一時は1ドル=119ドル台を突破しました。

買い材料と売りの材料が拮抗したため、米国市場は前日とほぼ変わらない値で寄り付きました。

WTI原油先物の上昇を受け、エネルギー会社のコノコフィリップスやシェブロンが上昇となり、市場予想を上回る7月の耐久財受注額を好感して、航空大手のボーイングやアルミ大手のアルコアが上昇となりました。しかしWTI原油先物が下落してくると、景気後退懸念がやや薄れていることから投資家の心理も明るく幅広い銘柄に買いが入り、米国市場は上昇基調となりました。

10時30分過ぎに、週間原油在庫が-17.7万バレルとなったことが発表されました。市場予想の+110万バレルであったことから、大幅に市場予想を下回り上げ幅を縮めていたWTI原油先物は、一段安となりました。

午後に入り、市場予想を上回る7月の耐久財受注額とWTI原油先物の下落を受けNYダウは一時、+140ドルとなりました。

またメリルリンチが、政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は今後数四半期にわたって損失を補うのに十分な資本を保有しているとの見方を示しました。これを受けバンク・オブ・アメリカや、リーマン・ブラザーズなどの金融株が買われました。

結局、NYダウは終値11502ドル(前日比+89ドル)と続伸、ナスダック指数は2382p(前日比+20p)と反発となりました。

WTI原油先物は、1ドル=118.15ドル(+1.88ドル)と3日続伸となりました。なお、為替は9時現在は1ドル=109.44円となっており、CME(シカゴ)日経平均先物では、大証比+120円の12900円となっています。

寄付前外国証券成行注文は売りが2110万株、買いが2510万株の差し引き400万株の買い越しとなりました。

このような地合いを受け、日経平均の寄り付きは、前日比+74円(+0.59%)の12827円で取引が始まりました。

7月の米耐久財受注額が市場予想を上回ったを受け、昨日からの金融不安が一時後退しており、物色対象はディフェンシブ株から金融株に移っているようです。またWTI原油先物の3日続伸を受け「鉱業」、「総合商社」が上昇となっています。

買われた業種は28業種、売られた業種は5業種となっています。

買われた業種のトップは、米国の金融株の上昇を受け「その他金融」(+1.31%)、CRB指数が心理的節目となる400を上回っていることから住友軽金属などの「非鉄金属」(+1.04%)、WTI原油先物の3日続伸を受け「石油・石炭」(+0.86%)となっています。

一方で、売られた業種のトップは、冷凍マグロの需要低迷が鮮明になっていることから日本水産などの「水産・農林」(-0.59%)となっています。続いて、昨日に大きく上昇となった「パルプ・紙」(-0.40%)、「電気・ガス」(-0.27%)となっています。

レポート担当 : 木谷英樹

Posted by Yen-Dokki at 2008年08月28日 19:00
 
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