最新更新日:8 21, 2008 06:01 PM
今日の視点

2008年08月21日

『下降相場の損切り戦術』【森田レポート】

私は1986、7年の二年間だけ株式投資をしていましたが、実際に株式投資をする前に2年間は『株式投資で負けないための勉強、勝つための勉強』だけを行い、投資レベルをアップしてから実際の株式投資を始めました。私は負けるのが嫌いなので『絶対に負けない』という投資方法を作ってから投資しました。

その結果は2年とも77%の利益を出せたのですが、この時に作った投資手法が『割安株投資』でした。何故、ここに行きついたのかと言いますと、昭和24年(戦後の株式市場が再開した年)からの日経平均の動きをチェックした時に、日経平均が10%以上下落した回数では、年間2回がほとんどだったからです。これは信用取引の期間が6ケ月であり、高値を付けてから6ケ月経過すると『高値で買った投資家が全部売り切る』ことで、上昇した時に売り物が出ない(高値で買った投資家が売り、それを別の投資家が安値で買っているからです)ので、再び大きく上昇することが出来るのです。

そして、株式市場が上昇すると株価が上昇し、出来高が増加します。売買代金は株価×出来高ですから、徐々に売買代金も増加します。株式市場が上昇するのは買いたい投資家の資金が売りたい投資家の資金を上回っているからですが、売買代金が上昇しますと、どこかで買いたい投資家の資金と売りたい投資家の資金が『均衡』します。この均衡点が『株価の高値』となります。

そして、均衡したということは『もう上がらないと思った投資家が売り方に回る」ことになりますので、均衡した瞬間から買いたい投資家の資金よりも売りたい投資家の資金が多くなります。つまり、株価が下落に転じることになります。

問題は『何時、資金が均衡するか』は誰にも分からないということです。そして、重要なことは『何時、資金が均衡するか、誰にも分からない=高値は誰にも分からない』ということです。これが分かれば『株式投資の勝ち組に入る必要条件クリア』となります。何故、クリアなのかと言いますと『高値が分からない=どうすれば売り切れるか』という方程式が出来上がるからです。
大きく下がった時にしか買わないこと、高値が分からないのだから『確実に売れる株価を探そう』と考えたのですが、この二つが分かれば『株式投資で勝つ確率は非常に高く』なります。

大きく下がった時の意味は

個別銘柄が大きく下がった時に買うのか、業種別などの小さなインデックス(株価指数)が下がった時に買うのか、日経平均やTOPIXなど多くの銘柄が入っている株価指数が大きく下がった時に買うのかでは『意味が全く違う』のです。株式市場全体は大きく上がっている時に、たまたま個別銘柄が大きく下がった時に買っても、その後に株式市場全体が大きく下がり始めれば『個別銘柄の動きは株式市場全体の動きに押し流されて、下がっていた銘柄も同時に下がってしまう』危険性があります。

多くの銘柄が大きく下がっている時、株式市場全体が大きく下がっている時は、株式市場が上昇に転じれば『ほとんどの銘柄は上昇します』ので、何を買っても儲かることになります。この時に投資すれば『株式投資で勝つ確率をアップ』させることが出来ます。となりますと、次の問題は『どれくらい儲けられるか』と言うことです。
どうせ投資するならば、一回一回の取引で大きく儲けた方が良いと言えます。一回の投資で大きく儲ける方法は『上昇率が高い銘柄か、上昇期間が長い銘柄』です。

つまり、株式市場全体が大きく下がった時に買うことが第一で、次は買った銘柄の上昇率が高くなる銘柄を選ぶという銘柄の選別眼が大切になります。ケンミレでは直近の相場での上昇率を全銘柄で計算して『人気度』を出していますが、これは自分が買いたいと思った銘柄が『人気の高い銘柄か=上昇率が高い銘柄か』を事前にチェックして、人気が高い銘柄なら買い、人気が高くない銘柄だったら見送るという最終判断に使ってもらうために開発しました。

このソフトを使わなくても大丈夫です。直接自分が買いたいと思っている銘柄のチャートを見て、直近の上昇チャートを探し、安値と高値から『上昇率を計算』すれば、全体の位置は分からなくても『その銘柄の上昇能力』は分かります。合格・不合格の目安は20~30%前後の上昇を記録していることで良いと思います。

銘柄を買って、失敗した時の『損切り戦術』は何か

株式投資を真剣に行った経験では、どんなに安全性を重視した投資をしても、10銘柄買えば2~3銘柄は失敗します。そして、失敗した銘柄をそのまま放置することは投資資金を凍結することであり、凍結すれば新しい利益は生みません。株式投資は資金効率が重要になりますから、塩漬け銘柄を作らないことです。500万円の資金で株式投資をはじめ、最初に300万円と100万円と100万円と三銘柄に分けて投資し、そのうちの100万円が大きく下がってしまって塩漬けとなったならば、次に使える資金は400万円プラス利益となります。そこでまた100万円が塩漬けとなれば投資資金は300万円になり、次は200万円になります。

500万円で20%の利益を目標にした時、200万円ならば50%の目標に変わってしまいます。投資資金が少なくなりますと利益が小さくなり、勝つ回数を増やさなければ、勝率をアップしなければならなくなります。20%の利益と50%の利益では優しさが全く違います。したがって、株式投資では『うまく損切りする技術』も必要になります。先週、一度レポートしていますが、この『損切り術』は非常に重要ですから、明日、再び詳しく説明したいと思います。株式投資の勝者になるための必要条件だからです。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

Posted by Yen-Dokki at 2008年08月21日 17:22
 
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