最新更新日:8 21, 2008 05:59 PM
今日の視点

2008年08月20日

『目先の下値目処はいくらか』【森田レポート】

往来相場が続くことを前提に目先の下値目処を考えますと、日経平均で12500円、TOPIXで1200P前後になると思います。すでにTOPIXでは1235Pを抜きましたので、次の下値は1200Pとなります。日経平均では12800円が下値目処でしたが、TOPIXが抜けたことで日経平均も下値を抜ける可能性があります。

景気後退局面の下降相場は『次の下落では、前の安値を更新する』ものですから、日経平均では12800円ではなく、リスクを回避する意味で12500円が次の下値目処となります。つまり、再び株式組入比率を30%~50%に引き上げるのは、日経平均で12500円、TOPIXで1200Pとなります。

今回の短期上昇相場(8月8日前後から昨日まで7営業日)でも、20%以上も上昇した銘柄はあります。私が注目している銘柄も今回は22%、前回の7月の上昇相場の時には11営業日で29%上昇しています。私の組入比率は、一昨日の上昇の時には、下値で買った分を全部売らずに追加で買った分の半分だけ売ったことで28%となっております。勢いが良かったことで、半分だけ売り、残りは昨日以降に売ろうとしたのですが、新しい悪材料が米国で出たことで売り損ないました。但し、底値近辺で買っていますので、次の上昇で売れば良いと気楽に考えています。

つまり、個別銘柄でもインデックスでも『最も人気がある』銘柄のなかから、「マイストック・リスト(注目銘柄)」に登録しておいて、その登録銘柄のなかから『大きく下がった銘柄で、ここまで下がるかよ』と思う銘柄を買って、その銘柄が買ってから10%以上上昇したら『迷わず売る』という戦術を取り続けて、一度にではなく『少しづつ利益を積み上げて、高値で買って評価損が大きくて売れない銘柄の評価損分を取り戻した時に、大きく負けている銘柄を売って、全体を軽くする必要があります。

何故ならば、株式組入比率を増やした分だけ買えるという環境がベストであり、そのためには『大きく負けて、塩漬けになっている銘柄を無くす』ことが、利益を上げるためには一番良いからです。相場が悪いときは、株式市場が上昇したら組み入れ比率をゼロにして、大きく下がったら株式組入比率30~50%前後まで買い、上昇したら迷わずに売ってゼロにする』という投資戦術が一番良いと言えます。

今日の株式市場はあっさりと12800円を割り込んできましたし、私の注目している銘柄も2日で14%も下落しています。目標は高値から20%押しですから、あと6%、日数では1~2日、今週中にも目標達成する可能性があります。来週は親子揃って経済音痴の福田総理が景気対策を発表しますので、今週に株式市場が大きく下がれば、下げ過ぎのリバウンド相場だけでも一定の利益が取れる可能性がありますが、加えて景気対策が発表されれば『マイストックの中でも、とても気に入っている銘柄が、予想外に大きく下がった』のならば『狙い目』と考えても良いのではないかと思います。

もちろん、盲目的に『行動を決定』するのではなく、人間の知恵を加えて最終判断すべきですが、人間の知恵とは何かと言いますと『株式市場が大きく下がったら、もう少し下がるのではないか』ということではありません。これは知恵ではなく、欲望と恐怖心に相当する『株式投資では一番してはいけないこと』です。

株式市場が大きく下がって『もっと下がるのではないか』とほとんどの投資家が思う時が『絶好の買い場』であり、株式市場が大きく上がって多くの投資家が『もっと上がるのではないか』と思う時が『絶好の売り場』なのです。では人間の知恵とは何かと言いますと『予想外の何かが起こった時』です。言い換えますと、想定外の何かが経済か株式市場が政治に起こった時は、大きな波になって『それまでの経験則を押し流す』ことになりますから、この時には『ほとんどの投資家が大きく下がって、もっと下がるのではないか』と思った時でも『待ち』になります。

但し、その場合でも1987年のブラックマンデーがそうでしたように、2日間ストップ安売り気配となった銘柄は『買い』であり、2日間ストップ安売り気配で3日目も売り気配で始まった銘柄の場合は『寄り付いた後に、買い気配となって、ストップ高買い気配となったり、翌日も買い気配で始まったりしていましたので、買い場は売り気配の時しかないことになります。この場合には『恐怖心に打ち勝って、三日目の売り気配を買いに行く』ことになります。

このブラックマンデーの動きを覚えているのは私だけではありません。したがって、もし暴落が起こった時には『上記のような気持ちで、株式市場の動きを見ている投資家がたくさんいる』ということになります。株式投資は『記憶との戦い』『欲望と恐怖心との戦い』『方法が正しければ努力と成果が一致する戦い』となります。株式投資で勝ちつづけるためには『勝ち続けるための法則』を学ぶ必要があります。

久し振りにレポートを再開しましたが、当面は『勝ち続けるための法則』を一つ一つレポートしていきたいと思います。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田謙一

Posted by Yen-Dokki at 2008年08月20日 17:22
 
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