最新更新日:9 03, 2008 08:47 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年08月07日

今週の株式相場・今日の株価予想ほか

★東証1・2部時価総額(4日)=403兆2783億円(前日比-7兆6671億円)


■今週の株式相場/
  ヘッジファンドのアンワインド頻発に要注意!


新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は4日、今週の株式相場について、予想レンジを日経平均で12800~13400 円(下値はアンワイドの頻発を前提としたもの)として、次のようにコメントした――。

【1】今週の東京市場は、①米国の金融問題が小康状態を迎えそうな点は朗報だが、引き続き②同国の景気動向、国内では③企業決算の内容を睨みながらの神経質な展開と予想する。一年前のこの時期にはヘッジファンドによる相当規模の④アンワインドが頻発し、日米の株式市場は大きな混乱に見舞われた。ファンドの動きに注意したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。


▼今日の株価予想/
 108円台のドル円を背景に、輸出関連株に押し目買い

 
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

今日の東京市場はもみ合いを想定。軟調なスタートから、昨日までの下げの反動や108円台で推移するドル円相場を背景に主力の輸出関連株には押し目買いが期待できそうだ。日経平均の5日、25日移動平均線はさほど大きくきり下がらないことから、売り一巡後は小高くなる場面も想定される。今日の主な決算発表では、旭硝子、ミクシィ、三菱レイヨン、OLC、タカラトミー、三菱UFJFG、コナミ、ソフトバンクなどが予定されている。

4日のNY株式市場ではダウ平均、NASDAQともに続落となった。朝方発表された6月の米個人消費支出(PCE)や物価指標となるコアPCEデフレーターが高い伸びを示したことで、インフレ圧力が高まった。英銀大手HSBCが発表した1-6月期決算でサブプライムローンの貸倒引当金が大幅に増えたが影響は限定的。原油先物相場の急落で石油や素材関連株に売りが膨らんだ。

テクニカル分析
シカゴ日経先物が昨日の大証日中終値に比べて20円安い12930円で終了した。 
日経平均は29日安値を下回ったことで、短期的には24日高値から二段下げの動きとなっている。
まずは24日高値からのN計算値となる12882円が下値メドとなる。下値模索の動きから、8月前半の変化日である6日、7日で反転の動きとなるかどうかが注目される。

仮に16日安値12671円を下回った場合には、3月安値に対する二番底を探る展開となろう。
その際の下値メドとしては、6月6日高値から6月13日安値までの下げ幅790円の2倍である1580円を、13日安値から2倍下げた水準となる12230円前後。それ以外では12180円前後や11740円前後などが考えられる。

今日は基準線がほぼ横ばいになる可能性があることや、5日移動平均線の応答日が下落する。
さらに、雲下限の屈折点にもあたることから、意外と昨日の陰線を逆上がる可能性も考えられよう。上値メドは、31日高値13467円や24日高値12603円などがある。

話題の銘柄
7011三菱重工業/実質7%営業増益の1Q実績、レイトシクリカルな同社の復活に期待 

大和総研では、「第1四半期実績はポジティブな決算と判断している。ポイントは2点。第一に、第壱四半期の連結受注高は前年同期比56%増の1兆542億円へ拡大し、第1四半期としては初めて1兆円の大台を突破した。二点目は、見た目こそだい1四半期実績は前年同期比2%増収、10%営業減益と増収減益だが、今期から適用された『棚卸資産の評価に関する会計基準』に伴う費用が43億円含まれており、実質的には同7%営業増益決算であること。第1四半期実績を勘案すると同時に、為替前提も100円/ドル、155円/ユーロから105円/ドル、165円/ユーロに変更した結果、今期および来期とも業績予想を増額した。特に09年3月期に関して言えば、従来は前期比16%の営業減益を想定していたが、同横ばい程度にまで利益拡大は可能と判断している」と指摘。今2009年3月期連結営業利益を会社計画1200億円(EPS16.1円)に対し従来予想1140億円(EPS15.2円)から1350億円(EPS19.1円)へ、来2010年3月期同1330億円(EPS18.8円)から1420億円(EPS20.3円)へ増額。「投資指標は各種プロジェクトの研究開発費負担を考慮し、PCFRが適切と考えている。過去の今期予想平均は9倍だが、現在は約7倍と低位。同水準を基準に600円程度は視野に入る。フォローの風が続く需要環境、選別受注効果発現、変動費削減を主とした利益率改善に注目している。国産旅客機『MRJ』プロジェクトの不透明感も当初対比では薄らいでいる。レイトシクリカルな同社の復活に期待したい」と指摘。レーティングを「3」から「2」に引き上げた。 トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/



■FX投資戦術/
 当面、商品安を想定した投資通貨選択が好ましい


大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は4日、FX相場の動向について、「信用不安拡大→ドル安→商品高よりも、商品安→ドル高というベクトルの力が勝り始めたようだ」との見方を示した――。

亀岡さんは、「当面は商品安を想定して通貨選択をするのが良いだろう」として、こう続ける。
第1に、商品相場と逆相関の通貨が上昇しやすく、順相関の通貨が下落しやすい。
第2に、商品安は期待成長率を高め、期待インフレ率を低下させるので、景気に連動しやすい米国
の金利に対し、インフレに連動しやすい国の金利を相対的に低下させる。よって、対米金利差と逆
相関の通貨が上昇しやすく、順相関の通貨が下落しやすい。
第3に、原油安が株高要因になるので、株価と順相関の通貨が上昇しやすく、逆相関の通貨が下落
しやすい。


▼FX相場予想/
 日本の不況入り=外国人には心理的に有効


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

オージーやニュージーは通常の頭では買えない通貨になってきているが、個人投資家には関係がないようである。金利さえもらえれば良いのだそうである。ふざけた金利しか寄越さないぼったくり国家から逃避しているようなものだね。この日は、海外では日本の不況入りが報道されていた。外国人には心理的に有効だったようだ。また、日本人の外貨投資は絶対に衰えないからドル円は買いだとかいうようなコメントも散見された。とか、なんとかいろいろ書いたが、要は動かなかったのでどうでも良かった日でもある。(8月5日。火曜日。タクシーの日、なんだこれ?)

▼FX相場予想/
 原油急落⇒ユーロドル下落⇒ドル円の買い誘う


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

ドル円は3営業日ぶりに反発。一時108.29円まで値を上げた。クロス円の上昇につれた買いが入ったほか、6月米個人消費支出が予想より強い結果となったことを受けて買いが広がった。原油先物相場の急落を受けてユーロドルが下落したことも買いを誘った。

ユーロ円は6日ぶりに急反発。一時168.79円まで上昇した。これまでに5日続落した反動で持ち高調整の買いが入った。米経済指標が予想より強い結果となったこともクロス円の買いを誘った。

ユーロドルは小反発。ユーロ円の上昇につれて一時1.5632ドルまで買われる場面があったが、その後はドルの上昇につれた売りに押され徐々に上値を切り下げた。原油先物相場の下落も重しになった。

原油先物相場は前営業日比3.69ドル安の1バレル=121.41ドル。一時5月6日以来の安値となる119.50ドルまで値を下げた。米国がイランに対して核開発を断念しなければ更なる制裁措置を取ると警告したことなどを背景に買いが強まる場面もあったが、その後は熱帯性暴風雨「エドゥアルド」の進路が外れるとの見方から売りが優勢となった。



▼今日の債券相場/
1.50%前後を絶対的抵抗線と見る参加者は急減


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…1.50%前後の水準を再考。それにはまず様子見が妥当
昨日の米市場は小幅株安債券安。10 年1.50%割れには一定の達成感がうかがわれ、本日は新発入札もある。ただ、環境は景気後退観測の強まりなどから好転。需給面でも、下で買えていない分、上での売りが極端に少ないようだ。1.50%前後を絶対的抵抗線と見る参加者は急速に減っていよう。それが正解か、まずは様子見が妥当と考える。本日の入札結果は今後の手掛かり材料の1つとなる。(AM6:46、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 136 円73 銭 ~ 137 円10 銭

どうする15 年変国(抜粋)
先週末、国債市場特別参加者会合が開催された。議論の中心は、「15 年変動債の今後の発行等について」(財務省、以下同じ)だった。最初に理財局側が主要市場参加者のヒアリングの結果として、「今年度のネット発行額を、ゼロ又はマイナスにするよう見直すべきとの意見が数多く聞かれた」と述べた。これが議論の発射台となる一方、「将来の金利状況の変化に対するヘッジ手段にもなるなど、商品の多様化の観点では重要な商品であると認識しており、今後の発行を打ち切るといったことは全く考えていない」とも強調した。


▼CFTC大口投機マネー/
 取組高=穀物5.2%減、エネルギー1.4%減、金属5.5%減


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された4日の海外商品市況と、「CFTC大口投機資金動向(7/29日時点)」は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金    2008/12 907.9 - 9.6 アルミ3カ月物  2,882.0 - 52.0
NY銀    2008/ 9 1714.0 - 38.0 銅3カ月物    7,605.0 -295.0
NYプラ   2008/10 1563.0 -92.3 ニッケル3カ月物 18,025 - 275
NYパラ   2008/ 9 354.45 -16.65 NY原油 2008/ 9 121.41 - 3.69
シカゴ大豆  2008/11 1295.00 -70.00 NYコーヒー 2008/ 9 136.85 - 3.30
シカゴコーン 2008/12 555.50 -29.50 NY粗糖   2008/10 13.42 - 0.71
ドル・円     108.23 + 0.56  シカゴ日経平均 2008/ 9 12,930 - 175
---------------------------------------
ファンドの動きはどう変化? CFTC建玉明細
【概 略】
米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要49市場における7月29日時点の大口投機家の買い越しは167万8535枚となり、前週の189万4568枚から縮小した。取組高合計は2753万9982枚となり、前週から37万0344枚(1.33%)減少した。

項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.9%増、債券合計が0.9%減、為替合計が6.9%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が5.2%減、エネルギー合計は1.4%減、金属合計は5.5%減となった。

項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い・買い戻しが入って売り越し幅を縮小、債券は手じまい売りが目立ち、買い越し幅を縮小した。為替は手じまい売りが出て買い越し幅(ドル売り)を縮小した。 (オーバルネクスト 東京/東海林勇行さん)


情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は小反発。景気悪化やNYダウ続落を受けて反発も限定的。日経平均 が終値で前日比+34.85円高の12968.03円、またTOPIXも同+0.84高の1249.09、JASADAQ指数は同-0.04安の57.46となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは17業種。パルプ・紙、ゴム製品、その他金融などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、原油安、米国経済指標を受けてドルが上昇するも上値は重い。ドル円相場は108円台前半で推移、ユーロ円は168円台前半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

ハートフォード生命保険株式会社
■ハートフォード生命、第四銀行において変額終身保険の新商品「フォーライフ ロールアップ」を発売
-日本初*、ロールアップ死亡保障機能付変額終身保険-*2008年7月末現在 ハートフォード生命調べ
■ ハートフォード生命、北越銀行・北海道銀行・岩手銀行で変額年金保険「ライジング インカム」を発売
-岩手銀行と新規提携し、販売会社数は79社に-
■ハートフォード生命、関西アーバン銀行および泉州銀行にて変額終身保険の新商品「フォーライフ マイチョイス」を発売-日本初*、特別引出機能付変額終身保険-*2008年7月末現在 ハートフォード生命調べ
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html

カブドットコム証券株式会社(8703)
■平成20年7月 委託手数料等及び業務計数の開示(速報値)
■株価指数先物取引の建玉数制限を個別審査により引き上げる際の上限を撤廃
http://kabu.com

住商情報システム株式会社 (9719)
■近鉄不動産株式会社が、新基幹システムとして「ProActive E2 」を導入 
内部統制対応も含め、スケジュール通りの安定稼動を実現~ホストコンピュータで稼動していた旧基幹システムを全面的に刷新~
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm

ソニー株式会社(6758)
■リチウムイオン電池の生産増強を目的とした投資を決定
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200808/08-092/index.html

ケネディクス株式会社(4321)
■子会社の異動に関するお知らせ
http://www.kenedix.com/jp/ir/ir_top.html

株式会社大林組(1802 )
■平成21年3月期 第1四半期の決算(連結ベース)
当期決算の主要項目は次のとおりです。売上高3,401億円 (前年同期比+365億円)、営業損失(△)   △2億円(同△16億円)、経常利益28億円(同△19億円)、四半期純利益12億円 (同△16億円)、受注高(単体)2,307億円(同△25億円)。
■平成21年3月期(通期)の業績予想(連結ベース)。平成20年5月15日の平成20年3月期決算発表時に公表した数値から変更ありません。 決算短信: http://www.obayashi.co.jp/ir/index10.html

Posted by Yen-Dokki at 2008年08月07日 17:04
 
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