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今日の視点 |
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今週で米国の主要な企業、特に注目を集めた金融機関の四半期決算発表もほぼ峠を越えました。昨晩に日本円で5兆3千億円というものすごい損失を計上した米大手銀行ワコビアも含めて、現在のところ金融機関の決算内容に対する株式市場の評価は「事前の予想よりもマシだった」ということでプラスの評価を与え、株式市場を押し上げる原動力となっているようです。
したがって、先週までの「米国金融機関の決算内容次第」という一辺倒なムードから、日本の株式市場の昨日と本日の動きを見る限り、市場関係者の関心や視点も少しずつ国内要因へ移ってくるのではないでしょうか。特に株式市場に大きな影響を与える2大要因は「政治」と「経済」です。このうち政治がほぼ空白に近い動きとなっていますので、残された経済、具体的には米国の四半期決算がピークを越すのと入れ替わるように今週から始る国内主要企業の四半期決算の発表に、多くの注目が集まる展開になると思います。
この決算発表は8月初旬まで続きますが、ヤフーファイナンスの「決算スケジュール」やチャートブックの巻頭などで今後の予定企業とスケジュールを確認することができますので、一度ご覧になってください。そして特に気になる企業の具体的な内容につきましては、各企業のホームページにある「IR情報」や「財務・業績」などで“業績予想”をチェックすることができます。またケンミレの『個別銘柄情報』では、企業業績と企業財務の両方について「過去5年間の業績の推移と予想数値」の変化を時間の経過で過去から未来へとチェックすることができますので、その企業の業績が「良い方向に向かっているのか?それとも悪い方向に向かっているのか?」が分かるようになっています。
TOPIXの動きで株式市場を見た場合、現在のところはこれまでレポートしてきた中期バリューの上昇トレンドに支えられ、かつNYダウのチャートが中期バリューのアンダーバリューラインで反発したことに大きく影響されて、TOPIXもアンダーバリューラインに近づいたタイミングで反発する展開となっています。

しかしまだNY市場もTOPIXも上昇トレンド(短期バリューの上昇トレンド)に転換したかどうかは分かりませんが、それでも大きく下がった後にリバウンドするときには「好業績の銘柄=業績の裏付けのある銘柄から上昇」する傾向がありますので、業績の予想数値が減益や下方修正の銘柄は避けた方が良いと思います。
今回は、前日分の本日分の2つのインデックスを掲載しました。



本日は日経平均やTOPIXなどに代表される「東証1部」市場をはじめ、東証2部や新興市場などほとんどの市場でプラスとなりました。
中でも新興市場では、マザーズ指数が+5.17%、ヘラクレス総合が+3.40%となり、同じ新興市場でも日経JASDAQの+0.22%に比べて大きく上昇したことが特徴です。ちなみに東証1部の日経平均は+0.97%、TOPIXは+1.21%でしたので、新興市場のマザーズ指数とヘラクレス総合の上昇率が突出していることが分かります。
これらの新興市場は、依然として長期下落トレンドで推移していますので、人気がないときは「まったく人気が集まらない」となりますが、少しでも投資資金が流入すると「人気がなかった分、株価が真空地帯を急騰しやすくなる」のが特徴となります。したがって、いつ急騰するかは分かりませんので、普段は薄商いで推移することが多いのですが、目先の投機的な資金が流入すると株価が上昇し、上昇した株価を見て順張りで買うというハイリスク・ハイリターンな動きが本日の新興市場、特にマザーズとヘラクレスにはあったようです。
インデックスの騰落率ランキングでも、これまで下落率ランキングには常連だったマザーズやヘラクレスのインデックスが、本日は上昇率上位に軒並み名前を連ねているのが大きな特徴となっています。
昨日から出来高が20億株を超えだし、また売買代金は本日からですが2兆円の大台を回復してきました。出来高や売買代金が増えますと初動では株価水準も上昇しますので、今回も日経平均で7月16日の底値から+641円、TOPIXでも+63pと5%の上昇率となりました。株式市場を取り巻く環境的には一時の不安心理は後退し、落ち着きも取り戻してきましたので、上昇中の高いときに買うのは禁物ですが押し目があれば株式組入比率を考えて投資するチャンスとなるかもしれません。今回の上昇で買えなかったからといって、上昇中で買うと高値つかみの原因となりますので、焦りが一番の禁物です。上がれば調整で下がる場面が必ずありますので、上昇した後の下がったときこそ勇気を出す場面になります。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 田中達也