最新更新日:11 11, 2008 04:38 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年07月10日

日本経済ウォッチ・今日の株価予想ほか

★東証1・2部時価総額(7日)=424兆8505億円(前日比+4兆5200億円)

■日本経済ウォッチ/
個人消費が悪化するとき、「踊り場」では済まない


大和総研・経済金融調査部(渡辺浩志シニアエコノミスト+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は7日、「必需品の値上がりがもたらす一時的下支え要因は尽きつつある」として、次のようにコメントした――。

(1)マインドや所得環境に比べて消費は底堅く推移してきたが、その背後に物価上昇による購買力の低下を避ける生活防衛型の消費行動やラチェット効果(所得の変動に対し消費が一定の水準を維持しようとする消費行動)がある
(2)ただし、これらの効果はいずれも一時的なものであることに加え、反動減などの副作用が景気の振れを増幅する
(3)買い貯めと同期間同程度の反動減が出るとすれば来年1月まで世帯ベースの実質消費の前年比を1.8%ポイント下押しする可能性がある
(4)一時的な下支え要因が尽きると消費は結局所得次第となるが、好況下でも企業部門からの波及がなかった雇用・所得環境が企業収益悪化の中で好転することは考えにくい
(5)景気が踊り場か後退局面入りしたかは事後的にしか判断できないが、景気遅行的でありボラティリティの低い消費が悪化するとき、踊り場では済まないことが確認される



▼今日の株価予想/
銀行株に押し目買い試され、日経平均は5日線意識


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

日経平均は5日移動平均線を意識した展開が予想される。米国市場での金融株の下落から、昨日買い戻された金融・不動産株中心に売り優勢の地合いとなりそう。ただ、全般連続安から一旦上昇に向いており、前日のレンジ内での底堅い動きが想定される。今週は週末にSQを控えているだけに、海外株式の不安定や見送りムードが続けば先物主導で値動きが荒くなる場面も見られよう。

連休明けのNY株式市場ではNYダウは反落。ナスダックは3日続落となった。原油相場が大幅安となったことや、マイクロソフトがヤフーへの買収再交渉に関心を示したとの見方が好感され、NYダウは一時100ドル超の上昇となった。ただ、金融機関の財務リスク懸念や、住宅金融公社のフレディマックやファニーメイの下落が金融株全般の下げにつながった。フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数は0.6%上昇。シカゴ日経先物は昨日の大証日中終値と比15円高い13385円で終了した。

7日の東京市場は反発。欧州市場の相場下落を受けて、日経平均は朝方売り先行で始まったが、後場はアジア株高や円安進展などを背景に上昇に転じた。

テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、6月18日ぶりに終値で5日移動平均線を上回った。週足の一目均衡表では、先週まで下落が続いた基準線がほぼ横ばいに変化している。その基準線を中心に上下どちらで推移するかが重要ではあるが、上方で推移することが出来れば、7月中旬あたりにかけては転換線の13860円前後に向けた動きも期待できるのではないだろうか。

目先の上値メドは、一目均衡表の転換線13534円や75日移動平均線の13645円前後、6月26安値レベルの13800円などがある。一方で下値メドは、心理的節目の13000円や4月14日安値12858円、3月安値から6月高値までの上昇に対する61.8%押しとなる12800円前後などが考えられる。

話題の銘柄
4704 トレンドマイクロ/2Q決算はガイダンス上回る可能性高い、目標株価5000円継続

三菱UFJでは、同社について、2Q(4-6月期)決算がガイダンスを上回る可能性が高いと指摘した。営業利益ベースで、ガイダンス71億円(前年同期比20%減)に対し、86億円(同3%減)を見込む。上振れ予想の要因は、◆米国が会社想定より好調と思われること、◆Linksys関連のマーケティングコスト5億円が3Qにずれ込む可能性が高いこと、――など。特に米国では、景気悪化が懸念されていたが、4-5月の2ヵ月間は円建てで2桁成長となっている模様。3Qに関しては、増収増益になると見込む。Linksys関連マーケティングコストの5億円やストックオプションコストの増加を考慮すると大幅増益は難しいが、円高によるマイナスインパクトが緩和していく見通し。これらを踏まえて今後の業績を見直し。当期利益ベースで、今08年12月期を244億円→230億円(EPS 170.3円)と調整し、来09年12月期を278億円(EPS 205.8円)、10年12月期を307億円(EPS 227.3円)と予想。足元の株価下落で株価は割安な水準にあるとして、レーティングを「2」→「1」へ引き上げ、今後6~12ヵ月の目標株価5000円を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/



▼FX投資家の目/
 大荒れになって初めて相場と言えるのだが・・・


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

どうでも良い相場が進行中。なんだか飽きたし、つまらないと思うのはこっちの勝手であって、このような静かな相場のほうが個人投資家には人気のようだ。大荒れになって初めて相場と言えるのだが、多数の人がそういうときに穴に入ってしまって台風一過を待つのだそうだ。人それぞれってとこかね。株式がやっと反発したが、マスコミはうるさいんだよ。相場は上がったり下がったりするものだ。まあ、マスコミの逆をやるのが宜しい。(7月8日。火曜日。大安。)


▼7日のFX市場/
「洞爺湖サミット」への期待感からドル買い先行


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は7日、FX市場の動きについて、概ね次のようにコメントした――。

毎年、7月4日の「米国の独立記念日」から、外国為替市場は「夏休み相場のスタート」となる。7月7日(月)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、106円台後半程度---[106.70-75]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。東京市場は、「洞爺湖サミット」に対する期待感から、ドル買いが先行。東京市場で、107円台前半に乗せた。東京市場の夕方には、107円台ミドルに上進した。ロンドン市場、ニューヨーク市場は、107円台ミドルでの小動きに推移。(2008年07月08日東京時間01:00記述)



▼FX市場ウォッチ/
 ユーロ円=3営業日ぶりに急反発、一時168.64円


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

ドル円は3日続伸。株価の上昇やユーロドルの下落を背景に一時107.75円まで買われた。
ただ、その後は上値の重い展開。ダウ工業株30種平均が年初来安値を更新するなどさえない米国株相場を受けて売りが強まった。一時106.73円付近まで下押しする場面があった。

ユーロドルは上昇。しばらくさえない値動きだったが、ドル円の下落をきっかけに買いが膨らみNY時間午後に持ち直した。断続的にストップロスを巻き込んで一時1.5754ドルまで値を上げた。

ユーロ円は3営業日ぶりに急反発。日欧市場で買いが膨らんだ流れを引き継いで始まった。 株価の失速で上値が重い展開が続いたものの、その後はユーロドルの上昇につれた買いが入り、一時168.64円まで買われる場面があった。



■長期金利見通し/
2.0%超の長期金利を予想する答えは出てこない


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…もみ合いから上伸に切り返す。カーブはスティープ化
昨日は予想外に値を下げた。後講釈になるが、本日の5年国債入札の準備と13 営業日振りに反発した株価に過剰反応したようだ。ECB の利上げ以来の欧米市場の動向を考えると、違和感のある動きである。米債など海外市場は引き続きフォロー。5年債新発はアンダーでの落札は難しいかもしれない。いずれにせよ、その水準での押し目買い需要がまずまずの結果に導こう。本日の相場はもみ合いから上伸へ切り返すと予想する。イールド・カーブは特に後場から、中期以降のゾーンのスティープ化が進むと見る。(AM6:41、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 134 円62 銭 ~ 135 円03 銭

原油価格のシナリオ別世界経済に対する影響
市場のインフレ懸念は強い。本レポートで繰り返し指摘しているのは、「長期金利はインフレ率よりも名目成長率の影響が強い」ということである。「長期金利=期待名目成長率+リスク・プレミアム」はよく知られる式である。最近のデータを見ても、それが概ね成り立っていることが確認できる。それでも、リスク・プレミアムにはインフレのそれが含まれ、一時的に拡大することは十分あり得る。


▼今日の長期金利/
 チャートは、「リバウンド局面の終了」を示唆


三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.625%~1.675%
・ 債券先物(9月限) 134.90円~135.35円

<シナリオ>
長期金利は、米株安/米債高を受けて低下してスタートした後、5年利付国債の入札結果待ちの展開。昨日の日銀・地域経済報告で示された景気後退リスクや、米国市場における「質への逃避」の流れあるいは原油安(グローバル・インフレ緩和)は金利低下要因。入札結果が順調となれば、昨日の金利上昇を打ち消す動きに。逆に不調に終わった場合でも、外部環境の追い風から上昇余地は限定的。

債券先物チャート
6月限の日足は中陰線で転換線(134.94円)を深く割り込んだ(6月19日以来)。分厚い雲にぶち当たって突き落とされた形。リバウンド局面の終了を示唆。
【チャート・ポイント】
141.91円:年初来高値(3月19日)
140.50円:マド埋め(3月31日ザラバ安値)
137.73円:雲上辺(本日)
137.11円:2008年の始値
137.05円:マド埋め(4月24日ザラバ安値)
136.98円:半値戻し【141.91円→132.05円】
136.89円:2月26日のザラバ安値
<135.35円:本日の9月限予想レンジ上限>
135.28円:雲下辺(本日)
134.94円:転換線
<134.90円:本日の9月限予想レンジ下限>
134.79円:5日移動平均
≪134.62円:昨日のLIFFE先物9月限終値≫
≪134.53円:昨日の東証9月限終値、前日比+0.32円≫
134.01円:20日移動平均
133.89円:基準線
132.05円:年初来安値(6月13日のザラバ安値)
131.87円:倍返し【136.89円→141.91円】
131.17円:07年7月10日のザラバ安値
130.76円:2007年の最安値(6月13日)


■ロシア・エナジー事情/
 露国内プロジェクトに関わる全国際企業を襲う「悪夢」


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された7日の海外商品市況と、「ロシア・エナジー情報」は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金   2008/ 8 928.8 -4.8 アルミ3カ月物 3,308.0 +148.0
NY銀   2008/ 9 1792.0 -45.0 銅3カ月物 8,412.0 -60.5
NY白金  2008/10 1983.8 -46.6 ニッケル3カ月物 20,925 +325
NYパラ   2008/ 9 449.55 -13.40 NY原油 2008/ 8 141.37 -3.92
シカゴ大豆  2008/11 1561.00 -70.00   NYコーヒー  2008/ 9 143.30 -8.60
コーン  2008/12 747.00 -30.00  NY粗糖   2008/10 13.62 -0.39
ドル・円      107.17 +0.45  シカゴ日経平均 2008/ 9 13,385 +20
---------------------------------------
ロシア・エナジー情報 外国人の投資は歓迎されない(前編) 08/6/10
By ルスエナジー、ミハイル・クルーティヒン氏

ロシア国内のプロジェクトに関わる全ての国際企業、そしていわゆる「戦略的」企業の株式を大量に保有する国際企業には、9月末までに、外国の投資家を監視するロシア政府当局に報告書の提出が義務付けられる。これは特に川上分野の産業にとっては、悪夢となりそうだ。

【監視機関】
ロシアのプーチン首相は、クレムリンの大統領府を去る直前の5月5日に署名した法律を実行する決意である。法律の正式名称は、「国家の防衛と安全を確保するために戦略的な重要性を持つ事業社会への外国による投資の実行手続き」に関する連邦法である。5月2日の政府幹部会会議で、プーチン大統領は経済発展貿易省に対し、「(外国の投資管理の)委員会と、この問題の日々の実務に対応する公的機関のために指名する人選案を早急に準備する」よう指示した。

この新法の実行を目的とした対策計画によると、この両政府機関は6月末までに設立される予定である。法律に基づいて、プーチン首相が同委員会の議長を務める。しかし、この法律が実行可能となるためには、政府が今年第2、第3・四半期に20近い法令と指示を施行しなくてはならないだろう。

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は原油安、円安という好環境でも、米国企業決算への懸念から反落。日経平均 が終値で前日比-238.18円安の13121.86円、またTOPIXも同-20.27安の1292.53、JASADAQ指数は同+0.10高の61.40となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは電気・ガス業、パルプ・紙の2業種のみに止まった。
午前の東京外為市場=為替は対ドルで円が反発し、ドル円相場は107円台前半で推移、ユーロ円は168円台前半で堅調に推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

住商情報システム株式会社 (9719)
■国産ERP パッケージ「ProActive E2」短期間・低価格で本番稼動を実現する導入ソリューションの提供開始
標準化された導入サービスとマスタデータのプリインストールにより、短期間・低価格での導入を実現
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm

ソニー株式会社(6758)
■デジタル一眼レフカメラ“α”にエントリーモデルを追加
有効1020万画素CCD搭載の「液晶フルオート一眼」“α300”発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200807/08-0707/

Posted by Yen-Dokki at 2008年07月10日 15:14
 
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