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今日の視点 |
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本日は8時50分ごろに、5月機械受注の発表が内閣府より行われました。この機械受注は、機械メーカー280社が受注した毎月の受注実績を調査して毎月発表されます。ただし、船舶や電力などに関連する機械の受注額は規模も非常に大きく、かつ受注そのものが毎月ある訳でもありません。したがって、通常「機械受注」の数字を見る場合は、変動が大きな船舶と電力を除いた数字で受注額を見て判断するのが一般的です。
「機械受注」の発表で何を判断するのかといいますと、製造業のメーカーが設備投資をするときには必ず新しい機械を購入しますので、このの増減をチェックすれば「企業の設備投資に対する意欲を前もってチェックできる」といわれています。そして企業が設備投資を行うときは、景気の先行きに不安がないときに行いますので(景気が悪くなる予想のときに設備投資をしてもモノが売れません)、機械受注は設備投資の先行指標として、そして景気の先行指標として重要視され、株式市場でも注目する市場関係者がたくさんいます。
この船舶と電力を除いた機械受注が、5月の受注分で前月比10.4%増となりました。この数値は事前予想の前月比1.1%増を大きく上回り、かつ2ヶ月連続でプラスとなりました。日本のみならず、世界の景気先行きに懸念が示されることが多い中で、昨晩のNYダウの大幅高やドル高円安の基調と合わせて、本日の株式市場を押し上げる大きな要因になったようです。
ただし、今回の5月分が大幅増となりましたが、一部には「今回が良すぎた分、次の6月分では反動が出るのではないか」という市場関係者見方もありました。
午後に入るとイランのミサイル試射のニュースが報道されると、株式市場は急速に値を崩す展開となりました。しかし、そうした中でも値持ちが良かったのは「東証1部」の銘柄群で、前日から上昇率ランクの上位10インデックスのうち9業種を占めました。
反対に値下がりきつかったのは、ジャスダックやヘラクレスやマザーズの新興市場で、下落率が大きな上位10インデックスのうち、6インデックスを占めました。
本日の株式市場は大引けにかけて頭を抑えられる展開となりましたが、朝からの物色の流れを見る限り、まずは「東証一部で大きく下がったタイミング」に今後も資金が流入する可能性が高いことが分かります。
したがって、NYダウが節目のポイントに近づいた矢先で出鼻をくじかれる格好となりましたが、次に再び上昇するときの投資対象は東証一部を中心に探して良いと思います。
7月1日のケンミレ・アイにてレポートしましたが、NYダウは「短期波動の下落率」と「KMライン(※)」と「中期のアンダーバリューライン」に支えられて、いったん下げ止まった格好となりました。
※「KMライン」は、すべて有料会員向けのサービスです。
最近はNYダウの動向や、密接に関連する原油価格とドル円についてのレポートが多く、中にはうんざりしている方もいらっしゃると思います。しかし、世界的な視点で見ればローカル市場の一つに過ぎない日本の株式市場に与える影響度を考えますと、NY市場の動きや株式市場を取り巻く外部環境の動きをチェックすることは、売買タイミングを判断する上でも非常に大切なことと思います。
海外で一時1ドル106円前半までドル売りが進んだ外為市場ですが、昨晩のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の「金融機関の連鎖的な破綻を防ぐスキーム」の発言を受け、1円近く円が売られて1ドル=107円半ばのドル高となっています。そしてドルが高くなったことでドル資産の魅力が増したことで、割高な原油を売って割安なNY株式市場へ資金が流入し、まだ自律反発の域を出ないかもしれませんがNYダウはいったん下げ止まった格好となりました。
そして昨日のレポートでも書きましたが、このNYダウと連動して動く日本の株式市場も、不名誉な連敗記録を作って割安になっているタイミングということもあり、全般的に下げ止まって上昇しました。もちろん、投資リスクを最優先して回避するなら、上昇している途中の銘柄を買うのは割安株投資ではありません、しかし、全部の銘柄がすべて同時に上昇することはありませんし、また今日は上昇しても明日以降で利食いが出ることもあります。したがって、『最適指標銘柄探し(※)』や『割安銘柄探し(※)』の抽出ソフト、もしくはトップページの『割安インデックスマップ(※)』で割安株の3つの条件を満たす銘柄をピックアップしても良いタイミングと思います。
ただし、これで底を打ったかどうかは分かりませんので、たとえばこれまでに株式組入比率で20%くらい買った人は「もう20%を買ってみる」というように、万が一に備えていつでも割安なときに買える資金は残しておいた方が良いと思います。
1.過去に大きく上昇した実績があること
大きく下がって割安な銘柄を買ったとしても、上がらなければ買う意味はありません。過去の上昇率が高い銘柄は「投資家に人気があった銘柄」ですので、調整が終わって上昇したときに「再び大きく上昇する可能性が高い銘柄」といえます。
これは『平均上昇率が20%以上の高い銘柄』で絞り込んだり、また実際にチャートで『短期波動ライン(※)』を表示して、その上昇率が大きいかどうかをチェックします。
2.今は調整で大きく下がっていること
株価が調整で大きく下がれば下がるほど、上昇に転換する確率は高くなり、またリバウンドしたときの上昇率も大きくなります。
したがって、抽出した銘柄を絞り込むときにチャートで『中期波動の下落ライン(※)』や『短期波動の下落ライン(※)』が引かれた銘柄を残すようにしましょう。
3.そろそろ下げ止まる可能性が高い株価水準に近づいていること
過去に大きく上昇した実績があり、今は下がっている銘柄でも、買った後から下げ続けてしまっては意味がありません。
したがって、強い抵抗ラインが確認できる銘柄だけに絞り込みましょう。たとえば、前述のNYダウのチャートのように、KMラインやバリューラインなど「複数の抵抗ラインが重なっている株価水準」が強い下値抵抗ラインと判断することができます。他にも「ケンミレ抵抗ライン」「押し目ライン」などで重なる抵抗ラインがあるかどうかをチェックします。
この3つの条件を満たした銘柄であっても、大事なことは業績の不安がない銘柄であることです。ピックアップして絞り込んだ銘柄は、必ず『個別銘柄情報(※』』で四季報のコメント、そして業績欄をチェックしてください。以上の条件を満たした銘柄が手元に残れば、後は『買いたいシグナル(※)』に登録して待ち伏せします。
※印は、すべて会員向けのソフトやサービスとなっています。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 田中達也