日本経済ウォッチ・今日の株価予想ほか
★東証1・2部時価総額(4日)=420兆3296億円(前日比-831億円)
■日本経済ウォッチ/
原油高・食料高でも「デフレ脱却」は未だ見えず?!
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は4日(金)、2008年度GDP成長率見通しについて、「ダウンサイド・リスクがさらに増大」との見方を示した――。
(1)6月調査の日銀短観で企業利益見通しが大きく下方修正されたこと、(2)5月の毎月勤労統計で賃金の伸び率が大きく低下したこと等を踏まえると、2008年度実質GDP成長率見通しのダウンサイド・リスクが高まったと判断せざるを得ない。なお、弊社ではCPI(消費者物価指数)見通しを上方修正した。
また、「デフレ脱却はまだみえない」として、次のようにコメントした――。
(1)国内消費財・サービスの市場は依然として供給超過状態にある可能性が高い。
(2)勤労者世帯の貯蓄性向は依然として高いが、期待インフレ率の上昇は貯蓄率をさらに
上昇させる可能性がある
(3)供給超過状態を是正できるような個人消費の拡大は予想できず、デフレ脱却もまだみえない
▼今日の株価予想/
連休明けの米国市場控えながらも、素直に反発なるか
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は横ばいの展開を予想。金融、不動産、建設株など内需関連株中心に軟調な動きが予想される一方、連続安で積極的には売り込みづらい状況である。後場からは連休明けの米国市場を控え模様眺めムードの強い展開が想定される。
先週末の日経平均は終値ベースで直近の安値更新となったが、6月6日高値から12日安値までの最初の下げ幅600円を12日安値からさらに下げた目標計算値13288円に到達した。さらに、7月第一週は3月安値からカウントされる重要な変化日が含まれる週であることから、逆に今週は反発の動きとなるかどうかが注目される。
東京市場の7月は波乱の幕開けとなった。日経平均は7月4日までで歴代3位に並ぶ12日連続安。先週末は東証1部の売買代金が6月24日以来となる2兆円割れとなった。
今週は週末にSQを控え薄商いのなか神経質な展開も想定されるが、底値圏を示唆する指標が多いだけに週間ベースでは相場はリバウンドの動きとなりそうだ。ただ、連続安といえども先週は2日の大幅安を除けばいずれも100円を下回る小幅安にとどまっており反発力も鈍そう。
物色面では、市況下落を受けて鉄鋼、非鉄、海運などが軒並み安となっているほか、コマツや日立建機など新興国向け需要を背景に業績を拡大してきた銘柄の下げが目立つ。昨年の成功体験から買い上げられたセクターであるが、それらを買い上げる材料としてはほとんどが蒸し返しであった。一方、指数が軟調ななかで主力ハイテク株や通信セクターの一部に堅調なものが目立つ。3月安値に対する二番底形成後は物色対象が大きく変わりそうだ。今週は国内では9日発表の5月機械受注以外に大きな経済指標の発表はない。海外ではFRBバーナンキ議長講演や7月のミシガン大学消費者信頼感指数などの発表がある。
話題の銘柄
6875
メガチップス/DSテレビの店頭販売開始は大きなポジティブ要因、目標株価1650円
ドイツ証券では、「6月27日、任天堂の岩田社長は株主総会にてDS向けワンセグチューナー(DSテレビ)を現在のWeb販売に加えて、7月中に店頭販売を開始する旨を明らかにした。同製品は昨年11月に発売、メガチップスが製品供給(開発・生産〔外部委託〕)を行っており、同社のOFDM変調LSI『Pegasus』、画像処理LSI『SWAN』がコアとして採用されている。3月までの出荷数量は約20万であった(5万/月のペース)。今期、会社側計画は倍増の40万程度と見られ、当社では55万~60万、売上高は20億円弱を見込んでいるが、今回の店頭販売決定により更に上ぶれる可能性が出てきたと考える。というのも、ニンテンドーDSの国内累積販売台数は約2300万と分母は膨大であり、60万でも全体の2.6%を占めるに過ぎない。全体の1割と見積もっても200万であり、同製品の販売拡大余地は非常に大きいといえる。また、店頭販売開始により、テレビ・雑誌などの媒体にて広告宣伝が行われる可能性が高い点も、ポジティブである」、「当社の今期予想営業利益は40億円(会社計画38億円)、EPS97円(同86円)。足下の市場環境の厳しさもあり株価は低迷しており、PER13倍と割安感が強まっている。DSソフト向けMaskRomも欧州市場などに牽引され順調推移、システムは会社計画水準で推移していると見られ、業績は拡大基調が続くと考える」と指摘。レーティング「Buy」、目標株価1650円を継続した。トレーダーズ・ウエブ:
http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■(株)トライステージ (2178)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200808/8tristage.html
テレビショッピング等により商品やサービスの販売を実施するダイレクトマーケティング事業に新たに参入する企業は、業務ノウハウ及びリソースが不十分であり、自社のニーズに適合したソリューションを提供する企業を求めております。当社は、これらのダイレクトマーケティング事業に新たに参入する企業に対して、テレビ番組放送枠等のメディア枠の提供に加え、商品開発、「売れる商品」つくりのための番組制作、受注・物流におけるノウハウの提供等の各種ソリューションを提供する、ダイレクトマーケティング支援事業を行っております。
会社ホームページ:
http://www.tri-stage.jp/
■FX相場予想/
ドル実効為替=一方的に下落するとは限らない
大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は4日(金)、ドルとユーロの強弱について、次のように語った。
「世界の中で比較的金利が低位にある米国のドルは売られやすいという見方もあるが、金利先高観のなくなったユーロが売られ、金利先高観の存在するドルが買われる可能性もある。当面、世界的株安・金利低下で円高・ドル安のリスクは残るが、ドル実効為替が一方的に下落するとは限らないだろう。」
また、米国のガソリン在庫に関しは、エネルギー省によると、最新週のガソリン在庫が市場予想に反し増加。民間調査によれば米ガソリン需要は減少しており、平年に比べガソリン在庫が増えていけば、製油所稼働率低下による原油在庫増加や輸入減少を招き、原油相場下落の要因になろう。
■今週の予想レンジ(先週のレンジ)
ドル/円: 104.00-108.00 (104.99-106.93)
ユーロ/円:165.00-169.00 (166.09-169.14)
ユーロ/ドル:1.5500-1.5900 (1.5675-1.5909)
豪ドル/円: 99.50-103.50 (100.25-102.90)
豪ドル/ドル:0.9400-0.9700 (0.9512-0.9668)
▼FX市場ウォッチ/
米独立記念日の連休で、FX市場は平穏な動き
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは前日比横ばい圏。
終値は1.5699-04ドルと前日の終値(1.5703ドル)に比べて0.0004 ドル程度のユーロ安水準となった。一時1.5654ドルまで調整した。欧金利先高観の後退や原油先物相場が一時調整したことなどをきっかけに持ち高調整の売りに押される場面があった。ただ、下値では前日に急落した反動で押し目買いが入ったほか、ショートカバーも見られ値を戻した。その後は、米国市場が独立記念日で休場だったため値動きが細った。
ドル円は小幅に続伸。終値は106.76-81円と前日の終値(106.71円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。豪ドル円やNZドル円の買いにつられる場面があったものの、米国市場が休場で市場参加者が少なかったため狭い値幅での取引が続いた。
ユーロ円も小幅に続落。終値は167.39-44円と前日の終値(167.50円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが若干下げた影響を受けた。
▼今週の長期金利/
洞爺湖サミット=原油高と世界株安の転機になるか?
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.590%~1.710%
・ 債券先物(9月限) 134.60円~135.70円
<シナリオ>
長期金利は、神経質に上下する展開。「質への逃避」による低下圧力とインフレ懸念による上昇圧力の綱引き状態。最大の焦点は、北海道・洞爺湖サミットが原油高と世界的株安の転機になるかどうか。ポイントは、(1)北海道・洞爺湖サミットを前にした世界的株安の警告、(2)サミットの市場動向への影響、(3)定まらない長期金利の「目線」。
債券先物チャート
6月限の日足は十字線風。分厚い雲が眼前に迫ったためか、転換期を意識している?
【チャート・ポイント】
141.91円:年初来高値(3月19日)
140.50円:マド埋め(3月31日ザラバ安値)
137.90円:雲上辺(本日)
137.11円:2008年の始値
137.05円:マド埋め(4月24日ザラバ安値)
136.98円:半値戻し【141.91円→132.05円】
<135.45円:本日の9月限予想レンジ上限>
135.32円:雲下辺(本日)
≪135.20円:先週末のLIFFE先物9月限終値≫
≪135.18円:先週末の東証9月限終値、前日比+0.32円≫
<135.10円:本日の9月限予想レンジ下限>
134.97円:5日移動平均
134.66円:転換線
134.04円:20日移動平均
133.89円:基準線
132.05円:年初来安値(6月13日のザラバ安値)
131.87円:倍返し【136.89円→141.91円】
131.17円:07年7月10日のザラバ安値
130.76円:2007年の最安値(6月13日)
▼今週の長期金利/
10年294回債で再度、1.60%割れにトライへ
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…材料に乏しく、もみ合い
先週末の米国は休場。好地合いを引き継ぐが、10年の1.50%台定着などには依然、抵抗感が強い。実際、先週末も最後は伸び悩み、戻り売りに押された印象。本日の手掛かり材料はザラ場の株価程度と見られ、もみ合いに終始する公算が大きい。イールド・カーブ上は入札を控えた5年ゾーンが重そう。(AM6:40、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物9月限) : 135円03銭 ~ 135円33銭
今週の債券相場見通し…10年294回債利回りは1.550~1.665%と予想
強めの短観で出鼻を挫かれたものの、3日の「3つのイベント」を終え、地合いは好転した。10年国債利回りは294回債で再度、1.60%割れにトライすることになろう。しかし、この10年の1.50%台や5年の1.10%台を積極的に買う投資家が一気に増えるほど、市場のテーマが景気に傾いたとまでは考え難い。インフレに対する懸念は残り、それは長期金利の上昇要因という認識も強く残ろう。今週の294回債利回りは1.550~1.665%と予想する。カーブは引き続き中期以降のゾーンでブルならスティープ化、ベアならフラット化という基本形で変化すると見込む。
■東京金予想/
年初来高値3322円を更新する可能性が高まる
エース交易ホームトレード部シニアアナリストの陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は4日(金)、 金先物相場について、「ドル安懸念、インフレヘッジから金は上昇へ」として、概ね次のようにコメントした――。
<「インフレ懸念、ドル安」による金買い本格化はこれから>
6月のFOMCでFRBが金利据え置きとする一方で、ECB(欧州中央銀行)はインフレ対策として0.25%利上げを決定した。トリシェ総裁は発表後の声明文で、今後の金融政策に対して中立的な立場を崩さなかったが、物価上昇に対応するためECBの利上げは打ち止めとはならないとの見方は強く、欧米の金利差拡大見通しからユーロ高の流れは継続しよう。ユーロは1999年発足以来の最高水準である4月22日の1.6015ドルを突破して一段高の水準に浮上する可能性が高い。米国は、スタグフレーション(不景気下のインフレ)にあるため、利上げには慎重にならざるを得ない。
ポールソン財務長官の「介入も辞さない」との発言も出たが、所詮は口先介入に過ぎず、その実効性にも疑問が出ている。
ECBの利上げはすでに織り込まれていたこと、6月の雇用統計が前月比6万2000人減少と予想の範囲内だったことからドルは買い戻され、NY金は反落となった。一時950.0ドルをつけたが、3連休を前に利食い売りが広がった。
■石油週間展望/
NY原油は150ドルへ向け、足場固めの時期か
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された4日の海外商品市況と、「石油週間展望」は次のようになった――。
石油週間展望 e-profitで毎週金曜配信中
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週間高低(カッコ内は日付) 6 月 30 日~ 7 月 4 日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
ガソリン 2009/ 1 99,680 104,000( 4) 98,830( 1) 103,560 +5,050
灯 油 2009/ 1 116,280 120,960( 4) 114,940( 1) 120,650 +5,850
原 油 2008/ 11 91,280 95,220( 4) 90,590( 1) 95,220 +4,740
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<原油> 始 値 高 値 安 値 3 日終値 前週末比
NY原油 8 月限 140.60 145.85( 3) 139.17(30) 145.29 +5.08
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<今週の焦点> 9 日 石油連盟 原油・石油製品供給統計週報
9 日 米石油協会(API)の週間在庫統計
9 日 米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計
※米国の統計は現地の日付
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【前週のレビュー】
ニューヨーク原油は130ドル台後半から140ドル台前半での推移が続き、140ドルの節目達成後に国内は調整安となる可能性もあり、目先は利食い売り圧力も高まりそうとした。
【NY原油は150ドルを目指す】
ニューヨーク原油は、イランの核開発に対するイスラエルによる攻撃の可能性や、原油在庫の減少、ドル安の動きなどから、連日のように史上最高値を更新した。高値警戒感の高まりによる調整安の可能性はあるものの、足場を固めていずれ150ドル乗せまで上昇する可能性が高いと見る。
2日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した6月27日までの週間在庫統計で、原油在庫は前週比200万バレル減、ガソリン在庫は同210万バレル増、留出油在庫は同130万バレル増となった。原油在庫は予想に比べて大幅な減少となったことで、史上最高値の更新につながった。
ドル相場の動向も注目される。3日には米雇用統計が事前予想の範囲内にとどまり、欧州中央銀行(ECB)が0.25%利上げしたものの、追加利上げに言及しなかったことで、ドルの買い戻しが進んだ。ただ、米国の景気減速や金融不安からドル安への懸念はくすぶり続ける。
現在は原油の先高観が強く、高値警戒感による調整安の懸念は残るものの、140ドルが支持線となりそうだ。中東情勢は引き続き懸念材料となり、低水準の米原油在庫、ドル安、さらにハリケーンの発生などが重なると一段高となり、150ドルを試す可能性が出てきそうだ。 (オーバルネクスト 東京/佐藤昌彦さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:
http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:
http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、狭いレンジ内での乱高下。新興市場は下落した。日経平均 が終値で前日比-8.43円安の13229.46円、またTOPIXも同-0.35安の1297.53、JASADAQ指数は同+0.09高の60.89となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち11業種が上昇。保険業、鉱業、不動産業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、やや円安気味。ドル円相場は107円台前半で推移、ユーロ円は167円台前半で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
住商情報システム株式会社 (9719)
■ハワイ大学マノア校の研究プロジェクトでリッチクライアントCurlを用いた検証を開始
~コンピューターサイエンス学部学生がCurlを使用しセキュアなウェブベースアプリケーションを開発~
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm
株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)
■「ミュージカル『テニスの王子様』 The Imperial Presence 氷帝 feat. 比嘉」
7月29日から初の海外を含めた10都市にて公演決定
■携帯電話向け公式ゲームサイトオープンのお知らせ
http://www.mmv.co.jp/company/index.html
Posted by Yen-Dokki at 2008年07月09日 14:22