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ケンミレ株式情報レポート |
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マクロの視点で世界の株式市場を見ますと、日本の株式市場の独自性が見えてきます。さらに日本の株式市場だけを見ますと、その中にも「ある特徴」を見つけることができます。詳しくはレポートをご覧ください。
原油を初めとする異常なまでの商品価格の高騰が、世界的なインフレ圧力と同時に景気後退の圧力となり、世界の多くの株式市場で調整色が強まっています。



このミニチャートは、国内外の主要な株価指数の小さな週足チャートです。そしてそれぞれの市場のチャートに中期下落波動が引かれているなどの割安な状態を示すシグナルが出た場合、背景色が黄色くなります。ざっと見ただけでもたくさんの市場に割安シグナルが点灯していることが分かりますが、特に海外に多く、日本に少ないということも分かります。
そうしますと、「日本は大きく下がっている世界と比べて割高」という見方と「世界は大きく下がっているのに日本はしっかりしている」という2つの見方ができると思います。前者の見方をするなら「日本はまだ下がるかもしれない」という見方ができますし、後者の見方をするなら「しっかりしている日本の株式市場で40数年ぶりの連続安が起こっている」という見方ができると思います。
前者の場合の投資戦略は、「まだまだ日本も調整があるかもしれないので下がるのを待つ」となります。反対に後者の場合の投資戦略は、「どこで最安値を付けるかは分からないけれど、大きく下がっていることは事実なのでいくつかある下値抵抗ラインで投資資金を分けて投資する」となります。つまり、一回の投資で「どれくらいの資金を使って投資するか」の株式組入比率を考えて投資することになります。
たとえば、株式投資に使える資金が500万円あったとして、今回の下落で買う資金を「株式組入比率を50%」としますと、使うことができる資金は250万円となります。そして、注目している銘柄の下値抵抗ラインが株価の下に2本あった場合、上の抵抗ラインで100万円、下の抵抗ラインで残り150万円を使って投資する方法です。
さて、後者の投資戦略を取る場合ですが、日本の株式市場をもう少し詳しく見ますと、TOPIXや日経平均など東証一部市場の背景色が白いのに対してマザーズやヘラクレスの新興市場に黄色い割安シグナルが点灯していることが分かります。そうしますと、割安シグナルが点灯していないTOPIXや日経平均などの東証一部市場よりも、割安シグナルが点灯している新興市場の中から銘柄探しをした方が良いという見方ができますが、今はまだ新興市場に投資するのは早いと思います。
株式投資で「大きく下がったときに買う」ことはとても重要ですが、せっかく下がったときに買っても「買った後からダラダラ下がって」しまっては投資するメリットはありません。マザーズやヘラクレスなどの新興市場のチャートを見ますと「底割れ」、すなわち取引所開設以来の安値を更新していますので、どこで下げ止まるのかの目安が立てられないということになります。
もちろん、見方を換えれば「過去最安値近辺」という見方もできますが、いったん下げ止まるのか、それともこのままダラダラ下げ続けるのか判断が難しいときに「買う」というのは「イチかバチかに掛ける」ということになります。したがって、投資ソフトを使って銘柄探しをするときには、素直に大きく上昇した後に連続安で下がっている東証一部を選んだ方が良いと考えます。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 田中達也