最新更新日:9 03, 2008 08:47 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年07月03日

米国景気ウォッチ・7月の株価予想ほか

★東証1・2部時価総額(30日)=427兆3207億円(前日比-4036億円)

■米国景気ウォッチ/
 債権放棄拡大の呼び水=FHA拡充策導入遅延を懸念


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は30日、米国家計の貯蓄率大幅上昇について次のようにコメントした――。

米国では、4月末から始まった個人に対する税還付(戻し減税)がこれまでのところ殆ど消費刺激効果を持っていないことが判明した。維持不可能とも言える規模の負債を抱えた米国家計はバランスシート調整の道を選ぼうとしている。

景気調整の深さと長さを決めるのは家計に対する債権放棄の進展度合いであろう。
債権放棄拡大の呼び水となるはずのFHA(米連邦住宅局=住宅ローンの債務保証をする米国政府機関)拡充策の導入が遅れており、改めて懸念される。


▼7月の株価予想/
世界的インフレ下=日本株が選好されやすい局面入り


大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、世界的にインフレ懸念が強まる中で、日本株に対する相対的な評価が高まる方向とみており、「日本株が選好されやすい局面に入っている」と見ている――。

その理由は、次の4つ。①日本のインフレリスクは最低、②省エネ、代替エネ、環境技術などに対する注目度が高まる中で、日本企業はその宝庫、③中国の内需拡大指向の高まりなどユーラシアの経済発展の恩恵を日本の多国籍企業は享受、④日本株は資産価値から見て割安、欧米企業が「デレバレッジ」に苦しむ中で、日本企業は逆に豊富なキャッシュと健全な財務状況から優位な立場にある、などが挙げられる。


■インフレ時代の株式投資/
 長期化必至!インフレの波に乗れる企業を狙え


さわかみ投信・社長の澤上篤人さん(Atsuto Sawakami/President, Sawakami Asset Management Inc.)は、「エネルギーやモノの価格は長い長い上昇トレンドを描いていくだろう」とした上で、インフレ時代の株式投資について次のように語った――。

時折、価格急上昇が一時的な需要減退を招くことはあっても、しばらくすると再び上昇トレンドに戻っていく。つまり、息の長いインフレ傾向が続くわけだ。

<投資収益もインフレの波に乗ってついてくるのを期待>

人々の生活を支えるエネルギーやモノの価格がずっと上昇トレンドにあるとすれば、それらを供給する企業の売上げは着実に「インフレを織り込んでいく」ことになる。どんなに値段が高くなってきても、毎日の生活に必要なものは買わざるを得ないのだから、そういった製品の売り値はインフレを織り込んでいって当然のこと。 

インフレの波に乗れる企業なら思い切って長期投資できる。うまい具合に、インフレ懸念や景気後退を嫌気して株価全般は大きく売られている。黙って買って長期保有し、投資収益がインフレの波に乗ってついてくるのを期待するとしよう。



▼今日の株価予想/
 日経平均は8日続落、短観が自律反発のきっかけなるか


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

日経平均は昨年11月以来の8日続落。今日は寄り前に6月調査の日銀短観が発表されるが、大企業の景況判断悪化は一部織り込み済み。短観発表を起点に相場が反転するケースも少なくないだけに、よほど悪い結果とならなければ材料出尽くしから、自律反発の動きが予想される。後場はドル円相場やアジア株市場を睨みながらの展開となりそうだ。

30日のNY株式市場でNYダウは小幅反発にとどまった。値ごろ感からの買いが優勢になる場面があったものの、原油先物相場の最高値更新やリーマン・ブラザースの身売り観測などもあって金融株の下落が全体の足を引っ張った。ナスダックは3日続落となり、終値ベースで4月15日以来の2300ポイント割れで終了した。

昨晩のシカゴ日経先物は13535円で終了したが、このところ米国株の上下の振れにもかかわらず13500円レベルを維持している。日経平均の13500円の水準というのは75日や100日移動平均線のレベルで下値サポートが意識される水準である。日柄面からは昨日は6月18日の高値から9日目にもあたり一旦は安値をつけやすい。上値メドは、26日安値レベルの13800円前後や心理的節目の14000円。一方、下値メドは、6月13日安値から18日までの上げの倍返しの下げとなる13150円前後や、雲下限の13000円前後などが考えられる。

話題の銘柄
1332 日本水産/市況上昇は追い風、メリルが業績予想を上方修正、目標株価560円

メリルでは、「国内水産在庫が想定以上の高値で取引され、足下の国内水産事業会社計画に対し上振れて推移している模様。冷凍食品事業も前年割れ幅は縮小しており、需要は戻っている様子。1~4月累計の海外事業収支は減益だが、4~5月累計国内事業の増益分で相殺されている可能性が高い。我々は、第1四半期営業利益は前年実績を0.6%下回る微減益を予想しているが、これは会社側の上半期営業利益予想に対して71%の進捗率となる。チリ産銀鮭の国内市況は上昇基調にあり、㎏当たり単価は5月に500円台に達し、400円/㎏の採算ラインを優に超えている。前年度の地震や魚病の影響から、今年度のチリ産鮭鱒出荷量は減少する可能性が高く、市況上昇が続けば上期だけでなく通期業績の押し上げ要因となろう」と指摘。今2009年3月期連結営業利益を従来予想83億円(EPS13.0円)から100億円(EPS14.1円)へ、来2010年3月期同89億円(EPS14.5円)から126億円(EPS19.2円)へ、2011年3月期同96億円(EPS18.8円)から130億円(EPS22.8円)へ上方修正。投資評価を「アンダーパフォーム」から「買い」へ、目標株価を従来の400円から560円へそれぞれ引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/


▼ドル円予想/
 現状の105円台でも、安くなったとは思えない


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

マンデースタートは売り買い交叉となったようだ。
クロス円の買いは、最近の買いの思い出から抜けきれないようで反発したがるが、私には強そうに見えない。日銀もなめられたもので、と言うか以前からなめられているのだが、海外勢は誰一人として日銀は金利を上げられないだろうと考えている。手の内を見せながらポーカーやっているようなものでお粗末。朝は短観があるね。どっちみち良くないだろうから、円売りになってくれたほうが面白そうだ。料理は熟したほうが美味いのだ。


この2ヶ月ほど、やたらとアメリカの利上げを予想するコメントや、欧州の利下げの予想コメントや、米経済回復的なコメントとか、いろいろ出回っていたが、それらを読まないように、見ないようにするのが大変だった。情報の氾濫には選択する目を養う必要があり、結構めんどうなものだ。自分はそう思っていないし、自分は正しいと信じないと情報に翻弄される。アメリカが利上げするなど全く考えられなかったし、欧州が利下げする事も全く考えられなかったし、アメリカ経済が回復するなどとは全く考えなかったし、米住宅不況が年末には底を打つなんて事も考えなかった。


だが、市場は間違った情報にもとづくものであっても多数決みたいなものだから、そちらに行ってしまうものだ。最後は正しい方向に戻ってくるのであるが、時間がかかる。例えばドル円ならば、私は108円台が精一杯だと思っていたから、今の105円でも安くなったとは思えない。

ユーロ円の最高値更新は全く読めなかった。北朝鮮の事であのアメリカが同盟国である日本を見限ったやり方をしたのを見て、なるほど、今の円の弱さは日本の国際的地位の低下そのものだ、なんて勝手に解釈して、外れた自分をなぐさめたくらいである。実際には、外交は一般人にはわかりにくく、そうとも言えないのだけど。これでも結構、留学時代に外交は学んだんだよ。
(7月1日。火曜日。富士山山開き。)


▼FX相場予想/
 NY市場でドル買戻しの動き継続=106円台前半へ


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は30日の為替相場の動きについて、次のようにコメントした――。

週明け、6月30日(月)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、106円台前半---[106.25-30]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。朝方の東京市場は106円台前半から若干のドル買い気配。しかし、[106.50]に届かなかったことから、東京市場で、ドル売りが徐々に出た。

東京市場の午後には、[106.00]を下に割り込み、[105.80]を下に抜けると、ストップ・ロス(損切りのドル売り)から、[105.00]アラウンドまで急落した。一時、104円台後半を付けている。

ロンドン市場では、急反発。ドル/円(USD/JPY)は、105円台ミドルへリバウンド。
ニューヨーク市場午前中も、ドル買戻し(リバウンド)の動きが継続して、106円台前半に乗せている。(2008年07月01日東京時間02:00記述)



▼FX相場予想/
資源価格高騰の下、豪ドルに一番安心感がある


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は30日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

先週末の米ダウの下落を受けて、30日の東京市場も軟調に推移しています。ドルの頭が大分重くなってきたという印象です。米国株が急騰するなどすれば、再びドル買いが進む可能性もありますが、現状の環境を考えるとあまり期待できるものではありません。そのため、基本はドルの戻り売り戦略でいきたいところです。

ユーロドルは高値のため押し目買い、ドル円は戻り売りです。そんな中、個人的に特に面白いのは対豪ドルでのドル売りだと思っています。資源価格の高騰を考えるとこの通貨が一番安心感があります。30日も米ダウの動きが鍵を握ると思います。ニュース等での急落には注意が必要です。



▼短観後の長期金利/
 ビッグ・イベントが控え、一方向へは動きづらい


三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.610%~1.650%
・ 債券先物(9月限) 134.95円~135.35円

<シナリオ>
長期金利は、昨日のLIFFE先物安を受けて反発して始まった後、日銀短観・業況判断DIの下振れ/上振れに応じた思惑的な売買の交錯を背景に神経質にもみ合う。3日に10年利付国債入札、ECB(欧州中銀)理事会(総裁会見)、米雇用統計とビッグ・イベントが控えているため、一方向へは動きづらい。



▼日銀短観と債券相場/
世界の景気減速を織り込みに行く可能性が高い


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…短観、弱ければ戻り売り、強ければ押し目買いが入ろう
ユーロ圏の6月CPI(速報値)が前年比4.0%増となり、LIFFE の弱材料となった。しかし、米国債は先週末とほぼ変わらずの水準にとどまった。本日の注目は言うまでもなく、短観。それに対する反応は次のように考える。すなわち、目先の動きがたとえば、7-9 月といった長いタームのトレンドを決定するとは限らない。いずれにせよ、日本だけでなく、世界の景気減速を織り込みに行く可能性が高いだろう。一方、本日のカーブは中期以降のゾーンで基本形、ブルならスティープ、ベアならフラットと予想する。(AM6:39、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 134 円86 銭 ~ 135 円35 銭

短観発表~7-9月相場
本レポートでも、9月末までの10 年国債利回りは1.50~1.90%と予想しており、現在の環境下、1.50%台、1.60%台はフェア・レベルと考えている。すなわち、1.50%を割り込んでくるのは、今年度後半と見ており、その際の利回り下限は1.35%である。それでも、市場の動きはいつも予想を超えて速い。前掲の参加者の相場観を併せて考えると、9月末までに1.50%を割り込む可能性は低くないだろう。したがって、早期にこの利回り予想は微調整をするつもりである。言うまでもなく、利回り低下方向に、だ。


▼NY原油143ドル/
 原油高騰の一因=米CFTC大口投機資金動向を探る


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された30日の海外商品市況と、「CFTC大口投機資金動向(6/24時点)」は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金   2008/ 8 928.3 -3.0 アルミ3カ月物 3,114.0 -9.0
NY銀   2008/ 9 1751.0 -20.0 銅3カ月物 8,510.0 -20.0
NY白金  2008/10 2072.0 +9.6 ニッケル3カ月物 21,950 0
NYパラ   2008/ 9 464.75 -6.45 NY原油 2008/ 8 140.00 -0.21
シカゴ大豆  2008/11 1574.00 +14.50   NYコーヒー  2008/ 9 153.20 +0.65
コーン  2008/12 757.00 -30.00  NY粗糖   2008/10 13.10 +0.36
ドル・円      106.15 +0.09  シカゴ日経平均 2008/ 9 13,535 -25
---------------------------------------

ファンドの動きはどう変化? プロも見てます、CFTC建玉明細

CFTC大口投機資金動向(6/24時点)
【概 略】
米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要49市場における6月24日時点の大口投機家の買い越しは202万8196枚となり、前週の196万0137枚から拡大した。取組高合計は2711万4691枚となり、前週から139万6804枚(4.90%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が31.5%減、債券合計が0.6%増、為替合計が1.8%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が3.9%減、エネルギー合計は0.4%増、金属合計は2.2%増となった。項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまいが目立つなか、売り越し幅を縮小、債券は新規売買が目立つなか、買い越し幅を縮小した。為替市場では新規買い・買い戻しが入って買い越し幅(ドル売り)幅を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
前週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定された。米サブプライム問題が表面化して利下げを開始した昨年9月以降で初めての据え置きとなった。声明文ではインフレ懸念が示されたが、予想されたほどタカ派の内容にならず、年内の金利据え置きを予想する向きが多い。一方、原油の最高値更新、米金融機関の業績懸念などで景気の先行き不透明感が強まっている。
今週は3日の米雇用統計が注目される。

また欧州中央銀行(ECB)理事会もあり、小幅利上げが実施されるかどうかも焦点になろう。今回の報告では、米株式市場の取組高が急減するなどし、米FOMCを控えたポジション調整の商いが進んだ。    (オーバルネクスト 東京/東海林勇行さん)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、ほぼ市場予想に近かった短観を受けて上昇するも伸び悩む。日経平均 は午前10:40前後で前日比68円高の13,550円、またTOPIXも同9pt高の1329で推移。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち、卸売業、石油石炭製品、電気・ガス業などが上位を占めている。
午前の東京外為市場=為替は、短観を受けて一時106円を割り込んだが、その後は切り返して、ドル円相場は  円前後で推移、ユーロ円は167円台前半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社8601
■7月1日、大和総研理事長に武藤敏郎前日本銀行副総裁が就任。
■7月1日付で大和証券グループの機構改革および役員の異動を行います。
■役員人事について。
 http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm

ハートフォード生命保険株式会社
■ハートフォード生命保険株式会社(代表取締役社長:デイビッドN.レベンソン氏)、群馬銀行・山陰合同銀行で変額個人年金保険「ライジングインカム」を発売-日本初「ロールアップ年金」機能付き変額個人年金保険-
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html

日興アセットマネジメント株式会社
■日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)が設定、運用する2本
のファンドが「第6回(2008年度)マーサーMPA(Japan)アワード」2部門において受賞
 http://www.nikko-am.co.jp/

松井証券株式会社(8628)
■6/27:新しい情報ツールの導入について~「チャートフォリオ」および「ニュースファインダー」の無料提供~
 http://www.matsui.co.jp/company/index.html

株式会社サイバーエージェント(4751)
■ゲームポータルサイト『@games(アットゲームズ)』が雑誌「ピチレモン」で活躍中の人気タレントの企画を展開
http://www.atgames.jp/atgames/top.html

Posted by Yen-Dokki at 2008年07月03日 16:04
 
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