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ケンミレ株式情報レポート |
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今回は、レポートの末尾にあるアンケート欄にいただいた「感想」の中から、疑問点や悩みを中心に回答したいと思います。
5月30日から当レポートにも文末にアンケートを設けました。そこで今回は、このアンケートの中にある「レポートへの感想」欄にご記入いただいたものの中から「これは返事をした方が良い」や「他の人にも知らせた方が良い」と思ったものを中心にお答したいと思います。すべての感想にお答することはできませんが、すべてのコメントには目を通していますので、今後も機会を作って大事なものは回答する場を設けていきたいと思います。なお、基本的にレポートに対する「ご質問」につきましては「お問い合わせ」欄からメールにて受け付けていますので、そちらをご利用ください。
・『文章の意味は、理解できますが(1)図バリューラインの引き方ですが、OB,UB.も1点のみの接点しかない。理解できない。』
ご指摘いただいたのは6月9日のレポートの資料にあるTOPIXのチャートに対するものです。たしかに、当時のレポートの図を見ますと「オーバーバリューラインにもアンダーバリューラインにも接点は一つしかない」ように見えます。
私はいつもチャートを見るとき、基本姿勢として「マクロからミクロ」で見るようにしています。そうしますと、TOPIXのチャートを見るときも「もっと長期間のチャート」をまず見て「どのあたりの長期や中期のバリューラインが引けそうか?」をチェックした上で、次にチャートの表示期間を短くしながら「短期のバリューラインはどうか?」などより細かいチェックをします。これはバリューラインに限らず、過去から現在までの株価の推移をチェックした上で「現在の株価水準は割安か?割高か?」をチェックしたり、また自分で引く抵抗ラインやケンミレ抵抗ラインなども含めて、何をチェックするにしても「まずはマクロからミクロでチェックする」ようにしています。
では当時、どうしてこのような長期バリューを書いたのかといいますと、実は5月14日のレポートで書いた「もっと長期間のチャートで見たバリューライン」が、そのまま6月9日の時点でも“同じところに変わらずにあった”からです。

5月14日の時点で「自分だったらこのあたりで長期バリューを引く」という判断をして、そしてこの長期バリューが6月9日の時点でも特に修正することなく「今もこのあたりで引くことができる」と判断していました。
したがって、6月9日の図は「以前からレポートを読んでいる方ならあらためて長期間のチャートを表示しなくても分かるだろう」という勝手な思い込みで書いていましたので、知らない方が見れば「なぜ接点が一つなんだろう?」という疑問を持たれても当然と思います。
今後はチャートで図を書くときは、理論的な整合性がきちんと分かるように書きます。しかしチャートを見るとき、もし「まずマクロから見る」ということをしていれば、「どうして一つしか接点がないところにバリューラインが引かれるのか?」という疑問を自己解決できたと思いますので、ぜひ「マクロからミクロでチェックする」を実践されてはどうでしょうか?
・『最近レポートを読みながら、ずっと思っていることです。日経平均等のチャートとは連動しない動きの個別銘柄を多く持っているので、組み入れ比率や売りどき買い時の判断が、レポートのような風にはいきません。まだまだ高値と言われる時に、持ち株はテクニカルで底だったりするのです。レポートのような判断を下すとしたら、日経平均や各市場のチャートに忠実に動く銘柄を買うのが良い(と言うか、売り買いの判断が楽に出来る)ということになりますね。成長性や決算の良さで買っているので、理屈では上記のようなことが分かっていても、なかなか他の銘柄に移れないでいます。』
ケンミレがカバーしている株式市場は、東証一部をはじめ全部で7市場です。そしてこの7市場に上場している銘柄を単純に合計(重複上場は考慮しない)しますと4500以上もの銘柄がありますので、当然ですが日経平均やTOPIXと連動しない個別銘柄もあります。
ただ基本的には東証一部の主力株の場合ですと、日経平均やTOPIXなど株式市場全体の動きを表わす指標と連動して動く銘柄がたくさんありますので、このような主力株を中心に東証一部を投資対象にする場合は「日経平均やTOPIXが大きく下がっている」ときに「自分が注目している銘柄も大きく下がっている」方が投資タイミングは取りやすいと思います。
ただし、東証一部上場の有名な主力株であっても日経平均やTOPIXと連動しない動きを見せることがあります。しかし、これが「たまたまその日だけ連動しなかった」のか、それとも中長期的な期間で見ても「全然連動していない」のかによって、その銘柄の投資タイミングに対する見方や判断も違ってきます。「たまたまその日だけ連動しなかった」銘柄でも、中長期で見れば「ほぼ連動している」のであれば、日経平均やTOPIXと自分が注目している銘柄で多少底値がずれても、割安なタイミングを大きく外すことはないと思います。
反対に、日経平均やTOPIXと逆連動したり、また全然違う動きをする銘柄であっても、参考にして欲しいと思うことは「どうやってチャートを見て判断するか?」という点です。いつもTOPIXを例にしてレポートを書くのは、多くの投資家は基本的に「今はまだ相場が高い」や「そろそろ全体に割安になってきたので買い頃かな?」という見方や判断をテレビやインターネットや新聞で「日経平均やTOPIXの値動きを見て行うことが多い」からです。
むしろバリューラインや自分で抵抗ラインを引くポイントなどのチャートの見方や活用方につきましては、日経平均であってもTOPIXであっても個別銘柄であっても基本はまったく同じです。したがって、自分が持っている銘柄をチェックしたり、また日経平均やTOPIXと連動しない銘柄を投資対象にする場合でも、個別銘柄のチャートを見て判断するときポイントとして参考にしていただければと思います。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 田中達也