6月日銀短観予想・7-8月:夏の株価見通しほか
★東証1・2部時価総額(19日)=444兆4609億円(前日比-10兆6872億円)
▼6月日銀短観予想/
大企業・製造業DIは7%、非製造業は10%と予想
大和総研・経済金融調査部(橋本政彦さん+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は19日、7月1日公表予定の日銀短観について、大企業・製造業の業況判断DIは7%pt(前回調査比▲4%pt)、大企業・非製造業では10%pt(同▲2%pt)と予想した――。
<業況判断は全般に悪化予想>
前回の3 月短観では、資源価格の高騰や円高を背景に業況判断DI は大幅に悪化したが、今回の6 月短観ではさらに業況判断が悪化したとみられる。①原油を中心とした一次産品価格の一段高、②3 月調査時点での想定為替レート(2008 年度上期:109.56 円/ドル)を上回る円高水準での推移、③米国を中心とした世界経済の減速、④エネルギー、食料品等の値上げによる消費者センチメントの悪化、といった要因により収益環境は3 月時点よりも一層悪化したと思われる。
3 月短観の調査期間(2/26~3/31)と6月(6/1~6/18)の日経平均株価終値の平均値を比較すると、10%以上(12788.1円→14255.3円)上昇していることから、株価下落による企業センチメントの下押しは解消したと思われるものの、実体経済面の悪化により製造業、非製造業ともに業況判断DI は悪化するであろう。
■7-8月:夏の株価見通し/
円安進行+洞爺湖サミット+原油下落=強気相場
最近、米国に出張してきた、日興コーディアル証券・国際市場分析部長の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi/ Nikko Cordial Securities Inc.)は今朝、本誌の取材に応じ、「米国の都市部は減税効果とユーロ高・ドル安によって欧州からの観光客で賑わっていた」として、リスクは残るものの米国景気への過度な悲観論には否定的な見方を示した。
<予想レンジ=日経平均で14,000円~16,000円>
さて、7月~8月にかけての夏相場については、3つの観点からやや強気に見ており、予想レンジは日経平均で14,000円~16,000円とした。第1は、減税効果が効いて米国景気への不安が薄らいでいることと、ドル高政策への転換で円安になっていること。馬渕さんは、「円安は110円超え程度まで進み、想定レートを105円前後としている企業業績が上方修正される可能性が出てきた」と語る。
第2に、7月7日~9日に北海道・洞爺湖で開催されるサミットで、福田首相が21世紀版の前川レポートを披露。これにより、「日本でも再び、構造改革への期待感が出てくる」と見る。第3は、過度の原油高が和らぎ、WTIで120ドルから110ドル近辺に下がると予想している。そうなれば、「株式市場にとっては、買いのチャンス到来」となる。
<米国投資家も注目する外需系セクターに期待>
そうした環境下では、やはり外需系セクターが期待されると言う。
「米国の機関投資家ではヘッジファンドは別にして、オイルマネーや米年金基金は日本の国際優良銘柄の物色に前向き」と言う。北米の景気不安が薄らげば、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)など自動車株が注目される。
世界景気が持続した場合、株価が押したところでは海運株、商社株、鉄鋼株が有望と言う。
またエマージング関連では建設機械関連でコマツ(6301)、日立建機(6305)、原子力関連では三菱重工(7011)と東芝(6502)を挙げた。
▼今日の株価予想/
米株反発で買い優勢に=楽観と悲観が綱引き
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨晩の米国株が反発したことを受けて、朝方の東京市場は買い先行の展開となりそうだ。前日の急落の反動で買い戻しが優勢となる一方、週末ということもあり上値ではポジション調整の売りも予想される。日経平均はひとまず、14200~14300円水準での攻防となるだろう。
19日のニューヨーク株式は反発となった。米新規失業保険申請件数、米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予想より弱く売りが先行したものの、好材料の出たテクノロジー関連や保険関連がけん引役となり、市場全体は下値を切り上げ。主要3指数はそろって上昇となった。
一方、昨日の東京市場では、欧米での金融不安への警戒感が強く、輸出関連株などを中心に売りが先行。金融セクターにも下げの大きい銘柄が目立ち、日経平均、TOPIXともに2%を超える下落となった。
3月を底値とした戻り相場は、ひとまず一服した可能性が大きく、内外の投資環境を考慮すると、目先は調整入りとの認識が強まることになるだろう。とくに米国景気に対する不透明感が再び台頭してきたことで、市場では楽観と悲観が綱引きの状態。実需筋の動きが緩慢な中では、先物主導で相場は一方向に振れやすい局面といえそうだ。
もっとも、戻り過程で出遅れた投資家については、押しが入れば打診買いを入れると予想されるため、急速にマインドが悪化することは想定しにくい。市場全体にこう着感が強まるようであれば、値動きの軽い材料株や中小型株に資金の矛先が向かうことになるだろう。
テクニカル分析
テクニカル面からみると、日経平均は5月16日高値、6月6日高値に対する上値切り上げに失敗。13日の安値以降の上げが単なる戻りのケースとみることができる。5月12日以降から引けるサポートサインを割り込むようであれば、下方への値幅が拡大する可能性が大きい。上値メドは18日高値の14469円、昨年11月安値の14669円、15200円前後など。一方、下値メドは13日安値の13810円、75日移動平均線の13492円前後などが考えられる。
話題の銘柄
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日特エンジニアリング/電気自動車・ハイブリッド車関連企業の1社としてピックアップ
みずほが電気自動車・ハイブリッド車関連のレポートを作成。「ハイブリッド車(HEV)に続き、電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の導入シナリオがにわかに現実味を帯びている。背景として地球温暖化やエネルギーセキュリティへの対策が急務になっていることが挙げられる。この計画の鍵を握る次世代リチウムイオン電池の開発が日米を中心に活発化している。われわれは原油価格高止まりを前提に自動車メーカー各社の販売計画の積み上げを基に2010年のハイブリッド車(HEV)世界販売台数を130万台と予想している。更に2015年はハイブリッド車330万台、プラグインハイブリッド車10万台、電気自動車10万台を予想する。PHEV・EVは2016年以降に市場導入の加速が期待される。HEV・PHEV・EV関連企業は、短期的にはニッケル水素電池関連、設備投資関連(電池、モーターなど)、車載制御ユニット関連(パワー半導体など)などの分野が注目される。中期的には、リチウムイオン電池関連や、次世代環境対応車戦略でリードする自動車メーカーが注目される」と指摘。
関連企業として、リチウムイオン電池関連でGSユアサ、日立ビークルエナジー(未上場)、田中化学研究所、三社電機製作所を、駆動用モーター関連で日特エンジニアリング、三井ハイテックを、車載制御ユニット関連で日本インターをピックアップ。
日特エンジニアリングについては、「09年3月期からハイブリッド車向けモーター巻線機市場への本格参入を計画している。08年3月期に既に受注を獲得し、09年3月期の出荷が予定されている。発電モーターから手掛け、今後は駆動モーターへの展開を図るとしている。会社側はハイブリッド車向けモーター巻線機への本格参入を梃子に、中小型モーター向け巻線機売上を07年3月期の17億円から11年3月期には40億円に引き上げる計画を掲げている。すなわち中長期的な成長ドライバーの位置付けにある。同社の強みは小型モーター用巻線機で培った自動巻き線技術とされる。業界ではハイブリッド車向けモーターの巻線はコストダウンのニーズが高まっており、自動巻線技術に注力する同社は自らが強みを発揮する機会は多いと見ている」と指摘。
トレーダーズ・ウエブ:
http://www.traders.co.jp/
▼ドル円予想/
ファンド勢の攻めが執拗=6月はいつも円安だ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
白川(日銀総裁)的円安相場継続中。6月はいつも円安だ。ファンド勢の攻めが執拗だ。
どうせ日本は何もできないんだろうと読んでの投機行動。いちおうその通りだからね。ところで中国で為替証拠金取引一時ご法度となったニュースが日経に出ていたが、あれ、おかしいなあ。もっと前に報道されていたぞ。ギャンブルと認定していたね。我が日本は業者乱立。レバレッジ100倍どころか400倍張っても構わないという麻雀荘的業界が完成。賞品、景品、何でもあり。
金融庁のお墨付き?笑ってしまうのが以下(FX業者のCM採用タレント:職業のみに省略)。
タレント、お笑い芸人、モデル、タレント、タレント、歌手、モデル、モデル、歌手、格闘家、タレント、野球選手、お笑い芸人、科学者、女優、俳優/一時役員にも名を連ねる、タレント、タレント、グラビアアイドル、
こういうのを私に送ってくる人がいるんだよ。しかし、これがまともな投資の世界かね。世界の為替の笑い者だよ。また、騙した、騙された、という話になるのは必定。情けない世界になったもんだ。お、うちは沢口靖子をくどいてみよう。(6月20日。金曜日。国連難民の日。)
▼FXレンジ相場/
ドル円=107.40-108.60円、ユーロドル=1.54-1.56ドル
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は19日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
19日はアジア株がそれぞれ急落、それを受けて若干の円高気味に推移しましたが、株の動きに比べればたいしたことはありません。またドル安が徐々に進みましたが、107円40銭近辺、ユーロドルの1.5580近辺は重要なチャート・ポイントでしっかりと跳ね返されました。
ロンドンではスイスが金利を据え置き。
スイスはECBと足並みをそろえることが多いため、今回の据え置きで次回ECBでの利上げ観測にも若干の不安が残り、スイス、ユーロが売られています。その後の英国の小売売上高は予想を大きく上回り、ポンド急進です。各通貨上げ下げが交錯しています。
19日は12000ドルに近づいてきた、米ダウに注目です。
緩やかな下落であれば影響はなさそうですが、急落すると円高・ドル安でちょっと反応するかもしれません。基本的にはドル円は107円40銭-108円60銭のレンジ、ユーロドルは1.54-1.56のレンジでしょう。円相場も揉み合いです。18日のモルガンスタンレーで6月の決算は一巡しましたので、7月の決算が始まるまでは、ニュース等で少し荒れることもあるかもしれませんが、基本は方向感のない相場になりそうです。
▼今日の長期金利/
強含みもみ合い=米株高+米債安が上昇要因に働く
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.785%~1.835%
・ 債券先物(9月限) 132.75円~133.25円
<シナリオ>
長期金利は強含みもみ合い。昨日の米株高/米債安が金利上昇要因に働く。一方、原油相場の反落は金利の抑制要因。エネフレーション(資源インフレ)が沈静化すれば、グローバル・インフレ懸念の低下、引いては利上げ観測の後退につながる。
■商品ブル・ベア指数/
上昇率1位は金72、コーン・粗糖77、プラチナ・アルミ74
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された19日の海外商品市況と、「ブル・ベア指数」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 8 904.2 +10.7 アルミ3カ月物 3,073.0 -19.0
NY銀 2008/ 7 1747.0 +13.0 銅3カ月物 8,330.0 +91.0
NY白金 2008/ 7 2055.8 -36.1 ニッケル3カ月物 22,200 -800
NYパラ 2008/ 9 479.20 +7.40 NY原油 2008/ 7 131.93 -4.75
シカゴ大豆 2008/ 7 1545.50 -10.50 NYコーヒー 2008/ 9 139.65 +0.30
コーン 2008/ 7 727.75 -18.50 NY粗糖 2008/10 12.71 -0.18
ドル・円 108.00 +0.11 シカゴ日経平均 2008/ 9 14,265 -20
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あなたは強気?これ見て弱気!?ブル・ベア指数 e-profitで毎週木曜配信中!!
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5 日 12 日 19 日 5 日 12 日 19 日
大豆 78 84 73 金 48 61 72
とうもろこし 69 85 77 銀 48 64 67
小豆 58 64 54 プラチナ 50 69 74
粗糖 40 71 77 アルミニウム 39 64 74
コーヒー 50 54 64 ゴム 50 73 61
ドル/円 53 68 49 原油 36 79 67
ガソリン 35 78 66
灯油 32 78 63
注:「コーヒー」はアラビカコーヒーが対象。
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【総 括】
今週6月19日のブル・ベア指数は、ドル・円が前回6月12日の68から49まで急降下し、
一気にドル安意見が増大。今回商品の同指数は真っ二つに分かれた。貴金属、非鉄、ソフト商品が堅調見通しの反面、穀物・石油・ゴムに調整安意見が多かった。それでも70以上の高水準入りが多く、上からトウモロコシと粗糖の77、プラチナとアルミの74、大豆73、金72の順。
そのうち上昇率1位が金で、61から72まで上昇。上昇率同率2位にコーヒーとアルミが続いた。
一方、今回も40台以下の低水準銘柄はなし。低下率1位には灯油が入り、78から63まで後退。低下率同率2位には原油、ガソリン、ゴムが並んだ。 (オーバルネクスト/東京/橋本充平さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:
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メールマガジン登録:
http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株が反発したが、じりじりと下げ幅を広げ続落となった。日経平均 が終値で前日比-132.74円安の13997.43円、またTOPIXも同 -12.58安の1363.02、JASADAQ指数は同-0.61安の62.87となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのはパルプ・紙、陸運業、空運業の3業種のみ。
午前の東京外為市場=為替はドル円相場が107円台後半で推移、ユーロ円は167円台前半で推移している。
★カブドットコム証券=事業継続計画(BCP)機能を本格活用した業界初の注文要望受付開始
カブドットコム証券株式会社(8703)は7月より福岡システムセンターにおいて、代替システムによる注文要望精査受付システムを稼動させ有事・緊急時のバックアップサイトの運営を開始。すでに同社では取引所等への取次時間が、5分を超えて遅延しないことを保証する
SLA(サービス品質保証制度)を導入している。この度、注文要望精査受付システム(業界「初」となる本格的BCP機能の高度化)を稼動することにより、免責対象となるシステム障害の発生時や
東京システムセンターの災害発生時の機会損失を限定化することが可能となる。
★サイバーエージェント子会社=顧客サイト流入課金「PPC-SEO」を販売開始
株式会社サイバーエージェント(代表取締役社長:藤田晋氏、4751)の連結子会社CAテクノロジー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石井洋之氏)は、SEO施策の料金を顧客サイトへの流入数に従って課金する「PPC-SEO」を6月19日より販売開始。2007年度のSEO国内市場規模が約100億円(2008年1月、アウンコンサルティング発表)とそのニーズが年々増える中、従来のSEOコンサルティングサービスの料金体系は毎月同額の料金がかかる月額固定制、順位に従って料金が変動する成果報酬制の2種類。しかし、この料金体系下では、検索結果の上位に表示されたとしても季節要因によって流入数が変動したり、検索結果からの流入が少ない場合でも同様の料金が発生するというケースが生じていた。同社ではこうした状況を踏まえ、サイトへの流入数に従って課金する「PPC-SEO」を新たに開始し、そのコストはクリック課金の検索連動型広告を利用する場合の半分程度に抑えられると見込む。「今後、当社では企業の費用対効果を高め、各企業の目的にあわせたSEOサービスを提供してまいります」と言う。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(
8601)
■大和証券グループ 機構改革および職員の異動について
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社
日本リテールファンド投資法人(8953)
■19日:短期投資法人債(コマーシャル・ペーパー)の発行に関するお知らせ
http://r26.smp.ne.jp/u/No/21675/B2BF105A_677/080619001.html
ソニー株式会社(6758)
■世界初動画と同時に笑顔の写真を自動撮影「スマイルシャッター」
機能を搭載した 手のひらサイズの“ハンディカム”発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200806/08-0619/
株式会社デンソー(6902)
■19日:デンソー、バイオディーゼル燃料に対応した業務用ヒートポンプエアコンの実証評価を開始
デンソーは、バイオディーゼル燃料に対応した業務用ヒートポンプエアコンの実証評価を19日からデンソー
本社で開始しました。空調機によるCO2排出量の大幅な低減を目的に、2010年の商品化を目指します。
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2008/080619-01.html
Posted by Yen-Dokki at 2008年06月24日 21:04