当面の株価見通し・今日の株価予想ほか
★東証1・2部時価総額(12日)=440兆0705億円(前日比-8兆2162億円)
■当面の株価見通し/
世界的インフレ台頭⇒利上げ⇒円安⇒日本株買い
大和証券・投資情報部アナリスト課ストラテジストの塩村賢史さん(Kenji Shiomura/ Daiwa Securities Co., Ltd.)は今朝、本誌の取材に応じ、「需給面では非常に良好だが、ファンダメンタルズ面の改善は先になる」として、予想レンジは日経平均で13,500円~14,500円とした。
<予想レンジ=日経平均で13,500円~14,500円>
ただ、世界的なインフレ懸念の台頭で、インド、南ア、ベトナム等の新興国が相次いで利上げを実施していることから、新興国の経済動向によっては13,000円近辺までオーバーシュートするリスクも考えられる、としている。
さて、塩村さんは「日本株は現在、マイナスとプラスの両面の要素を含んでいる」と言う。
マイナス要因は、言うまでもなく世界的なインフレ懸念の台頭だ。トルシェECB総裁やバーナンキFRB総裁の発言に見られるように、世界的にインフレへの警戒感が高まりを見せており、これに伴い、長期金利は上昇傾向にある。
<洞爺湖サミットで下落すれば、環境関連株は買い場>
ただ、こうした海外金利の上昇の裏返しで、日本にとってはプラス効果をもたらしている。
内外金利差の拡大による円安の進行だ。「この円安の効果は大きく、相対的に日本株の魅力を確認する背景になっている」と語る。原油高、景気減速下の米国市場でも省エネに優れた日本車はシェアを向上させている。もし米国景気が回復すれば、日本企業の競争力に円安効果が加わり、輸出関連株に有利に働くと見込まれる。
そこで、注目のセクターは長期的には自動車、電機といった輸出関連株と、引き続き環境関連株を挙げた。ただ、「環境関連株については、来月の洞爺湖サミットで一旦は得られる可能性もある」というので要注意であり、かつ格好の買い場が提供されそうだ。
▼今日の株価予想/
SQ値超えなるか=日経平均は25日線が上昇見込み
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
米国株が反発したことや、円安基調を好感し買いが先行しそうだ。金融株や主力輸出関連株中心に戻りを試す展開が想定される。また、今日はメジャーSQの算出日。日経平均の25日移動平均線が再び上昇に転じることを背景に、終値でSQ値を上回るかどうかが注目される。
12日のNYダウは反発。ナスダックは5日ぶりの反発となった。発表された5月の小売売上高の伸びが市場予想を上回ったことや、モルガン・スタンレーによる金融株の投資判断引き上げで金融株にも買いが波及した。NYダウは一時180ドルを超える上昇となったが、原油先物相場の堅調さを嫌気して急速に上げ幅を縮小した。
昨日の日経平均は再び25日移動平均を割り込み、終値ベースでは約2週間ぶりに14000円割れとなった。ただ、5月下旬の相場では下に対する抵抗が強かった水準に接近しているため、押し目買い期待から今日の日足の形状が気になるところである。
仮に5月下旬の安値を下回った場合は、5月16日高値を基点とした拡大波動が考えられる。その際の下値メドは、5月16日高値から6月6日高値までの値幅208円を5月22日安値から差し引いた13450円程度。4月7日高値13485円を意識するかたちとなる。
日柄では3月17日安値から基本数値の65日目となる19日は変化しやすい。昨年12月の戻り高値から65日目は3月17日安値であり、その対等する日柄でもあり重要日となる。上値メドは、11日高値14194円や6日安値14489円など。一方、下値メドは、5月28日安値13665円や均衡表の雲上限の13609円、上記13450円などが考えられる。
話題の銘柄
3770
ザッパラス/提供コンテンツのジャンル拡大で持続的な高成長企業へ
野村では、「足下でゲームやデコメ会員の純増が業績拡大に寄与し始めた。特に08年2月中旬に初めて投入した恋愛シミュレーションゲーム『ヒルズの恋人』は1ヵ月半で月額会員3.8万、アイテム課金者延べ5万を獲得した。08年2~4月期の会員純増17.3万のうち、当該ゲーム1サイトのみで8.8万を占めたことになる。これまで同社の主力であった『占い』への依存度低下は、業績の安定性にもつながるためポジティブである。5月中旬に投入した第2のゲーム『Ageha・夜の蝶』は、会員獲得で『ヒルズの恋人』以上に好調な出だしとなっている模様である。同社は09年4月期中に合計8つのゲームを投入する計画である。『低予算でコンテンツを高速に開発し続け、複数のコンテンツ間で会員を回遊させて会員期間を長期化する』という『占い』ジャンルでの勝ちパターンが、『ゲーム』ジャンルでも実現される確度が高まってきたといえよう」、「フィルタリングサービスにおける携帯サイト閲覧規制の直近の議論を踏まえて会員数の見通しを改めて精査した結果、今後の会員獲得ペースを従来ほどに慎重に見る必要がなくなってきた。09年4月期の会員純増数を従来予想の18万から31万に引き上げる。09年4月期は前期比55%の営業増益、10年4月期もデコメ・コンテンツの本格立ち上がりなどにより同18%営業増益と高水準な増益モメンタムが続こう」と指摘。今2009年4月期連結営業利益を会社計画24.2億円(EPS10868円)に対し従来予想27.1億円(EPS11696円)から28.9億円(EPS12746円)へ、来2010年4月期同32.1億円(EPS13787円)から34.1億円(EPS14960円)へ上方修正。「向こう2年間の営業増益率は年率35%増益と同業5社平均の8%増益を大きく上回る一方、09年4月期予想基準のPERは22倍で、5社平均の21倍と同水準にある。現在の株価水準には極めて割安感が高い」と指摘。レーティングを「2」から「1」に引き上げた。トレーダーズ・ウエブ:
http://www.traders.co.jp/
▼米ドル防衛策/
市場の混迷度を深めただけ?バーナンキFRB議長相場
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
バーナンキ相場は、市場の混迷度を深めただけのようである。
単純に見ればドル全面高。米小売売上高でドル買いが強まったが、輸入物価があれだけ上がっていて、インフレで、それで売上高が伸びないはずはない。だから、今後も水増しされた数字を見て、市場は乱舞するのであろう。失業保険もメモリアルデーのせいだとか言っているが、悪化していることは明白。ダウ平均は急反発したが、全く信用できない動きで下値リスクが拡大しているように見える。だからといって日本株が連動するかどうかは別問題。
<長期的には、ますます米ドル転落の角度が急傾斜へ>
あらゆる状況がアメリカにとって良くない。
だからといって、ドルが短期的にどうこうというわけではない。市場を恫喝してアラブ人を安心させるために介入という言葉を発したが、裏を返せばそれだけやばくなっていることである。長期的に考えると、ますます米ドルにとっては転落の坂の角度が急になってきていると言えよう。アメリカは完全に袋小路に入っている。手段はあまり残っていないだろう。
だからと言って、今ドルが下がるというわけでもない。皆が強気ならある程度そういう動きになる。為替相場とはそんなもので心理的な側面が結構大きいのだ。皆アメリカが利上げすると思えば、勝手に相場は動き。長期金利が先行して利上げせざるを得なくなるかも知れんけど、普通に利上げはできないと思う。ところで、日銀総裁のコメントを気にしている海外筋がいるね。(6月13日。金曜日。日銀茶の飲み会の日。)
▼FX相場予想/
「綱引き」状態の下=ドル買いも円買いも控えめ
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は12日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
皆さんは「Tug of War」という英語をご存知でしょうか?
これは「綱引き」という意味です。市場の中で売りの材料と買いの材料がぶつかりあってしまって、どちらにもいきづらくなってしまっている状態を「Tug of War」と呼びます。運動会の綱引きで赤組と白組の力が拮抗してしまてって、どちらにも動かないというイメージです。
今の市場は正にそういう状態になっています。実は、ここ最近もサブプライムローン担保証券のようなものの価格が下落しつづけています。また、アメリカでは普通のローンの延滞も増加してきています。そうなれば、どうか? 当たり前の話ですが、金融機関の業績はまだまだ悪くなってくるということです。先日、アメリカの大手の証券会社リーマンブラザーズが大幅な赤字を発表していましたが、これは何もリーマンだけのことではありません。他も似たようなものでしょう。これはもちろんドル安要因。また、景気だってそんなに急に回復するわけではありませんね。ドルがガンガン上がっていくような環境でもない。
<「前門の虎、後門の狼」にはさまれ、「綱引き」状態>
しかし、バーナンキFRB議長、ポールソン米財務長官、ブッシュ大統領など「チームアメリカ」がドルを支えると言っているわけですので、お上に逆らってまでドルを売っていくのもちょっと怖い。「前門の虎、後門の狼」にはさまれ、「綱引き」状態に入ってしまっています。おそらくアメリカの株がまだ下がるでしょうから、強気にここから金利差を狙って円を売っていくのにも躊躇してしまう。こんな状態が続いているということだと思います。「綱引き」状態の中、毎日でてくるいろいろな材料にあたふたする「猫の目相場」が続く・・・・・。
▼今日の債券相場/
5年カレント=1.60%に接近しても不思議はない
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…5年が1.60%に接近しても不思議はない
所得税還付の影響を受けた小売売上の強さに著しく反応するのはどうかと思うが、これも相場。米市場は株高・債券安で、10年国債利回りは4.22%まで上昇した。したがって、本日の相場は日銀総裁会見の思惑も膨らんで、軟調な展開となり、5年カレントが1.60%に接近しても不思議はない。カーブは中期以降のゾーンでベア・フラット化が確実視される。この際、理性は捨てよう。(AM6:42、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物9月限) : 131円71銭 ~ 132円76銭
日銀総裁会見…インフレ懸念のクローズアップに警戒
今の市場の流れに逆らうのは危険と考える。市場は最終的に正しい答えに辿り着くものの、その過程では多数決に沿って動く。そして、今回はその動きが通常に比べて強いと感じる。(1)インフレという分かりやすいテーマ、(2)リスク許容度低下のため、本来、日銀金融政策への造詣が深い国内金融機関の参加が減っている…などが背景にあろう。したがって、総裁が物価上昇による景気下振れリスクを改めて強調したとしても、インフレを懸念する部分だけがクローズアップされ、弱気相場を演出する可能性は低くない。
■商品ブル・ベア指数/
全面上昇=特に国際穀物が80台中盤に急浮上
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された12日の海外商品市況と、「ブル・ベア指数」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 8 872.0 -10.9 アルミ3カ月物 2,950.0 -10.0
NY銀 2008/ 7 1648.5 -37.0 銅3カ月物 7,840.0 -80.0
NY白金 2008/ 7 2025.9 -11.2 ニッケル3カ月物 24,500 +1,300
NYパラ 2008/ 9 441.65 +8.65 NY原油 2008/ 7 136.74 +0.36
シカゴ大豆 2008/ 7 1536.50 +20.00 NYコーヒー 2008/ 7 134.60 +1.00
コーン 2008/ 7 709.00 +5.75 NY粗糖 2008/10 11.55 -0.09
ドル・円 107.88 +0.95 シカゴ日経平均 2008/ 6 13,960 +60
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今週のブル・ベア指数は下記の通りです。
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前々週 前週 今週 前々週 前週 今週
29 日 5 日 12 日 29 日 5 日 12 日
大豆 71 78 84 金 53 48 61
とうもろこし 57 69 85 銀 55 48 64
小豆 64 58 64 プラチナ 59 50 69
粗糖 47 40 71 アルミニウム 52 39 64
コーヒー 51 50 54 ゴム 59 50 73
ドル/円 63 53 68 原油 66 36 79
ガソリン 67 35 78
灯油 65 32 78
注:「コーヒー」はアラビカコーヒーが対象。
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【総 括】
今週6月12日のブル・ベア指数は、ドル・円が前回6月5日の53から68まで急反転し、一気にドル高意見が増大。今回商品の同指数は全面上昇。中でも石油が飛躍的な猛反転。70以上の高水準入りが多く、上からトウモロコシ85、大豆84、原油79、ガソリンと灯油の78、ゴムの73、粗糖71の順。そのうち上昇率1位が灯油で、32から78まで急反転。上昇率同率2位に原油とガソリン。上昇率4位に粗糖が入った。一方、今回40台以下の低水準銘柄はなく、低下率1位といった該当品目もなし。 (オーバルネクスト/東京/橋本充平さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:
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メールマガジン登録:
http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国株が反発したものの地合いが弱いこと、国内ではSQ明けで先物売りが出たことから、高く始まったのち下落に転じた。日経平均 が終値で前日比-22.31円安の13866.29円、またTOPIXも同-6.65安の1356.49、JASADAQ指数は同-0.25安の62.61となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち8業種が上昇。鉱業、非鉄金属、ゴム製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、ドルが堅調に推移し108円を挟む展開。ドル円相場は107円台後半で推移、ユーロ円は166円台半ばで推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社
産業ファンド投資法人(3249)
■平成20年12月期(第3期)運用状況の予想に関するお知らせ
■資産の取得及び資産の取得予定時期の変更に関するお知らせ
■新投資口発行及び投資口売出しに関するお知らせ
http://www.iif-reit.com/ir/index.html
Posted by Yen-Dokki at 2008年06月18日 12:45