最新更新日:11 11, 2008 04:38 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年03月31日

2007年グローバルマネーフロー(1)・2月貿易収支ほか

★東証1・2部時価総額(26日)=401兆6290億円(前日比-3兆6428億円)


■2007年グローバルマネーフロー(1)/
「オイルマネー頼み」の様相呈す米赤字ファンナンス


大和総研・経済金融調査部シニアエコノミストの熊谷亮丸さん(Mitsumaru.Kumagai / Senior Economist, Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、「2007年のグローバルマネーフローを検証すると、米経常赤字のファイナンスが不安定化していることが確認できる」として、グローバルマネーフローの現状と今後の注目点を挙げた。

第1回目の今回は、「グローバルマネーフローの現状」をご紹介しよう――。

<米欧州間マネーフロー=ユーロ圏へ大幅な資金流入超へ転換した点に注目>

2007年の米国に対する海外からのネットベースでの資金流入額(証券投資と直接投資の合計)は6649 億ドルと、2006 年の8511 億ドルから大きく減少した。特に、米国・欧州間のマネーフローが、ユーロ圏への大幅な資金流入超へと転換した点が注目される。 当社が従来から指摘してきた、最近の国際的な資金フローの「2つの特徴」は基本的に維持された模様である。

第1に、米国への資金流入という点では、英国・アジア・中南米という3地域からの主に米国の債券に対する投資が、米経常赤字のファイナンスを支えている。第2に、特に2006 年以降、米国から海外に流出する資金が両建てで増加している。米国への資金流入が債券投資中心であるのに対して、米国の対外投資は株式投資や直接投資のウエイトが相対的に高い。一言でいえば、最近の国際金融市場では、米国の債券市場が「扇の要」のような役割を果たす形で、グローバルな過剰流動性が両建てで米国に出入りしているのである。(つづく)


▼2月貿易収支/
 サブプライム問題の深刻化後も、輸出が加速的に増加


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は26日、財務省が発表した2月の通関貿易統計について次のようにコメントした――。

(1)2月の貿易黒字額は前年比0.9%増の9699.6 億円と若干予想を下回るもサプライズではなかった
(2)輸出数量は前年比14.8%増と堅調さを維持する一方、輸入数量は同3.8%減と低迷が続いている
(3)実質ベースでは貿易黒字額は増加傾向が続いており、1-3月期の外需の見通しにさらなるアップサイド・リスク

<実質ベースでは黒字額は大幅増となった>

2月の貿易統計によると、貿易黒字額は前年比0.9%増の9699.6 億円となり、やや予想を下回ったものの(当社:1兆1122 億円、コンセンサス:1兆1384億円)、サプライズではなかった。輸出は前年比8.7%増の6 兆9772 億円、輸入は同10.1%増の6 兆0072 億円だった。もっとも、輸出価格が為替円高の影響で前年比5.3%下落したのに対し、輸入価格はエネルギーや素原材料価格の上昇で同14.5%上昇しており、実質ベースでは黒字額は大幅増となっただろう。



▼2月貿易収支/
 米景気ハードランディング・リスクには細心の注意を


大和総研・経済金融調査部(神田慶司エコノミスト+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は26日、2月の輸出金額は前年比+8.7%となり、市場予想(同+7.5%)を上回った2月の貿易収支について次のように語った――。

<足元でも好調が続く=自動車、船舶、鉄鋼が好調>

アジアを中心に自動車や船舶、鉄鋼輸出が増加し、全体を押し上げた。市場予想を上回った主な要因は、アジア向けの船舶輸出(前年比+206.0%)が急増したためである。船舶輸出の増加によって、輸出全体の伸びは1.1%pt 押し上げられた。船舶輸出の増加は一時的である可能性が高いことから、割り引いてみる必要があろう。あ

輸出数量の動きを地域別にみると、米国向けの減少幅が縮小(前年比、1 月▲17.8%→2 月▲5.0%)する一方で、アジア向けは輸送機械の増加で大きく加速(同1 月+9.8%→2 月+16.8%)した。
また、EU 向けは先月の船舶輸出の反動減により、前月から減速(同1 月+22.8%→2 月+15.7%)
した。



▼今日の株価予想/
 心理的節目12,500円をサポートに押し目買いか


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場はシガコ日経先物(12580円)にサヤ寄せの動きから、軟調な動きが想定される。最も25日移動平均線がまだ下向きであることや、17日の安値から押し目らしい押し目がなかったため、4月からの新年度相場に向けて小休止の動きがほしいところ。心理的節目12500円をサポートに押し目買いが強まるかどうかが注目される。

26日の米国市場は下落。発表された2月の新築住宅販売件数は市場予想を上回ったものの、耐久財受注額が市場予想を下回ったことが嫌気された。また、アナリストによる大手金融機関の業績見通しの下方修正から金融株全般に売りが膨らんだ。

昨日の東京市場は前日の大幅高した反動に加え、配当権利落ちの影響などで利益確定売りが優勢となった。ただ、後場は押し目買いから引けにかけては下げ渋る展開。配当落ち分(約100円)を埋め戻すことは出来なかったが、ほぼ高値引けとなった。4月の新年度相場に向けて徐々にリバウンド機運が高まる可能性も考えられるが、今日に関しては売買代金の低迷が続くなか、下値を見極める動きとなろう。

テクニカル分析
テクニカル面では昨日のローソク足の下ヒゲの部分を無視すれば、陽の陽はらみに順ずる形となり、売りシグナルとなる。そのため、きっかけ次第では一本長い陰線を下に引く可能性も考えられよう。ただ、一目均衡表では17日の安値から基本数値の9日目となる28日前後が短期的な変化日として重要であることや、抵抗帯下限の形状からも、28日、31日を起点とした動きに注目したい。上値メドは、一目均衡表の基準線12898円や25日移動平均線の12956円前後。一方で、下値メドは、5日移動平均線の12534円前後や一目均衡表の転換線12241円が考えられる。

話題の銘柄
4902コニカミノルタHD/1米ドル95円の前提でも来期は7.2%増益予想

JPモルガンでは、来09年3月期以降の為替前提を、従来の105円/米ドル→95円/米ドル、同155円/ユーロ→150円/ユーロへと変更し、最近の円高トレンドを業績モデルへ反映させた。同社の場合、1円の為替変動による利益影響額は、米ドルが1億円、ユーロが8億円とセクター内で最も小さい。そのため、営業減益は前年比60億円程度、従来のJPモルガン予想比では50億円程度で済む見通し。会計制度変更の影響による減価償却費の増加55億円と、棚卸し資産評価損が営業外費用から原価項目になることで名目的に45億円営業利益へ影響するが、プロダクションプリンターとオプトデバイス事業の拡大により吸収が可能と見込む。同社の事業環境は、電子材料とブルーレイ用DVDレンズが拡大期に入ったと指摘した。TACフィルムはn-TACでの収益拡大が続く見通し。HDD用ブランクスも好調。2010年以降は有機EL室内照明も量産を開始する予定。これらを踏まえて、今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今08年3月期を、会社予想1160億円(EPS 124.4円)に対し、1230億円→1250億円(EPS 135.1円)と引き上げ、来09年3月期を1350億円→1340億円(EPS 140.6円)と調整、10年3月期を1500億円→1590億円(EPS 164.0円)と上方修正した。株価は既に来期の円高による減益リスクは織り込んでいると判断。09年2月までの目標株価を2700円(来期PER19.1倍)とし、投資判断「Overweight」を継続した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/



▼ドル円予想/
 想定どおり、101円で戻り天井をつけた印象


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

円は想定どおり101円で戻り天井をつけた印象。ユーロとスイスが強調展開を続けているが、いつものように円は後からついて行くと思うね。金は950を越えてきたが、ここからが正念場だね。短期筋の投げが出尽くしたのかどうかを見極めたいね。日本株はヘレンケラー症候群的。あの政治家たち何やってんだろうね。ニュース聞いていてもイライラしてくる。東京都?話にならぬ。議会が牽制できず。役人が音頭とって銀行経営なんかできるわけがないだろうよ。都は銀行経営者に口を出さずに任せたほうがいいんだよ。(3月27日。木曜日。仏壇の日。何で?)


▼FX相場予想/
  米国以外にも倒産する企業が顕在化する、と予測


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は26日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

大きな流れでは、「ドル安円高トレンド(ドル売り円買いトレンド)」に、何ら、変化は無い、と考えている。「サブプライム・ローン問題」に伴う諸問題も、何ら、解決されていない。だから、今後、「サブプライム・ローン問題」に関連して、倒産する米国の企業(それは、金融機関とは限らない)や、米国以外にも倒産する企業が、顕在化するだろう、と予測している。

すでに、『ベア・スターンズ証券の事実上の倒産』で、「サブプライム・ローン問題」に関連した倒産は、その第一号を出した。今後も、そういった企業が出てくるだろうと考えている。経済指標を観察すると、米国の景気後退も、目に見える状況になりつつある。
個人的には、米国経済は、景気後退局面にすでに入っている、と考えている。


▼NZドル予想/
 カレンNZ財務相の憂鬱=やがて利下げ迫られる?


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は26日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

25日、ニュージーランドのカレン財務相が講演会で話しをしました。内容は、「ニュージーランドの経済の世界経済減速の影響を受けざるを得ない」「数多くの深刻な課題や大きな不透明感に直面している」 と警戒感を示しました。あまり市場には影響を与えることは今のところありませんが、一国の財務大臣が自分の国の経済を心配しているわけですから、今後のニュージーランドの経済情勢をよく見守っていく必要がありそうです。中央銀行は今のところ年内は金利を下げないといっていますが、仮に景気が減速してくるとさすがにそうも言っていられなくなるので、かなり先のことにはなると思いますが、頭の片隅においておく必要があると思います。



▼今日の債券相場/
株価等外部環境の材料以上に、投資家次第の感強い


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…値を上げてスタート後は投資家次第
実質新年度入りということで、下記昨日の地合いをそのまま受け継ぐとは思えない。しかし、米国債市場のブル・スティープ化の影響は受けよう。本日はまず値を上げてスタート、その後は株価などの外部環境の材料以上に投資家次第の感が強い。須田審議委員の挨拶や会見は材料にはならない公算大。(AM6:50、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 140 円45 銭~140 円87 銭

期初の需給相場の先取りか
昨日は期内受け渡し最終日。一時は先物とその周辺、中期ゾーンを中心に急伸する場面があり、10 年290回債利回りも1.215%まで低下した(新発としては2005 年7月以来の低水準)。しかし、そこではさすがに売り物も待っていたようで、結局、元の鞘に収まった。イールド・カーブは中期ゾーンから10 年までがツイスト・スティープ化、それ以降は概ねパラレルから若干のベア・スティープ。米国の金利水準、イールド・カーブ形状、クレジット・スプレッドなどが示すように(参照、図表1、2)、


▼今日の長期金利/
 弱含みだが、ポジション調整的動きで神経質に上下?


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#290) 1.230%~1.265%
・ 債券先物(3月限) 140.50円~141.00円

<シナリオ>
長期金利は、昨日の米債高により基本的には弱含みだが、現物・先物市場を問わずポジション調整的な動きが続くと神経質に上下する。



▼米欧商品急反発/
NY金=950ドル回復目前、NY原油=105ドル台


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された26日の海外商品市況は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金   2008/ 4 949.2 +14.2 アルミ3カ月物 2,944.0 +39.0
NY銀   2008/ 5 1838.3 +58.3 銅3カ月物 8,180.0 +105.0
NY白金  2008/ 4 2012.6 +26.7 ニッケル3カ月物 29,800 +250
NYパラ   2008/ 6 459.70 -3.45 NY原油 2008/ 5 105.90 +4.68
シカゴ大豆  2008/ 5 1352.00 +45.00  NYコーヒー  2008/ 5 132.30 -0.35
シカゴコーン 2008/ 5 552.25 +7.50   NY粗糖   2008/ 5 12.24 +0.10
ドル・円   99.12 -1.04  シカゴ日経平均 2008/ 6 12,580  -195
---------------------------------------

【貴金属=パラジウムを除き大幅続伸、ドル安でファンド買い続く】
ニューヨーク金は大幅続伸。テクニカル買いで前日の高値を抜いたあと、ドル反発で下落したが、米景気悪化によるドル安再開や原油の急伸でファンド買いが続いた。
ニューヨーク銀は大幅続伸。ドル反発でマイナスに落ち込んだが、ドル安加速や原油の急伸、金の上値追いをはやし、ファンド筋の買いを集めて値を飛ばした。
ニューヨーク・プラチナは大幅続伸。前日の高値を抜いたあと、ドル高でマイナスに転落したが、ドル安加速や原油の急伸をはやし、投機買いで2000ドルを突破した。
ニューヨーク・パラジウムは反落。利食い売りが先行したあと、ドル安や原油・金の上昇をはやして地合いを持ち直したが、抵抗が抜けずプラスに浮上できなかった。

【石油=急伸、原油在庫が予想外に増加せず】
ニューヨーク原油は急伸。ドル安やイラク南部での武力衝突などに反応するなか、週間在庫統計で原油在庫が予想外に増加しなかったことなどから、期近は1週間ぶりの高値圏へと急上昇した。
石油製品は、ヒーティングオイル期近が急反発、改質ガソリン期近は大幅続伸。ヒーティングオイル期近は、予想を上回る在庫減少を好感し、1週間ぶりの高値を付けた。改質ガソリン期近は、一部の米製油所で供給障害が出ていることや、予想以上の在庫減少を受け、史上最高値を更新した。     (OVN シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国景気への懸念再燃や円高で大幅な下げとなった。日経平均 が終値で前日比-225.65円安の12480.98円、またTOPIXも同-17.81安の1219.74、JASADAQ指数は同-0.44安の64.26となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち6業種。鉱業、陸運業、電気・ガス業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、ドイツの景気が好調だったことでユーロドルが上昇。この流れを受けて円も対ドルで上昇した。ドル円相場は99円割れの98円後半で推移、ユーロ円は156円前半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

カブドットコム証券株式会社(8703)
■私設取引システム(kabu.comPTS)の取引時間拡大を3月31日(月)より開始
~ 8時20分~23時59分まで、国内PTS最長となる連続15時間39分の取引時間。 ~
 http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080327.asp

株式会社サイバーエージェント(4751)
■「Ameba(アメブロ)」にて購入・利用可能な仮想通貨「アメゴールド」提供開始
http://ir.cyberagent.co.jp/

Posted by Yen-Dokki at 2008年03月31日 12:00
 
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