最新更新日:12 03, 2008 10:14 AM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2008年02月29日

米国クレジット市場・世界株式ウォッチほか

★東証1・2部時価総額(26日)=437兆3095億円(前日比-3兆765億円)


■米国クレジット市場/
 利下げ浸透せず=クレジット市場は逆に引締まり


東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、米国の金利引下げが、十分な効果をもたらしていないとして、「巨額の流動性供給でマネーマーケットこそ、一時の混乱が収まりつつあるが、クレジット市場は一段と混乱の度を強めている」と語る――。

<依然として、スプレッドの拡大傾向が続いている>

このところのクレジット・スプレッド(信用力が相対的に低い企業の社債利回りと、信用力の高い米国債の利回り格差)が拡大し、企業の資金調達コストはむしろ高まっているところが少なくない。ここには金融緩和効果が浸透しておらず、逆に引締まりの形になっている。


■世界株式ウォッチ/
  投資戦略=過去の経験はアレンジが必要になった


大和総研・投資戦略部シニアストラテジストの成瀬順也さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、「時の流れが、ゆっくりになっている」として、そのスピード感をもたらしたものと、時の流れをゆっくり、にしたものの根源は同一であると語った――。

<90年代後半ニユーエコノミーの「本質」と、在庫管理スピードアップ>

ゆっくりと感じられるものの1つは、米国の景気変動である。
住宅販売がピークアウトしたのは2005年。以後、消費も生産も雇用も緩やかに伸び率が減速してきた。今、急に景気後退懸念が高まった訳ではない。例えば、非農業雇用者増加数(前月比)にしても、3年かけて一進一退を繰り返しつつ、緩やかに減速。今まさに±ゼロの世界に突入したところである。

思い起こせば1990年代後半、「ニューエコノミー論」なるものが広まった。
高成長と低インフレの両立が永遠に続くという極論まで現れたが、ニューエコノミーの本質は景気の山谷を低く浅く、そして間隔を長くしたことだと捉えるべきだろう。最たるものは在庫管理だが、設備にしても雇用にしても、状況把握のスピードアップが、上へも下へも過度な変動を生じにくくしたのである。



▼今日の株価予想/
 昨日の反動から、再度上値を切り上げるか?


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は主力株中心に堅調な展開が想定される。今晩の米国市場ではバーナンキ議長の講演などがあり手控え感はあろうが、昨日の中休みの動きから再度上値を切り上げる動きが想定される。日経平均は5日、25日移動平均線の上昇が切り上がるため、次の節目である14250円前後まで上値を伸ばすことが出来るかどうかがポイント。

昨晩の米国株は続伸した。1月の卸売物価指数の大幅上昇でインフレ懸念が強まったが、IBMの150億ドルの自社株買い発表や一部小売り企業の決算内容が好感された。NYダウは前回高値に接近。シカゴ日経先物は昨日の大証日中終値に比べ130円高い14050円で終了した。

昨日の日経平均は前日に今年3番目の上げ幅を記録し、2月4日の高値を上回ったことで、一旦、揺り返し(抜いた高値に逆戻り)の動きとなった。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が118.63%とやや過熱感があることも要因。

しかし、その他の短期的なテクニカル指標は好転が続いている。今晩の米国市場ではバーナンキ議長講演などがあり手控え感はあろうが、引き続き押し目買いスタンスが有効だろう。

テクニカル分析
テクニカル面では、今日は5日、25日両移動平均線の上昇角度が切り上がる。また、一目均衡表では抵抗帯を前に上値の重さが気になるところであるが、転換線の上昇が切り上がる。水曜日は安いというアノマリーが存在する中、今日の動きは注目されよう。上値メドは、26日高値14053円や1月9日安値14271円、昨年11月22日安値14669円など。一方、下値メドは5日移動平均線の13647円前後や、22日高値13540円、25日移動平均線の13401円前後が考えられる。

話題の銘柄
8802三菱地所/中期経営計画での業績目標の達成確度は高い、目標株価5000円 

同社は22日、新中期経営計画を発表。2010年度の業績目標として、EBITDA3000億円、経常利益2000億円を掲げた。大和総研では、内容は想定どおりでサプライズはないものの、事業会社としての発展が強く意識する経営姿勢が感じられるとしてポジティブに評価した。不動産セクターは、米サブプライムローン問題を発端とする世界的な信用不安や不動産投資マーケットの崩壊懸念、日本の政局不安などが影響し、堅調な都心優良不動産の実物市場の現実を置き去りにして強烈なアンダーパフォームとなっている。これについて、現状の資産保有・開発型の不動産株は、修正純資産(NAV)の観点からは、現状水準に対してオフィス市況賃料3割下落とマンション分譲売価2割り下落を将来懸念として既に織り込んだ位置にあると判断した。今しばらくは米国景気およびクレジット市場などの外部環境や株式市場のシステミックリスクに留意が必要と言及したうえで、同社については、◆中期経営計画で可視性の高い最高益更新トレンドが期待できること、◆テナント需要・賃料および資産価値の面で上方硬直性の高い都心超優良不動産「丸の内」をポートフォリオの核にすえていること、◆保守的なレバレッジで高クレジットを擁し財務基盤が強固なこと、――と指摘。今後の業績を見直した。経常利益ベースで、今08年3月期を、会社予想1565億円(EPS 61.6円)に対し、1600億円(EPS 102.5円→103.6円)、来09年3月期を1700億円(EPS 106.8円→110.1円)、10年3月期を1800億円(EPS 112.6円→117.3円)へと上方修正。保有不動産の再開発ポテンシャルを考慮した収益価値をベースに、1株あたりのNAVを約4800円と暫定推計して、今後1年程度の目標株価を5000円に設定。レーティングを「3」→「1」へ2段階引き上げた。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/




●東証IPO銘柄
■WDB株式会社(2475)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200803/3wdb.html

当社は、理学系研究職に特化した人材サービス会社です。研究職を支援する会社としてたゆまぬ努力と挑戦を続けています。研究の現場に必要とされる人材を提供し続けるために、研究職として働く人 たちを支援し続けるために黒子であり続けたいと考えています。変化する勇気と変えないという誇りを胸に、お客様には仕事の成果を、スタッフには働く喜びを提供することを目指してまいります。 会社ホームページ: http://www.wdb.co.jp/



■外準運用の多様化と問題点/
 単なる為替政策でなく、より幅広い柔軟な運用考える時期


政府系ファンドの設立や外貨準備運用の多様化を巡る議論が高まってきたようだ。
しかし、クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/ Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、「金融市場では、一部を除き、外貨準備運用の多様化に関して、単に運用利回りを追求することが注目されており、外為特会の問題点や、外準の一部を運用できるようにするためのプロセスについての議論は、十分になされているようには思われない」として、外為特会の特徴を整理し、いくつか問題点を指摘してみた。

小笠原さんのコメントは、おおよそ次のとおり――。

<外為特会は、「霞ヶ関の埋蔵金」の代表>

外為特会で最も注目されるのは、毎年計上される余剰金の大きさである。余剰金の積立額は2006 年度末には13 兆4026 億円にのぼり、「霞ヶ関の埋蔵金」の代表と揶揄されている。外貨準備の運用益を、為替平衡操作以外に利用するのであれば、外為特会法の改正と、新たな運用会計を設立する必要があろう。財務省は本来の目的から離れているとし、反対するであろうが、すでに外為特会からは一般会計へ余剰金の一部が繰り入れられ、財政政策の一旦を担っている。



▼ドル円予想/
野中の一本杉(円安)は倒されるために立っている?


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

これだけクロス円が上昇して、それでもドル円は108円台を維持できない。
いつものなつかしい野中の一本杉状態。野中の一本杉は倒されるために立っているようなもので、過去ことごとく倒されてきている。つまり、いくら円安でもドル円だけドルが強いままでいるということは天に唾するようなものであるということだ。ユーロが再びマジノラインに接近してきている。(2月27日。水曜日。なんでもない日。)


▼FX相場予想/
  ユーロ円=やがては「ユーロ安・円高」へと収束


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は今朝、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/ポンドの見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

●「ユーロ高ドル安」トレンドは変わらず。※昨日(2008年2月26日)のニューヨーク市場で、[1.5000]を上に抜けたことで、「ユーロ高ドル安」トレンドが継続していることを再確認した。
●クロス円に関しては、ポンド/円(GBP/JPY)は、「ポンド安円高」トレンドを示している。
●クロス円という同じ範疇(カテゴリー)のユーロ/円(EUR/JPY)は、「ユーロ高円安」トレンドを示している。

●通常は、ユーロ/円(EUR/JPY)とポンド/円(GBP/JPY)は、「円高」か、「円安」といった同じトレンドを示すが、現在のマーケットでは、「ユーロ高円安」VS「ポンド安円高」と不自然な状態を続けている。
●時間が経過すれば、いずれ、ユーロ/円(EUR/JPY)とポンド/円(GBP/JPY)は、「円高」か、「円安」といった同じトレンドを示すことになる、と予測する。



▼FX相場予想/
 輸出から108円台で円買い=クロス円で円買い誘導


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

26日は、アメリカの経済指標がすべてひどい結果となり、米国経済の減速が益々鮮明になってきました。S&Pケースシラー住宅価格=前年比マイナス8.9%、消費者信頼感指数予想82のところ75  住宅価格も下がる。景況感も悪い、いよいよリセッションの可能性が高まってきました。為替市場も素直にドル安方向に反応しています。ユーロドルはいよいよ1.5が視野に入ってきました。
完全にファンダメンタルズ相場になってきました。


▼今日の長期金利/
 弱含みだが、株価が14,000円台回復なら下げ渋る


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#289) 1.465%~1.495%
・ 債券先物(3月限) 137.10円~137.35円

<シナリオ>
長期金利は、昨日の米債高を受けて弱含み。ただし日経平均株価が米株高を手掛かりに1万4000円台を回復すると下げ渋る。

債券先物チャート
3月限の日足は、下のマド埋めポイントかつ雲の下辺(昨日)である136.87円の寸前で切り返した陽線。雲(本日:137.07円-137.79円)の中。
【チャート・ポイント】
140.22円:05年9月2日のザラバ高値
139.52円:倍返し[135.94円vs.137.73円]
138.94円:毛抜き天井(1月22、23日のザラバ高値)
138.64円:マド埋め(1月23日のザラバ安値)
137.92円:基準線
137.79円:雲上辺(本日)
137.39円:転換線
<137.35円:本日の3月限予想レンジ上限>
137.34円:5日移動平均
≪137.24円:昨日の東証3月限終値、前日比▲0.34円≫
≪137.13円:昨日のLIFFE先物3月限終値≫
<137.10円:本日の3月限予想レンジ下限>
137.07円:雲下辺(本日)
136.89円:2月26日のザラバ安値
136.87円:マド埋め(12月28日ザラバ高値)
136.32円:マド埋め(12月27日ザラバ高値)
136.05円:12月25日のザラバ安値
136.94円:12月11日のザラバ安値


▼海外商品事情/
 ロシアコモディティ情報=ロシアの隠れ債務に注意


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された26日の海外商品市況と、「ロシアコモディティ情報」は次のようにった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金   2008/ 4 948.9 +8.4 アルミ3カ月物 2,976.0 +74.0
NY銀   2008/ 3 1872.0 +63.5 銅3カ月物 8,275.0 +75.0
NY白金  2008/ 4 2155.9 +2.4 ニッケル3カ月物 27,950 -305
NYパラ   2008/ 6 541.30 +12.30 NY原油 2008/ 4 100.88 +1.65
シカゴ大豆  2008/ 5 1484.25 +15.00  NYコーヒー  2008/ 5 160.30 -3.70
シカゴコーン 2008/ 5 544.00 -3.00  NY粗糖   2008/ 5 14.54 +0.32
ドル・円    107.28 -0.74  シカゴ日経平均 2008/ 3  14,050  +30
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ロシア コモディティ情報 e-profitに毎週火曜日連載中!!
By ルスエナジー ミハイル・クルーティヒン氏   08/1/22

世界の株式市場が大きな波乱を示す中で、ロシア企業の株価は、セーフヘイブン(安全への逃避先)のようだ。ポートフォリオの投資家の多くは、近づく景気後退を懸念して、より「文明的な」諸国(西側先進国)で投資資金の全てを失うリスクを犯すよりも、健全な成長を持続しているロシアのガスプロム、ロスネフチ、ルクオイルや、その他の企業へと資金を移動している。

【対外債務を圧縮】
表面的には、ロシア経済は繁栄しているように見える。政府は、過去にあった巨額の債務を、適切な水準まで抑制したと誇らしげに発表した。

プーチン大統領は、2000年初頭に就任したが、その少し前の1998年8月には債務不履行が発生していた。その当時、ロシアの対外債務は1328億ドルに達し、アナリストらは、その多くが償還期限となる2003年の到来を懸念していた。しかし2003年までには、原油・ガス価格の高騰と、エネルギー輸出関税の引き上げのおかげで、対外債務は982億ドルに縮小した。

今日、ロシア政府の対外債務は、わずか370億ドル強であり、世界で債務の最も少ない国の一つとなっている。この債務は、国内総生産(GDP)の4%以下であり、年間の輸出額の約10%となっている。


情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html


ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国経済指標が悪かったにも関わらず、モノライン格付け維持などから+114ドル高と続伸。これを受けて東京市場も上昇するが、利食いに押されもみ合い。日経平均 が終値で前日比+191.72円高の14016.44円、またTOPIXも同+16.79高の1364.26、JASADAQ指数は同+0.18高の65.84となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち30業種が上昇。水産・農林業、倉庫運輸関連、食料品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替ではドル円は円高、ユーロ円は円安が進んだ。ドル円相場は107.22-107.27円前後で推移、ユーロ円は160.69-160.78円前後で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松下電器産業株式会社(6752)
□トラブルの“その時”を見せる「DEJIDON」システムを発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OU_2DF_5G_kqp
□触媒反応による有機物分解リサイクル技術を開発
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OV_2DF_5G_kqp
□メガピクセルネットワークカメラDG-NP304/DG-NP304Vを発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OW_2DF_5G_kqp
□メガピクセルネットワークカメラDG-NF302を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OX_2DF_5G_kqp
□ネットワークディスクレコーダーDG-ND400を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OY_2DF_5G_kqp
□ネットワークビデオデコーダーDG-GXD400を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OZ_2DF_5G_kqp

ソニー株式会社(6758)
■大型液晶パネル・モジュールに関する合弁会社設立に向け意向確認覚書を締結
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200802/08-0226/index.html
 
ケネディクス株式会社(4321)
■02/26:役員異動に関するお知らせ
http://www.kenedix.com/index.html
Posted by Yen-Dokki at 2008年02月29日 18:40
 
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