再考:米国景気見通し・ユーロ高再来の陥穽ほか
★東証1・2部時価総額(6日)=421兆1616億円(前日比-18兆1858億円)
■再考:米国景気見通し/
08年米経済=低成長止まり、リセッションには至らず
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は6日、(1)足元の米国雇用・賃金データは景気後退を示唆しない、(2)新興市場国・途上国経済はまだ堅調の2点を指摘した上で、「米国リセッション・ストーリー再考」と題し、概略、次のような見方を示した――。
ポイント:
市場では米国リセッション・ストーリーが確固たる地位を築きつつある。しかし、米国景気がリセッションに陥ると叫ぶのはまだ早い。足元の米国雇用・賃金データは景気後退を示唆していない。そして、今年の米国経済の見通しはあくまで低成長見通しであって、リセッション見通しではないだろう。ドル安圧力が本格的に強まれば、日本を含むドル・ペッグ国の金融が緩和する。さらに、市場の催促を受けて米国の景気対策が上積みされる可能性もある。市場は米国景気の先行きにやや悲観的に過ぎるのではないか。
■ユーロ高再来の陥穽/
欧州会計⇒損失処理先延ばしでロス拡大⇒ユーロ下落へ
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は6日、ドル円が一服するなか、ユーロドルは再びユーロが最高値をうかがう形になっていることに関して、「時間差のユーロ高」として、こう分析した――。
<サブプライム問題への対応利下げで、欧州より米国が先行した「背景」>
米国の景気金融不安が大幅な長短金利の低下をもたらしたが、その中で進行したドル安も、対円では一服気味となっている。シカゴIMMの通貨先物取引をみると、既に円の買い越しが5 万枚以上に拡大し、それだけ投機筋による追加的な円買いの余地が低下している面もうかがえる。
これに対してユーロドルは再びユーロが最高値をうかがう形になった。
ここには米国の大幅利下げによって、金利差がユーロ優位になったことが少なからず寄与している。その背景には、米欧の景気格差のみならず、サブプライム問題に対する処理の違いによる温度差もありそうだ。つまり、サブプライム問題では米国金融市場の不安定化が目立ち、その損失額や損失処理でも米国の深刻度が目立つ。その分、米国の金利低下が先行した。
▼今日の株価予想/
下値メド=24日安値12,952円、22日安値12,572円
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、「2月限オプションの取引最終日にあたり、13000円を意識して神経質な展開が想定される。米国株安を受けて軟調スタートとなりそうだが、下げ渋りの動きが出るかどうかが注目点」として、次のように予想した――。
昨晩の米国市場は続落。ナスダックは1%超の下落となった。前日の大幅安の反動から上昇する場面があったものの戻りは鈍く、午後にフィラデルフィア連銀総裁がインフレ警戒的な発言をしたと伝わったことから急速に下げに転じた。シカゴ日経先物は13115円と昨日の大証日中終値に比べ25円の上昇にとどまった。
東京市場は当面、米経済指標やモノライン(金融保証会社)を巡る動向などに左右される展開が続くことが想定され、国内でも足下の3Q決算で特に主力株で下方修正が続出しており投資家心理をより悪化させる要因となっている。 昨年8月の急落後の動きでは、8月安値から9月の戻り高値までの上昇幅は1313円、その後73%の下落で二番底形成となった。今回も1月22日安値から4日高値までの上昇幅1316円に対して同率下落したとなると、12920円の水準となる。その水準をザラバで意識し、前日の長い陰線に差し込む陽線を形成できるかどうかが注目される。上値メドは、5日移動平均線の13558円や5日安値13665円、25日移動平均線の13838円。一方で下値メドは、心理的節目の13000円や1月24日安値12952円、22日安値12572円などが考えられる。
話題の銘柄
4306
バックスグループ/中期連結EPS成長率を年率30%と予想、フェアバリュー40600円
いちよしでは、「2008年3月期第3四半期までの連結売上高、同経常利益はそれぞれ前年同期比15.7%増の86.73億円、同15.3%増の3.01億円となった。第3四半期末の登録スタッフ数は前年同期末比42.5%増の65475名となっていることから、採用力はアップしたと見られる。これは、拠点数を第3四半期末で前年同期末比10拠点増加の33拠点にしたほか、自社求人サイトの有効活用、などの効果が顕在化した模様である。当社では、第3四半期までの状況を勘案して、2008年3月期連結売上高、同経常利益はそれぞれ前期比16.9%増の117.7億円、同25.4%増の4.0億円と予想する。また、登録スタッフの採用力アップ、営業体制の構築、拠点拡充、携帯電話販売店の自社運営、新規事業の立ち上げ、などがなされていることを勘案して、中期連結EPS成長率を年率30%と予想する」と指摘。今2008年3月期連結経常利益を会社計画3.5億円(EPS1493円)に対し4.0億円(EPS1717円)、来2009年3月期5.5億円(EPS2314円)、2010年3月期7.2億円(EPS3060円)と予想。「現在の株価は、フリーキャッシュフローバリュエーションで試算したフェアバリュー(40600円)を下回っている」と指摘。株価レーティング「1-A-HR」で新規カバレッジを開始した。
トレーダーズ・ウエブ:
http://www.traders.co.jp/
▼FX相場予想/
お粗末な相場展開=円が消去法で常に狙われている
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
お粗末な相場展開。フォロースルーなし。言い訳はECB(欧州中銀)とBOE(英イングランド銀行)。円が消去法で常に狙われている。輸出業者は言い訳なしね。107円台なら今1年物ですら2円程度なんだから、105円台でいくらでも売れたはず。昔のように4円も5円もあるわけじゃないんだからね。株式相場は、見るのもおぞましい感じ。出会いが少なく、ポツンポツンとランプがつくだけ。
(2月7日。木曜日。北方領土の日。)
▼今日の債券相場/
高値138.14円を抜けるかが1つのポイント
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…株価睨みも、概ね昨日と同じレンジ
外部環境の振れの大さが主因だが、それに素直に反応、相場が日替わりメニューごとく上下動を繰り返すのは、参加者にその動機があるからだ。昨日のLIFFEは東証対比値を下げた。しかし、米国は株安(ただ、債券も小幅安)。したがって、環境はあまり変化しておらず、本日は株価睨みながらも、先物で昨日と概ね同じレンジを予想する。高値138円14銭を抜けるかが1つのポイント。ただ、地合いの悪い物価連動債の入札を控えたヘッジは考慮すべきだ。なお、11時半から福井総裁が衆院予算委に出席する。
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 137円80銭 ~ 138円14銭
1月の国債推奨オペレーションの評価と2月の推奨
<2月の推奨=ディレクションはニュートラル>
(1)ディレクション: 「10年の1.375%以下ショート、1.475%以上ロング」
(2)カーブ: 「20-5年スプレッドの100bp台前半ロング、120bp以上ショート」
(3)物価連動債: 「既存のカレントBEIのポジションを20bp台で積み増し、コストを良くした上で、35bp以上で一旦、クローズ」
▼今日の長期金利/
米株続落・長期金利上昇=手掛かり難でもみ合いへ
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・長期金利(#289) 1.395%~1.425%
・ 債券先物(3月限) 137.75円~138.15円
<シナリオ>
長期金利はもみ合い。米国株が3日続落の半面、米長期金利は上昇したことから手掛かりに欠ける。
BOE(英中銀)は政策金利を0.25%引き下げ、年5.00%とする見通し。またECB(欧州中銀)は政策金利を現行の年4,00%に据え置く見通し。「利下げは後ズレする見込み」と言う。
▼米欧商品市況/
NY金・銀・白金=安値拾いの買いで軒並み急反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された6日の海外商品市況は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 4 905.0 +14.7 アルミ3カ月物 2,643.0 +20.0
NY銀 2008/ 3 1655.0 +20.5 銅3カ月物 7,330.0 +200.0
NY白金 2008/ 4 1819.0 +33.5 ニッケル3カ月物 26,900 +100
NYパラ 2008/ 3 423.45 +0.35 NY原油 2008/ 3 87.14 -1.27
シカゴ大豆 2008/ 3 1318.50 -4.50 NYコーヒー 2008/ 3 143.15 +0.55
シカゴコーン 2008/ 3 501.50 -7.75 NY粗糖 2008/ 3 12.11 +0.25
ドル・円 106.53 -0.24 シカゴ日経平均 2008/ 3 13,115 -255
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【貴金属=軒並み反発、安値拾いの買いで上昇再開】
ニューヨーク金は急反発。ドル高を嫌気でマイナスに転落したが、ドルの反落や原油高をはやした安値拾いの買いが優勢になり、テクニカル買いで前日の高値を抜いた。
ニューヨーク銀は急反発。ドル高が逆指し売りを誘い、時間外取引で前日の安値を下回ったが、金や銅の反発をはやしてテクニカル買いを誘い、前日の高値を突破した。
ニューヨーク・プラチナは急反発。時間外取引で売りが先行したが、原油や金の上昇、南アの電力不足による供給不安をはやし、思惑買いで一代高値を更新した。
ニューヨーク・パラジウムは小反発。戻り売りで高値修正が続いたが、金やプラチナの上昇でプラスに浮上した。ただ、前日のレンジを拡大できず、インサイドデー。 (OVN シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:
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ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株が65ドル安と3日続落したことで、昨日の急落への反発力は弱く、時間の経過とともに100円超の下げとなった。日経平均が終値で前日比-104.21円安の12995.03円、またTOPIXも同-16.30安の1282.11、JASADAQ指数は同-0.80安の62.71となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち値上がりは5業種。精密機器、空運業、海運業、電気・ガス業、石油石炭製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は円高一服で小動き。ドル円相場は106.33-106.38円前後で推移、ユーロ円は155.42-155.55円前後で推移している。
★サイバーエージェント=「BLOG of the year 2007」各部門の受賞者発表
株式会社サイバーエージェント(代表取締役社長:藤田晋氏:4751)は、「ブログの日」である2月6日に「BLOG of the year 2007」の表彰式を開催し、各部門の受賞者を発表した。各部門の受賞者は以下の通り。(敬称略)
○男性タレント・俳優部門:品川祐「品川庄司 品川祐blog」
http://shinagawa.laff.jp/
○女性タレント・女優部門:ともさかりえ「RIE TOMOSAKA OFFICIAL BLOG」
http://ameblo.jp/tomosaka-rie/
○モデル・グラビア部門:東原亜希「ひがしはらですが?」
http://ameblo.jp/higashihara-aki/
○文化人部門:東国原英夫「新そのまんま日記!」
http://www.zunou.jp/higashi/diary2.cgi
○アスリート部門:竹原慎二「竹原慎二はブタっ鼻」
http://ameblo.jp/shinji-takehara/
○特別賞:上地雄輔「神児遊助」
http://ameblo.jp/kamijiyusuke/
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■平成20年2月2日「個人投資家向け会社説明会」の資料・動画の掲載について
http://210.188.234.165/8697/1565/index.htm
松下電器産業株式会社(6752)
□世界初(*)、MOSイメージセンサのダイナミックレンジ拡大技術を開発(2月5日)
(*) 2008年2月5日現在、当社調べ
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do1Mw_2DF_5v_kqp
Posted by Yen-Dokki at 2008年02月12日 20:38