東京G7と国際協調・今週の株価予想ほか
★東証1・2部時価総額(4日)=442兆5666億円(前日比+8兆8137億円)
■東京G7と国際協調/
G7明けの来週=政策催促相場が再燃するリスク
今週末の9日(土)、東京でG7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)が開催される。
米国の政策総動員にも関わらずサブプライム問題が深刻化を増し、手詰まり感も台頭しているだけに、市場では何らかの国際協調策が検討されるのではないか、との思惑がくすぶっている。
しかし、三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は、「国内市場の最大の関心は協調利下げの有無だろうが、合意がなる可能性は低い」と見る。
石井さんは、その理由として次の3点を挙げた――。
(1)G7各国の国内事情が異なるので、足並みを揃えることはむずかしい。
(2)日銀には現時点で利下げに踏み切る大義名分がない
(3)各国は日本の異常な超低金利の復活を望んでいない
■今週の株価予想/
日本株全体の低バリュエーション再評価の局面到来へ
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は4日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。
今週の東京市場は緩やかな反発局面と予想する。引き続きサブプライムローン問題が焦点と思われ思われる。1 日の米国株は休日前としては今年初めて上昇、①モノラインの資本増強への展望が開けつつある点と久々の②大規模な企業買収提案が好感されたもよう。米国経済の先行きへの懸念は燻っているものの、企業の自律・能動的な行動が市場心理を幾分明るくさせている。③G7 開催を控え同問題に対する国際的な協調の強化への期待感が広がる可能性も考えられよう。日本企業の決算発表は今週にピークを迎え個別銘柄間の株価格差は大きくなろうが、全般的に経営者は依然として業績伸長に強気と窺え、日本株全体の④低バリュエーションを再評価する局面が到来すると想定。留意点としては春節を迎える中国市場の動向か。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
10年移動平均上回る、13,700円では押し目買い優勢か
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は米国株安を受けてやや売り優勢のスタートとなりそうだ。ただ、為替相場の落ち着きや短期的なテクニカル指標が好転してきていることから、売り一巡後は押し目買い優勢の展開か。昨日上回った10年移動平均線を維持できるかどうかが注目される。
週末の米国市場は3日ぶりに反落。投資判断の引き下げで金融株が軟調となったことや、利益確定売りが強まった。ただ、シカゴ日経先物は13785円と昨日の大証日中終値に比べ105円程度の下落にとどまった。
米国の経済指標の悪化やモノライン(金融保証会社)を巡る動向、また、国内の企業収益に対する下振れ懸念から当面は神経質な動きが続きそうだが、1月25日以降のボックスレンジを上に放れた動きとなったため、下げた局面では押し目買いが入りやすい。出来高や売買代金が増加するかどうかがポイント。
テクニカル分析
テクニカル指標では、今日は10日移動平均線や一目均衡表の転換線の上昇が切り上がる。週足においては、7陰連(7週連続で陰線)、たくり足に続き、先週は天底の暗示ともされている十字足を形成しており、当面は反発基調が強まることも考えられる。 上値メドは、25日移動平均線の14013円や22日安値から25日高値までの上昇を28日の安値からの上昇とした14162円などがある。一方で下値メドは、10年移動平均線の13700円前後や、一目均衡表の転換線である13420円前後が考えられる。
話題の銘柄
8001
伊藤忠商事/採算性の高さや魅力的なバリュエーションに着目=目標株価1652円
ドイツ証券では、同社について、◆幅広い衣料ブランドを擁しておりアパレルと繊維で他を圧倒している、◆ITとメディアの大規模な基盤を誇る、◆コアコンピタンスをライフスタイル関連に集中し、資源からの強力な収益の補完、分散化、リスク低減、成長余地を実現している、◆中国市場の先駆者、――といった特徴を指摘した。同社の事業には、中国その他の高成長国から力強い需要があり、川上と川下両部門で高採算事業へ資産を再配分している点を評価。資源価格の高騰や一段の円安進行を背景に、中期にわたり安定した業績をもたらすと予想した。資産基盤はセクターの大手2社(三井物産と三菱商事)よりも小規模であるものの、ROE21.8%はセクター最大。緩慢な増収ペースに対し、過去10年間の各利益の年平均成長率もセクター最大と、利益率は大きく拡大していると言及。現行の株価は非常に割安だとみているが、オリコをめぐる懸念を考慮し、丸紅に次ぐセクター推奨銘柄とした。ほかにリスクとして、ロシアのガスプロム(サハリン1プロジェクト)との問題や、JALへの資金注入などを挙げている。今後の業績については、当期利益ベースで、今08年3月期を、会社予想2100億円(EPS 133円)に対し、2122億円(EPS 134円)、来09年3月期を2350億円(EPS 148円)、10年3月期を2442億円(EPS 154円)と予想し、1年後の目標株価を1652円に設定。上値余地が71.9%、配当利回りが1.8%でトータルリターンが73.7%と見込まれることを考慮し、投資評価を新規に「Buy」としてカバーを開始した。
トレーダーズ・ウエブ:
http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■GCAサヴィアングループ(株) (2174)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200803/3gca.html
当社はM&A取引実行にかかわる助言を主たる業務とするM&Aソリューショングループです。どの金融機関にも属さない独立系であるがゆえに可能となるクライアントの利益を最優先とするM&A助言に特徴があります。同じ経営理念(GCAでは「For Client's Best Interest」、サヴィアンでは「Trusted Advisor」)を有するほぼ同規模の日米独立系M&Aアドバイザリーファームの2社が対等の精神で経営統合(Merger of Equals)を行い、「日本でも米国でもない真のグローバル・インベストメントバンク」を目指します。 今後も、社会の公器としてM&Aを通じた企業価値の増加による世界経済の効率化と成長に貢献してまいります。
会社ホームページ:
http://www.gcasavvian.com (3月3日開設予定)
▼FX相場予想/
市場の話題=金利注目のオージー(豪ドル)だけ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ひどい相場の日だったね。ただ狭いレンジをウロウロしているだけ。市場の話題は、金利注目のオージー(豪ドル)だけ。いまどき景気がいいというのだから、すごいよね。ロシアが日本株と円を買うって? 日本には目に見えない制約がいろいろあるってこと教えておいたほうがいいんじゃないの? まあ、黙ってロシアの金をふんだくるのも手かも。例のガス田でフンダクラレタ金の代わりに。普通のロシア人は日本が好きらしいから、やさしくしたほうが国家のためではあるが・・・・・。(2月5日。火曜日。立春の次の日。)
▼FX相場予想/
スーパー・チューズデー&G7を材料とした動きにも留意
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(
http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は4日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
2月4日、週明け月曜日のシドニー市場では、ドル/円(USD/JPY)は、先週末のニューヨーク・クローズ水準の106円台ミドルで推移。
4日、週明け月曜日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、106円台ミドル---[106.55-60]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。東京市場は、仲値に向けて、ドルじり高に推移。東京市場の午前中に、106円台後半に上昇した。東京市場の午後は、106円台後半で動き無し。4日のロンドン市場のドル/円(USD/JPY)も、106円台後半で推移し、堅調地合いから、107円台前半に乗せている。
マーケット(外為市場)は、目先は、次の材料待ちといった様相になっている。2月5日(火)は、「スーパー・チューズデー」。
※スーパー・チューズデー(Super Tuesday)
アメリカ合衆国において、大統領選挙がある年の2月または3月初旬の 一つの火曜日を通常さす。その日は多くの州で同時に予備選挙が開催され、一日で最大の代議員を獲得することができる日である。
また、2月9日(土)には、東京でのG7を控えている。「スーパー・チューズデー」やG7を材料とした動きにも、留意したい。
■英銀トップの景況感/
驚き!?英国経済については非常に楽観的だった
英国に出張中の、マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、英国の大手銀行トップの人達と面談した時の感想を、こう語った――。
「米国経済についての見方はやや温度差がありましたが、驚いたのは英国経済については、非常に楽観的であったことです。詳しくはまたどこかで書きますが、私が思っていたほど、深刻ではないのかもしれません。」
「大使館にいるエコノミストの人も比較的楽観的でした。これに関しては、もう少し調べてよく考え直す必要があるかもしれません。日本に戻ってから、じっくり考えてみたいと思います。」
▼商品プロ・コメント/
アルミは精錬コスト上昇による採算悪化で生産抑制の可能性ある
「ニッケルはステンレス製品の買い控えで在庫増加が足かせに」
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(アルミ)」と、4日の海外商品市況は次のようになった――。
厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(アルミ)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部・主任研究員 芥田知至氏 2007/2/1
アルミ相場は、他の金属市況と同様に需給がやや緩和していることから弱含み傾向で推移しているが、供給面で中国の製錬事業のコストにかなり近づいてきていると見られ、下値余地は限定的であると思われる。
需給関係を概観すると、まず需要面では日米両国での住宅関連向けが顕著に落ち込んでいることが需給緩和の最大の要因。米国ではサブプライム問題もあって景気が急速に悪化してきたが、とくに住宅バブル崩壊から住宅分野の落ち込みが著しい状態だ。
また日本でも改正建築基準法が施行されたことで、住宅投資がかなり減少している。
その一方、新興国では高成長が続いているだけに引き続き需要が旺盛で、とくに中国では固定資産投資が大きく伸び続けていることから需要が増加傾向。ただし、先進国での需要減退から、世界的に見ると伸び悩み気味である。
供給面では引き続き大手製錬メーカーを中心に生産が安定している。中国では中小メーカーが多く、いまのところまだ採算がとれているとはいえ、エネルギー価格の高騰による電力料金の引き上げを背景に製錬コストが上昇していることから、これ以上市況が下がると採算面で生産を続けるのが難しくなってくる可能性がある。政府は政策的に電力料金を引き上げて製錬会社を淘汰・再編していこうとしているため、中長期的には生産が抑制されることになりそうだ。
市場では、現状においては日米で住宅需要が著しく減っているなかでサブプライム問題が引き起こされたこともあり、悲観的なムードが高まっている。市況は株価ほどには下げておらず、見方によっては底堅さが感じられるともいえる。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 4 909.4 -4.1 アルミ3カ月物 2,665.0 +10.0
NY銀 2008/ 3 1678.0 -9.0 銅3カ月物 7,260.0 +30.0
NY白金 2008/ 4 1797.6 +27.4 ニッケル3カ月物 27,100 -900
NYパラ 2008/ 3 431.00 +13.95 NY原油 2008/ 3 90.02 +1.06
シカゴ大豆 2008/ 3 1326.00 +38.75 NYコーヒー 2008/ 3 142.70 +3.60
シカゴコーン 2008/ 3 510.50 +10.00 NY粗糖 2008/ 3 12.17 -0.18
ドル・円 106.68 -0.01 シカゴ日経平均 2008/ 3 13,785 -15
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情報提供:株式会社オーバルネクスト:
http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:
http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は週明けのNY市場が108ドルの下落となったことで、円安にも関わらず反落した。日経平均 が終値で前日比-171.69円安の13688.01円、またTOPIXも同-15.09安の1349.63、JASADAQ指数は同+0.76高の65.15 となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち値上がりは9業種。海運業、医薬品、鉱業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は円安・ドル高が進んだ。ドル円相場は106.72-106.77円前後で推移、ユーロ円は158.05-158.12円前後で推移している。
★大和証券系投資会社=住宅関連分野特化した中小企業向け事業承継支援ファンド組成
大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表:渡辺秀雄氏)は、後継者不在等の事業承継問題を抱える住宅関連産業分野の中小企業の事業継続支援を目的とする「住宅関連産業中小企業事業継続ファンド投資事業有限責任組合」(本ファンド)を設立することを決定した。同社は本ファンドの運営を通じて、後継者問題を抱える住宅産業に属する中小企業のオーナー経営者等から株式取得等を行うことにより、事業継続の円滑化を資金面から支援するとともに、本ファンドの出資者となる独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)、住友林業株式会社と連携して、後継者問題の解決や新事業展開等の経営支援を行う。【本ファンドの概要】 1. ファンド総額 50億円、2. 無限責任組合員当社、3. 有限責任組合員 中小機構、住友林業㈱、大和証券エスエムビーシー㈱、4. 設立予定時期 平成20年2月、5. 投資対象 住宅関連産業にあって、優れた技術やノウハウをもっているものの、後継者不在等の事業承継問題を抱え新たな事業展開が困難となっている中小企業。
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
★デンソー=網走市で車車間通信の一般道路での試験を開始へ
株式会社デンソー(6902)は、総務省によるユビキタス特区認定を受けて、 2008年4月から網走市で車車間通信の一般道路試験を開始する。 車車間通信は、車両に搭載した通信機同士が電波を交信して情報を 送受信する技術で、衝突事故防止システムなどへの活用が 期待されている技術。
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/080204-01.html
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■平成20年1月 委託手数料及び業務計数の開示(速報値)
http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080204.asp
松井証券株式会社(8628)
■2/1(金):平成20年1月の月間売買実績・口座数等(速報値)のお知らせ
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
Posted by Yen-Dokki at 2008年02月07日 12:36