最新更新日:11 11, 2008 04:38 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2007年12月20日

今日の株価投資・2008年FX予想+注目材料ほか

▼今日の株価投資/
 信用買い残の少ない内需関連株の押し目買いが有効


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

今日の東京市場は売り先行のスタートとなりそうだ。
その後は薄商いの中、神経質な展開が想定される。ただし、シカゴ市場でも意識された15000円は11月の安値レベルでの心理的節目。当時その水準では陽線並びで底値を形成しており、強い支持帯が形成されている。米国株安の影響を朝方は受けそうだが、一旦底値を見極めた後は切り返す動きも考えられよう。逆に、11月安値を簡単に下回るような動きになれば、もう一段深い下げが想定される。物色面では、食品や小売り、娯楽、情報サービスセクターなどから信用買い残の少ない内需関連株への押し目買いが有効となる。今日は底値を見極める動きとなりそうだ。


テクニカル分析
テクニカル面では二つ目のマド埋めを達成。ローソク足では長い陰線を形成した。今日は15197円以上で推移していると、25日移動平均線が上昇に転じる。よって、寄り安となっても25日移動平均線に引き戻される動きが考えられる。さらに、昨日の安値15219.07円は11月安値から12月7日高値までの上昇に対する61.8%押しの15219.09円とわずか2銭の違い。やや下方寄り付きから陽線を形成するシナリオも考えられる。上値メドとしては、5日安値15365円や25日移動平均線の15432円前後、心理的節目の15500円などとなる。一方で下値メドは、11月安値から12月7日高値までの上昇に対する2/3押しとなる15149円や11月28日の安値15089円、そして心理的節目の15000円などが考えられる。

話題の銘柄
7951ヤマハ/上方修正の会社計画を上回る可能性=PER22倍で割高感なし

コスモでは、現状の米ドル110円、ユーロ160円を前提に、08.3期の業績は中間期に上方修正された会社計画をさらに上回る可能性が高いと言及。米国景気がスローダウンしても、欧州市場の堅調な伸びと中国を始めとしたBRICs市場の好調な拡大が見込めるうえ、リストラ効果が収益を押し上げると見ており、08.3期の営業利益を会社計画の前期比8.4%増の300億円(EPS145.6円)に対して、前期比21%増の335億円(同184.2円)→同22.8%増の340億円(同184.2円)に、09.3期を08.3期推定比11.8%増の380億円(同116.3円)と予想した。バリュエーションに関しては、現状で09.3期予想PER約22倍と割高感がなく、ヤマハ発動機株の売却(今期特別利益278億円計上)でキャッシュリッチ企業に変身(現金及び現金同等物07.3期末459億円→07.9月末950億円)したことや、直近株価でみた配当利回りが今期予想約2%、来期予想2.2%~2.4%などを考慮すると、投資妙味があるとして、投資判断を新規「B+」にてカバレッジを開始した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/


■2008年FX予想+注目材料/ 
年前半=弱い地合い続く、後半=不透明感が強い


クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、サブプライム・ローン問題の帰結がまだ不透明な中、現段階で2008年の為替相場の動向を予想するのは難しいとした上で、敢えて、いくつか注目材料を取り上げながら、相場に与える影響を考えてみた――。

<年前半=引続きサブプライム・ローン問題が中心>

年前半については、しばらくは引続きサブプライム・ローン問題が中心となりそうだ。
つまり、サブプライム・ローン問題で傷ついた信用市場が回復し、米経済が復活するかどうかであろう。今回の局面と比較されるのが、2000 年代初頭のIT バブル崩壊後と米企業不正会計問題発生後の状況である。当時、ドル/円は日本経済が急激に悪化する中、2002年2 月上旬にかけて134円台後半まで上伸した後、115円台まで急落した。その後、一時125円台半ばまで上伸したものの、一進一退となり、2003年夏以降には急落した(図表1)。

現在、当社米国経済調査部では、FRB は来年第2 四半期までにFF レートを3.5%まで引き下げると予想しているが、じりじり
とインフレ率が上昇する状況下で、実質FF レートはマイナスとはならなくとも、かなり低い水準まで低下することになり、その間、ドル/円は弱い地合いが続くと予想される。



■2008年FX予想/
 年前半にかけ「円独歩高」、後半は「円独歩安」へ


大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は2008年のFX相場について、「前半に円高が進み、後半に円安が進む」と予想している。世界的に利下げが広がり、商品市況も下がることを前提とし、「2008 年にドルが暴落するようなことはなく、ドルは安定化する」と見ており、年前半には円を除く通貨に対してドルが持ち直すと予想する。

<「ドル独歩安」に変化の兆しが見え始めている

亀岡さんは、2007 年の為替市場は、一言で言えば「ドル独歩安」であった、と言う。主要通貨は、多かれ少なかれドルに対し上昇した。世界の外国為替市場における取引量の上位7 通貨でいうと、07 年初めから12 月14 日までのパフォーマンスは良い順に、カナダドル、ユーロ、豪ドル、スイスフラン、円、ポンド、米ドルとなった。ただし、11 月以降はカナダドル、豪ドル、ポンドなどがドルに対して上昇から下落に転じており、「ドル独歩安に変化の兆しが見え始めている」と言う。


▼ドル円相場予想/
 ユーロ円次第=上がっても114円台はきつい?


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

非常にギクシャクした動き。株式市場には暗雲が漂っている感じで世界的に変。英連邦が弱いのだが、先行したカナダだけ反転。ドル円はこんなものだろう。上がっても114円台はきつそうである。ユーロ円がどこまで持ちこたえられるかによるだろう。ユーロはまだ調整が足りない。ポンドの下げも不足。(12月18日。火曜日。髪結いの日。)


▼ドル円投資戦術/
 115.00円を上値目処に、ドルを売る戦術でよい


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は17日、為替相場について、概ね次のようにコメントした――。

12月17日、週明け月曜日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、113円台前半---[113.30-35]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。東京市場の朝方は、ドル売り気配に推移し、じりじりと下げている。東京市場の午後になって、[113.00-10]レベルまで下落している。

来週には、クリスマスを控え、今週から市場参加者は極端に少なくなる。ロンドン市場、ニューヨーク市場では、今週から休みを取る市場参加者も多い。基本的には、「クリスマス相場」。正月明けまで、やらないで、休むことも重要と考える。12月に入って、ショート・スクイズ的に、ドル円は上昇しているが、追随でドルを買う気持ちにはならない。しかし、112円台までの反発は、想定していなかった。

サブプライム・ローン問題の関連で、FED、ECBなどが、年末の資金供給を行ったが、市場は、それを好感して、ドル買いに動いた。しかし、それは、サブプライム・ローン問題の損失額が、非常に大きいことの証拠でもある。それを忘れてはならない、と考えている。
テクニカル(チャート分析)では、[115.00]を上値の目処に、ドルを売る戦術でよいと考えているが、年内は、もう「クリスマス相場」と考えて、休暇に入り、スクエアで臨むことも良い、と考える。正月明けの、「米国雇用統計」あたりから、スタートすれば良い、と考えている。



▼英ポンド相場予想/
 住宅価格急落で「第2の米国」化=弱い状態続く


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は17日、FX相場の見通しについて次のようにコメントした――。

英国の不動産関連ウェブサイト「Rightmove」が17日発表したところによりますと、英国の住宅価格は12月に前月比3.2%の下落となったということ。これはこの調査が開始された2002年以来最大の下落幅となっています。やはりイギリスの住宅市場に陰りがはっきりと見えてきました。いよいよ「第2のアメリカ」への道を歩みだしたのかもしれません。ポンドはこれからも弱い状態が続いている可能性が益々高まってきました。


■2008年債券相場予想/
10年債利回りは1.50~2.00%が基本と見る


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

今後の債券相場の見通し…来年3月までの10年国債利回りの予想は1.35~1.75%
「来年3月末までの10年国債利回りの予想は1.35~1.75%」とする。下限の1.35%は多分に1.395%を意識した水準である。1.40%を割り込むのは、サブプライム問題への懸念を主因に市場が正常ではない状態と考えられ、その際に理論的水準を持ち出すのは意味がないと考えている。来年度に関しては、基本レンジは1.50~2.00%と考えている。これは今年初に予想した今年、今年度のレンジと全く変わっていない。もっとも、来年4月初めの段階で、依然として、サブプライム問題が強く残っているようであれば、もちろん、下限を下方修正する必要があろう。

本日の想定レンジとコメント…堅調後、もみ合い。カーブは決め打ちせず
米株安債券高と、株安で持ち直した昨日後半の地合いをフォローする。
気になるのは20年債入札。しかし、クーポンが2.1%でも、利回り2.20%前後ではそれなりの需要が控えていると見られ、最終的なセカンダリーを含めた結果は心配ないと考える。もちろん、その間、期待感が揺れ動く場面はあるかもしれない。したがって、本日の相場は堅調後、もみ合いと予想するが、カーブは決め打ちせずが妥当。
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 136円50銭 ~ 136円81銭



■2008年金相場予想/
 一段と高騰し1000ドル台に到達する可能性がある(上)


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(2007/12/14号)に掲載された、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表の亀井幸一郎氏による「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(金)」(e-profitに毎日執筆中)をご紹介する――。


<東証の金ETF上場やドル不安の高まりなど強材料は目白押し>

2007年前半の金相場はおおむね600ドル台後半でレンジ内での動きとなったが、9月に入ると高騰し、11月8日には848ドルの高値をつけて史上最高値に迫る水準に達した。

8月半ばにかけてサブプライム問題から金融・資本市場が動揺したのを受け、ECBやFRBが流動性供給策に動いたことにより欧米の大手金融機関を巻き込んだ「信用リスク」の上昇が長引き、株式市場などから投機資金が金市場へとシフトしたことによるものだ。

また、一連の政策により将来的にさらにドル安が進むといった観測が強まったことも、原油相場の上昇とともに市況を押し上げる強力な支援要因になったといえよう。

さすがに2ヵ月あまりで200ドル近くも上げたので短期的に調整局面に転じたのは致し方ないが、それでもドル安観測が根強いなかで、中長期的にさらに上昇していくとの見方に変わりはない。

昨今の市況高騰の大きな原動力とされるカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)等の年金基金については、その多くが1月と7月に運用資産の組み換えを行うところが多いため、組み入れ比率決定に伴い、08年早々にもETF(上場投資信託)を介した買いが見られるのではあるまいか。

サブプライム問題による信用収縮懸念が長引いているだけに、その段階でファンドの買いを誘発することも考えられる。

年金を主体とする金ETFの残高は現在では800トンに上っているが、このペースでいくと、08年には1000トンを超えてくることになりそうだ。いよいよ東京証券取引所にも上場されることで、日本の年金がどの程度金を買ってくるかが08年には大きな焦点になることは間違いない。世界でも群を抜く高貯蓄国の年金資金が金市場に参入してくれば強力な支援要因になる。

これまで、日本の個人資金は国内での超低金利を嫌って投資信託や為替証拠金取引を通じて海外に流れていたが、07年9月30日に金融商品取引法の施行に伴う現場の混乱で投資信託全般への資金流入が細っている。

また8月半ばや11月に急激な円高・ドル安に見舞われたことで、為替証拠金取引を行っていた投資家がかなり傷ついたことが知られているが、今後も主要通貨に対するドル安が進む情勢のなかで、サブプライム関連の損失が一般的な投信の運用資産にまで影響が広がるならば、国内個人投資家の間でも信用リスクのない資産としての金への関心はこれから一層のこと高まるものと見られる。その起爆剤として東証の金ETF上場が期待されるところである。  (以下、次回に続く)


情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
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●新刊書レビュー
『バリュー投資 株の本当の価値を問う
 クリストファー・H・ブラウン[著]、林康史[監訳]、福重嘉徳[訳] 定価(本体1,600円+税)、日経BP社

「今の日本株は、絶対的に割安圏にある」――。株式市場関係者は、異口同音にそう指摘する。そうであれば、今こそバリュー(割安株)投資の出番ということになる。そして、バリュー投資と言えば、投資家の脳裏には必ずといってよいほど2人の著名な投資家の名前が浮かんでくるに違いない。

本書は、バリュー投資の神様とさえ言われるベンジャミン・グラハムが体系化し、その弟子、ウォーレン・バフェットが実践して巨万の富を築いた最強のメソッド「バリュー株投資」の考え方、実際の売買手法をわかりやすく明快に解説している。「66ドルで1ドルを買う」という投資戦略だ。



ニュース・チェック

ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウが172ドルの続落となったことで、朝方下げて始まったが、徐々に切り返し、心理的な節目の15,000円台を維持した。日経平均 が終値で前日比-118.89円安の15130.90円、またTOPIXも同-6.80安の1465.90、JASADAQ指数は同+0.28高の71.31となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち11業種が上昇。海運業、銀行業、不動産業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はやや円安の113円台、ドル円相場は113.09-113.12円前後で推移、ユーロ円は162.75-162.83円前後で推移している。

注目企業=IR情報+ニュースリリース

本田技研工業株式会社(7267)
■2007年度 半期報告書を発行しました(日本語ウェブサイト)。http://www.honda.co.jp/investors/financialresult/


株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■12/18 携帯電話事業者等によるフィルタリングサービスに対する対応に関するお知らせ(その2)
http://www.dena.jp/ir/

Posted by Yen-Dokki at 2007年12月20日 12:52
 
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