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ケンミレ株式情報レポート |
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2003年に大底を打った日本の株式市場ですが、2005年に目先の高値を付けてから既に2年近い調整を続けています。日本には色々な株価指数がありますが、株価指数とは幾つかの銘柄を一緒にして、その平均値を取って、平均値の動きから『そのグループの動きを見て、そのグループの将来の動きをテクニカル的に判断するための計算数値』です。
代表的なものとしては、日経平均やTOPIX、東証一部単純平均や東証二部単純平均、大型株指数、中型株指数、小型株指数、日経JASDAQ平均、大証一部単純平均、大証二部単純平均、そしてマザーズ指数やヘラクレス指数があります。
それ以外では、日経平均のドル換算値など、外国人が株価指数の動きを参考にするために円ではなく、ドルに換算して計算する方法もあります。勿論、米国のNYダウや英国のFT100、ドイツのDAX指数、中国の上海指数、インドのSENSEX指数なども株価指数となります。
この株価指数の性質を利用して、もっと小さな動きを見よう、つまり業種で見れば、集まった銘柄の動きはダイレクトになる、その業種が時流に乗っていれば、その業種に含まれる多くの銘柄は同時に上昇しますので、日経平均やTOPIXのような色々な業種の銘柄が混在している株価指数よりも動きは直線的になりますから、業種の動きで見た方が分かりやすいと言えます。
何故ならば、株価指数は平均値ですから、上がっている銘柄と下がっている銘柄を合計して平均化するよりも、上がった銘柄だけが集まっている業種の方が動きはダイレクトになるからです。
業種は東証一部で33業種に分かれます。したがって、数銘柄の業種から100銘柄以上の業種まで、数が大きく離れていますので、同一基準で見ることは難しいといえます。そこで、業種をもっと細分化して、株価指数の動きをもっとダイレクトに見るためにケンミレが作ったのが、ケンミレインデックスであり、割安市場という考え方です。
ケンミレでは既に、東証・大証・JASDAQ・マザーズ・ヘラクレスの市場に上場されている全銘柄から、事業品目やテーマ、規模などを基準に414の株価指数(414市場)を作っています。
ここまで細分化しますとどんなメリットがあるのかと申しますと、
(1)今の日本経済のなかで、好調な事業品目は何か、好調な業種は何か、好調なテーマは何かなど、今の日本経済の勝ち組と負け組の実態を把握することが出来ます。マクロに日本経済の実態を『エコノミストのような膨大な分析をしないでも』理解することが出来ます。
(2)株式市場は上がれば下がり、下がれば上がるものです。従って、株式投資で勝つ最も簡単な方法は『下がった時に買い、上がったら売って、下がるのを待つ』という方法です。但し、下がって買ったのは良いんですが、上がらずに下がれ続けてしまうのでは、せっかく安全性が高い投資をしても意味がありません。
下がったあとに上がる銘柄とは、業績が良い銘柄です。従って、ここに株価指数を見る意味が出て来るのですが、その市場の株価指数がを見て、勝ち組なのか、負け組みなのかをまず判断し、勝ち組の銘柄であれば『下がったところを買い、負け組の銘柄であれば、買わずに勝ち組の銘柄で下がっている銘柄を探す』ということが、株価指数で勝ち組、負け組を判断することで容易に出来ます。
上昇後の現在の調整で、前回の安値近辺で止まっているのが、『日経平均』と『TOPIX』『東証一部大型株指数』で、前回の安値まで下落していないのが『マザーズ指数』と『ヘラクレス指数』です。
それ以外の株価指数は、全て前回の安値を下回っています。これはどういう意味か。分析は焦点をどこに絞るかで『結果は正反対』になることもあります。つまり、最初の注目点を間違えれば全て終わりであり、最初の注目点は環境によって違いますので、当たるか当たらないかは『体調が良いか悪いか』『気分が良いか悪いか』『今が生き生きしているか、落ち込んでいるのか』などによって違います。
この方法はリスクが高いので、専門家は『一定のルール』を作って、ルールに基づいて決まった方法で分析を行い、分析の結果は全て正しいとして世間に発表しています。つまり、選ぶところが勝負であり、選んだあとの分析はルール通りでも大きく間違えることは少ないと言えます。
その為、専門家は何時でも自信満々で話しています。これは自信満々で話しても、弱気で話しても『結果責任は同じ』ですので、当たった時の強烈な印象を取り、凄い専門家だと思わせるためには『自信満々で話した方が良い』という判断で、自信満々で話しています。つまり、内心はドキドキだったとして自信満々で話すことが彼らの仕事なのです。
今回の日経平均とTOPIXが耐えているということは、輸出関連株、ハイテク株、そしてTOPIXに影響を与える大型株の未来については、市場はまだ『終わり』とは考えていないということになります。もう少し、様子を見ても良いと考えていることで、安値を売りたたくという動きが出ていません。
これに対して、マザーズとヘラクレスの振興市場銘柄は上昇した幅の半分しか下がっていません。このサブプライムローン問題で市場が一時的にパニックになったのに、ほとんど影響を受けなかったのが新興市場株となります。
これはサブプライム問題の影響が少ないということもありますが、根本的には『下がり過ぎ』で、これ以上は売る必要がないと投資家が考えているのではないかと思います。つまり、大底圏の推移の中の動きであり、本格上昇の切っ掛け待ちになっているのが新興市場ではないかと思います。
その他の市場は『ダラダラと下がっている』市場であり、勝ち組でもない市場であり、割安になり過ぎている市場でもない、見放された市場という位置で昨年から推移しています。
市場が見放している市場に投資することは『勝つ確率を下げる戦術』と言えます。従って、狙いは市場が注目している市場『日経平均、東証一部の大型株、マザーズ、ヘラクレス市場に組まれる銘柄が『割安になった時=中期下落波動が引かれた時』に、その市場から買いたい銘柄を探す方法が王道であり、勝つ確率をアップさせられる投資戦術ではないかと思います。
レポート担当 森田謙一