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サイバノミクス金融・経済レポート
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2007年10月26日

米サブプライム後遺症・今日の株価投資・ドル円相場ほか

■米サブプライム後遺症/
 世界市場安定化のため、米利下げ⇒ドル下落を容認?


ワシントンG7を終えて、為替市場ではあらためてドル安が進行した。
今回の会合では、事前に欧州勢からドルの大幅下落や人民元の過小評価が欧州経済に負担になっている、との不満も表明されていた。しかし、実際にはそれ以上にサブプライムによる金融市場の混乱終息が喫緊の課題、ということになり、為替問題は脇に置かれることになった。

それだけでもドルの下落にお咎めなし、との印象を与えたのだが、サブプライム・ローン問題による混乱に対して、当局が実態を十分把握できていないことを露呈してしまった。

<現状の流動性供給・利下げだけではとても問題が解決しないことを暗示>

今後あらためてその要因、対策について検討を依頼する、ということになったわけだが、東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、「そうなると、これまでの流動性供給や利下げだけではとても問題が解決しないことを暗に示したことになる」として次のように語った――。

【Washington Political Report】(有料)特約 (October 13 - 19, 2007)
ワシントン政治の現状

 ブッシュ大統領は17日朝、ホワイトハウスの記者会見場で臨時のインフォーマルな記者会見をおこないましたが、記者団とのやりとりは相互に敵対的で、現在のワシントンの政治環境をそのまま反映するような内容でした。ブッシュ大統領はもはや大統領として不適切(irrelevant)になっているのでないかと挑戦する記者団と、それを真っ向から否定して、政治停滞の責任をすべて議会民主党に転嫁しようとするブッシュ大統領とのやりとりは、45分足らずの短い記者会見の最初から最後まで続きました。

 ブッシュ大統領の目つきは時に悪く、身振りや態度は挑戦的になり、いらいらした怒りの表情があらわになることも多く、記者団にまともに質問させずに言葉をさえぎるブッシュ大統領の応答は、2-3年前までの政権が順調だった頃とは全くの様変わりです。受身に立たされた時のブッシュ大統領が脆弱であることはこれまでの経験がわかっていますが、議会民主党を批判するにしても、何故ブッシュ大統領にかつてのように正々堂々たる態度が見られなくなったのかは理解に苦しむところです。言っていることそのものは必ずしも悪くはなくそれなりに理屈が通っていることも多いので、安っぽいあるいは短気な表情を見せる必要はないはずです。24%という低い支持率(最新のゾグビー・インターナショナルの世論調査)の原因の一端もそういうところにあるかも知れません。

 現在のブッシュ大統領は政策のイニシアテイブを取ることを完全に止め、逆に、議会に政策のイニシアテイブを取らせる姿勢に完全に転換しました。そうすると、「民主党議会はぶつぶつと文句をいうばかりで、今年の予算割当法案も大事な法案も一本も成立させられないではないか」というブッシュ大統領の議会非難は正当になってきます。民主党議会は確かに、ブッシュ大統領の政策イニシアテイブを阻止することでは効果的な動きをしてきましたが、翻って、議会としてイニシアテイブを取った政策で立法化にまでこぎつけられたのは最低賃金の引き上げなどわずかしかありません。しかも、民主党議会がブッシュ大統領の意向を無視して成立させた民主党的に過ぎる法案にはブッシュ大統領は拒否権を行使でき、民主党議会の政策イニシアテイブを阻止できる体制にもなっています。だから、「大統領として不適切になったのでは」と迫る記者団に対して、「とんでもない。残った任期の間に遣り残した仕事を完遂すべく、これまでにも増して真剣に仕事に取り組んでいる」という反論も出てきます。
 
▼今日の株価投資/
 当面、好業績で割安感ある中小型株中心の展開


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

今日の東京市場はしっかりのスタートとなりそうだ。
引き続きアジア株市場の動向や為替市場を睨んでの神経質な動きが想定されるが、米国株の目先の安値が確認できたことや昨日は16450円から16500円前後で底固い動きとなったことから、若干売り圧力は和らぎそう。だだ、売買代金に象徴されるように積極的に買いを入れる向きも限定されており、当面は好業績でバリュエーション面でも割安感のある中小型株が中心の相場展開が想定される。主力の国際優良株の中には、5日移動平均線で上値を抑えられている銘柄も多く、米国株上昇を背景にそれを上回ることができるかどうかがポイントとなる。今日の東京市場は底固い値動きとなりそうだ。
テクニカル分析
テクニカル面では、終値ベースで50日移動平均線に上値を抑えられたが、横ばいの動きとなり16500円前後で値固めの展開となった。ローソク足では、前日の高値と安値の間で上下ヒゲともなった短い陰線を形成した。陰の陰はらみに順ずる形ととらえれば、下げ渋りとなり、一般的には反発が期待できる。ただし、下寄りスタートから再度陰線を形成した場合には、下振れリスクが高まってくる。仮に上昇となった場合、11日高値17488円から22日安値16264円までの下げの半値戻しである16870円前後がまずは上値メドとなり、移動平均線でいうと下向きを続ける75日移動平均線レベルとなる。ただし、その前に超えるべき上値のフシは、10月19日安値16711円や25日移動平均線の16805円前後となる。一方で下値メドは、10月22日安値16264円や9月14日高値16142円、心理的節目16000円となる。

話題の銘柄
3382セブン&アイHD/銀行事業が業績を牽引+電子マネー=目標株価は4000円

JPモルガンが小売業・投資戦略のレポートを作成。小売株は陰の極を脱したと判断、小売業12社のカバレッジを開始。セブン&アイ・ホールディングス、イオン、J.フロント リテイリング、高島屋、良品計画、しまむら、ファーストリテイリングの7社を「オーバーウエイト」推奨とした。セブン&アイ・ホールディングスについては、「国内最大の小売業で、1日の来店客数は1300万人とJR上位100駅の乗降客数合計を凌ぐ。この圧倒的なトラフィックをベースに、銀行事業が業績を牽引し、電子マネー『nanaco』、釣銭ビジネスの成長余地も大きい。全世界で32812店のコンビニ事業の更なる海外展開、特に7-ElevenInc.の成長が期待される」と指摘。今2008年2月期連結営業利益2965億円(EPS156.1円)、来2009年2月期3252億円(EPS174.5円)、2010年2月期3508億円(EPS188.4円)を予想。2008年10月までの目標株価を小売業(3200円)と金融業(800円)の合算値4000円に設定。投資判断「オーバーウエイト」で新規カバレッジを開始した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼ドル円相場/
 円は三文通貨に転落=相変わらず“ダウ連動型”


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

円とは横綱と幕下の往来をする通貨。
円とは、たそがれ通貨になったり、旗本通貨になったりするもの。

これ昨日書いたんだけど、翌日にはすぐに幕下に転落した。ドルも同じではアル。相変わらずドル円はダウ連動型。昔はこんなことなかったんだけどねえ。三文通貨になったなあと思うよ。まあ、政府自ら自国通貨安を好むと言うサドマゾだからね。今晩の中古住宅を皆気にしているようだ。後、メリルリンチの決算だね。(10月24日。水曜日。霜降。)

▼ドル円相場下落/
111.50~118.00で、「下値持ち合い」形成しつつ調整中


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

10月23日のシドニー市場で、ドル/円(USD/JPY)は、[114.60-65]レベルを見ているので、
いわゆる「窓埋め」は完了した。
23日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、[114.35-40]レベルでオープン。
---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。
23日の東京市場朝方のドル/円(USD/JPY)は114円台ミドルで、小動きになっている。
直近のドル/円(USD/JPY)を俯瞰して見れば、10月中旬の高値[118.00]アラウンドから、
---正確には、117円台後半、[117.90-95]レベルから---。13円台前半に、5円弱、急落している。
もう少し大きく見れば、ドル/円(USD/JPY)は、今年の6月下旬に124円台の高値を付けてから、
8月に111円台まで大きく急落しており、その8月の暴落後は、いわゆる「下値持ち合い」を形成している。現在は、[111.50]から、[118.00]のゾーンでの、「下値持ち合い」を形成しながらの調整中。(=調整局面)

▼FX相場予想/
 今後は、レンジ相場に入る可能性が高そうだ


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は23日、為替相場の見通しについて次のようにコメントした――。

相場のほうは、22日のG7、先週末の米国株式の急落という2大要因で混乱しましたが、一応の落ち着きを取り戻したようです。ここからは、レンジ相場に入る可能性が高そうだな、と今は考えています。

<どうも、ユーロの動きが解せません>

ただ、どうもユーロの動きが解せません。22日の下落がどうもよく理解できない。単なる持ち高調整なのかもしれませんが、今後ユーロ高是正に向けて何かが起きるような気がしないでもない。
悩ましいところです。考えすぎかな・・・・・。 

そういえば、いつもご紹介しているSDシステムで、ユーロ円が売りになって、ドル円が買いの状態が続いていますが、これは当たれば、このロジックはなかなかのものなのかもしれません。
今後の展開が楽しみです。

▼今日の長期金利/
 新手掛かり材料欠き、小幅レンジ内でもみ合い継続


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#288―10) 1.575%~1.590%
・ 債券先物(12月限) 135.80円~136.05円

<シナリオ>
長期金利は小幅レンジ内でのもみ合い継続。新たな手掛かり材料を欠くため動きにくい。株価持ち直し(見込み)が反発圧力をかける半面、昨日の米長期金利と同様、根強い米信用収縮観測が低下圧力をかける。

▼債券相場見通し/
下期利回り=平均も上限もコンセンサス比で低目に


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント …昨日同様に底堅ければ、地合いの良さを認識
昨日は確かに株価上伸も勢いを欠いたが、10 年の1.50%台でも相場は底堅く推移した印象が強い。米市場は株高、債券は小幅ブル・スティープ化。したがって、本日は基本的にもみ合い予想だが、昨日と同様な展開となれば、多くの市場参加者が地合いの良さを認識しよう。いずれにせよ、下期の利回りは平均も上限もコンセンサスに比べて低くなる公算が大きい。本日のカーブには、若干スティープ化圧力があろう。しかし、昨日の動きを考えると、明日の20年債入札の準備をあまり懸念する必要はなさそうだ。(AM6:53、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物12 月限) : 135 円77 銭 ~ 136 円05 銭

物価連動債と超長期債、それに係る2つの「謎」
16 日の本レポートでは、物価連動国債と超長期国債の育成を財務省が課題と認識するのは正論と解説した。さて、本日はそれに関して、2つの疑問、「謎」を提示、回答を試みたい。

▼米欧商品市況/
 貴金属=総じて反発、大豆・コーヒー=反発


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)によると、23日の海外商品市況は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------    
NY金   2007/12 763.1 +3.1 アルミ3カ月物 2,522.0 -5.0
NY銀   2007/12 1365.0 +9.5 銅3カ月物 7,795.0 +35.0
NY白金  2008/ 1 1453.0 +13.2 ニッケル3カ月物 31,750 0
NYパラ   2007/12 366.40 +1.25 NY原油 2007/12 85.27 -0.75
シカゴ大豆  2007/11 981.75 +5.25  NYコーヒー 2007/12 123.85 +0.30
シカゴコーン 2007/12 361.00 -3.50  NY粗糖   2008/ 3 10.17 0.00
ドル・円 114.87 +0.58(ドル・円は米東部夏時間午後4時30分前後)
---------------------------------------

【貴金属=反発、ドル安や株価の上昇を好感】 
ニューヨーク金は小反発。ドル安や米国の株価上昇、原油高をはやして上昇したあと、原油の急反落を嫌気して下押されたが、株価反発をはやしてプラスに再浮上した。

ニューヨーク銀は反発。ドル安や原油高、株価や金の上昇をはやして前日の高値を抜いたあと、原油の急反落を嫌気して押されたが、株価の反発でプラスに切り返した。

ニューヨーク・プラチナは反発。ドル安や原油・金の反発を受けて前日の高値を上回ったあと、原油の急反落で後退したが、投機筋の押し目買いで戻り歩調となった。

ニューヨーク・パラジウムは反発。ドル安や原油高をはやして前日の高値を抜いたあと、原油の急反落でマイナスに転落したが、株価や金の反発で本日の高値に接近した。

【穀物=大豆は総じて反発、コーンは総じて続落】
シカゴ大豆は総じて反発。11月限は、ドル安や原油・金の反発をはやして前日の高値を上回ったあと、原油・大豆油・小麦の急反落、収穫進展観測やブラジルの雨を嫌気して押されたが、時間外取引の安値で下げ止まってプラスに浮上した。

シカゴ・コーンは総じて続落。12月限は、ドル安や株価上昇による信用収縮懸念の後退から上昇したが、前日の高値で跳ね返されたあとは、小麦や原油の急反落、コーンベルト西部の収穫進展観測が嫌気され、マイナスサイドに落ち込んだ。

【ソフト=コーヒーは反発、粗糖は期近を除き反発】
ニューヨーク・アラビカは反発。引き続きブラジル産地の降雨見通しが嫌気されたが、12月限は前日の安値を割り込むまでには至らず、下げすぎ感からテクニカル主導の修正場面となった。

ニューヨーク粗糖は、期近を除き反発。原油など他商品高を背景に、3月限は序盤早くに8月6日以来の高値を付けたが、上値では生産者の売りや、原油安などを背景に下げに転じた。
 (OVN シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
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ニュース・チェック

★日興AM=「りそな 世界高金利通貨オープン」を設定、11月16日より運用開始
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は、新たに追加型証券投資信託「りそな 世界高金利通貨オープン」を設定、11月16日より運用を開始する。募集は、10月17日より株式会社りそな銀行にて開始。日興AMでは、「世界中の高金利通貨に、幅広く均等に分散投資をし、なおかつ毎月の分配を目指すファンドを2006年より、他社に先駆けてご紹介しています」と言う。「りそな 世界高金利通貨オープン」は世界各国の金利水準およびファンダメンタルズ、市場の流動性を考慮して10カ国の通貨を選定し、高格付けの短期債券などを通じて原則、均等に分散投資を行なう。個人投資家には直接投資することが難しい国の通貨が含まれる場合もあり、この商品を通じて幅広い国際分散投資のメリットを提供することを目指す。
http://www.nikko-am.co.jp/

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)
■大和証券エスエムビーシー株式会社ハノイ駐在員事務所開設について
 http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm

株式会社大阪証券取引所(8697)
■平成20年3月期通期業績予想の修正
  http://www.ose.or.jp/profile/press/071023.pdf
■平成20年3月期中間決算短信
 要約 http://www.ose.or.jp/profile/doc_za/ke08c.pdf
 添付資料 http://www.ose.or.jp/profile/doc_za/ke08c_a1.pdf

株式会社サイバーエージェント(4751)
■2007年に最も輝いたブログを決める「BLOG of the year 2007」一般投票を開始
■サイバー・バズとアドプレイン、インテリジェンスの“はたらくを楽しもうTM”を体感できる
「intelligence島」にて大規模展開第2弾コンテンツ「はたらくミュージアム」をサポート
http://ir.cyberagent.co.jp/

積水ハウス株式会社 (1928)
■外観デザインの拡充と優れた敷地対応力により、入居者の多様なニーズに幅広く対応
積水ハウスの賃貸住宅「クラヴィエ」
■平成19年11月1日付 人事異動について
  http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2007.html
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Posted by Yen-Dokki at 2007年10月26日 12:58
 
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