日銀・金融政策・リバウンド後の株式投資・今日の株価予想ほか
■日銀・金融政策/
金利正常化遅延は資産インフレ・リスクを大きく高める
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、今回、日銀は追加利上げを見送ったが、「当局の適切な対応によって欧米の信用不安が回避されれば、日銀は10 月末にも追加利上げに踏み込む」との見通しを示した――。
ポイント:
福井総裁は改めて金利正常化論を主張した。最近の信用市場の混乱はリスク再評価のプロセスであるとした上で、低金利長期化の弊害を訴えたのである。当局の適切な対応によって欧米の信用不安が回避されれば、日銀は10 月末にも追加利上げに踏み込むだろう。
<強気を維持した日銀金融経済月報>
8 月の日銀金融経済月報では、景気の先行きの評価について「緩やかな拡大を続けるとみられる」とされ、前月の表現が踏襲された。8 月17日の臨時FOMCの声明文で「経済成長に対するダウンサイド・リスクがかなり高まった」との指摘がなされたにもかかわらず、海外経済の拡大が継続するとの判断が維持され、ダウンサイド・リスクの記述はなかった。サブ・プライム・ローン問題による市場の動揺を受けて日銀の景況感が幾分なりとも後退する可能性があったが、実際には強気の景況感が維持された。
■リバウンド後の株式投資/
割安感が出た輸出関連の国際優良銘柄に注目
日興コーディアル証券・国際市場分析部長の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi/ Nikko Cordial Securities Inc.)は今朝、本誌の取材に応じて、 来週の株価見通しについて「今はリバウンドの過程にあり、一本調子でいかない」として、予想レンジは日経平均で16,000円~16,500円とした。
<日本株のバリュエーション=予想PER15倍と超低水準>
日本株のバリュエーションは、同社の今期収益予想から算出すると、予想PERが15倍と2005年当時よりも低水準にあり、「底値圏にあることは確か」と言う。その一方で、高値で買った投資家は評価損を抱えており、ヘッジファンドは顧客からの解約に備えてキャッシュを作るために日本株をはじめとした株を売る動きに出ている。そうした環境下では相場は乱高下が当面は続くと見込まれ、投資家は様子見になる、と予想している。
<輸出関連株は、実体以上に売られすぎている>
ただ、(1)ヘッジファンドなどによる換金売りの対象は輸出関連の国際優良銘柄になったこと、(2)米国初のサブプライム・ショックの波及への懸念、(3)円高進行などから、実体以上に売られすぎとなっている。そこで、馬渕さんは当面の投資戦術として、割安感のあるコマツ(6301)、ファナック(6954)、新日鉄(5401)など輸出関連の国際優良銘柄に注目している。
TOPに戻る↑
--------------------------------------------------------------------------------
▼今日の株価予想/
主力株・割安な中小型好業績株への物色意欲強い
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国市場は小幅反落となった。米連邦準備理事会(FRB)による資金供給が続いていることや、金融機関による住宅ローン最大手への出資報道などから買い先行のスタートとなったが、先週末以降続く株価のリバウンドによる警戒感から利益確定売りが広がった。結局は小幅安で取引を終了、ナスダックは5日ぶりの反落となった。シカゴ市場の日経先物は、16365円と大証比ほぼ変わらずで終了した。
これを受けて、本日の東京市場は横ばいからのスタートとなりそうだ。
ボリューム面の回復は遅れているが、国際優良株や金融などの主力株中心にやや買い安心感が戻っていることや、足もとのファンダメンタルズからみて割安な水準まで下落した中小型好業績銘柄に対する物色意欲も根強い。米国株式の反落が小幅にとどまったことや、円安方向への急速な戻りが好感されそう。
今週に入ってからの上げ幅が1000円を超えていることや、週末ということもあって、後場からは様子見ムードが強まりそうだが、昨日同様、下がれば押し目買いが予想されることや、売り方の買戻しなども下支え要因となるため、本日の相場は戻り売りをこなしながらしっかりの展開が想定される。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅反発。8月17日の安値15262円を底値とする短期上昇トレンドは継続中である。上値を16333円まで伸ばし8月16日高値16296円も上回ったことから、つぎのめどは8月15日安値16433円となる。また、年初来高値18300円(2月26日)~年初来安値15262円(8月17日)までの下落に対する修正と見ても、その38.2%戻しは16422円となる。なお、50%戻しは16781円だが、これはちょうど8月14日安値16747円からのマド埋めでもある。一方、下値は節目の16200円がポイント。これを下回ると、昨日の高値が短期上昇基調の天井になる可能性が出てくる。その際には、8月21日高値16101円がある16100円水準が最初の下値のめどになる。
話題の銘柄
5988パイオラックス/第1四半期決算の上振れは業績復活の序章にすぎない
HSBCでは、「パイオラックスは自動車向け精密ばねと工業用ファスナーのサプライヤー。主要顧客は日産グループであるが、他社への拡販も進んでいる。とりわけアジアを中心とする海外で、成長事業である燃料供給部品などの販売が増加する見通し。日産グループ向けも同社製部品の搭載領域の拡大、海外事業の成長を背景に台当たり搭載金額が上昇している。今後は日産グループの海外事業拡大と、アジアを中心とした他社拡販の進展を背景に収益は上昇局面に入る見通し」、「8月6日に発表された第1四半期決算ではポジティブサプライズがあった。前年同期比12%増収、60%営業増益と好調な決算。中間期と通期の会社計画は大幅上方修正された。日産向けでは台当たり単価が上昇し、トヨタやホンダ向けといった他社拡販が修正の背景にある。だが、この上方修正は業績復活の序章に過ぎない」と指摘。
今2008年3月期連結営業利益を会社修正後計画23億円(EPS151.7円)に対し26億円(EPS171.8円)、来2009年3月期34億円(EPS220.1円)、2010年3月期41億円(EPS266.7円)と予想。目標株価を09年3月期予想PER15.5倍に相当する3400円に設定。投資判断「オーバーウエイト」で新規カバレッジを開始した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ドル円相場反発/
要注意!今のドル上げはあくまでも“調整的”
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
いや~、本当に早朝のバタバタ君らは買いから入ってきたね。漫画だよ。
一応、これでいくと、週末金曜は売りから入る日なんだけど・・・、やるのかね??
円キャリーの活発化がどうのと夕方出ていた。
今の上げはあくまでも調整的なものと思うので気をつけた方が良い。
週明けにも書いたが、根幹の問題は何一つ解決などしておらず、いつまた噴き出してもおかしくない。今週の上昇で円キャリーは蜜の味と、更に被害者が増えるのであろう・・・。私はロングの人の逃げ場と考えるけど。(8月24日。金曜日。過ごしやすい夜についウトウトしてしまう日)
▼ドル円相場反発/
敗者復活戦か?「円キャリー解消」の解消活発化
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は23日、為替相場の見通しについて、「ひとりごと」として概ね次のようにコメントした――。
「円キャリー・トレードのアンワインド(解消・巻き戻し)」の アンワインド(巻き戻し)が、出ている。
ドル円が、上昇する過程で、ユーロドルや、ポンドドル、などが、上昇していたから、23日の日銀の円金利据え置きを材料にした動きだろー。
アンワインドのアンワインドだから、二重否定。
つまり、円キャリー・トレードの新規取引。
こんなに、回りくどい表現を使わなくても、良いのかも知れないが、何故、そー言ったのか?
純粋の新規対応者ではなくて、もともと、やっていた向きが、急落で、撤退した(余儀なくされた)。
今、また、チャンスだから、と、考えて、悔しいから、リベンジにやった。
高値で、つかまっているのは、ドル円では、120アバブだし、ユーロ円なら、160アバブ。
売りたい水準は、まだ、はるかに遠い。だから、本格的売りは、まだ、出ない(出られない)。
まあ、単なる、現状分析。
特に、何か、伝えたいことも無い。
ドル円も、たいした動きじゃないし・・・。あーそう、と、言ったところ。
夏休み相場も、もーすぐ終わるなぁ・・・。
レイト・サマー・ホリデーが、すぐソコです!(^O^)/
24日は、市場参加者、少ないですヨー! (^O^)/
▼FX相場予想/
世界株価が堅調に推移すれば、円安傾向は続く
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は23日、日銀の金融政策と為替相場の関連について次のようにコメントした――。
23日は、日銀の金融政策の発表がありましたが、結果は政策金利据置き。
しかし、それも予想されていたことなので、市場の反応は非常に鈍かった。
福井総裁の発言も、景気には強気の姿勢は見せていたものの、金融政策にはあまり踏み込んだ話をしなかったので、市場はしらけムードとなっています。この時期に、具体的な話をするのはちょっと無理かなとは思うので、まあこんなものでしょう。
ただ、23日はアジア株、欧州株とも堅調に推移しているので、NYがこの流れを引き継いでくれれば、円安傾向は続くということになってくると思います。徐々に市場は安定してきました。
▼今日の長期金利/
心理的な節目1.60%前後で、神経質にもみ合う
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#286-8) 1.575%~1.615%
・ 債券先物(9月限) 135.20円~135.10円
<シナリオ>
長期金利は、心理的な節目の1.60%前後で神経質にもみ合う。
第3次利上げのタイミングを巡る見方の交錯から、水準感と方向感が定まらない。
▼債券相場ウォッチ/
21、22日の1.540%が最低水準になる可能性
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …朝方しっかりの場面があっても、その後軟調。カーブはフラット化継続
米国市場は株価も国債も概ね横這いで手掛かり材料になり難い。ただ、足元の地合いや今後の金融政策への理解などを考えると、朝方しっかりの場面があったとしても、その後、軟調に転じる可能性が高い。またザラ場中は株価の影響を受けよう。イールドカーブは引き続きフラット化を見込む。
本日の想定レンジ(長国先物9月限) : 135円10銭 ~ 135円51銭
昨日の金融政策決定会合、金融経済月報、そして、福井総裁会見
目先、相場はベア、イールド・カーブはフラット化が続くと予想している。引き続き1.50%台はショートが妥当と見ている。なお、6月13日の1.985%が10年国債利回りの今年度の最高水準と判断しているが、一方、8月21、22日の1.540%が最低水準になる可能性がある。
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウとともにリバウンド一服で、利食い売りなどから軟調な相場。日経平均 が終値で前日比-59.21円安の16257.11円、またTOPIXも同-6.56安の1585.25、JASADAQ指数は同-0.01安の72.90となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、33業種中で値上がりしたのは海運業、機械、空運業、陸運業、金属製品の5業種に止まった。
午前の東京外為市場=為替はドルやユーロの反発も一段落、ドル円相場は116.28-116.33円前後で推移、ユーロ円は157.71-157.77円前後で推移している。
★ハートフォード生命=ディスクロージャー誌「ハートフォード生命の現状2007」を発刊
ハートフォード生命保険株式会社(代表取締役社長: グレゴリーA.ボイコ氏)はこのほど、ディスクロージャー誌「ハートフォード生命の現状2007」を発刊した。同社は個人年金保険の保有契約件数が6月に50万件を突破し, 7月には特別勘定資産残高と一般勘定の責任準備金を合計したお客様からの預かり運用資産が4兆円を突破した。これらはいずれも2000年12月の営業開始から僅か6年半の間に達成されたもの。本誌では、こうした業績をはじめとして、お客様サービス体制、新商品開発の現状、さらにコーポレート・ガバナンス等に関する豊富な情報、データが掲載されており、同社の現状が1冊で分かるようになっている。
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(8601)
■新株予約権方式によるストック・オプションの発行に関するお知らせ
当社は、23日開催の執行役会において、平成19年6月23日開催の当社第70回定時株主総会の決議によって承認された新株予約権の募集事項決定の委任に基づきまして、会社法第236条、第238条及び第239条の規定に基づきストック・オプションの目的で発行する新株予約権について、決定した。
http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm
松下電器産業株式会社(6752)
□2007年度 電気カーペットを発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1iV_2DF_42_kqp
Posted by Yen-Dokki at 2007年08月28日 18:43