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サイバノミクス金融・経済レポート |
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■米国経済ウォッチ/
企業設備投資の循環的回復を背景に景気が再浮上へ
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、サブプライム問題の波及で不安が再燃している米国経済の見通しについて、「引き続き再浮上が予想される」として、次のように語った――。
ポイント:
7 月の製造業ISM は生産指数、新規受注指数ともに反落した。ガソリン価格の上昇を受けて4-6 月期の個人消費が減速したことが最大の要因とみられる。しかし、新規受注指数は57.5 と引き続き高い。また、7-9 月期についてはガソリン価格が横這いで推移していることから、個人消費は再加速する公算にある。このため、米国企業のマインドが悪化トレンドに入る可能性は低く、企業設備投資の循環的な回復に支えられながら米国景気が再浮上するシナリオは健在といえよう。
■米サブプライムと円高/
日本の主婦マネーに屈した“チューリッヒの赤鬼”
米国でのサブプライム問題の悪化(低所得者向け住宅ローンの焦げ付き、証券化商品の格下げ、相場急落)をきっかけに、また世界の株価が急落し、為替は円が主要通貨に対して反発した。米国の問題が、米国株や米ドルに限らず、グローバルな株価や円相場を動かす形になった点では、2 月末の上海株式市場の急落による円キャリー巻き戻しと似た動きになっている。
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は1日、「きっかけとなったサブプライム問題は、運用の実態やリスクの分布の点で実態把握が難しいだけに、市場には必要以上に疑心暗鬼が広がる面がある」として、次のように語った――。
▼参院選と日銀利上げ/
民主党圧勝でも、金利水準の調整が粛々と続く?
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は1日、参院選結果と今後の金融政策への影響についての見解について、当初の見方を次のように修正した――。
ポイント:
民主党の経済政策運営に対する影響力の増大は財政赤字縮小ペースの鈍化を経由して、低金利政策の長期化を必要とするのではないか。筆者は、参院選直後、そのように考えた。しかし、民主党が次期日銀総裁に望むのはむしろ低金利政策の是正かもしれず、実際には、来年度にかけて金利水準の調整が粛々と続く可能性を否定できない。8-9月における追加利上げの可能性が低下したからと言って、中期的な金利見通しを修正するのはまだ早い。
▼株価の現在位置/
昨年安値14,045円から続いた上昇トレンドの調整?
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国株式は大幅反発となった。新たなヘッジ・ファンドの解約停止とのニュースや原油相場が史上最高値を更新したことなどから売られる場面もあった。しかし、発表された中古住宅販売統計に改善の兆しが見えてきたことが信用リスクの改善につながり、取引時間の終盤に急上昇となった。
これを受けて、本日の東京市場は買い先行になろう。昨日は、信用リス
クの高まりに海外投資家の売り観測が強まり、またヘッジ・ファンドの解約停止とのニュースで先物に見切売りやヘッジ売りが集まって、裁定取引の解消売りを巻き込みながら急速に値を下げた。それだけに、これらの材料を織り込んで米国株式が買われたことは、東京市場では先物などへの買戻しにつながる。一方、昨日の急落を受けて、上値では利益を早めに確定したいとする向きは多いだろう。そのため、朝方の上昇の後は戻り売りをこなしながら、下値を固める動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅続落。7月30日の安値17042円を下回り、6月20日の戻り高値18297円からの下降トレンドがより鮮明になった。最も近い下値のめどには、17042円~17318円(7月31日高値)までの戻りの倍返しとなる16760円がある。一方、上値は心理的な節目の17000円が最初の抵抗線。ただし、ここを突破し昨日の高値17169円を上回ることができれば、昨日の安値16845円が短期的には底値との見方ができる。なお、昨日は200日移動平均線17282円を終値で2%以上も下回ったことから、現状は昨年の安値14045円(6月14日)から続いた上昇トレンドに対する調整との見方もできる。そうなると、14045円~年初来高値18300円(2月26日)までの上昇に対する38.2%押し16675円が、最初の下値のめどとなる。また、年初来安値16532円(3月5日)も注目される下値支持線である。なお、昨日の騰落レシオ(25日移動平均線)は74.3となり、80を下回る日が5日続いている。これは、昨年11月20日~30日まで8日連続で80を下回って以来のことである。昨年のケースでは、11月27日に15615円でそれまで1ヶ月続いていた下落トレンドの底値を入れている。
話題の銘柄
4329ワークスアプリケーションズ/会計製品の強い引き合いが引き続き高成長をけん引へ
みずほでは、「7月30日発表の07年6月期通期決算は、6月13日に大幅上方修正された経常利益計画を更に7%上回る経常利益25.7億円(前期比90%増)となった。期初計画比で上積み予定だった採用関係コスト、研究開発コストがやはり急には積み増し出来なかったことで、コストが想定を下回ったことが利益上ぶれに寄与した。ただし。期末単体従業員数は前期比で約13%増加、まずまずのリソース確保度合いとみる。前期比での高い業績の伸びの要因は、同社の会計製品が、既に国内でデファクトとなった人事給与(HR)製品同様の成長軌道に乗ってきたことに尽きる。稼動実績が出てきたことで潜在需要が一気に溢れ出てきた状況とみられ、会社側によれば、HRの急成長期と同様、強過ぎる引き合いに一部案件を同社からお断りする例も出てきている模様である。08年6月期は、採用・求人関係コストを前期比5億円増加させる模様であるが、会計製品の引き合いの強さ、前期に低水準だったバージョンアップ投資や、過去の下方修正時の経験から慎重な期初計画を出す傾向となっているとみられることなどから、上方修正含みの進捗を我々は想定する。」と指摘。
今2008年6月期連結経常利益を会社計画26.4億円(EPS3414円)に対し従来予想22.9億円(EPS2873円)から30.8億円(EPS3975円)へ、来2009年6月期同26.7億円(EPS3349円)から35.8億円(EPS4623円)へ上方修正し、新たに2010年6月期連結経常利益を44.8億円(EPS5790円)と予想。投資判断「1」を継続、目標株価を従来の88500円から130000円に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼FX相場予想/
円キャリー取引巻き戻しの影響が大きい豪ドル
大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は1日、米サブプライム・モーゲージの焦げ付き問題が、投資家のリスク回避行動を生み、株安と同時に円キャリー取引の巻き戻しを招いているとして、円キャリー取引の対象として買い進まれてきた豪ドルに与える影響は大きい」と語った。
では、豪ドル相場は下落局面入りするのか、それとも再び上昇トレンドに戻るのか。
亀岡さんは、(1)商品市況、(2)貿易収支、(3)交易条件、(4)内外金利差などの4つの側面から検証し、それぞれ次のようにコメント(要旨)した――。
<内外金利差では、説明のつかないレベルまで買われてきた>
豪ドルは一時108円に迫るなど円キャリー・ブームに乗り、内外金利差では説明のつかないレベルまで買われてきた。しかし、米サブプライム問題を背景に米景気減速懸念が強まると、投資家はリスク回避的になり、円キャリー取引は縮小しやすくなる。商品市況に下落圧力がかかり、豪国の交易条件が悪化する可能性もある。豪ドルへの向かい風が吹き始めているのではないか。
▼米ドル相場軟調/
白馬の騎士ポールソン、円キャリー組に援軍
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
白馬の騎士ポールソン(米財務長官)、円キャリー組に援軍。
中国になめられるだけなめられているこのおっさんだけど、住宅市場については、ず~~~~と「大丈夫、大丈夫」ばかり言い続けてきている。ところが、事態は悪化の一途。日本の投信でも組み入れているところがあるらしいね。値下がりして初めてわかる仕組みかな?
しかし、どうにもこうにもアメリカの株式市場が落ち着かないと世界中ウロウロだなあ。やっぱり腐っても鯛のアメリカ? 上海とでは格が違う? 為替も夜中の3時過ぎに動くのが本命だったりするから参るよ。混乱が長引くようだとアメリカ金利下げるかもねえ。原油が不気味な動きだ。(8月2日。木曜日。やっと夏、と思う日。)
▼FX投資戦術/
「ユーロドル」&「ドルスイス」ペアの投資ステップ
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は、為替投資戦術について、「ひとりごと」として、概ね次のようにコメントした――。
小口で、「ユーロ買いドル売り」をやっておく、1.36台 1.37台のうちに。
ドルスイスが、1.2000 を割れて加速するなら、それを、ホールド。
さらに、「ユーロ買いドル売り」の積み増しを探る。
ドルスイスが、1.2100 を越えて上昇する場合は、「ユーロ買いドル売り」のポジションを損切る!
▼FX個人投資家/
学習効果?円高進行でも「強制退場」が激減!
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は1日、今回の円高と日本の個人投資家のFX取引状況について次のようにコメントした――。
昨日1日、午前中営業で或る証券会社さんを訪問してきたのですが、今回の円高で強制退場させられたお客様はいないということでした。ここの顧客は比較的レバレッジの低い投資をしている方が多いそうなので、ちょっと極端なのかもしれないですが、確かに2,3月のときよりも日本の個人投資家の方は習熟しているのではないかという気がします。
記憶ベースですが、確か、2,3月のときは書き込みにも悲劇的な内容が目立ったのですが、
今回はそこまで極端なものはかなり少ないという気がします。
<特に投資でのリスク管理は、失敗から学ぶことが多い>
一度、急激な円高を経験しているので、学習効果がでてきたということなのかもしれません。
人間、失敗をしないとなかなか見につかないことも沢山あります。
特に投資でのリスク管理は、失敗から学ぶことが多いと思います。
トレードをするに当たっては、予想をして当てることも大事ですが、それよりも重要なことは、
予想が外れたときや、突発的なことが起きたときの危機管理だと思います。
結局、投資(或るはトレード)も長丁場です。
また、よく動くからといって儲けやすいかというとそうでもありません。もちろんそういう相場が得意な人も中にはいると思いますが、普通の人は上げ下げに振り回されて損を積み上げてしまうのが関の山です。時には無理をしないというのも長く投資を続ける秘訣だと思います。
▼8月の債券市場/
1.75%割れで一旦ロング閉じ、米国次第で1.70%割れも
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …下押し後、もみ合い
昨日、10年国債利回りは一時、1.745%まで低下した(上記推奨からすれば、ロング利喰い圏に入ってきた)。米債高に株安が加わった。もっとも、昨日の米国は株価反発、債券反落。そのフォローは続かない。加えて、1.70%台前半での利回り低下に抵抗を示す参加者は多いと見られる。しかも、本日は10年国債入札がある。1.8%クーポンで286回債とのリオープンになる公算が大きい。
以前の強いカバーニーズはうかがわれず、オーバーパーだ。それでも、カーブのスティープ化などから、入札自体や消化への不安は乏しそう。以上、相場全体は下押した後、弱含む場面もあろうが、やがてもみ合いに移行すると見込まれる。
本日の想定レンジ(長国先物9月限) : 133円04銭 ~ 133円40銭
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウの150ドル上昇と円安を受けて不安定ながら80円の上昇となった。日経平均 が終値で前日比+80.84円高の16951.82円、またTOPIXも同+2.23高の1671.08、JASADAQ指数は同+0.43高の76.44となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、不動産業、その他金融業、医薬品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はややドルが反発して円安気味。ドル円相場は118.80-118.85円前後で推移、ユーロ円は162.30-162.35円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
ハートフォード生命保険株式会社
■ハートフォード生命、大和証券で変額個人年金の商品ラインアップを拡充
- 8月1日より「アダージオ3WIN DS」を販売開始 -
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html
日興アセットマネジメント株式会社
■8月1日付で日興AMグループのシンガポール現地法人である日興アセットマネジメント シンガポール
リミテッド (NAMS)最高投資責任者(CIO)として迎えたことを発表した。
http://www.nikko-am.co.jp/
松下電器産業株式会社(6752)
□SDHCメモリーカード 8GB・4GB を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1e7_2DF_3T_kqp
□デジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-SD5/HDC-SD7/HDC-SX5を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1e8_2DF_3T_kqp
株式会社デンソー(6902)
■「ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ」をリリースしました。
当社は、平成19年7月6日開催の当社取締役会において決議いたしました、会社法第236条、第238条および第239条の規定に基づき、ストックオプションとして発行する新株予約権の具体的な発行内容について、未定となっておりました項目につき、本日確定いたしましたのでお知らせいたします。
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070801-01.html
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■8/1平成20年3月期 第1四半期決算説明会(質疑応答)
http://www.dena.jp/ir/