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サイバノミクス金融・経済レポート |
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■参院選と金融政策/
自民と民主接近⇒財政赤字拡大⇒9月第3次利上げ?
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、29日の参院選で与党が惨敗、民主党が大勝したことを受けて、今後の経済・財政政策と金融政策について次のように語った――。
ポイント:
与党の参院選大敗は、自民党と民主党の接近を介して、財政赤字拡大を招く可能性が高いのではないだろうか。こうした中で、国債費の抑制はこれまで以上に重要な政策課題となるだろう。金融政策の中期シナリオが狂い始めている。
国債費抑制論が急加速?
財政赤字拡大が視野に入る中、財政当局の関心は、再び国債費の抑制に向かうことになるだろう。このため、日銀に対しては、改めて、低金利政策の長期化が要請されることになる可能性が高い。したがって、第3 次利上げは向こう数ヶ月のうちに実施されるであろうが、第4 次利上げは来年度の半ば頃まで先送りされる可能性がある。
▼経済指標を読む/
6月消費者物価=全体としての物価上昇圧力は抑制
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は27日、総務省が発表した消費者物価統計について次のようにコメントした――。
(1) 6月の全国コアCPI は前年比0.1%下落と、5ヶ月連続前年割れ
(2) エネルギー価格の上昇を、耐久消費財価格の下落が相殺
(3) 全国コアCPI は7 月も前年割れの可能性がある
<コアCPI は5ヶ月連続で前年割れ>
総務省が発表した消費者物価統計によると、6 月の全国コアCPI は前年比0.1%下落し、事前予想どおりであった。コアCPI は5ヶ月連続で前年割れとなった。また、季節調整済みでは、前月比横ばいとなり、消費者物価上昇圧力の脆弱さを示している。
CPI 総合は、生鮮野菜の下落が寄与し、前月比(季調済)0.1%下落、前年比0.2%下落した。食料及びエネルギーを除く総合CPI も、2ヶ月連続前月比(季調済)0.1%下落したほか、前年比では2ヶ月連続マイナス幅が拡大した。これまでのところ、食料用農畜産物やエネルギー価格上昇が、他の消費者物価へ広がっているという状況にはない。食料品では、一部加工食品や調理食品への影響は見られるが、全体としては、比較的落ち着いている。
一方、耐久消費財価格の下落圧力が続いている。6 月はボーナス商戦を当て込んだ、家庭用耐久財や教養娯楽耐久財の値引き競争が、一段と価格を引き下げたようだ。また、交通・通信は、自動車等関係費がガソリン価格の上昇で5ヶ月ぶりに前年比上昇に転じたが、通信の下落が続いており、全体では5ヶ月連続でマイナスとなった。
【Washington Political Report】(有料)特約 (July 21-27, 2007)
「イラクのアルカイダが攻めてくる」:
事実を歪めるブッシュ大統領の議論
ブッシュ大統領が自分のイラク政策を正当化し防衛するためにあらゆる手段と言い回しを使おうとするのはわかります。しかし今週火曜(24日)サウスカロライナ州チャールストン空軍基地に行っておこなった演説はこれまでの域を越えて、事実歪曲に等しい、こじつけとしか言えない議論を根拠にして自分のイラク政策を正当化し、民主党の米軍引き揚げを批判しようとしたもので、理性ある人であればとても聞いてはいられないようなものでした。無知なアメリカ国民を騙そうとするような戦争のプロパガンダにほかならず、極めて危険な試みです。ブッシュ大統領のイラク再建へのアプローチが何故ここまで堕するようになったのか、その理由がわかりません。
この演説の趣旨は、イラク戦争とアルカイダとは無縁のものであってイラク戦争はむしろ本当のテロリズム戦争に勝つための障害になったと主張する民主党の議論は誤っており、現在米軍がイラクで戦っている主な敵は9/11テロを引き起こしたのと同じアルカイダであり、だからイラク戦争には絶対に勝たなければならない、もし民主党の主張するように米軍をイラクから引き揚げたらイラクのアルカイダがアメリカを攻撃にやってくる、これはアルカイダの総師ウサマ・ビン・ラーデインが繰り返し警告している通りである、だからこそ米軍を引き揚げることは誤っているしそれはできない、というものでした。さすがに、9/11テロはイラクのアルカイダが引き起こしたというようなあからさまな嘘は言わなかったものの、イラク戦争の歴史と全体のイメージを書き換えようとするような一方的でアクロバテイックな議論でした。彼の演説の筆記録を詳しく読んでみると、各文節に事実の歪曲や表現の誇張や問題のある主張が頻繁に見られます。(以下略)
▼株式相場予想/
好調な海外主要市場に対し、出遅れ修正の展開
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は先週(参院選前)、今後の株式相場について、参議院選挙後のTOPIX は業績上方修正期待などを背景に、9月末1,850前後を予想、「好調な海外主要市場に対する出遅れ修正の展開となろう」と語った。
三宅さんは、「慎重ムードが強い日本株ではあるが、欧米で強いインフレ・金利上昇懸念が最も小さく、世界景気の好転に対して高い増益率を達成できる。欧米に比べて日本株の投資環境・投資魅力は劣後していない」と見る。
その上で、次のようにコメントした――。
▼今日の株価予想/
17,000円の大台を意識しながら、下値を探る動き?
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
先週末の米国株式は大幅続落となった。予想を上回るGDPや、米国経済のファンダメンタルズは強いとするポールソン財務長官の発言に上昇に転じる場面もあった。しかし、そのたびに戻り売りに押され、さらに取引終了にかけて下げ足を速めた。また、シカゴ市場の日経先物は17000円を割り込む場面もあった。
これを受けて、本日の東京市場は売り先行となろう。米国株式が大幅な下落を続けていることが、東京市場を圧迫する。
これに加えて、参議院選挙で与党が大敗したことで、利益の確定売りや持ち高を整理する動きが強まりそうだ。ただ、NYダウは6月の底値水準に届いていることで、週明けの相場では買戻しも入りやすい。また、選挙結果も先週までの相場でかなりの程度は織り込まれていたと見られる。したがって、本日の東京市場は日経平均株価で17000円という大台を意識しながら、下値を探る動きになりそうだ。
話題の銘柄
4307野村総合研究所/1Q決算と会社側の通期予想上方修正はポジティブサプライズ
同社の4-6月期(1Q)決算は、営業利益が前年同期比30.7%増の107億4000万円で着地。同社は通期業績予想を460億円→520億円(前期比18.5%増)に上方修正し、通期配当も40円→48円へと引き上げた。JPモルガンでは、この1Q決算内容と通期業績予想の上方修正について、ポジティブサプライズだと評価。1Q決算の増益は、◆ASP事業の売上高が増加し、取扱高と顧客基盤が拡大したこと、◆野村HDとセブン&アイHDの既存事業が拡大したこと、◆新規顧客による売上(nanacoなどの新規プロジェクト)、――の3分野によるものだと分析。その内容から、◇効率とプロジェクト管理を改善した結果、利益率も向上したこと、◇証券、保険、銀行分野など金融セクターの需要が堅調なこと、――などが読み取れると指摘した。中国への業務委託の規模も順調に拡大。引き続き積極的に中国を活用しているようで、来09年3月期以降も同様のトレンドを見込む。顧客別の1Q売上高でみても、野村HD向けが前年同期比19.9%増、野村以外の金融関連事業は同23.2%増と堅調だった。こうした環境と会社側の上方修正を受けて、今後の業績予想を修正。営業利益ベースで、今08年3月期を、会社予想520億円(EPS 164.6円)に対し、484億円→585億円(EPS 178.7円)、来09年3月期を527億円→657億円(EPS 187.1円)、10年3月期を574億円→653億円(EPS 202.5円)と上方修正し、レーティングを「Neutral」→「Overweight」へ、目標株価を3800円→4500円へと引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼今週のFX予想/
反転相場かも知れないが、本物か否か見極めが必要
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
金曜の朝に118.70で引けてから118.02まで急落したのが、ファンドがマージンコールがかかったのが主因だと聞いて、うーむ、これは取り巻く環境が相当に悪化しているなあと感じた。日本の主婦がどうのこうのと言ってみたり、日本の個人投資家を持ち上げたりしていたが、私の判断では外国人はその何倍も張っていると予想していたからね。問題がややっこしくなるのは、日本人はロスを出すのが嫌だから、ロスカットの売りをしない。だが、外国人はいろんな縛りがあって、投げるときは投げないとならない。よって下げが下げを誘う展開となりやすい。
金曜の夜中の欧米市場を見ていたが、スカスカって感じ。相当に痛手を被っているか、しこっているのだと思う。予想通り、日本勢はクロス円を買い上げてきたが、夜に簡単にこけた。週末、相当に吟味しないとならないが、もしかして、もしか、という気もする。30日週は反転相場になるかも知れないが、本物かどうか見極めが必要になってきたようだ。(7月28日。土曜日。梅雨はどうして終わらないのだろう?と思う日。)
▼参院選とFX相場/
日本の選挙などほとんど関係無いが、『一事が、万事』
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は昨夜、参院選結果を受けて為替相場について、概ね次のようにコメントした――。
7月上旬の授業で、次は、麻生だろう、とも話している。
ここまでは、読める。
では、その後で、マーケットに、どう影響するか???
そこからが、簡単には、読めない!
そっちの方が、大事。しかし、残念ながら、それは、これからの与件を見ないと、わからない。
仮に、麻生でなくとも、誰でも良い。
ただ、総理交代は、読めるし、その程度のことを、予見して、動かないと、相場には、勝てない。
『そういったことに、気が付いているか、気が付かないか???』
別に、日本の選挙など、外国為替相場には、ほとんど関係無いのだから、どーでも良いが、
『一事が、万事』
気が付かない人は、通用しない!
それに、気が付かない人は、相場の重要なポイントも見落とす。
▼今週の債券相場/
参院選の結果も踏まえ、外部環境はフォロー
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …値を上げた後、もみ合い、せいぜい強含み
米株安債券高、参院選での与党大敗などを受け、まずは、値を上げて始まろう。依然として、10年1.70%台などでの買いに慎重な投資家が多いだろう。やがては環境の好転を認識せざるを得ないと考えられるものの、そこに至るまである程度の時間を要する。したがって、値を上げた後はもみ合い、せいぜい強含みと見る。カーブ上は先物周りの利回り低下が先行する公算が大きい。
本日の想定レンジ(長国先物9月限) : 133円26銭 ~ 133円60銭
今週の債券相場見通し…10年287回債利回りは1.720~1.830%と予想する
今週の10年287回債利回りは1.720~1.830%と予想する。引き続き米国市場次第の感が強い。しかし、参院選の結果も踏まえ、外部環境はフォロー。押したところでは、投資家の買いも入りやすいだろう。イールド・カーブは相場で変化し、基本的に先物連動の7年ゾーンの変動が大きそうだ。しかし、長期・超長期債需給が好転しており、それは相場面でも心強い。
ニュース・チェック
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■国内初、「投信カブコール」投信情報を電話・携帯電話・メールに自動通知
~ 気になるファンドの基準価額・保有ファンドの評価額・騰落率スクリーニング等をお知らせ ~
http://kabu.com/company/pressrelease/2007/20070730.asp
いちよし証券(8624)
■平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況
http://www.ichiyoshi.co.jp/stockholder/pdf/20070727_gaikyo.pdf
松下電器産業株式会社(6752)
□(訂正)日本ビクターおよびケンウッドの資本業務提携等
および経営統合の検討ならびに日本ビクターの第三者割当による
新株式の発行に関するお知らせ[PDF:107KB]
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1dt_2DF_3Q_kqp
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■7/27平成20年3月期 第1四半期決算説明会(動画配信)
http://www.dena.jp/ir/