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サイバノミクス金融・経済レポート
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2007年07月27日

ドル安+80$原油・中国市場ウォッチ・今日の株価予想ほか

■ドル安+80$原油/
 全般的な商品相場上昇の背後に「ドル不安」の影も


原油価格が、再び高騰している。
ブレントのスポット価格は一時1バレル80ドルの最高値をつけ、WTIも76ドル台をつけた。

こちらは昨年のピークをわずかに下回るが、「昨年夏以降にみられた債券とコモディティの入れ替え(による商品相場、長期金利の急落)がなければ、今回は昨年の高値を更新する可能性がある」と、東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は予想する――。

<資源価格再上昇を招いた「3つの要因」>

今回は金も680ドル台を回復し、銅など他の資源価格も急騰している。少なくとも原油に限った上昇ではなさそうだ。資源価格再上昇の背景には、(1)世界景気の再拡大や、(2)潤沢な流動性のほかに、(3)ドル不安も関わっているように見える。

世界景気は、これまで米国や日本で減速がみられたが、グローバルにみれば再加速の兆しが見える。中国は昨年の実質11.1%成長から今年前半は11.5%に加速し、他のアジア諸国、豪州でも景気の加速がみられる。そしてOECDの景気先行指数は、世界景気がこれから再び加速する可能性を示唆している。また、世界的に利上げ傾向が見られるものの、中国の外貨準備やオイルマネーの累増、日本発の流動性供給など、引き続き潤沢な流動性が供給されていることも、こうした資源価格上昇に寄与している。

▼中国市場ウォッチ/
 輸出抑制には、投資資金の供給を止めるしかない


国家統計局によれば、4-6月期の実質GDP成長率は前年比11.9%と、
過去12年間の最速を記録した。1-3月期からは0.8ptの加速である。

大和総研・投資戦略部シニア・ストラテジストの児玉卓さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、「投資の寄与も若干あろうが、主たる牽引役は外需にあると考えられる」として次のような見方を示した――。

<輸出抑制策は、むしろ輸出数量拡大を後押しする可能性>

財のドル建て貿易収支は前年比74%増加し、名目成長率を2.4%押し上げた。通貨上昇下での(名目)貿易黒字の拡大は、J カーブ効果による一時的な現象である可能性もあったのだが、製造業生産の堅調などを考え合わせると、そうではなく、実質ベースの純輸出の拡大が続いていると見るのが妥当であろう。

政府は加工貿易禁止品目の追加、輸出関税率の引き上げ、増値税還付率の引き下げや廃止などの輸出抑制策を、今年に入って強化してきた。人民元上昇ペースの加速容認もその一つである。しかし有無を言わさぬ輸出禁止措置を除けば、これらの効果には限界があろう。むしろ輸出数量の拡大を後押しする可能性すらある。

【Washington Political Report】(有料)特約 (July 14-20, 2007)
“ニューズ“ではないアルカイダ復活のニュース

今週火曜(16日)マッコネル国家情報局長が発表したテロリズムに関する「国家スパイ情報評価報告(National Intelligence Estimates = NIE)」の、パキスタン北西部、アフガニスタンとの国境に位置する南北ワジリスタンがアルカイダ復活の温床となり、アルカイダは再び米国本土を含めた敵国で大規模なテロを敢行する力を増しているとの報告は新しいニュースとして大きく報じられました。しかしこれはニュースでも何でもない、関係者の間では過去数年間周知のこととして知られてきたことです。もし新しいことがあったとしたら、1年前にパキスタンのムシャラフ政権がワジリスタンの地元部族との間で結んだ合意が同地域一帯におけるアルカイダとタリバンの復活を加速することになったということぐらいでしょう。ムシャラフ政権は1年前、同地の地元部族が独自にアルカイダとタリバンの復活阻止の努力をすると約束をしたのと引き換えに、もともと連邦政府の軍事力が及ばないこの無法地帯からパキスタン軍を引き揚げ同時に同地域の経済援助を増やすことに合意しました。これがバックファイアしているということです。

 発表のあった日は丁度上院本会議がイラクの米駐留軍の早期引き揚げを要求する法案を徹夜で審議することを予定していた日で、ブッシュ政権はイラク問題から人々の関心を逸らすためにこのテロリズム関連のニュースを流したのではないかとも勘ぐられました。その意図はどうであれ、しかしこの発表は、ブッシュ政権のテロリズム戦争に新たな問題を投げかけました。(以下略)

▼今日の株価予想/
 1ヶ月超続いたもみ合い圏を下放れる可能性も


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

昨日の米国株式は大幅反落となった。デュポンやアメリカン・エクスプレスなどの優良銘柄の決算が市場予想を下回ったことや、サブプライム問題が住宅関連企業の業績に深刻な影響を与え始めたことが嫌気された。NYダウは今年3番目の下げ幅となり、ナスダックも一時は2%を超える下げ幅となった。また、シカゴ市場の日経先物は17700円台前半まで値を下げた。

これを受けて、本日の東京市場は売り先行となりそうだ。
米国株式の大幅下落に加えて、円相場が120円水準まで上昇していることで、利益の確定売りが優勢となろう。また、過去1ヶ月以上にわたって続いたもみあい圏を下放れる可能性があることも、先物などのポジションの整理売りにつながりそうだ。その一方で、決算発表が本格化する中、好業績が期待される銘柄や売られ過ぎと見られる銘柄への押し目買い意欲が強まっており、これが相場の下値支えとなろう。そのため、本日の東京市場はあらためて利益の確定売り圧力が強まる中、下値を探る動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は反発。年初来高値18300円(2月26日)に次ぐ戻り高値の18297円をつけた6月20日以降は、1ヶ月以上にわたり保ち合い相場となっている。ただ、一昨日は今月の最も安い終値となり、下降トレンド入りの兆しはある。そして、一昨日の高値は18009円、そして昨日の高値は18018円と18000円水準が上値抵抗線になり始めている。そのため、この見方を払拭するためには、18100円台に乗せるなど、レジスタンスの18000円を明確に上回ることが必要だろう。仮に、7月20日安値18124円からのマド埋めから7月20日の終値18157円を上回って引ければ、短期的な底値は7月23日の安値17892円で確認されたとして、今度は上値抵抗線である年初来高値を試す可能性が出てくる。一方、ここ2日の安値がある17900円水準を割り込むと、保ち合いレンジからの下放れとして、6月27日の安値17848円や、6月の安値17591円(13日)が下値のターゲットになってくる。

話題の銘柄
5310東洋酸素/決算説明会で原発向け出荷にも言及=目標株価は10900円

クレディ・スイスでは、「東洋炭素が決算説明会を開催した。説明会の印象はポジティブ。今期会社計画には前期計上されたオンサイトフッ素発生装置や値上げ効果など確定していないものは織り込まれておらず、『保守的に』利益計画が作成されたことが言及された。当社でも業績上方修正の可能性が極めて高いと考えている。また、原子力発電所(高温ガス炉)向け炉心材が中国などで計画されており、同社が受注する可能性があることなどにも言及された。現在、200㎜以下のシリコンウェハーには余剰感が出ているが、同社の主力は需要が旺盛な300㎜ウェハー向けであるため、仮に200㎜以下のウェハーに調整が起こっても、同業他社とは異なり、影響は軽微とのことである。また、需要拡大に設備投資が追いつかず、少なくとも09年までの需給緩和の可能性はほとんどないとの考え方が説明された。シリコン、太陽電池向け多結晶シリコン、LED向け(MOCVD装置向けサセプター)などの需要拡大により、当社でも同社の高成長確度は高いと考えている」と指摘。

今2008年5月期連結営業利益を会社計画82億円(EPS241.1円)に対し120億円(EPS342.2円)、来2009年5月期159億円(EPS453.5円)と予想。投資評価「アウトパフォーム」、目標株価10900円を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼FX相場予想/
 再現フィルムの日々=大相場到来は未だ来ず


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

再現フィルムの日々。
東京市場の午前中はNYの連中の投げを受け取るお時間。昼になるとNY連中はいなくて、いつもの平和な日本市場に戻り。欧州が来ると、元の木阿弥にしよう運動をする。往来相場で辟易しているとNYが出てくる。欧州の逆張り。NYは欧州勢がいなくなるまで音なしの構え。

これでこの後、引け頃に動意づいたら、もう漫画だよ。だって、この日の欧州は月曜とまったく同じだったんだよ。6時15分頃から円売り。7時半ごろ再度の円売りって按配。何でそんな時間を覚えているかって?私が車のエンジンをかけるとロイターブザーが鳴り出すので、あれあれ、また再現フィルムだよ、と二日連続でつぶやいたからね。ってなわけで、いつまでたっても大相場到来せず。
<NZドル買いの主役は日本人? それとも・・・?>
ニュージーランドが騒がしいね。金利高、通貨高、インフレとなんだか相当に向こうは論争がおきているようだ。日本人の買いで上がっていると思わせておいて、外国人が一番仕掛けていたりして。せこいんだよ、連中は・・・。(7月25日。水曜日。また曇り?と思う日。)

▼FX市場の核心/
弱肉強食だが、優しさ・思いやりがないと生き残れない


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は24日、「あなたが相場で取る行動はどれか?」と題し、自著『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(アマゾン⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4774130362)から、以下の引用文を紹介した――。
第6章 相場で勝つのはこういう人! 相場に向くメンタル、向かないメンタル
3 相場で勝てる人、負ける人
●あなたが相場で取る行動はどれか?
あなたが、高値でドルを保有していない場合に、取るべき行動は、次のどれでしょうか?
【1】[119・50]を売ってドルが下落したら、[120円~125円]のゾーンでドルを保有
  している人たちがかわいそう。だから、何もしないで見送る。
【2】[120円~125円]のドルを保有している人たちをサポート・応援するために、
[119・50]がつかないように、一緒にドルを買う。
【3】[120円~125円]のドルを保有している人たちの気持ちを考えると、かわいそうで忍び
ない。けれども、次のチャート・ポイントである[119・50]を割り込むと、上でドルを
買った人たちの損切りを巻き込んで、もう一段、ドルが急落する可能性が高い。自分が生き残
るために、勇気を振り絞って、[119・50]を売る。
【4】[120円~125円]でドルを買った人たちは、自分の都合、責任でそうしたのだから、
「馬鹿だなぁ」と思うだけ。[119・50]を売れば勝つ可能性が高いとストレートに考えて、
  [119・50]を売る。
(1)または(2)と考える人は、相場に向いていません。
(3)か(4)と答える人が、相場に向いている、と言えるでしょう。
(3)と答えた人は、道端に倒れている人に対して、「ひと思いに、楽にして欲しいか?」
「それとも、放っておいて欲しいか?」と尋ねるタイプです。
このタイプは、一般に、経済的に恵まれていなかったり、何かしらの苦労をしてきた人です。
そういう人は、他者の苦しさを想像できる人ですから、マーケットの水面下で起きていることにも、想像力を働かせます。
(4)と答えた人は、育ちがよく、何の苦労もせずに、すくすくと育ったタイプでしょう。
幼少のころは、乳母日傘(おんばひがさ)の、お金持ちの「お坊ちゃま」「お嬢ちゃま」だったのではないでしょうか?

▼FX投資戦術/
 今週から、「ドル売り戦略」を推奨している


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、FX投資戦術について次のようにコメントした――。

今週から各社向けストラテジーレポートでドル売り戦略を推奨しています。
ドル円のショート、ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル、NZドルドルなどでのロング戦略です。
円相場はしばらく忘れておきたいと思います。

▼今日の長期金利/
 日経平均が大きく下がると、低下余地が広がる


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#287)1.840%~1.860%
・ 債券先物(9月限) 132.35円~132.60円

<シナリオ>
長期金利は、米国長期金利の低下傾向を受けて弱含みにもみ合う。日経平均株価が米株安に影響されて大きく下がると、低下余地が広がる。ただ、「8月利上げ」観測が根強いうちは、1.80%台前半にはなお抵抗感を示す。

ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウの226ドルの大幅下落と円高で全面安の展開。日経平均 が終値で前日比-199.45円安の17802.58円、またTOPIXも同-21.55安の1744.44、JASADAQ指数は同-0.04安の78.84となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、33業種のうち上昇したのは空運業のみ。
午前の東京外為市場=為替は円が主要通貨に対して上昇した。ドル円相場は120円割れとなり119.95-120.00円前後で推移、ユーロ円も166円割れ、165.66-165.73円前後で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

株式会社大阪証券取引所(8697)
■24日,平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況(非連結)を公表いた。P1-2 http://www.ose.or.jp/profile/doc_za/ke08_1g.pdf
P3-19 http://www.ose.or.jp/profile/doc_za/ke08_1k.pdf

カブドットコム証券株式会社(8703)
■kabuマシーンに先物OP専用の「デリバティブパッケージ」を追加
~ 先物・オプション取引専用「デリバティブズコメント」「オプションストラテジー」を提供 ~
http://kabu.com/company/pressrelease/2007/20070725.asp

松下電器産業株式会社(6752)
□連結業績予想の修正に関するお知らせ[PDF:114KB]
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cH_2DF_3N_kqp
□日本ビクターおよびケンウッドの資本業務提携等および経営統合の検討
 ならびに日本ビクターの第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cI_2DF_3N_kqp
□デジタルカメラ LUMIX DMC-FZ18を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cJ_2DF_3N_kqp
□デジタルカメラ LUMIX DMC-FX33/FX55を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cK_2DF_3N_kqp
□デジタルカメラ LUMIX 新製品 3機種を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cL_2DF_3N_kqp

Posted by Yen-Dokki at 2007年07月27日 17:34
 
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