最新更新日:11 11, 2008 04:38 PM

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サイバノミクス金融・経済レポート
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2007年07月26日

次期日銀総裁人事・今週の株式相場・今日の株価予想ほか

■次期日銀総裁人事/
 消費税増税先送り⇒リフレ派が起用される確率上昇へ


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は今度の日曜日に迫った参院選後の経済政策、特に消費税増税論が次期日銀総裁人事にも影響するとして、次のような見解を示した――。

ポイント:
米国景気再加速の下で07 年度の実質GDP成長率は3%に迫る高成長となるだろう。
そうした中で参院選後の新政権はいわゆる上げ潮路線を再確認し、一段の景気拡大による財政再建を目指すのか。それとも消費税増税シナリオを固めようとするのか。これは次期日銀総裁選びにも影響する年度後半の最大の焦点である。

<再加速する米国景気と、3%成長が視野に入っている国内景気>

前回(7月20日)の日本経済アドバイザーで指摘したように、FRBの標準シナリオでは、4-6月期以降の米国の実質GDP 成長率が平均的にみて、潜在成長率(直近5年間のトレンド成長率は2.9~3.0%)を0.4~0.5%上回る速度で拡大することが想定されているが、そうした米国景気の再加速を予想することは、最近の米国の製造業関連指標の動き等から判断して十分に可能であるとみられる。

我々の推計によれば、米国景気(特に設備投資)の循環的な回復を受けて、日本の実質輸出の前年比は足元の+5%程度から10-12月期には+10%超に加速するものと予想される。他方、世界的な株高や円安基調によって国内個人部門の金融資産は拡大を続けている。このため、賃金が伸び悩む中にあっても、国内個人消費は回復基調を強めるものと期待される。全体としてみれば、07 年度の日本の実質GDP 成長率は+3%にも迫る高成長を達成する蓋然性が高い(弊社予想は+2.9%)。


▼今週の株式相場/
 米不安材料+参院選与党苦戦観測=冴えない値動きへ


新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は23日、今週の株式相場について、予想レンジを日経平均で17900~18300円とし、次のようにコメントした――。

今週の東京市場は模様眺め気分の強い展開と予想する。
①米国市場では、グローバル化が米主要企業の業績の下支えとの“定説”を覆すような内容の決算を発表する企業が出てきたことで、急速に慎重姿勢が広がったように見受けられる。その主因たる②住宅部門に関するマクロ指標の発表も予定されるだけに今週の米国株はボラタイルな状態が続きそうだ。米国市場への警戒感に加えて国内でも③決算発表が本格化、連立与党の苦戦が観測されている④参院選の投票日も近づくだけに東京市場も冴えない動きを余儀なくされよう。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

▼今日の株価予想/
 下降トレンド入り⇒下値は17848円、17591円がターゲット


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

週明けの米国株式は反発した。海底油田掘削最大手のグローバルサンタフェに関するM&Aのニュースや、メルクが好決算を発表して大幅高となったことから、ダウは終日しっかりとした値動きとなった。また、シカゴ市場の日経先物は18000円台を回復している。

これを受けて、本日の東京市場は買いが先行しそうだ。昨日の日経平均株価は急落して始まった後は、今月の安値水準となる17900円台では下げ渋っていた。そのため、米国株式の反発が安心感を誘い、先物などへの買戻しにつながろう。その後は、決算発表が本格化してくることから、好業績が期待できる銘柄の押し目を買う動きが広がりそうだ。また、アジア株式市場が堅調な値動きを続けていることも下値支えになろう。一方で、参議院選挙の行方について神経質に見守る向きも多く、上値では利益の確定売りも予想される。そのため、本日の東京市場は戻り売りをこなしながら下値を固める動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅反落。寄り付きで心理的な節目の18000円を割り込むと、その後は7月12日の安値17919円も下回り今月の安値を更新した。ところで、年初来高値18300円(2月26日)に次ぐ戻り高値の18297円をつけた6月20日以降1ヶ月にわたり保ち合い相場となっている。
終値で見ると、18261円(7月9日)~17849円(6月27日)のレンジが形成されている。昨日の終値はこの範囲にあるものの、終値で今月の安値を更新していることから、下降トレンド入りの兆しはある。仮にそうだとすれば、目先では18000円飛び台では強い戻り売りが予想される。そして、下値は6月27日の安値17848円や、6月の安値17591円(13日)がターゲットになってくる。

一方、7月20日安値18124円からのマドを埋めると、昨日の安値17892円が底値になる可能性がある。とりわけ、7月20日の終値18157円を上回って引ければ、これまでのレンジ相場の継続があらためて確認され、今度は現在18300円台にあるレンジの上値抵抗線を試すこともありえる。

話題の銘柄
8035東京エレクトロン/液浸ステッパー市場拡大の恩恵で09年度まで増益基調続く

JPモルガンでは、同社を液浸・二回露光関連企業としてトップグループに入る1社とみて注目した。同社は、ステッパー1台に対して常に1台必要となるコーターデベロッパーで、世界シェア80%を占める。液浸ステッパーだけでみると、液浸ステッパーを販売している世界のステッパー企業2社(ASML、ニコン)と同社は技術提携しており、先端ステッパーでは現状常に同社のコーターデベロッパーが使用されている状況にある。実質100%のシェアを持つといえ、液浸ステッパー市場の拡大の恩恵をフルに享受できると指摘した。

また、08年末からは二回露光方式を用いた32nmプロセスが始まる可能性がある。仮にそうなればArF液晶ステッパーの台数市場は32nmプロセス用途に関しては2倍になる可能性があると言及。この場合、コーターデベロッパーも数量増を見込める。販売価格についても、ユーザーパフォーマンスが向上することから上昇傾向を許容されると予想した。さらにエッチャーの使用台数も二回露光を行う場合2倍となる可能性があり、同社の受注・売上金額は半導体製造装置市場の平均的な成長率を上回って推移する見通し。

これらを踏まえて、今後の業績を予想。経常利益ベースで、今08年3月期を、会社計画と同じ1640億円(EPS 581.7円)とし、来09年3月期を1940億円→2040億円(EPS 692.7円)と上方修正、10年3月期を2240億円(EPS 761.0円)とした。さらに、投資判断「Overweight」とフォーカスリストへの採用を継続し、目標株価を12000円→15000円へと引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

●東証IPO銘柄
株式会社ノエル(8947)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200708/8noel.html

東京都・神奈川県を主たる営業地域として、不動産の仕入、販売、開発、分譲、賃貸・売買仲介、賃貸管理等を行う総合不動産サービス企業です。分譲住宅市場を対象としたデベロップメント事業、不動産投資市場を対象とした不動産投資開発事業、賃貸不動産流通市場及び賃貸市場を対象としたアセットコンサルティング事業を展開し、事業間シナジーを生み出しながら、継続して成長・発展できる企業を目指しています。 
会社ホームページ http://www.noel.co.jp/

▼参院選前の円高/ 
 選挙後は再び円安=もう一段の円高は押し目買いの好機


週明けの為替市場では、米国サブプライム・ローン問題の再燃や米株価の下落を受け、
FRBの利下げ期待が強まり、ドルは圧迫されている。

しかし、クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/ Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、「二大弱小通貨の一つである円は他の主要通貨に対してもやや上昇しており、これは週末の参議院選挙を前にしたポジション調整をも反映している」として、こう語った――。

<ヒストリカルには、参院選挙前後1週間程度のドル円は逆に動く傾向>

ヒストリカルに見ると、参院選挙前後1 週間程度のドル/円相場は逆に動く傾向があるようだ(図表1)。サンプル数が少ないことから、統計的に有意とは言えないが、少なくとも90 年代以降の5 回の参議院選挙においては、そうした状況が見られる。また、与党が勝利したケースでは円高、敗北したケースでは、98 年を除いては2 度とも円安に振れている。今回の参院選挙では、連立与党は過半数割れするほどの大敗を喫するとの見方が高まっており、円にとっては弱気材料である。

▼欧州勢とFX相場/
 大体アジアの逆をやる=円安再開でも特に驚かない


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

欧州は大体アジアの逆をやるので、円安再開でも特に驚かなかった。
外国人たちは、日本の主婦がどうのこうのと言っているが、彼らの方がよほど円キャリー大好きだよ。

NYの株が反発。まあ、最近大幅続落って事あまりないからね。NYはダウの上げ下げでドル円をやらないなあ。
どうしたんだろ? 心境の変化? 月曜の午前中、アジアで暴れすぎたから?(7月24日。火曜日。毎日曇りと思う日。)

▼ユーロ円投資/
 円キャリー派は「一旦の利食い」で利益確定を


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

ユーロ円相場
7月20日金曜日の東京市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、「ユーロ統合以来の最高値」をトライする雰囲気も広がっていた。しかし、東京市場午後の高値は、[168.80-85]アラウンドで、「ユーロ統合以来の最高値」水準の、「168.90-95」レベルに届かず。
東京市場クローズ(東京時間17:00)は、168円台ミドルに垂れ下がった。
7月20日金曜日のロンドン市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、168円台ミドルで小動き。
ニューヨーク市場になって、サブプライム・ローン問題を材料に、ドル売りが広がった。
ドル/円(USD/JPY)は、[122.00]を割り込むと、急落。121円台後半から、121円台ミドルに、
ストップ・ロス(損切りのドル売り円買い)があった様子。
サブプライム・ローン問題は、「米国へ投資されている資金の引き上げ」を促している。
リスクを回避する、つまり、ヘッジ(Hedge)の意識を高めている。このところ、活発に、拡大していた円キャリー・トレードのアンワインド(買戻し)が出て、「円買い」は加速した。
この「円買い」の影響から、ユーロ/円(EUR/JPY)は、168円台ミドルから167円台ミドルに、1円以上の急落となった。ニューヨーク市場午後に、[167.15-20]レベルに下げたが、下げ切らずに、167円台ミドルでニューヨーク・クローズ。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
7月23日、週明け月曜のシドニー市場で、ユーロ/円(EUR/JPY)は、167円台ミドル程度から、168円台ミドル程度に急騰。しかし、シドニー市場で投機的に「ユーロ買い円売り」を仕掛けた様子。シドニー市場の時間帯のうちに、167円台後半に戻している。---売りたいから、買いを仕掛けたのではないか?と考えています。---
23日、週明け月曜の東京市場では、ユーロ/円(EUR/JPY)は、167円台後半で---[167.80-85]レベル---で寄り付いた。東京市場が始まると、すぐに167円台ミドルに下落した。その後は、概して、167円台ミドルないし、167円台前半程度。
この後のロンドン市場、ニューヨーク市場で、円キャリー・トレードのアンワインド(買戻し)がどれほど出るか、に、注目している。
円キャリー・トレードを行なってきた向きは、「いったんの利食い」を行なって、
利益を確定しておく方が良い、と考えている。

▼ドル円予想/
 久しぶりのレンジ下抜けで、戻りが鈍くなる?


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は23日、「先週の金曜日にドル円が急落して、少し雰囲気がおかしくなってきています」として、ドル円と豪ドル相場について次のようにコメントした――。

久しぶりにレンジを下抜けしたので、ちょっと戻りが鈍くなってしまいそうです。
そうなると他の通貨でも円安には直ぐには戻りにくくなってしまうかもしれません。

東京市場は、一瞬荒れ模様になりましたが、その後は落ち着きを取り戻しました。
しかし、それも23日のNY株(=反発)次第なので、まだ、予断を許さない状況にあります。

ポジション、長期保有のインドルピー買い以外はなくなってしまったので、朝から豪ドルをちょこちょこ買い戻しています。先週末、浅いロスカットを入れておいたので、コストは改善されましたが、また、ドル円が不安定なので、このまま反転するかは、まだはっきりしません。 


▼今日の長期金利/
 最近のレンジ内(1.85%~1.95%)からは逸脱しにくい


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#287)1.850%~1.870%
・ 債券先物(9月限) 132.25円~132.55円

<シナリオ>
長期金利は、日米株価の持ち直しを受けて小反発。「8月利上げ」観測がやや後退したといはいえ、根強く残っている上、不透明な7.29参院選も接近しているので、このところのレンジ内(1.85%~1.95%)からは逸脱しにくい。

債券先物チャート
9月限の日足は、上放れ陽線で一気に雲のなかに突入。マドは132.16円~132.31円。
次なる動きは、上昇一服か、マド埋めか?

ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウが92ドルと反発したにも関わらず、東京市場は上値が重く小幅下落した。  日経平均 は終値で前日比-16.03円安の17947.61円となったが、TOPIXは同+3.15高の1760.44、JASADAQ指数は同-0.28安の78.14となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、電気・ガス業、情報・通信業、証券商品先物などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は円が対ドル、対ユーロで強含みの展開。ドル円相場は120.55-120.58円前後で推移、ユーロ円は166.60-166.76円前後で推移している。

★大和証券グループ本社=サイゴン証券との業務提携に関する基本合意
大和証券グループ本社(8601)は、ホーチミン証券取引所の上場株式のブローカレッジ業務においてトップシェ
アを誇るサイゴン証券株式会社との間で、ベトナム関連の証券ビジネスでの業務提携について、具体的な協議
を開始することに合意した。また、大和証券グループ本社は、サイゴン証券の発行済株式の1.25%を、1,751億
ベトナムドン(邦貨換算 約13 億円)で取得している。大和証券グループは、サイゴン証券の持つベトナム関連
の証券ビジネスのノウハウ及びネットワークを活かして、ベトナム関連事業を拡大していく。またサイゴン証券は、
大和証券グループの持つグローバルなネットワークや投資銀行業務に関するノウハウを活用することで、さらな
る成長を遂げることが可能となる。尚、当社子会社である大和証券SMBC は、ハノイ駐在員事務所を開設するこ
とを本日の取締役会にて決議致した。 会社ホームページ: http://www.ssi.com.vn

★デンソー=独社と、ディーゼル排出ガス浄化フィルタの合弁会社を ポーランドに設立
株式会社デンソー(6902)は、ドイツのロバート・ボッシュ社と、2006年10月の合意に基づき、 6月にポーランド共和国のヴロツワフ市にディーゼル排出ガス浄化フィルタ (ディーゼル・パティキュレート・フィルタ、DPF)の開発、生産を行う合弁会社を設立した。 http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070723-01.html

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松下電器産業株式会社(6752)
□NTTドコモ向け「P704iμ」の納入を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1cn_2DF_3M_kqp

株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■07/23子会社の吸収合併による特別利益の発生に関するお知らせ
■07/23会社分割によるアミューズメント事業の一部分社化並びに新設株式会社株式譲渡についての詳細
 http://www.mmv.co.jp/company/index.html

株式会社サイバーエージェント(4751)
■クチコミマーケティングのサイバー・バズとマーケティングPRのビルコムが業務提携
業界初、Webメディアとブロガー双方からクチコミを支援するサービスを共同で開始
 http://ir.cyberagent.co.jp/

Posted by Yen-Dokki at 2007年07月26日 18:56
 
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