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サイバノミクス金融・経済レポート |
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■日銀と円相場下落/
追加利上げにもたつけば、127~128円へ下落?
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は先週、米国ヘッジファンドを中心とした投資家と意見交換した結果、円相場の見通し等について根強い円下落期待があることが確認された、と言う――。
ポイント:
先週の米国出張では、国際金融市場における円の地位低下を改めて思い知らされた。
日銀が追加利上げにもたつけば、円相場が120 円台後半まであさっり下落する可能性が十分にある。
米系ヘッジファンドは、円弱気派が大勢・・・日本経済の将来性+日銀の信頼性を憂慮
先週の木曜日にかけて、米国北東部でヘッジファンドを中心とした10 数社を訪問し、
日本の景気や為替相場、金利の見通しに関する意見交換を行った。
円相場の上昇を予想する向きは極めて少なく、筆者が示した円相場の循環的な上昇シナリオに興味を示す声も殆ど聞かれなかった。ファンド筋を中心に、円弱気派が如何に多いかを改めて痛感させられた米国出張であった。円弱気派の論理をまとめるとすれば、以下のようになる――。
【Washington Political Report】(有料)特約 (June 16 - 22, 2007)
ブッシュ政権の人事異動
この2週間のうちにホワイトハウスの2つの重要な人事異動がありました。ブッシュ大統領のテキサス州知事時代から13年以上補佐官を続けてきたダン・バートレット上級補佐官と、予算管理局長のロブ・ポートマンが辞任を発表したことがそれです。2人の辞任は政治的な理由によるものではなく、共に暫らく公職を離れて家族と過ごす時間が欲しいというのが表向きの理由でした。バートレットはまだ36歳で今年初めに双子が生まれて実際に家族の面倒をみる時間が必要となり、またポートマンは家族をオハイオに残したままの言わば単身赴任の身で家族と一緒に暮らす時間が欲しいというのは当然のことではあります。ポートマンの場合は、2010年におこなわれるオハイオ州知事選に出馬することを考えての辞任でもあるようです。
しかし、もし今ブッシュ政権が非常に大きな仕事を抱えているとか、あるいは国を揺るがすような出来事に直面しているような場合には、2人の辞任はもう少し先延ばしにすることも可能であったような辞任でした。あるいはブッシュ政権に飛ぶ鳥を落とすような勢いがあり、数々の政策に取り組めるような状態の場合も辞任はなかったでしょう。2人が辞任したというのは、要するにブッシュ政権がそのような状況にはなかったからであって、これもまた政権末期のレイムダック化が進むブッシュ政権を反映した現象と言えそうです。(以下略)
▼続行!中国株高騰/
「外貨流入による過大流動性」素通りでは効果に限界
5月29日に発表された証券取引印紙税の引き上げを受けて急落した国内株式市場が、
再び最高値圏に接近している。
大和総研・投資戦略部の児玉卓さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、米国金利の上昇なども、どこ吹く風であるとしながらも、「もっとも、株価高騰の主因は外貨流入に起因する過大な流動性にあるのだから、そこを素通りした行政措置の効果に限界があるのは自明ともいえる」と指摘する――。
<株価急騰とその反動を避けるための「2つの抜本策」>
株価の急騰とその反動を避けるための抜本策は、外貨の流入に歯止めをかけることであるが、それは大きく二つに分けられる。1つは、厳格な資本移動規制の採用である。だが、米国などの「保護主義化」に強い懸念を示す貿易・投資立国である中国が採れる策ではない。もう1つは、人民元の大幅引き上げによって、市場の継続的な元高期待を徹底的に挫くことである。元高期待が消滅し、元高を見込んだ資金流入が途絶えれば、金利引き上げの自由度が高まるというおまけもつく。
しかしこれも、中国伝統の実験主義・漸進主義(一歩進んだ段階で、二歩目を踏み出す前に一歩の効果を見極める)から見て、ありえそうな策とはいえない。どうやらしばらく、中国は過剰流動性と付き合いながら、行政手段の連発によって価格形成の歪みを最小化する試みを続けるのであろう。
▼今日の株価予想/
先週レンジ中値18,200円水準に戻せば調整も一巡
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
先週末の米国株式は大幅反落となった。ヘッジ・ファンドの救済策が明らかになると、この規模の大きさがかえってサブプライム住宅ローン問題の深刻さを強調することになり、株式市場では売り圧力が強まった。また、シカゴ市場の日経先物は、18000円を割り込む場面もあった。
これを受けて、本日の東京市場は売りが先行しそうだ。先週は狭いレンジでのもみあいが続いたが、米国株式が週間では3月以来となる下げ幅になったことをきっかけにして、一旦はレンジから下に放れる可能性が強い。ただ、好業績が期待できる銘柄を個別に物色する動きが強く、外部環境への反応も以前ほどは神経質ではないことから大きな押しにはつながりにくいだろう。そのため、本日の東京市場は日経平均株価で18000円という水準を意識しながら、下値を見極めるうごきになりそうだ。
テクニカル分析
先週末の日経平均株価は7日ぶりの反落。6月13日安値17591円を底値とする短期上昇トレンドや、年初来安値16532円(3月5日)を底値とする長期上昇トレンドが継続中である。そして、先週は週初に大きく上昇したあとは、18100円~18300円の狭いレンジでの値動きだった。なお、先週のレンジは上下で204円の値幅だったが、これは2005年9月16日の週以来となる狭さだった。したがって、サポートの18100円水準を割り込むと、18007円(6月15日高値)からのマドを埋めに向かう可能性が大きい。そうなると、短期上昇トレンドは先週の高値で一旦天井を打った形となる。下値の目処としては18100円から、先週のレンジの値幅200円を差し引いた17900円。そして、最初の上値抵抗線は18100円になる。ただ、先週のレンジの中値18200円水準に戻せば、調整も一巡になろう。
話題の銘柄
9202全日本空輸/国際線発着枠拡大によるインパクト大きい=目標株価600円
メリルがエアライン業界のレポートを作成。「2010年、羽田・成田の首都圏空港で年間約5万回、現状比で25%の国際線枠が増加する見込み。特に羽田空港では高イールド、需要増加が続くアジア線の供給力増強が可能。外部環境の悪化に苦しんだ航空業界には久々のビジネスチャンスが到来」と指摘。全日本空輸を「買い」、日本航空を「中立」とし、投資評価を再開した。全日本空輸については、「同社の投資魅力は国際線発着枠拡大による利益成長の加速。我々は2010年以降、同社の国際線座席供給量は約24%増加すると試算。国際線の供給量増加は約700億円の増収、70億円以上の営業増益をもたらすと予想。同社は次世代中型機B787のローンチカスタマー(最初の発注者)であり、低燃費の中型機材投入で先行。経済性に優れた機材保有で羽田効果を享受する収益構造を構築済みである」、「会社の08年3月期営業利益計画は前期比14.3%減の790億円。我々は国際線旅客収入の上ブレを見込み、会社計画を87億円上回る(11%)877億円(前期比4.7%減)を予想する」と指摘。今2008年3月期連結営業利益を会社計画790億円(EPS32.8円)に対し877億円(EPS35.3円)、来2009年3月期988億円(EPS21.5円)、2010年3月期1034億円(EPS22.8円)と予想。オフバランスリース負債を考慮したEV/EBITDA8.5倍(グローバルエアライン平均)を適用し、目標株価を600円に設定。投資評価「買い」で新規カバレッジを再開した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼膨張続く円安バブル/
円安バブル=市場の自壊作用しか止められない
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は23日、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
円安バブルは、さらに拡大を続けている。
スイスはキャリートレード潰しに動き出しているようだ。短期金利調節を始めた。ジワジワと効いてきているようだ。スイスフラン安はスイス人のプライド、インフレ心理から耐えられないのであろう。わが日本?ミスターキャリートレードは自ら撒いた種から一気に円売りの炎が燃えさかってもなんらのコメントも出さず。政府と共に確信犯?まあ、今更何かやっても無駄なわけで、市場の自壊作用しか止められないだろう。
<豪ドル円のバブル度を測る「オージービーフ指数」>
アキ考案の「オージービーフ指数」を計算し始めるといいかもよ。
問題は、私はそんなに買い物に行くわけではないから、女性のディーラーにはいいかも。同じ分量、同じ部位の和牛とオージービーフの値段比較表である。この接近度合いによってオージー円のバブルの大きさを推し量る事ができる。エクセルでグラフなんか作ったりして。(6月23日。土曜日。オリンピックデーの日。)
▼ユーロ円予想/
最高値更新で、まだ上昇トレンドにあること再確認
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は23日、為替相場について、概ね次のようにコメントした――。
ユーロ円相場
6月21日(木)のユーロ/円(EUR/JPY)は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場と、終日、165円台ミドル程度での高値持ち合いが、続いた。「円キャリー・トレード」が強い。
それ以外には、特に目立ったこともなし。
6月22日(金)の東京市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、165円台後半程度---[165.70-75]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間午前9:00---。
6月22日(金)の東京市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、じり高に推移。東京市場の夕方に166円台に乗せた。166円台に乗せると、ストップ・ロス(損切りのユーロ買い円売り)を巻き込み、166円台ミドルに迫った。
6月22日(金)のロンドン市場で、[166.50]を上に抜けると、ユーロ/円(EUR/JPY)は、166円台後半に、軽く跳ねた。[167.00]に迫る勢いだったが、高値は[166.85-90]レベル。
6月22日(金)のニューヨーク市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、166円台後半での「ユーロ統合以来の最高値圏」での持ち合い。「円キャリー・トレード」が強い。それ以外に、いうべき言葉が見つからない。
「ユーロ統合以来の最高値を更新」したことで、ユーロ/円(EUR/JPY)が、まだ、上昇トレンドにあることを、再確認した、と考えている。ただし、上昇のスピードが速いので、高値を追いかけてのユーロ/円(EUR/JPY)の買いは、少々ためらう。
▼円高反転の「2条件」/
円安が進めば進むほど、反転のリスクが高まる
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は23日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
23日は、東京金先の主催で名古屋のセミナーに行ってきました。
コメントに書いていただいていますが、セミナーのたびに円安、円安といっているので23日は、
円高のリスクもありますよというトーンで話をしてきました。しかし、自分もまだ円売りを続けていますし、先の円安見通しもあまり変っていませんが、円安が進めば進むほど、反転のリスクが高くなってくるので、これから更に円安が進行すると反動がでてくるかもしれないという可能性の話をしてきました。
1.円安の影響もあって今後日本のインフレ率が高まれば、金利上昇のスピードが加速して、
円高に反転する時期が早まる可能性がある
2.円安が進めば進むほど、海外の不満が高まりいつか政治的な圧力がかかる
この2つがテーマでした。
円売りを続けながらも、今後、この2つのどちらかが起きないかよく注視しておきたい、と思います。
▼今週の長期金利/
1.90%前後で急上昇後の踊り場形成=次の方向感探る
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#286)1.850%~1.950%
・ 債券先物(9月限) 131.20円~132.05円
<シナリオ>
長期金利は、1.90%前後で急上昇後の踊り場を形成し、次の方向感を探る。
ポイントは(1)長期金利の踊り場後の方向感、(2)急上昇後の米長期金利の動向、(3)悪化した債券需給のその後、など。
<投資方針>
1.90%前後踊り場継続と見て、
1.90%後半は押し目買い、1.90%台前後は中立、1.80%前半は戻り売り。
▼今週の債券相場/
依然米債次第だが、足元は需給優先の感も強まる
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …小じっかりで始まるも、戻り売りを警戒しながら神経質な展開へ
先週末の米債券高株安を受けて、小じっかりで始まろう。しかし、5年国債利回りの1.40%台が定着し、10年が1.80%台後半のレンジを下抜けていくには材料不足。追って買う向きは少なく、戻り売りを警戒しながらの神経質な展開にとどまろう。イールド・カーブも米国とシンクロするのは本来、論理的ではない。しかし、それに従ってポジションを作る向きが存在、本日はスティープ化の可能性がある。
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 131円68銭 ~ 131円90銭
今週の債券相場見通し…10年286回債利回りは1.850~1.940%と予想する
今週の10年286回債利回りの予想は1.850~1.940%とする。引き続き米債次第。しかし、足元は需給優先の感も強まっている。例えば、長期・超長期ゾーンは絶対水準から押し目買いが入りやすいものの、中期ゾーンは戻り売りが待っていそうだ。特に5年国債利回りの1.50%割れの水準ではその色彩が濃い。10-5年スプレッドの縮小が35bp辺りでストップすると、10年は1.80%台前半が難しい計算になる。逆に、外部環境の好転などで5年の1.40%台に抵抗がなくなれば、相場の視界は大きく開けよう。イールド・カーブは基本的にフラット化と考える。しかし、ブルの際、スティープ化の場面が見られよう。
▼NY原油相場/
強需要+天候・地政学的リスク⇒夏場に一段高へ
エース交易ホームトレード部の陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は、NY(WTI)原油が、在庫が増えているにもかかわらず底堅い動きを見せているとした上で、NY原油先物相場について「夏場に一段高へ」との見通しを示した――。
<下支え要因のガソリン価格が高止まり>
ガソリン価格の上昇が下支え要因になっているが、米国では、本格的な夏のドライブシーズンを目前にして、ガソリンの供給不安が高まっている。度重なる製油所のトラブル、米国内での稼働率の低下、ナイジェリアでの武装勢力が石油設備を攻撃し、対米原油輸出が減少する懸念、米国内における改質ガソリン用エタノール添加剤の供給不安などから、ガソリン価格が高止まりとなっている。加えて、これからハリケーンシーズンを迎えることも、潜在的な売り圧力の減少となっている。
今後は、これらに加えて、イランの核開発問題、混迷するイラク情勢、激化するパレスチナ内戦などから地政学的リスクが高まり、原油価格の上昇要因になろう。
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウが185ドルと大幅下落になったが、東京市場への影響は円安や相場観が交錯し、乱高下。日経平均 が終値で前日比-92.49円安の18096.14円、またTOPIXも同-10.44安の1767.55、JASADAQ指数は同-0.13安の83.06となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、33業種中、その他製品、空運業、医薬品、電気機械の4業種のみ上昇した。
午前の東京外為市場=為替は依然として円安が継続している。ドル円相場は123.82-123.87円前後で推移、ユーロ円は166.81-166.86円前後で推移している。
★大和証券グループ本社=投資単位引下げに関する考え方及び方針を発表
大和証券グループ本社(8601)は、投資単位の引下げについて、投資家層の拡大と株式市場の活性化に資する重要な施策のひとつであると理解しているとした上で次のような考えを示した。「株式市場の動向や当社株式の流動性及び株価水準、株券不発行制度導入による影響等を踏まえ、当社の株主にとってのメリット・デメリットを総合的に勘案し、検討してまいります。」
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(8601)
■新株予約権方式によるストック・オプションの発行に関するお知らせ
http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm
松下電器産業株式会社(6752)
□LE達人認定制度を制定
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?15G_2DF_3z_kqp
□「環境パフォーマンスシステム」による環境データの月度決算を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?15H_2DF_3z_kqp
□「環境データブック2007」を発行
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?15I_2DF_3z_kqp
本田技研工業株式会社(7267)
■ 2006年度 有価証券報告書 を掲載しました。
http://www.honda.co.jp/investors/financialresult/