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サイバノミクス金融・経済レポート |
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▼日銀・追加利上げ/
米経済データ=日銀の“早期”追加利上げを支持
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は昨夜発表された米国の主要経済指標を踏まえて、「足元の米国経済データは、日銀による“早期”追加利上げを支持している」との認識を示した――。
ポイント:
3月の米国主要データが公表された。データは強弱が混在しているものの、インフレ圧力への警戒を緩められるような内容ではなかった。FRB による利下げが要求される状況にはなく、次回FOMC におけるステートメントが変更される可能性も低い。足元の米国経済データは、日銀による“早期”追加利上げを支持している。
<FRB は、インフレ圧力への警戒を緩められない>
3月の主要米国経済データが公表された。データは強弱が混在している。しかし、FRBがインフレ圧力への警戒を緩められるような内容ではなかった。その理由は、以下のとおりである。
▼日本企業の輸出戦略/
輸出数量の減速は、むしろ企業収益増加に大きく貢献
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、「国内では低価格戦略が目立つが、輸出では数量よりも採算重視の姿勢が窺える」として、次のように語った――。
輸出を数量ベースでみると、このところ前年比での増加率が鈍ってきている。特に2 月は旧正月の反動で中国向けが落ちたこともあり、全体でも前年割れになるなど、落ち込みが大きくなっている。これを均してみても、昨年秋から伸びが落ちているのは否めない。これをOECDの景気先行指数と対比してみると、ちょうど世界景気の減速と輸出数量の減速が呼応しているかのように見える。それだけに、今後米国景気が一段と減速するようなら、日本の輸出は当面弱そう、との見方が広がるのも止むを得ない面がある。
<欧州向けの輸出価格が、大幅に引き上げられた?>
しかし、輸出の内訳を丹念に見ると、いささか見方を変えざるを得なくなる。
昨年秋からの輸出数量の減速をもたらしたのは、米国向けではない。現在、最も安定的な拡大を続ける欧州向けが、前年比マイナスになるほど落ちていることが主因だ。ユーロ円が空前の円安になり、現地の景気が良いのに、何故欧州向けの輸出数量がマイナスになるのか。その答えは、欧州向けの輸出価格が大幅に引き上げられていることにありそうだ。例えば、今年2 月の欧州向け輸出数量は前年比0.4%のマイナスだが、価格は17.1%も上昇しており、従って金額ベースでは16.6%増と、依然として2 桁の伸びを維持している。
▼米国景気ウォッチ/
サブプライム問題=燻り続ける事情と景気への影響
一旦、消化したと思われた火が、くすぶり続け、やがて燎原の火となることがある。
米国のサブプライム住宅ローン問題も沈静化したかに見えるが、依然としてくすぶり続けている。
大和総研・経済金融調査部の近藤智也さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、米国の景気見通しは不透明になっているとして、「住宅ローンの問題は短期的に収束するものではなく、住宅市場の調整の影響は静かに景気全体に広がる」と予想する。
一方、企業の設備投資は、予想以上に低迷しており、先行きを見通すうえで、ダウンサイド・リスクとして意識されつつある。企業を取り巻く外部環境は劇的に悪化していないので、設備投資が大幅なマイナスになって景気後退のトリガーをひくとは想定していない。ただ、企業経営者のマインドが改善し、投資が年後半にかけて持ち直すというシナリオに確信が持てない点も事実である。「民間需要が低迷する2%成長はもうしばらく続きそうで、3%成長回帰の道のりは遠い」と言う。
そこで、ここではサブプライムだけでなく、通常のプライムローンも含めた住宅ローン事情を再考することで、米国景気の実態を明らかにしよう――。
▼経済指標を読む/
3月消費動向=個人の景況感は06年上半期にピーク
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は17日、内閣府が発表した3 月の消費動向調査について次のようにコメントした――。
(1) 3月の消費者態度指数は46.8 と、前月差で3ヶ月ぶり、前年差も4ヶ月連続で下落
(2) 1-3 月期は前期比-0.3 ポイント、2 期ぶりの下落
(3) 1年後の物価が上昇するとみる消費者は過半数を割った
内閣府が発表した3 月の消費動向調査によると、一般世帯の消費者態度指数は46.8 と、前月差で3 ケ月ぶり(-1.6 ポイント)、前年同月差でも4ヶ月連続(-1.1 ポイント)で下落した。同時に発表された季節調整済み四半期ベースの結果によると、1-3 月期は前期比-0.3 ポイントと2 期ぶりに下落した。消費動向調査でみる限り、個人の景況感は2006 年上半期にピークを過ぎているようだ。
【Washington Political Report】(有料)特約 (April 7-13, 2007)
マッケイン大統領候補のイラク再建への打算
第1四半期に集めた選挙資金がヒラリー・ローダム・クリントン上院議員やバラク・オバマ上院議員の半分以下、共和党ライバルのミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事やルデイ・ジュリアニ前ニューヨーク市長にも遥かに及ばない1250万ドルに留まり、また最近の世論調査でもルデイ・ジュリアニ前ニューヨーク市長に水を開けられたジョン・マッケイン上院議員が、大統領選の形勢を挽回するために、他の共和党候補と一線を画するような、共和党有権者の強い支持を受けられるような行動をおこさなければならないことはわかっています。マッケイン候補の最近のイラク政策をめぐる一連の行動はまさしくそういう試みと見られます。先週バグダッドを訪問したマッケイン候補は、今週水曜(11日)にはバージニア陸軍大学でイラクに関する演説を行ないましたが、その演説は、イラク再建がアメリカの将来の安全保障にとって如何に重要なものであるかを強調すると同時に、イラク再建の成功に自分の運命を賭けること表明するものでした。言葉を変えて言えば、自分の大統領選はイラク再建の成否に賭けることを宣言したようなものです。
マッケインはこの演説の最後の方で「自分としては、戦争に負けるよりは大統領選に負けた方がましだ」という、一見すると格好のよい潔い言い方をしましたが、これはマッケインの本音ではありません。他の候補と同じく彼にとっても、イラク再建そのものよりは大統領選に勝つことの方が余程大事であって、その大統領選に勝つためにはどんなことでもするはずです。マッケインから見ると、大統領選に勝つためにはまさしくこのイラク問題に如何に対応するかが最大の鍵であり、だから自分はイラクの再建を成功させることの方に賭けたということでしょう。イラク再建に失敗したら勿論大統領選の勝利もありませんが、よく考えてみると、ブッシュ大統領が在職中は米軍の引き揚げはなく、従って来年の大統領選が終わるまでは米国がイラクから一方的に敗退するということも考えられません。すなわちブッシュ在職中はイラク再建の成功はなくても失敗もあり得ない訳で、そうするとイラク再建の成功の方に組することにも失敗はないということになります。来年になってもイラク再建の成否がわからないままなら、マッケインは「イラク再建を成功させるためにこそ自分が大統領になる必要がある」といってキャンペーンをおこなうことができる訳で、そういう観点からも、イラク再建の成功に命運を賭けるのは誤ってはいない選択肢と言うことができます。(以下略)
▼今日の株価予想/
乱高下で、方向感が定まりにくい神経質な値動き
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国株式はまちまちだった。消費者物価指数が市場予想を下回ったことが、インフレ懸念の後退として好感された。一方、住宅着工件数が予想を上回ったことは市場に安心感を与えた。さらに、コカ・コーラなどの好決算も、第1四半期決算全体の見直しにつながり支援材料となった。これを受けて、NYダウは史上最高値にあと5ドル余りに迫る場面もあった。しかし、鉱工業生産が予想外の減少となったことや、予想を下回る決算にネット証券会社が下落したことなどから、ナスダックはわずかながら反落に転じている。また、シカゴ市場の日経先物は、一旦は17700円台を回復した。
これを受けて、本日の東京市場は買いが先行しそうだ。昨日は乱高下となったものの、終盤には前場半ばからの売りも一巡したと見て先物には買戻しが活発化していた。そのため、朝方はこの先物の動きに合わせるかたちになろう。ただ、円相場が118円台まで上昇していることが上値を押さえそうだ。また、先週の後半からは比較的荒い値動きが続いていることで、市場参加者は売り買いともに慎重になりがち。そのため、本日の東京市場は方向感が定まりにくい神経質な値動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は反落。今月の高値を更新し、3月5日安値16532円からの上昇トレンドが確認された。しかし、その後は戻り売りに押され反落に転じると、そのまま前日の安値を割り込んだ。17452円で下げ止まったが、この17400円台半ば~前半の水準は、3月下旬からはしばしば下値のサポートになっている。ただし、昨日の安値を割り込むとあらためて下値模索になりそうだ。中期で見ると、3月の2番底となった16628円(14日)と今月の安値16999円(2日)を結んで延長した下値支持線は現在17300円台半ばにある。そのため、仮に4月13日安値17327円を下回ると、同時に3月初旬から続いた上昇トレンドに対する修正の動きにつながる可能性が強い。一方、上昇基調を維持するためには、まずは17500円水準を中心としたゾーンを下値に、値固めができるのかが注目される。なお最初の上値の抵抗線は17600円台。ここには先週初以降の高値・安値などの節目が集まっている。
話題の銘柄
2685 ポイント/複数ブランド戦略で中期的に高成長を維持、目標株価9500円
同社の前07年2月期の経常利益は、前期比24%増となる131億円での着地となった。マッコーリーでは、複数ブランド戦略の成功により、中期的な高成長率を維持できるとみている。同社は、ショッピングセンター及びファッションビルへの幅広いブランドの出店を背景に、既存店舗ベース及び販売面積で年率20%を超える成長率を維持。事業拡大はキャッシュフローの範囲内だという。過去に幾度となく控えめな予想発表とそれに続く業績修正をした経緯があることも考慮。販売利益に対する圧力は増加せず、販売拡張と同じペースで利益成長率は20%を超えると予想し、今後の業績予想を上方修正した。経常利益ベースで、今08年2月期を、会社予想131億円(EPS 285.2円)に対し、134億円→150億円(EPS 332.5円)、来09年2月期を160億円→184億円(EPS 416.8円)と引き上げ、2010年2月期を219億円(EPS 496.2円)とした。さらに、レーティングも「アウトパフォーム」継続し、今後12ヶ月間の目標株価を9000円→9500円に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■株式会社タケエイ(2151)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200705/5takeei.html
当社グループは、主に首都圏の約3000建設現場から排出される産業廃棄物を扱い対象としております。廃棄物の適正処理はもとより、排出抑制支援及び再資源化に係わるトータルな課題解決策を提供することで、顧客より排出される廃棄物を極限まで再資源化する環境ソリューション事業を行っております。当社グループは、特に廃棄物のエネルギー化及び素材化を推進することで、「資源循環型社会」への貢献を目指しております。
会社ホームページ http://www.takeei.co.jp/
▼FX相場予想/
ユーロは、売りを誘い込みつつ上げている?
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
英ポンド2ドル達成記念。
英ポンド、オージー、ニュージー、そろって「団子三兄弟」かねえ。ドル円やっているよりポンドの方が楽しい。多分、来月になったら違う事を言うよ。そして君子豹変って答えるよ。しょうがないよ、今のドル円は、誠にうざったい通貨なんだからさ・・・。
それにしてもファンド連中の円売りはすさまじいなあ。オージー円100円?! 絶対にオージービーフ食ってやらねえからね。その内、松坂牛並みになったりして。ユーロはベアな連中もたくさんいるね。売りを誘い込みつつ上げているように見えるんだけど。
(4月18日。水曜日。頭髪の日だって。)あれ、ドル円の悪口書いたら突然動き出したぞ。
▼ドル円投資戦術/
50pt毎に止められる例増加の背景に通貨オプション?
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は17日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
17日も、ドル円は120円手間のところで失速し、119円台半ばで落ち着いています。
またしても大台代わりのところでうろうろする展開となっています。
最近のドル円相場はこのように118円、118円50銭、119円、119円50銭、120円といったように、50ポイントのところで止められてしまうケースが増えてきました。これはおそらく、通貨オプションのプレーヤーがこういうポイントにオプションのトリガーをおいて、それを使って売り買いをしていることが影響しているのではないか、と思います。
しかし、こうしたいわばパワープレーに負けてしまうのは釈然としないのですが、でも儲けて何ぼの世界では、強いものについていくことも時には必要です。また、この動きに付き合うしかなさそうです。
▼今日の債券相場/
相場強含み、カーブは中期から先物周り遅れ取り戻す
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …強含み、超長期ゾーンは一転、重そう
弱めの米3月CPI(コア前月比0.1%増)を受けての米債高がフォロー、その分、株高でも悪影響は限定的にとどまろう。昨日、中短期債は戻り売り圧力が強かったが、好調な30年国債入札を含め、長期・超長期債では投資家の押し目買い意欲が再確認された。10年1.70%のサポートも有効である。本日は相場強含み、カーブは中期から先物周りが遅れを取り戻す格好で変化しよう。超長期ゾーンは重そうだ。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円70銭 ~ 133円96銭
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米経済指標がまちまち、ドル安・円高となったもののNYダウは50ドルを超える上昇となった。これを受けて、反発。日経平均 が終値で前日比+121.21円高の17648.66円、またTOPIXも同+12.24高の1728.35、JASADAQ指数は同-0.29安の80.51となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、不動産業、証券商品先物、海運業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は米経済指標がまちまちだったことを受けてドルが反落、円高が進んだ。ドル円相場は118.63-118.68円前後で推移、ユーロ円は161.19-161.24円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
松下電器産業株式会社(6752)
□卓上食器洗い乾燥機「NP-BM2」「NP-CM2」を発売
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