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サイバノミクス金融・経済レポート
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2007年03月30日

日銀とイベント・カレンダー・今週の株式相場・今日の株価予想ほか

▼日銀とイベント・カレンダー/
 「参院選前追加利上げ」に向けたイベントを分析


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、今後の金融政策に影響を与えると見込まれるイベント・カレンダーについて、次のようにコメントした――。

ポイント:
商業地を中心に地方中核都市への地価上昇の波及が確認された今、追加利上げが参院選前に行われる可能性が高まっている、金融政策運営に影響を及ぼすイベントのスケジュールを整理しておこう。

5月17日金融政策決定会合までのイベント・カレンダー
市場の一部では、7 月下旬の参院選が日銀の早期追加利上げシナリオにとってのハードルになるとの見方が根強い。しかし、利上げは預金者の金利収入を増加させるという意味で選挙にプラスに働く面もあり、政治スケジュールだけで金融政策を読むのは合理的ではない。地価公示によって、商業地を中心に地方中核都市への地価上昇の波及が確認された今、追加利上げが参院選前に行われる可能性が高まっている、金融政策運営に影響を及ぼすイベントのスケジュールを整理しておこう。

▼今週の株式相場/
 最大の注目イベント=バーナンキ議長の議会答弁


新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は26日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。

今週の東京市場は①期末の習性に倣い前半堅調ながら、後半にかけてはやや軟化すると予想。
米国市場睨みという構図は今週も変わらないと見られる。「住宅」を咀嚼したか否か、経済指標への反応で探る格好となろう。28 日の米上下両院合同の②公聴会におけるFRB 議長の発言内容に注目したい。国内要因では次週4 月2 日発表の③日銀短観を巡る推論に注目したい。今週の予想レンジは日経平均で17300~17700 円。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。


▼今日の株価予想/
 実質新年度入りで新資金流入期待から押し目買い続く 


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

昨日の米国株式はまちまちだった。発表された新築住宅販売件数が市場予想を大きく下回ったことや、原油相場が63ドル台に乗せたことが嫌気されて、NYダウは一時は前日比で100ドル以上の下落となる場面もあった。しかし、大手証券がデルやイーベイの投資判断を引き上げたことなどから、ハイテク株が堅調。そのため、朝方の下げが売られ過ぎと見た向きから、幅広く押し目買いが入り終盤にかけて値を戻した。また、シカゴ市場の日経先物も17350円まで下げた後、一旦は17500円に値を戻した。

これを受けて、本日の東京市場はもみあいからのスタートになりそうだ。米国株式は一時大きく下げながらも終盤にかけて値を戻したことや、円相場が引き続き落ち着いていることは安心感を与えそうだ。その上で、実質的な新年度入りで新たな資金の流入期待から、好業績銘柄への押し目を買う動きは続くだろう。そのため、先週の急伸を受けて戻り売りはあるものの、これをこなしながら値固めの動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は5日続伸。終値が今月では初めて17500円台に乗せたことに加えて、5日続けて高値・安値のいずれも前日のそれを上回る形になり、今月の安値16532円(3月5日)からの上昇トレンドが一段と強まった。ここから上値の目途としては、昨年来高値18300円(2月26日)~16532円までの下落に対する61.8%戻しとなる17625円がある。これを超えると、2月27日安値18073円から形成されたマドの下限となる、2月28日高値17843円が節目になる。

一方、下値は昨日の安値17425円がポイント。過去5日は下値を切り上げてきただけに、これを下回ると昨日の高値17558円が目先での天井との見方が出てくる。なお、先週は12日の高値17325円を上回り、5日安値16532円と14日安値16628円を2つの底値とするダブル・ボトムが形成された。そして、ここ3日はその17325円を上回る水準でのもみあいが続いている。仮に、過去3日のレンジを上に放れると、ダブル・ボトムの形成から中期的な上昇トレンドを形成するとの見方が一段と強まる。その際には、17325円~16628円までの下落の倍返しとなる18020円が目標値となる。

話題の銘柄
2475 WDB/理科系研究職派遣に強み、株価は割安感あり

いちよしでは、「同社は主に人材派遣・人材紹介事業などを展開。特に、理学系研究職(機器分析・動物実験・細胞培養・有機合成)の派遣に強みを有している。当社では2008年3月期連結売上高、同経常利益をそれぞれ2007年3月期予想比20.2%増の220億円、同31.3%増の10.5億円と予想する。製薬メーカーなどが外部労働力の活用を積極化する中で、この恩恵を享受する見通しである。中期的にも、(1)理学系研究職の登録者を順調に囲い込むと見られること、(2)教育をベースに1時間当たりの請求料金がアップする見通しであること、(3)M&A、などによって成長を遂げる見通しである」と指摘。今2007年3月期連結経常利益8.0億円(EPS7684円)、来2008年3月期10.5億円(EPS11007円)、2009年3月期13.0億円(EPS13499円)を予想。「当社では、中期連結EPS成長率を年率25%と予想する。現在の株価は、フリーキャッシュフロー・バリュエーションにより試算したフェアバリュー(258000円)を下回っている」と指摘。株価レーティング「1-A-MR」で新規カバレッジを開始した。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼Net Investor/売買人気15銘柄中トップ銘柄
【26日】売り、買いともに=新日鉄

ネット証券評議会は26日(月)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

同日分の日次データは以下の通り――。


■個人マネーと円相場/ 
 家計部門=根強い外貨建て金融資産志向

クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、「当社では、ここ数ヶ月間の円安は、基本的に日本と主要国間の景気格差や金利格差、そして日本の金融メカニズムの正常化に沿ったものであると見ている」と語る。

先週、日銀が発表した2つのデータ(資金循環勘定統計と国際資本取引統計)は、こうした見方をサポートする内容であったとして、今週は、まず資金循環勘定統計から、家計部門の投資動向を検証してみた――。

<家計の金融資産は、バブル崩壊以降、累計500兆円強増加>
昨年10-12 月期の資金循環勘定統計によると、2006年末の家計部門の金融資産残高は1541 兆円となり、過去最高を更新した。金融資産残高は、2000年から2002 年にかけて日本が深刻なデフレ経済に陥る中、3 年連続減少したものの、バブル崩壊以降、累計500 兆円強増加している。

金融資産の内訳を見ると、株式へのフローが2 期連続減少したものの、投資信託や国債・財投債への資金流入が続いている。また、現・預金は趨勢的に減少傾向にあり、全金融資産に対する比率は50.3%と、住専問題が深刻化し、人々のリスク回避度が高まり始めた90 年代半ばの水準まで低下している。一方、現金比率は高止まりしているものの、予備的な現金需要というよりは、たんす預金として滞っている可能性が高い。仮に、現金比率が90 年代半ばの水準まで低下するとすれば、17兆円程度がリスク資産へとシフトする余地はあろう。日銀が想定するように、今後インフレ率が上昇してくれば、現金を保有していることのコスト高から、いずれ現金比率も低下すると予想される。

▼FX相場予想/
 日米経済指標ほど、あてにならないものはない


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

だから言ったじゃん。日米の(経済)指標ほどあてにならないものはないって。
アメリカの景気鈍化は明白だよ。あまり宜しくないけど、中国はオリンピックが終わるまで頑張ってバブルっていてくれるだろう。ドルも弱いし、円も弱いっていういつものパターンで、ちょっと飽きてきたなあ。ユーロドルはあまりに早く出直ってきたのでびっくり。
(3月27日。火曜日。仏壇の日。)

▼FX相場予想/
 ユーロ円相場の影響を受けやすい今のドル円


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は26日、ユーロ円の動向に注目して、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

3月26日、週明け月曜の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、引き続き、[118.00]アラウンドでの小動きに推移している。先週は、日銀の政策決定会合があり、円金利の据え置きが発表された。
また、注目されていたFOMCでも、ドル金利の据え置きが発表された。
注目のイベントが終わった後で、どことなく、一服感がある。
「円キャリー・トレード」が復活している様子も見えるので、対円取引では、底堅い値動きになっている。しかし、ドル/円に関しては、118円台ミドルには、若干の、「やれやれの売り」があると考えられる。
本格的な、「やれやれの売り」は、118円台後半から待っており、119円台にも待ち構えている、と考えられる。ドル/円に関しては、手を出しにくい展開が続きそうだ。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
このところの相場では、ユーロ/円(EUR/JPY)や、クロス円のリバウンド上昇が、ドル/円(USD/JPY)での「円売りプレッシャー(圧力)」に働いていた。

しかし、クロス円の代表である、ユーロ/円(EUR/JPY)は、157円台ミドルまで戻したが、158円台には届かず、といった展開で、直近の値動きでは、157円台ミドルから、156円台ミドルに下落している。
ユーロ/円(EUR/JPY)が上昇傾向を示せば、ドル/円(USD/JPY)も追随し、上昇するだろうが、
ユーロ/円(EUR/JPY)が目先、156円を割り込んで下落して行く展開になれば、ドル/円(USD/JPY)も118円台ミドルを上に突破できずに、再び、下値を試すことになるのではないか、と考えている。

▼FX投資戦術/
 ゆっくり休むか、スワップを稼ぐ戦略をとっていくか


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は26日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

今週も頑張っていきましょう。と言いたいところですが、どうも今週はあまり動かなさそうなムードです。今週は殆どの国内企業が決算を向かえるために比較的機関投資家も動きが鈍くなります。唯一、金融機関が期末に掛けてキャンペーンを張る長期輸入為替(通称フラット為替)のドル買いがドル円の買い材料ですが、今年はどうもそんなにはでないかもしれません。

こういうときは、ゆっくり休むか、スワップを稼ぐかという戦略をとっていくか、どちらかしかないのでしょうね。私も今は、ドル円、豪ドル円を中心に下がったら「BUY ON DIPS」戦略を続けています。こういうときはあまり入れ込まないで、小遣い稼ぎ程度の気持ちでやっておくことを心掛けながらやっています。

▼今日の長期金利/
 海外プレーヤーの動向に振られやすい展開続く

三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#285)1.625%~1.645%
・ 債券先物(6月限) 134.05円~134.35円

<シナリオ>
長期金利は、欧米債の反発地合いを受けて低下してスタートした後、週末の経済指標発表を視野に模様眺めに転じる。ただ、年度末で国内投資家のアクティビティが一段と低下するなか、引き続き海外プレーヤーの動向に振られやすい展開が予想される。

▼今日の債券相場/
 相場落ち着けば、1.60%台半ばには押し目買い待つ


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント …反発をうかがい、カーブはスティープ化の一服に期待する
LIFFEの反発は弱めの2月米新築住宅販売を受けた朝方の米債高が背景。それも最終的にはかなり剥落、結局、昨日の弱地合いを払拭するには至らないだろう。しかし、相場が落ち着けば1.60%台半ばには押し目買いも待っており、相場は反発をうかがう公算大。カーブはスティープ化一服に期待する。(AM6:42、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 134円03銭 ~ 134円34銭

▼激変する金市場/
ファンド回帰で今週の押し目は、買い場探りへ


エース交易ホームトレード部の陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は26日、「今週の押し目は買い場」として、金先物相場について、概ね次のようにコメントした――。

<貴金属相場が、株価に連動するようになった?>

2月下旬に端を発した世界同時株安の影響を受けて、金相場も急落の憂き目にあったが、NY金相場は630-640ドルのレンジが底堅いサポートとなって下げ止まった。本来なら、株価下落、ドル下落は金にとって強材料になるが、今回は金のみならず、商品市況全般にわたって急落の難となった。これも、ファンドの手仕舞いによる影響だが、最近では、株価の動きに貴金属相場が連動するようになっているようだ。

<長期投資家は、この急落を絶好の買い場と捕らえている>

先物市場で運用する立場とすれば、株価の動きに伴う短期的な急変動に備えなければならないが、金相場を長期で捉えている機関投資家は、この急落を絶好の買い場と捕らえている。即ち、中国、インドのアジアマネー、中東、ロシアのオイルマネー、欧米年金基金、そして金ETFがそれにあたる。特に、金ETF残高は右肩上がりの増加基調を続けており、残高は600トン近くになっている。日本でも今年の4月には大阪証券取引所でも上場されることから成長性は高く、下げ局面では確実に買いが入ることが予想される。

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は朝方こそ利益確定売りや配当落ちで下げて始まったが、次第に持ち直した。日経平均 が終値で前日比-21.59円安の17500.37円、またTOPIXも同 -5.32安の1736.05、JASADAQ指数は同-0.71安の84.84となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、鉱業、不動産、石油石炭などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はやや円安気味に展開。ドル円相場は118.22-118.27円前後で推移、ユーロ円は157.52-157.68 円前後で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松井証券株式会社(8628)
■役職員の異動について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html

株式会社サイバーエージェント(4751)
■日本最大動画共有サイト「AmebaVision(アメーバビジョン)」が国内初、投稿者に広告収益還元を開始
 http://www.cyberagent.co.jp/

積水ハウス株式会社 (1928)
■日本最大規模の気象庁緊急地震速報システムを採用「グランドメゾン東戸塚」分譲開始
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2007.html

Posted by Yen-Dokki at 2007年03月30日 13:31
 
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