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ケンミレ株式情報レポート |
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2007年01月16日
【火曜版】ケンミレソフト活用!割安株投資「新興市場の動きをチェック」
■本日の要点
昨年の6月以降、日経平均は持ち直して順調に上昇したのに対し、新興市場の下落は大きく、投資家にとって投資するのが難しい市場となりました。ただ、多くの投資家に見向きもされなくなったほど下落したときには、チャンスが転がっている可能性があります。直近の株価指数の動きをチェックしてみたいと思います。◇今週前半までの株式市場の動き
先週の株式市場は、週初めから日経平均は上下に大きく動くこととなり、11月後半15615円から年初の17379円までの上昇に対して1/3水準となる16800円近辺で下げ止まりを見せて反発に転じました。▼日経平均のチャートはこちら
今週は17日、18日に日銀による金融政策決定会合がありますが、景気は順調に回復しているという認識がほぼ固まりつつあるので、昨年から言われ続けている利上げの実現性が一段と高まっている状況です。
与党の政治家からは時期尚早と反対する声も根強いのですが、新聞の報道などでは利上げをかなり確実視しているものもあり、株式市場では金利引き上げの影響はもう織り込まれているので、実際に決まっても影響は限定的という指摘もあります。ただし、それでも今回はかなり注目を浴びているイベントですので、実際に発表されたときには株価にある程度の影響があると考えておいた方が良いと思います。
日経平均のチャートから株式市場の動きを見てみますと、先週の動きは調整こそしたものの、急落してその後に急反発という動きでしたので、調整として日柄的に不十分という印象は否めません。水準的には、前回の高値17379円を試す展開となると思いますが、このまま素直に上に抜けていくのかどうかは疑問が残るところです。高値を超えられなかった場合には、2回目の高値確認となってしまい、調整が少し大きくなることも予想されます。
一方の米国市場を見てみると、NYダウは堅調な上昇を続けて、先週末の終値は12556ドルまで上昇しています。チャート上では、1月3日につけた史上最高値12580ドルとほとんど変わらない水準にあることがわかります。
▼NYダウのチャートはこちら
米国市場としては、最近発表される経済指標から、景気減速の懸念が薄らいでいる上に、個別企業の好業績期待から改めて買いなおされている向きがあり、引き続き先行きを楽観視する向きが多いのは事実です。なお、今月末にはFOMC(連邦公開市場委員会)があり、その金利政策決定に重要な位置付けにある消費者物価指数(CPI)が今週は18日にありますので、今後の動きも少し注意しておきたいところです。
◇新興市場の指数をチェック
さて、日経平均は高い水準が続いていますので、割安株投資を考えるうえでは現状は、新たな「買い」は考えにくいところです。先週の調整も1/3押し水準までは一旦押したものの、日経平均はSQに影響を受けて値動きが荒い展開となりましたので、なかなかタイミングを合わせづらいものでした。しっかりとした下落があったタイミングで買いを考えた方が安心感の高い投資ができると思います。今の日経平均の上昇は、昨年の6月以降、時価総額の大きい国際的な優良株などが日経平均を先導してきた面があります。一方、個人投資家の主戦場としていた小型株や新興市場の銘柄は、日経平均が6月以降持ち直しても、まったく回復する気配がなく、日経平均と同じようなタイミングで反発は見せるものの上昇が長続きせずにすぐに下落してしまう展開でした。
小型株や新興株を主戦場としていた、少し以前に有名になった部長が運用している日本のヘッジファンドも昨年の成績は振るわなく、ファンドの解約が一時期増加したようです。こうしたことを耳にしても、昨年の後半から新興市場の株はもうだめだと考えて、投資の主戦場を東証1部の優良株に乗り換えた方もいらっしゃることと思います。
ただし、新興市場の指数は、昨年は1月半ばから11月後半まで約10ヶ月で、ジャスダック指数は43%、マザーズ総合指数は64%下落しましたので、これだけの日柄と値幅をかければ、もうそろそろ上昇に転じてもおかしくないタイミングに来ている可能性があります。
▼日経平均、ジャスダック、マザーズ市場のミニチャートはこちら
これらのチャートを見てみると、いま17000円台を回復して高値更新を狙う日経平均に比べて、これらのジャスダック指数やマザーズ総合指数はかなり低い水準にあることが分かると思います。
さらに、直近の状況を大きなチャートを使ってチェックしてみると、マザーズ総合指数の調整の形は、昨年後半の値動きパターンとそれほど変わっていませんが、ジャスダック指数は昨年11月後半から12月はじめまでの急反発が終わったあとも、ほぼ横ばいの水準で調整をしていることがわかります。ジャスダック市場では、昨年の調整局面では見られなかった動きに変わった可能性がありますし、こうした動きが広がって、マザーズ指数にも近いうちにこれまでになかった動きが出て来る可能性はあると思います(12月以降のだらだら下げる調整が前回の安値を割り込まずに反発するかどうかが注目ポイントだと思います)。
▼ジャスダック、マザーズ指数の大きなチャートはこちら
こうしたことを考えて見ると、昨年後半はまったく儲からなかった新興市場も少し見方が変わってくるのではないでしょうか。
多くの投資家が見向きもしなくなったときこそ、チャンスが転がっていることがありますので、こうしたときこそ念入りなチェックをいれておくと、今年のパフォーマンスが変わってくると思います。今年の前半は、日経平均の動きを見ながらも、新興市場の銘柄にも注意を払っておくと面白いかもしれません。
レポート担当 立野 宏和
Posted by Yen-Dokki at 2007年01月16日 17:25



