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サイバノミクス金融・経済レポート
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2006年04月06日

経済指標を読む/3月日銀短観・今日の株価予想・ネット・インベスター・今日の長期金利ほか

■経済指標を読む/3月日銀短観
  日銀・利上げタイミング=10月以前に早まる可能性


クレディ・スイス・ファ-スト・ボストン証券会社、経済調査部(Credit Suisse First Boston:CSFB)は3日(月)、日銀が発表した3 月の短観調査について、「利上げのタイミング早まる可能性」として、次のような分析を行った――。

<予想外の悪化、というわけではない>

日銀が発表した3 月の短観調査によると、大企業製造業業況判断DI は12 月調査から1ポイント悪化し20 となり、事前予想(当社:24、コンセンサス:23)を下回った。ただ、前回調査でも先行きDI は素材業種で悪化する見通しであったことや、電気機械を中心に加工業種では改善していることからすると、それほど予想外の悪化というわけではない。一方、非製造業においては18 と1 ポイント改善、ほぼ事前予想どおりであった。先行きに関してはいずれも改善(製造業:+2 ポイント、非製造業:+1 ポイント)する見通しである。企業の景況感の改善ペースは鈍化しているものの、高原状態にあるといっていいだろう。

2005 年度の設備投資計画(含む土地投資額)は全産業ベースで前年比10.6%増と前回調査より1.3%ポイント上方修正された。大企業の設備投資が前回調査より若干下方修正されたものの、中堅および中小企業では製造業、非製造業ともに上方修正されており、設備投資のすそ野の広がりが確認される結果となった。2006 年度に関しては、全産業ベースで前年比1.3%減少する見通しである。ただし、年度当初の設備投資計画は低めに出る傾向がある。2005 年度当初の設備投資計画(前年比-2.2%)との比較や好調な経常利益の見通しからすると、いずれ上方修正されよう。

▼今日の株価予想/
 積極的な下値叩きにならず、しっかりした値動き続く


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

今日の東京市場は、しっかりとした値動きが予想される。
景気の回復やデフレ脱却への期待から、内外のいずれのセクターの投資家もまずは買いを先行させる動きになっており、押し目での買いは続くだろう。TOPIXが歴史的な節目にあることから、戻り売りは出てくるとしても、積極的に下値を叩く動きにはつながりづらく、しっかりとした値動きが続きそうだ。

テクニカル分析
テクニカル面から見ると、日経平均株価は7日続伸となった。2000年8月高値17210 円(8月29日)を突破し、また、短期の目標である15553円(3月8日)~16410円(3月14日)までの上昇幅857円を、16463円(3月28日)に加えた17320円も達成した。そのため、ここからは17500円が心理的な上値の節目。

さらに中期では、1月~ 3月のトライアングルの値幅約1700円(2月高値16777円~1月安値15059円)を、抵抗線突破ポイントの16000円に足した17700円が目標となる。なお、この水準には2000 年7月の高値17661円がある。

一方、下値は昨日前場に突破した16200円水準。ここを下回った場合、先週後半の上値抵抗線があった17100円水準がサポートとなる。なお、TOPOXは、サラバでは1758ポイントをつけ、ITバブル期の頂点である 1757ポイント(2000年2月7日高値)を一旦は上回った。TOPIXは、1991年末以来上値抵抗線となっている1700ポイント台半ばの水準を本格的に上回れるのかが注目される。

話題の銘柄
ユニオンツール(6278)/目標株価を従来8500円から9000円に引き上げ

UBSが第1四半期(05年12月~06年2月)決算取材で会社訪問を実施。第1四半期実績は前年同期比38.3%増収、45.0%営業増益。第4四半期に引き続き、極小径PCBドリルが好調。会社側によると、先端品(0.15㎜未満)でユーザー側の引き合いが強まっており、生産が追いついていない状況。高密度実装や低消費電力化の進展により小径化ニーズが加速していると推測される。

UBSでは「MPUのデュアルコア化や携帯電話の小型化・高機能化などにより、下期にかけて、好採算の極小径ドリルが拡大すると予想。構造改革や需要拡大を背景に、海外子会社の損益も改善傾向。供給能力は、現在の月産2100万本体制から第4四半期には2700万本体制へ増強の計画であり、下期から本格的な利益拡大フェーズに入ろう」と指摘。今2006年11月期連結営業利益を会社計画83億円(EPS229.9円)に対し88億円(EPS239.1円)、来2007年11月期108億円(EPS296.5円)と予想。投資判断「BUY2」を継続、目標株価を従来の8500円から9000円に引き上げた。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼ネット・インベスター/
    3日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク


ネット証券評議会は3日(月)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

3日(月)分の日次データは以下の通り――。

▼ドル円予想/
 日本国債利回り2%接近で、米国債投資に変化は?


アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI Investment Advisor)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

海外勢に先読みされての円売り攻勢は不発に終わったようだ。

それにしても何だかいろいろきな臭い。債券は不穏な動き。商品も不穏な動き。株式市場は沸騰。
日本国債が1.85%でこれが2%でも、本邦投資家はわざわざ為替リスクを背負ってまで海外の債券を買い続けるのだろうか?という深い疑念がある。金利差論議はわからないではないが、日本の金融情勢が様変わりになりつつある今、過去の投資行動が将来の投資行動を正当化できるのだろうか? 米国債にしても、金利が上がって良さそうに見えるが、国債自体は値下がりしているわけでリスクもそれなりではないのか?過去の投資行動がもしかして無効かもと皆が考え出すと、どこかの分岐点で怒涛の動きになるだろう。それはもう太平洋通貨で実証済みである。

ところでユーロ? 東京時間に落ちている時、今度は売りかよ、とあきれて眺めていたが、案の定夜中に反転。動きそのものをあまりまだ信用しないほうが良い。

(4月4日。桜が風に散りつつある日。)

<堀内氏のプロフィール>
1974年スイス銀行入行、為替ディーラーとなる。79年同行東京支店資金課長、83ドイツBHF銀行東京支店資金部長。91年同行東京支店支店長。97年退職、株式会社アキ投資顧問を設立し、社長に就任。80年代には同社顧問で盟友の中山茂氏とともに東京外為市場を席巻した敏腕ディーラー。その活躍は、のちに小説『東京外為市場25時』(大下英治著)となり、TVドラマ「伝説のディーラー」となった。

▼ドル円予想/
  公的年金の対外投資+米堅調指標=120台を再トライへ


ブックフィールドキャピタル株式会社・取締役副社長の田中泰輔さん(Taisuke Tanaka/ Executive Vice President, Book Field Capital Co.,Ltd.)は昨日、ドル円相場について、「公的年金の対外投資余地の大きさが確認され、米堅調指標とともに、ドル円は120台を再トライへ」として、次のようにコメントした――。

いよいよ新年度がスタートした。
3ヶ月ほど保合っていたドル/円が、4~5月にはブル基調にそった120突破の再チャンスを持つだろうとの筆者の見通しに変わりはない。短観の内容は必ずしも悪くなかったが、ヘッドライン・データが弱めだった分、円安動意を早々に促す助けとなった。そして少なくとも、ドル/円の国内需給はブル見通しにそった方向に傾いている。当面は、本邦勢の輸出予約が幾分抑えられ、他方で機関投資家の対外投資が増える見込みだ。3月中、115~119台の一進一退の中で、輸出筋の4~6月期の為替予約は相対的に進みやすかったはずながら、投資家の対外投資の本格始動は4月まで待たねばならなかった。

<田中氏のプロフィール>
1983年に日本長期信用銀行に入社、債券およびマネー・ディーラーを務める。バークレイズ銀行、ABNアムロ銀行を経て、94年にクレディ・スイス銀行東京支店ストラテジスト。2000年にクレディ・スイス・ファースト・ボストン証券東京支店に移り、為替ストラテジスト、チーフ・マクロ・ストラテジスト、チーフ・エコノミストを歴任。04年9月モルガン・スタンレー証券会社に移籍し、チーフ通貨ストラテジスト(日本)を務める。06年3月現職。東京外為市場の主要なアナリスト・ランキング調査で、15年以上にわたり常にトップ・クラスにランクイン。

▼ドル円予想/
 短観=円安、株高と逆っぽい反応になった「理由」


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨日、発表された3日の日銀短観と為替相場への影響について、こう語った――。

3日の日銀短観は予想よりやや悪い結果となりました。市場の反応は円安、株高とちょっと逆っぽい反応です。では、どうしてこういう反応をするか?

1.短観が悪いとすれば、利上げが遅れる。
→金利差継続で、円安。+金利が上がらないのは株には好材料2.4月の新規マネーが株や外貨物リスク商品に流れるという期待がもともとあり、短観をこなした後、一気にその期待がはじけ出て、株も上がり、円も弱くなった。

ということでしょう。

<今井氏のプロフィール>
1985年に三和銀行入行、87年よりディーリングの世界に入る。89年から5年間、シカゴにて通貨先物市場に傾倒し、多くの著名トレーダーと出会う。2004年3月までUFJ銀行・為替部門の統括次長兼チーフディーラー。同年4月に独立。心理学などを駆使した独自の手法で15年間1年もマイナスなく勝ちつづけた常勝トレーダー。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事を歴任。慶応大学グローバル・セキュリティ研究所・研究員。現在、マットキャピタルマネジメント代表取締役CEO。06年4月、早稲田大学公共政策研究所研究員、兼インド経済研究所研究員を兼務。

▼今日の長期金利/
 10年国債入札への警戒感、上振れの展開を予想


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。

【予想レンジ】
・ 長期金利(#277) 1.835%~1.865%
・ 債券先物(6月限) 132.60円~132.90円

【見通し】
長期金利は上振れの展開を予想。欧米債軟調に加え、新年度運用への期待もはずれ、本日の10年利付国債入札への警戒感が募る。落札結果と販売状況が無難ならば落ち着きを取り戻すが、低調ならば上昇余地を試すことに。波乱含み。

債券先物チャート
6月限の日足は、タスキ陰線で安値更新。

【チャート・ポイント】
138.56円:2006年の最高値(1月18日のザラバ高値)
137.29円:マド埋め(1月26 日のザラバ安値)
136.93円:雲上辺(本日)
136.43円:雲下辺(本日)
135.82円:限月間マド埋め(3月8日の3月限ザラバ安値)
134.57円:基準線
134.54円:マド埋め(3月10日のザラバ安値)
133.81円:マド埋め(3月28日のザラバ安値)
133.55円:転換線
133.34円:5 日移動平均
133.26円:2004 年中のザラバ最安値(6 月23 日)
<132.90円:本日の6月限予想レンジ上限>
132.81円:3月30日のザラバ高値
≪132.80円:昨日の東証6月限終値,前日比▲0.66円≫
≪132.80円:昨日のLIFFE6月限終値≫
132.77円:4月3日のザラバ安値
<132.60円:本日の6月限予想レンジ下限>
130.15円:2000 年中のザラバ最安値(3月28 日)

(チーフ債券ストラテジスト 石井 純、7:50am)

▼今日の債券相場/
注目される、シ団廃止後初の10年国債入札の行方


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント 
本日の債券相場見通し…新発10年債には一定の投資家需要があろう。しかし、予断を許さない

シ団廃止後初の10年国債入札が注目される。クーポンは1.8%、1.9%のいずれでも2004 年8月以来の水準であり、一定の投資家需要はあろう。しかし、業者のヘッジがうまくいっても、セカンダリーでの動意が薄ければ、弱気相場に拍車をかけると見込まれる。基本的には入札後の上伸に期待、1.85%をサポートと頼む。ただ、全く予断を許さない状況と言え、結果が相場観の修正も迫ろう。イールド・カーブは想定通りフラット化一服となっているが、ブルでのそれを考えていたので誉められたものではない。(AM6:47、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 132円70銭 ~ 133円03銭

ニュース・チェック

★午前の東京市場=株価は、利益確定売りに押されるも底堅い展開
今日午前の東京株式市場は利益確定売りに押されるも、底堅い展開。日経平均 が終値で前日比+51.22円高の17,384.53円、またTOPIXも同+5.57高の1760.21、JASADAQ指数は同-0.07安の125.84となった。全銘柄中で値上がり率トップは日本出版貿易(JQMM:8072)で、同+27.27%上昇して280円。東証1部ではイオンファンタジー(4343)で、同+16.19%上昇して6170円となった。またドル円相場は、117.70円台前半で推移、ユーロ円は142.90円台前半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

ハートフォード生命保険株式会社
  4月3日より、野村證券株式会社において、変額個人年金保険の新商品
「ハートフォード投資型年金(定期受取機能付・株 60 型)」の販売を開始しました
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html

松下電器産業株式会社(6752)
□IP電話端末を2万台設置
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2991/425
□NTTドコモ様向け「ムーバ(R) P506iCII」の納入を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2992/425
□組織変更・人事異動について(3月31日)
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2993/425

住商情報システム株式会社 (9719)
2006 年度入社式における阿部康行社長メッセージ
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm

株式会社デンソー(6902)
4月3日 デンソー、レクサスGS450hに搭載されるハイブリッド車用部品を開発
 "http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/060403-01.html

株式会社サイバーエージェント(4751)
シーエー・モバイル運営のモバイルニュースサイト「NewsCafe」
Vodafone live!公式メニューでサービス提供開始
http://newscafe.ne.jp/

Posted by Yen-Dokki at 2006年04月06日 13:46

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