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サイバノミクス金融・経済レポート |
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▼米FRB利上げ/
3%以下の成長減速見えれば、利上げは一旦終了?
FRBは大方の予想通り、FF金利を0.25%引き上げ、4.75%とした。声明での景気、インフレ判断からみると、5月にも利上げがなされて5%金利にいたる可能性が高い。
東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo
Securities Co.,Ltd.)は、問題はその後だとして、こう語る。「前任のグリーンスパン以上に“聴衆を煙に巻く”バーナンキ議長の最近の発言から類推すると、5%という金利水準は「中立」ではなく「引き締め的」と評価し、3%以下の成長減速が見えてくれば、利上げは一旦終了、ということになるのではないか。」
さらに、その心は以下の2点にあるとして、次のようにコメントした――。
<バーナンキ議長の“心”は・・・?>
まず、「中立的なFF金利水準」については、一般の認識“4.5-5.0%”よりも低いと見ている可能性が伺える。従って、現行水準は既に中立水準を越え、引き締め的との認識をもっている可能性がある。彼のスピーチの中では、米国の長期金利が何故低いかの理由如何で、「中立的な金利水準」は変わるとしている。例えば、長期金利の低さが、中国や途上国も含めた「貯蓄超過」にあり、その余剰資金が米国に流入しているためならば、「中立的な金利水準」はその分低く見るべき、とする。
逆に、中国や日本などの中央銀行が為替介入などの結果、米国債を大量に買っているために需給がタイトになっているためならば、金利をもっと引き上げなければならない、とする。このいずれの可能性もある、としているが、バーナンキ議長の持論は、このうちの前者であることは、過去の発言からも窺い知れる。
▼海外株式ウオッチ/
金利上昇でも、先進国の株式相場は堅調な展開へ
日米欧揃って、市場の予想よりは引き締め度合い、
もしくは引き締めスピードが強まった格好だが、日米欧ともに株価は上昇した。
大和総研・投資戦略部シニアストラテジストの成瀬順也さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、短期的には、グローバルマネーの自国回帰、安定成長の地域・セクター・銘柄の選好、大型株志向など、ややリスク回避的な動きが続くだろうとしながらも、こう語った。
「世界的な長期金利の上昇(もしくは上昇懸念)を考えると、リスク回避は株式市場内での話であり、株式→債券という形でのフライト・トゥ・クオリティは起きないだろう。逆に、債券→株式という資金フローの方が期待される。当面、先進国の株式市場は堅調な展開を辿りそうである。」
その上で、成瀬さんは次のようにコメントした――。
▼今日の株価予想/
戻り売りをこなしながら、下値を固める動きへ
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
今日の東京市場は、下値を固める動きが予想される。
昨日の米国株式は急落となった。注目されたFOMCの声明で利上げの休止につながる示唆がなかったことや、原油相場が66ドル台まで急騰したことから、株価は終盤大きく値を下げた。また、シカゴ市場の日経先物は 16670円まで上昇していたが、取引終了にかけて押し戻された。
これを受けて、本日も慎重なスタートとなりそうだ。相場は昨年来の高値圏にあることで、米国株の下落は利益の確定売りを誘いやすい。ただ、米ナスダックは下げ渋るなど、米国の金融政策の影響も限定的。また、引き続き、新年度の資金流入期待から押し目買いが相場を支えそう。そのため、戻り売りをこなしながら下値を固める動きになりそう だ。
テクニカル分析=今週の相場は、16600円が最初のサポート
テクニカル面から見ると、昨日の日経平均株価は3日続伸となった。朝方は下値模索となり、先週のレンジの下値支持線16462円(3月24日安値)に迫る場面もあったが、安値は16463円までとあとわずかのところで下回らなかった。そのため、逆に戻りを試す動きとなり、終値では2月7日以来となる高値で取引を終了した。ちなみに、配当権利落ち分の70円強を終値に加えると、終値での昨年来高値となる2月6日の16747円 を上回っている。
さて、ここからの上値の節目は、ザラバでの昨年来高値となる 16777円(2月6日)。仮にここを突破すれば、目標値としては、15553円(3月8日安 値)~16410円(3月14日高値)までの上昇幅857円を、16032円(3月16日安値)に加えた16889円がある。なお、先週のもみあいゾーンの倍返しも16872円(=16667円 +205円)とこれに近い。一方、今週の相場は、昨日の前場を除けばほぼ16600円台の値動きであることから、16600円が最初のサポート。ただ、これを割り込むと、心理的な節目の16500円が下値のサポートとなる。
話題の銘柄
エン・ジャパン(4849)/ターゲットプライスを898000円に設定
完全失業率の低下、有効求人倍率の1倍回復など、雇用環境の改善が進んでいる。また、人材の流動化、雇用形態の変化などにより、ここ数年、人材サービス関連企業の業績が急拡大している。日興シティでは「ただ、人材調達リスク、正社員雇用の高まりなど、必ずしも全ての人材サービス関連企業がこの恩恵を受けるわけではない。市場の高まりに反し、投資対象として魅力的な企業が少ないと判断している」、「その中で、エン・ジャパンは、高成長が期待されるインターネット求人広告分野に経営資源を集約し、人手不足が台頭する中、数少ない投資対象となろう。また、収益力、財務体質などの面でも魅力的である」と指摘。今2006年12月期経常利益47.5億円(EPS10539円)、来2007年12月期74億円(EPS16303円)、2008年12月期97.8億円(EPS21591円)を予想。ターゲットプライスを898000円に設定、投資評価「1H」で新規カバレッジを開始した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ネット・インベスター/
28日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク
ネット証券評議会は28日(火)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。
28日(火)分の日次データは以下の通り――。
▼ドル円予想/
日本円とNZドルが、同格の弱さに転落
アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI Investment Advisor)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
市場は乱闘並み。恐れ入ったね。
よくまあ、これだけ往来相場ばかりやっているもので呆然って感じ。ドタンバタンやっている姿が目に浮かぶ。昨日、円は全面高、全面安になりやすいと書いたが、本当にやっているんだから驚く。と言うわけでこの日は円全面安。
大体、早朝に116.80くらいだったのを時間を見計らって前日の思い出よ、もう一度とばかり売り込んできたのを見て、「嘘つけ、ただの仕掛けだろうよ」と、すぐにわかったね。案の定、簡保だ生保だ、一緒に乗ったファンドというわけで買い攻勢。それで夜中に出た指標は、今度は4年ぶりの数字となり、ドル高。おいおい、って感じのアメリカの指標。良いのが出るか悪いのが出るか、一貫性がないから、サイコロでも振ったほうが良いのではないか?
ユーロ円は139円台の後は、あれ?と思う月曜の朝の値段。ポン円は203円が205円、ユーロオージーはぶっとんでいるし、太平洋は回復しそうだったのが足をすくわれているし、いつの間にかスイスフランが最強に躍り出ているし。そういうわけで、深手を負った連中が死に物狂いでドンパンやっている印象で、とてもマーケットの質が良いように見えない。これが例の期末要因なのかねえ。と言うわけで円とNZが同格の弱さに転落。そしてこれからFED。もう、お手上げ。
(3月29日。水曜日。都内桜7分から満開。)
<堀内氏のプロフィール>
1974年スイス銀行入行、為替ディーラーとなる。79年同行東京支店資金課長、83ドイツBHF銀行東京支店資金部長。91年同行東京支店支店長。97年退職、株式会社アキ投資顧問を設立し、社長に就任。80年代には同社顧問で盟友の中山茂氏とともに東京外為市場を席巻した敏腕ディーラー。その活躍は、のちに小説『東京外為市場25時』(大下英治著)となり、TVドラマ「伝説のディーラー」となった。
▼経常赤字とドル円/
中期的な「相場の肝」は、あくまで資本フロー
ブックフィールドキャピタル株式会社・取締役副社長の田中泰輔さん(Taisuke Tanaka/ Executive Vice President, Book Field Capital Co.,Ltd.)は昨日、ドル円相場について、「経常不均衡の変化は緩慢であり、3~6ヶ月の為替相場のダイナミズムを生む直接の動因ではない」として、次のように語った。
FOMC前のひと時、本日は「質問に答える」のパート3。
当レポートの#06-02(3月15日付)で、米国の経常赤字のファイナンスは「今そこにある危機」ではなく、ドルは堅調を維持可能と指摘した。これに対して「04年秋から昨年春に、米経常赤字への懸念からドルが急落したことをどう説明するのか」という質問をいただいた。
<経常不均衡の是正=為替レートのみで達成するのは不可能>
筆者の認識では、経常赤字の水準は数年スパンで緩慢にしか変化せず、3~6ヶ月の相場のダイナミズムを生む直接の動因とはなりえない。この期間の経常収支の変化は、米国と貿易相手国との景気格差によって説明される循環的現象だ。図表1では景気格差として、GDPギャップ格差と、本来経常不均衡をより直接的に説明しているはずの内需パフォーマンス格差を並べて描いている(近年、米国の貿易相手国の経済が対米輸出によって支えられる構図が、図表1の両線の乖離から読み取れよう)。
経常不均衡の是正には内外需要格差の修正が必要になる。これを為替レートのみで達成するには、例えばドルが貿易相手国通貨に対して30~40%減価し、数年間とどまることが必要であり、現実的には不可能だ。そもそも内外経済の需要水準が変わるほど為替水準が変化すれば、金利が動く。その金利に逆らって、為替のみが数年も不均衡是正に向けて動くことはありえない。
<田中氏のプロフィール>
1983年に日本長期信用銀行に入社、債券およびマネー・ディーラーを務める。バークレイズ銀行、ABNアムロ銀行を経て、94年にクレディ・スイス銀行東京支店ストラテジスト。2000年にクレディ・スイス・ファースト・ボストン証券東京支店に移り、為替ストラテジスト、チーフ・マクロ・ストラテジスト、チーフ・エコノミストを歴任。04年9月モルガン・スタンレー証券会社に移籍し、チーフ通貨ストラテジスト(日本)を務める。06年3月現職。東京外為市場の主要なアナリスト・ランキング調査で、15年以上にわたり常にトップ・クラスにランクイン。
▼ドル円予想/
米FOMC声明文に反応、117.70-118.00の高値持ち合い
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
2006年3月29日【マーケット・コメント】
---FOMC:[0.25%]の利上げで、FF金利は[4.75%]---
---声明文:FRBは利上げ継続姿勢を保持---
昨日(3月28日)のニューヨーク市場では、事前の大方の予想通りに、FOMC(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)で、政策金利(FF金利)を、[4.50%]から[0.25%]引き上げ、[4.75%]とすることを決定した。
---[0.25%]の引き上げが実施されることは、 マーケットに織り込み済みの状態になっている。---
FOMC声明文は、次回以降のFOMCでの、さらなる利上げを示唆するものであった。
---つまり、FRBは利上げ継続姿勢を保った。---
[0.25%]の引き上げは、「織り込み済み」だったが、マーケットは、声明文に反応した。
FOMCの発表直前のドル/円(USD/JPY)は、[117.20-30]レベルだったが、急上昇して、30分もかからずに、[118.00]を越えた。
その後は、今のところ、[117.70-118.00]程度の高値持ち合いを形成している。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
今週初(3月27日月曜)のメールマガジンで、事前に考えていることを配信したが、その通りの展開となった。
一部、引用します。(中略)
<松田氏のプロフィール>
三菱信託銀行に入社。本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務を従事。米国ファースト・インターステート銀行に転職。その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。東京外国為替市場委員会の委員。住友商事にて、外国為替、JGB、日本株、米国株、貴金属、石油取引に伴う外国為替を担当。現在、パフォーマンス・キャピタル(株)。
▼今日の長期金利/
昨日の米債安を受けて、長期金利は上昇か?
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。
【予想レンジ】
・ 長期金利(#277) 1.710%~1.740%
・ 債券先物(6月限) 133.65円~133.90円
【見通し】
本日の長期金利は、昨日の米債安(世界的な金利先高感の高まり)を受けて上昇しそうだ。
バーナンキ議長のもとで初めて開催された米FOMCミーティングは昨日、FFレートの誘導目標を市場予想どおり0.25%引き上げ年4.75%とした。焦点だった声明文は、“バーナンキ色”が強く出るといったサプライズはなかった。『金融引き締めがさらに必要になるかもしれない』など前回声明(1月31日)の表現をほぼ踏襲し、物価上昇への警戒感を緩めない姿勢を示した(以上、各種報道より)。
債券先物チャート
6月限の日足は、陰のコマで気迷い。
【チャート・ポイント】
138.56円:2006年の最高値(1月18日のザラバ高値)
137.29円:マド埋め(1月26 日のザラバ安値)
137.11円:雲上辺(本日)
136.68円:雲下辺(本日)
135.82円:限月間マド埋め(3月8日の3月限ザラバ安値)
135.31円:基準線
134.54円:マド埋め(3月10日のザラバ安値)
134.33円:3月28日のザラバ高値
≪133.99円:昨日の東証6月限終値,前日比▲0.12円≫
133.98円:転換線
<133.90円:本日の6月限予想レンジ上限>
≪133.77円:昨日のLIFFE6月限終値≫
133.89円:5 日移動平均
<133.65円:本日の6月限予想レンジ下限>
133.54円:3月22日のザラバ安値
133.26円:2004 年中のザラバ最安値(6 月23 日)
130.15円:2000 年中のザラバ最安値(3月28 日)
(チーフ債券ストラテジスト 石井 純、7:40am)
ニュース・チェック
★午前の東京市場=為替はドル高・円安、株価はやや堅調に推移
今日午前の東京株式市場は、NY株が下落したものの比較的堅調に推移。日経平均 が終値で前日比+131.05円高の16,821.29円、またTOPIXも同+9.92高の1702.65、JASADAQ指数は同+1.18高の120.35となった。全銘柄中で値上がり率トップはムラキ(JQ:7477)で、同+39.13%上昇して320円。東証1部ではニッシン(8571)で、同+11.40%上昇して127円となった。またドル円相場は、117.80円台後半で推移、ユーロ円は141.40円台で推移している。
★大和証券グループ本社=NECビッグローブの第三者割当増資引受+業務提携
株式会社大和証券グループ本社(8601)は28日、日本電気株式会社(NEC)が本年7月1日付けで設立する新会社 「NECビッグローブ株式会社」 の第三者割当増資に応じるため、NEC、住友商事株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社電通、株式会社博報堂との間で、株式引受契約を締結した。なお、同社の引受金額は約28.8億円、増資後の持ち株比率は5.0%となる予定。併せて、同社とNECは、「BIGLOBEマネー」での株式等に関するタイアップページの構築や金融・経済コンテンツの提供等の業務提携を進めることで基本合意した。
http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm
■日本電気株式会社(6701)=NECビッグローブ株式会社の設立について
~ BIGLOBEの事業価値最大化へ向けた分社化と戦略的アライアンス展開について ~
http://www.nec.co.jp/ir/ja/index.html
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
本田技研工業株式会社(7267)
3月29日 平成17年度 第4四半期決算発表の日程=開催予定日:2006年4月26日(水)
http://www.honda.co.jp/investors/calendar/
株式会社サイバーエージェント(4751)
新子会社 株式会社サイバー・バズの設立について
http://www.cyberagent.co.jp
トレンドマイクロ株式会社(4704)
http://www.trendmicro.com/jp/about/investors/overview.htm
積水ハウス株式会社 (1928)
■積水ハウスの教育支援活動 ~次代を担う子供たちに「生態系」の大切さを発信する環境教育プログラム~ Dr.フォレストからの手紙」
■積水ハウスは多様な人材の活躍を積極的に推進します~人材サステナビリティを宣言~
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2006.html
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