過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は2月2日(火)の金融・経済情報をお送りします。
▼10-12月期GDP予想/
前期比+0.9%(年率換算+3.5%)と3Q連続のプラス成長
大和総研・経済調査部(笠原滝平さん+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は1日、2009年10−12月期GDP予想を示した。それによると、前期比年率+3.5%を予想している----。
<プラスに転じた内需、拡大した外需>
【1】2009年10−12月期GDP1次速報(2月15日公表予定)は前期比+0.9%(年率換算+3.5%)と3四半期連続のプラス成長となり、その幅は前期よりも拡大する見込み。これは内需の寄与度がプラスに転じることに加え、外需寄与度のプラス幅が拡大するため。
【2】内需は前期比寄与度+0.3%pt と7四半期ぶりのプラスとなるだろう。民間消費はプラス成長を維持するものの、所得面の減少を受け減速する見込み。一方、公共投資、民間住宅は前期と比べマイナス幅が縮小となる上、設備投資は外需の回復に遅れてプラス成長に転じることが見込まれる。
■今週の株式相場/
米経済指標も目白押し、下値固めの展開と予想
みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は1日、今週の株式相場について次のようにコメントした----。
<今週の予想レンジ=日経平均で10000円〜10400円>
今週の東京市場は下値固めの展開と予想する。日ベースでのピークは超えたものの、今週も①決算発表を予定する日本企業の社数は高水準。また、米国の②金融規制案に関する上院銀行委員会の公聴会、あるいはギリシャ問題を抱える③ECBの理事会など重要イベントが週内に予定されている。月初めとあって米国の経済指標も目白押しである。様子見気分が燻るのは避けがたいと思われるものの、新興国の引き締め策への警戒は、主だった国々が実行したことで、取り敢えずは一巡したとの見方が台頭する可能性もある。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
■2月主要市場予想/
年前半=現時点の相場が底値圏と考え下限引き上げ
オフィス セントポーリア代表の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi:CFA/ President, Office Saintpaulia)は1日、2月の主要市場の見通しについて、「引き続き年前半の株価上昇シナリオを維持する」として、おおよそ次のようにコメントした----。
<現時点若干下振れしたユーロ・豪ドルのレンジ下限を小幅引き下げる>
国内株式市場においては、輸出株優位の局面が今後続くこととなろう。国内景気全般が内需低迷で緩やかな回復にとどまるため、日本の長期金利は上がるものの緩やかな上昇にとどまろう。内外景気格差・長期金利格差がより明確となり、世界市場の動向が落ち着けば、円安気味の相場傾向が強まろう。
▼今日の株価予想/
米株高で安心感、主力株下げ過ぎやバリュー意識か
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した----。
東京市場は米株高を好感し外需関連中心に買い先行の展開へ。アジア株が先駆して下げ止まり、ダウ平均も1万ドルの大台を維持したことで買い安心感につながろう。米経済指標の改善基調も続いており徐々にドル反発基調へ。値ごろ感のある主力株などは配当利回りなどバリュエーション面も意識される局面である。
きょうの日経平均の予想レンジは10400円−10250円。週足の一目均衡表の転換線10408円処が抵抗か。終値で1月28日高値10414円を上回ることができるかが目先のポイント。主な決算発表は、王子紙、アステラス薬、ミネベア、三菱電機、TDK、伊藤忠、野村HD、NTTデータ、ソフトバンクなどが予定されている。
1日の米ダウ平均は118ドル高と大幅反発。NASDAQは1.1%、S&P500も1.4%上昇した。ダウ平均はエクソンモービルの10−12月期決算内容を受けて買いが先行。また、1月のISM製造業景況指数が予想を上回ったことで買い安心感が広がった。素材セクターが3.7%上昇したほか、エネルギーや金融セクターも堅調に推移。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は3.0%上昇。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ125円高の10315円、円建ては95円高の10285円となった。
話題の銘柄
6665 エルピーダメモリ/DRAM価格のポジティブな見通し、目標株価2400円→2700円
同社の今3Q決算は、BofAML予想を10〜20%上回り、営業利益300億円と過去最高となった。BofAMLでは、高収益構造(営業利益率20%、純利益率14%)が明らかになったと評価。さらに、(1)DRAM価格のポジティブな見通し、(2)技術的なリーダシップ、(3)今10.3期2Qに行なわれたエクイティファイナンスや今下期・来11.3期、12.3期以降のフリーキャッシュフロー(FCF)創出により、財務リスクが低下する見通し、----などに注目し、株価の上昇余地が45%以上あると判断。目標株価を2400円→2700円(10.3〜12.3期予想PBR1.6倍)に引き上げ、投資評価「買い」を継続した。DRAM価格は引き続き変動要因となるが、DRAMの供給不足、設備投資の減少、堅実な半導体需要などを想定しており、DRAM価格がコスト削減効果を大幅に上回って下落する可能性は低いと指摘。営業利益率は少なくとも10%を維持できると見込む。設備投資支出の厳格な管理なども奏功し、11.3期、12.3期には過去最高の年間営業利益/FCFになると予想した。これらを踏まえて、今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10.3期を60億円→100億円(EPS -195.9円)、来11.3期を760億円→790億円(EPS 242.6円)、12.3期を810億円→860億円(EPS 283.5円)と上方修正した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■アドバンス・レジデンス投資法人 投資証券(3269)
http://www.tse.or.jp/rules/reit/meigara.html
アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は、平成22年3月に旧ADRと日本レジデンシャル投資法人の新設合併という形で誕生した賃貸住宅特化型の不動産投資信託です。保有資産は賃貸住宅のみ188棟。首都圏を中心に全国主要都市の優良物件に投資しています。新ADRの資産運用を担うのは旧ADR時代同様、ADインベストメント・マネジメント株式会社で、伊藤忠商事株式会社をはじめグループ企業の幅広いネットワークを有効に活用しています。 運用会社:ADインベストメント・マネジメント(株)
■人民元相場予想/
5〜7月頃、人民元上昇を再開する可能性あり
大和総研・投資調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は1日、人民元相場上昇のタイミングとペースについて、「年半ばに小幅切り上げ後、当初は緩やかな上昇か」との見通しを示した。
亀岡さんは、「中国当局は当面、金融引き締めにより国内の銀行貸出増加や不動産価格上昇を鈍化させることを優先する可能性がある」と言う。そして、①国内の過剰流動性のコントロールに効果が見え始めること、②米国等先進国の市場金利が上昇し始めること、③人民元の先高期待が小さいことなど、「ホットマネーが流入しにくい状況を見計らって5〜7 月頃に人民元上昇を再開する可能性がある」と見る。
▼海外ドル円相場/
ISMで一時90.94円まで上昇も、上値の重さ目立つ
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした----。
海外FX市場サマリー(今朝)
ドル円は続伸。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した1月の製造業景気指数が58.4と予想より強い内容だったと伝わると、米国株が大幅に上昇。欧州市場序盤に付けた高値90.48円を上抜けて一時90.94円まで値を上げた。ただ、中盤以降は上値の重さが目立つ展開に。対資源国通貨中心にドル売りが続いた影響を受けたほか、91.00円に接近した場面では戻り売りが厚かった。
ユーロドルは5営業日ぶりに反発。一時1.3939ドルまで値を上げた。前週末の海外市場で大幅に下落した反動でショートカバーが入ったほか、米国株の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まるとの見方からユーロ買い・ドル売りが入った。金や原油など商品相場の上昇を受けて、対資源国通貨でドル売りが進んだ影響もあった。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は126.19−24円と前週末NY終値(125.09円)と比べて1円10銭程度のユーロ高水準。予想を上回る米経済指標を受けて米国株が大幅に上昇すると、一時126.53円まで上値を伸ばした。
▼今日の長期金利/
1.30%台半ば〜後半での買い意欲を試す展開か
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした----。
<シナリオ>
長期金利は強含み推移。昨日の米株高/米債安を受けて上昇してスタートし、その後は10年利付国債入札(落札結果発表予定:12:45)の結果待ち。1.30%台半ば〜後半での投資家の買い意欲を試す展開か。
債券先物チャート
3月限の日足は下影陰線で基準線(昨日139.43円)を割り込んだ。雲からの上放れに失敗して中に引き戻された格好。転換線(昨日139.43円)をキープできるか。
▼今日の債券相場/
10年国債入札を睨んで弱含みもみ合い、と予想
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした----。
本日の想定レンジとコメント
昨日のNY ダウは前日比118.20 ドル高の10,185.53 ドル。米10 年国債利回りは7bp 上昇の3.65%(6 時28 分現在、ブルームバーグ)。したがって、外部環境はアゲインスト。しかし、外部環境への反応は引き続き乏しい。本日の相場は入札を睨んで弱含みもみ合いと予想する。それでも、上記のように入札後の反発には期待したい。イールド・カーブはスティープ気味と見る。
▼銀行余資と債券相場/
預金増+当面は貸金減=銀行余資積み上がりに寄与
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は、銀行の余資が債券相場に与える影響について「キャピタル狙いの可能性」として次のように語った----。
先週末、日本銀行は昨年12 月の「国内銀行の資産・負債等」を公表した。それによれば、12 月末に国内銀行が保有する公社債残高は162.0 兆円と、前月(162.1 兆円)から若干減少したものの、過去最高水準を概ね維持した(図表1)。12 月の公社債投資家別売買高(日本証券業協会)では、除く短期証券ベースで都市銀行、地方銀行、第ニ地銀は軒並み売り越しとなっていた。加えて、12 月は国債の償還が多い。しかし、入札分や短期債の購入などを合わせてみると、残高キープという結果になったと思料される。ちなみに、12 月末の国債残高は120.2 兆円(前月120.6 兆円)だった。
▼NY金急反発/
とりあえず、1074ドルのレンジの底は確認された
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした----。
Gold & Silver: 大きく戻しました。このところ弱気に傾いており、ショートに回っていた向きをsqueezeしたというところでしょうか。やはり実需の買いは結局下値を支えた形になりました。直接的な要因としては昨日発表されたISM製造業景況指数が予想を大幅に上回るよい数字になり、リスクから逃げていた資金が一挙に戻ってきたということで、ドルが売られ、株・商品が買われました。またユーロ圏でもギリシャ問題に対する引き締め政策が発表され、ユーロにも買戻しが入りました。
▼米欧商品市況/
NY金・銀=株高で急反発、原油=期近が急反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された1日の海外商品市況は次のようになった----。
◎NY貴金属引け速報=軒並み急伸、ドル高・株価急伸でリスク許容度高まる
ニューヨーク貴金属は、軒並み急伸。ニューヨーク金、銀ともに急反発。金4月限は、ドル高で値を消したが、ドル反落で戻り歩調となったあと、予想を上回る米経済統計を受けた株価の急伸でリスク許容度が高まり、1100ドルを突破した。
銀3月限は、ドル高でマイナスに転落したが、金の反発に追随したあと、株価の急伸やドル反落によるリスク許容度の高まりや金・原油の急伸をはやし、上昇が加速した。
プラチナ系貴金属(PGM)は急伸。プラチナ4月限は大幅続伸。1500ドル台を維持して反発に転じたあとは、予想を上回るISM景気指数で株価が急伸したことやドル安・原油高を受けて値を飛ばした。
パラジウム3月限は急反発。押し目買いが先行したあと、しばらく頭の重い展開となったが、ドル反落や株価急伸、原油や他の貴金属の急伸で4日ぶりの高値に急伸した。
◎NY原油引け速報=期近は急反発、ドル下落や米景気改善などで
ニューヨーク原油は、期近が急反発。ドル相場の下落や1月の米ISM製造業景況指数の予想外の上昇などを背景に、下落局面が続いた前週末までの修正が進むこととなった。
(オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(1日)=304兆3899億円(前日比−8171億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国株高に円安が追い風となって10400円目前まで急反発。日経平均 が終値で前日比+191.46円高の10,396.48円、またTOPIXも同+14.63高の913.24、JASADAQ指数は同+0.40高の51.57となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは28業種。輸送用機器、海運業、石油・石炭製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は、米ISMの好調を受けてドル円が堅調、円は対主要通貨で弱含み。ドル円相場は90円台後半で推移、ユーロ円は反発して126円台前半で推移している。
★大和総研・田谷特別理事=株式の時価総額でも急拡大するアジア市場
大和総研・特別理事の田谷禎三さんは、「日本にとってのアジア市場」と題して、次のようにコメントした----。
「最近のアジア市場は、需要の規模が大きくなり、また、その拡大ペースが非常に速いため、直接投資などによってその国の中に入ったり、そうした活動を拡大したりすることが多くの企業にとって改めて喫緊の課題となってきている。また、輸出業者にとっても、アジア各国の輸入需要の規模が大きく、その拡大ペースが速いため、アジア・シフトを強めざるを得ない状況となっている。金融面でも、株式時価総額をみると、日本を除くアジア諸国の急上昇ぶりがみてとれる」。(詳細は、別途ご紹介する予定です。=編集部)
★堀内AIA社長のFXコメント=マンデーアーリーバードは撃ち落とせが合言葉
AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。「マンデーアーリーバードは撃ち落とせが合言葉。全く何のための仕掛けかねえ。せこいことばかりやるから逆行するんだよ。さてさて、どこまで全て戻せるかね。みものだ」。(2月1日。夜中。)
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(8601)
■スポンサー付き米国預託証券(ADR)プログラム設立のお知らせ
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
株式会社大阪証券取引所(8697)
■平成22年1月の売買状況
http://www.ose.or.jp/cms/news/detail.php?id=15597&style=ja
日興アセットマネジメント株式会社
■「日興五大陸株式ファンド」モーニングスター「ファンドオブ ザ イヤー 2009」にて「優秀ファンド賞」受賞
http://www.nikko-am.co.jp/
松井証券株式会社(8628)
■平成22年1月の月間売買実績・口座数等(速報値)のお知らせ
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■平成22年3月期 第3四半期決算短信
■平成22年3月期 第3四半期決算説明会資料
■平成22年3月期 第3四半期決算説明会(動画配信)
http://www.dena.jp/ir/
株式会社サイバーエージェント(4751)
■子会社サムザップ、リアルタイムクイズ対戦ゲーム「クイジー リーグの巻!」を「モバゲータウン」にて提供開始
■ジークレスト、「今日から勇者っ!」をmixiアプリモバイルにて提供開始
http://ir.cyberagent.co.jp/
■「アメーバピグ」が友達招待キャンペーンを開始
http://pigg.ameba.jp/

