過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は11月24日(火)の金融・経済情報をお送りします。
■FX相場とFRB/
期待インフレ率=2%を明確に超えると早期警戒モードへ
大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は20日、さる16日にバーナンキ米FRB議長が「ドルの価値の変化が及ぼす影響を注視している」との異例の発言を受けて、今後のドル相場とFRBの金融政策との関係を予想した。
FRBが異例の低金利を長期にわたり継続する姿勢を示していることを映して米期待実質金利は低下し、さらにそれがドル安を招く要因になっている。FRB 議長は安全資産への資金の流れが弱まってドル安が進み、それが商品高の一因にもなりインフレ期待を高める方向に働いていることを懸念している。インフレ期待を、「実際のインフレに対する早期警戒の重要なサイン」と指摘したうえで、注視していくとした。
▼ユーロ円相場/
商品相場上昇や株高を背景に、3日ぶりに反発
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした----。
ユーロドルは3営業日ぶりに反発。一時1.5000ドルまで値を上げた。NY金先物相場が史上最高値を更新したことや、米国株が大幅に上昇したことなどを背景に投資家のリスク志向が高まり、ユーロ買い・ドル売りが進んだ。ただ、買い一巡後はやや伸び悩む展開に。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が23 日、「米国が強いドルを支持することが重要」「強いドルは国際社会にとって良いこと」などと述べたことが重しとなったほか、市場関係者からは「1.50ドル台ではアジア系ソブリンネームの売りがあるようだ」との声が聞かれた。
ドル円は3日ぶりに小反発。先週末高値の89.14円を上抜けると、一時89.20円まで値を上げた。クロス円の上昇につれた円売り・ドル買いが出たほか、ユーロドルの上値の重さを意識した買いも見られた。ただ、ドル円の上値では戻り売りが厚く、買い一巡後はやや上値を切り下げた。米長期金利が低下したことも意識されたようだ。
ユーロ円は3日ぶりに反発。商品相場の上昇や株高を背景に、円売り・ユーロ買いが進んだ。全米リアルター協会(NAR)が発表した10月米中古住宅販売件数が予想より強い内容となったと伝わると、一時133.61円まで値を上げた。
▼今週の債券相場/
10年303回債利回り=1.275〜1.340%と予想
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした----。
今週の債券相場見通し
今週の10 年303 回債利回りは1.275〜1.340%と予想する。依然、1.20%台で継続的に利回りが低下するほどの環境は整っていないと見られる。一方、できれば1.40%台だが、1.30%台後半でも一定の押し目買いがあるだろう。したがっ
て、1.30%を挟んでの攻防が続くと予想する。ただ、相場の上がりやすい構図は続くと考えている。イールド・カーブ変化は引き続き基本的に相場次第と見ている。2 年国債入札はカーブに大きな影響を与えまい。来月のインデックスが通常より伸びるため、月末の長期化トレードがフラット化圧力となる。それでも、先物連動ゾーンの変動が大きく、ブルなら先週同様、ベアならその裏返しの動きと予想する。ただ、ベアの際、特に超長期ゾーンは相対的に強そうだ。
▼今週の長期金利/
円高・株安が一段と進行する場面では低下余地探る
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした----。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#303) 1.275%〜1.320%
・ 債券先物(12月限) 139.05円〜139.60円
<シナリオ>
長期金利は1.30%前後でもみ合う。国債増発に警戒感がくすぶるなか、新たな買い手掛かりを欠く。
円高/株安が一段と進行する場面では低下余地を探る。
ポイントは(1)政府からデフレ対策の政策協調を要請された日銀の対応は?(2)長期金利の"1.30%台割れ"を促した株安地合いにきな臭さ、(3)例年に比べ遅れている翌年度国債発行計画の策定作業。
▼NY金相場/
明日&明後日=まだ大きく動く可能性がある
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場について、概ね次のようにコメントした----。
日本の連休中にGoldがまたまた最高値を更新。昨晩は1173.90というのがあったようです。上がり続けますね。先日話していたComex Dec Gold OptionとOTCのOptionのExpiryがThanksgiving holidayと重なり、それが余計に上昇に拍車をかけています。Comexのexpiryは今朝の東京時間午前3時45分でした。とりあえず1200ドル越えの爆騰とはなりませんでした。OTC OptionのExpiryは本来木曜日ですが、おそらくThanksgivingのために明日水曜日に持ってきているところが多いと思われます。いずれにしろ明日、明後日はこの関係でまだ大きく動く可能性があります。
▼米欧商品市況/
NY金=ドル安・原油高で、+17.9と一代高値更新
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された20日の海外商品市況は次のようになった----。
【NY貴金属=軒並み急伸、ドル安・原油高で金は一代高値更新】
ニューヨーク貴金属は、軒並み急伸。ニューヨーク金は大幅続伸、銀は反発。金12月限は、ドル安・原油高や株価上昇をはやして先の高値を抜いたあとも、受け渡し通知開始日接近による売り方の踏み上げが続いて一代高値を更新した。
銀12月限は、ドル安・原油高など強気の外部市場や金・銅の高値更新をはやし、年初来高値を更新した。ただ、節目の19ドルを試す勢いはなく、上げ幅を縮小した。
プラチナ系貴金属(PGM)は急反発。プラチナ1月限は、強気の外部市場や金の高値更新をはやし、一代高値を更新した。ただ、金の上値追いに追随できず、感謝祭休日を控えた整理売りで上げ幅を縮小した。
パラジウム12月限は、ドル安による商品高や金の高値更新による貴金属高をはやして値を飛ばしたが、先週の高値を試す勢いはなく、利食い売りで高値から下押された。(オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
話題の銘柄
8870 住友不動産販売/契約件数増に加え、下期は仲介収入も増加、目標株価5300円
三菱UFJでは、「10年3月期上期営業利益は前年同期比11%増の37億円と、計画比7億円超過。主力の仲介事業はホールセール仲介の落ち込みが続き、前年同期比で小幅営業減益も、件数は同3%増に転じた。当社は、下期以降、単価下げ止まりにより仲介収入も増加に転じると見て、10年3月期以降の営業利益予想を増額」、「仲介事業は、上期の件数(単体)が前年同期比3%増、収入も単価減により同8%減にとどまった。しかし先行指標となる月次契約件数は、4月以降、増加に転じ、10月は同24%増と好調を持続。収入も単価下落率縮小により、10月は08年1月以来、21ヵ月振りに増加に転じた。低迷する新築マンション供給戸数、中古マンション市場の売りストックの減少等により、単価は底打ちに向かっており、契約件数の増加が、増収に寄与すると見る」と指摘。今2010年3月期連結営業利益を会社計画85億円(EPS171.3円)に対し従来予想85億円(EPS171.3円)から90億円(EPS181.8円)へ、来2011年3月期同113億円(EPS229.0円)から120億円(EPS241.3円)へ、2012年3月期同123億円(EPS251.7円)から130億円(EPS262.2円)へ増額。11年3月期予想PERは12倍に低下、同社の過去5期平均PER(22倍)を下回り、割安感が高まったと見る」と指摘。レーティングを「2」から「1」へ、今後6〜12ヵ月間の目標株価を従来の5000円から5300円(仲介収入の増加基調が本格化する11年3月期予想PER22倍)へ、それぞれ引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(20日)=281兆5867億円(前日比−2378億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、NYダウが132ドル高だったにも関わらず、地合い弱く下落。日経平均 が終値で前日比−50.32円安の9,447.36円、またTOPIXも同−3.97安の834.74、JASADAQ指数は同−0.13安の45.22となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは8業種。非鉄金属、鉄鋼、電気・ガス業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は総じて円が堅調な展開。ドル円相場は88円台後半で推移、ユーロ円は132円台後半で推移している。
★堀内AIA社長のFXコメント=大枠レンジの往来から脱却できないようだ
AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。「株価連動型に戻ってがっかり。株を見ながらの売買は性に合わない。相場全般に動いているようで動いていない。大枠レンジの往来から脱却できないようだ。ドル円は遊びに行って帰ってこない。しょうがねえやつ」。(11月23日。夜。)
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
松井証券株式会社(8628)
■「Simple-X NY ダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(1679)」の上場について
東京証券取引所・松井証券共催、シンプレクス・アセット・マネジメント後援
「NYダウ上場投信(1679)上場記念セミナー」の開催について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
株式会社資生堂(4911)
■個人投資家説明会を開催しました
http://www.shiseido.co.jp/ir/kojin/kojinacc/index.htm

