過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は10月28日(水)の金融・経済情報をお送りします。
▼今日の株価予想/
押し目処を探る展開へ、再編期待で証券・地銀等に注目
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は軟調な展開となりそうだ。決算発表を睨みながら個別物色の展開か。米経済指標の悪化や円安方向への動きが限定されるなかで、輸出関連株は手掛けづらい。ただ一方で、再編期待から証券や地銀などを中心に金融株に買い戻しが予想されることや、昨日、引け後に決算を発表した東芝やホンダの動向が注目される。
特にホンダは通期の営業利益を700億円から1900億円に上方修正。市場予想1400億円をも大幅に上回り、小幅ながら増益を確保する見通しとした。下期の想定為替レートを従来の1ドル=90円から85円に変更したうえでの見通しだけにそのインパクトは大きい。日経平均は5日移動平均線に続き25日移動平均線も下げに転じ、きょうは上昇が続く75日移動平均線(27日、10139円)を下値で意識できるかどうかが注目される。きょうの主な決算発表は、グンゼ、富士通、クラリオン、アドバンテスト、スタンレー電気、ファナック、日野自、野村HD、JR東日本、日立情報などが予定されている。
話題の銘柄
4612 日本ペイント/10年度には経常最高益更新を予想、目標株価を600円
同社は10月22日、09.9月中間期の業績上方修正を発表。グループ全体で取り組んだ経費削減が順調に進ちょくしたことなどから、経常利益を32億円→38億円に増額修正した。なお、10.3期見通しについては算定中で、中間決算(11月10日予定)と同時に発表するとしている。大和では、中間期の増額修正は予想を大幅に上回りポジティブと言及。大規模な費用削減に取り組んでおり、自動車用を始めとした想定以上の塗料需要回復が利益計画上振れに直結しやすい収益構造へと同社が変貌を遂げつつあることを示す内容と評価した。費用削減の自助努力に自動車を始めとした塗料需要回復が上乗せされ、力強い業績回復局面が続くと見て、今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10.3期を、会社予想54億円(EPS 12.8円)に対し、50億円→75億円 (EPS 21.9円)、来11.3期を95億円→110億円(EPS 31.7円)と上方修正。投資判断を「3」→「1」へ2段階引き上げ、目標株価を600円(10年度予想PER19倍)に設定した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ユーロ円相場/
米2年債入札⇒長期金利低下⇒一時135.66円に下落
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした――。
ドル円は6営業日ぶりに反落。対ユーロやオセアニア通貨などでドルの買い戻しが強まった影響で一時92.20円付近まで値を戻す場面があったが、買い戻し一巡後は売りに押される展開に。米2年物国債の入札が好調だったとの見方から米長期金利が低下すると、一時91.71円の安値まで売り込まれた。ガイトナー米財務長官は27日、「米景気回復の最初の兆しは予想よりも早かった」「ドルは長期的に主要な準備通貨であり続ける」「米国はドルへの信任を維持する必要がある」などと述べたと伝わったが、特に反応は見られなかった。
ユーロドルは3日続落。19日の安値1.4829ドルを下抜けるとストップロスを巻き込んで下げ足を速め、一時1.4769ドルまで値を下げた。10月リッチモンド連銀製造業景気指数や、10月米消費者信頼感指数が予想より弱い内容となったことをきっかけにNYダウが失速。リスクポジション解消目的のユーロ売り・ドル買いが広がった。対ポンドや円でユーロ売りが強まった影響もあった。
ユーロ円は続落。予想を下回る米景気指標を受けてNYダウが下げに転じると、リスク資産圧縮目的の円買い・ユーロ売りが広がった。米2年債入札後に米長期金利が低下しドル円が売られると、ユーロ円も一時135.66円まで売り込まれた。
▼今日の債券相場/
相場反転の初期スピード=最近は遅い傾向あり
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント
昨日の米長期金利は急低下。米10 年国債利回りは前日比11bp 低下の3.44%(6 時32
分現在、ブルームバーグ)。一方、NY ダウは14.21 ドル高の9,882.17 ドルと小動き。したがって、米国市場はフォローである。
さて、米国長期金利の急低下を受けて、本日の相場は大きく反発といきたいところだが、円債市場の相場反転の初期スピードは最近、遅い傾向にある。「米国の景気回復基調は変わらない」「国債増発、財政悪化懸念には何の変化もない」といった見方が優勢になろう。したがって、結局、10年の1.40%前後の水準に惚れた予想以上のまとまった買いが入らない限り、相場の戻りは鈍いと予想する。基本見通しは小幅反発後、もみ合いとする。逆に、一旦は戻り売りに気を付けるべきだろう。
もちろん、10月6日付けの本レポートで弱気に転じた我々は、これまで完全な強気転換を宣言していないが、本日をその日とする。ロングの積み増しを推奨したい。本日のイールド・カーブは、10年に一定の押し目買いが入れば別だが、そうでなければ同ゾーンが相対的に弱く変化する公算が大きい。2年国債入札は利回り0.30%接近のため、セカンダリーを含めて問題なしと考えて良いだろう。
■当面の債券見通し/
10年債=予想上限は今年度末までで1.450%維持
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.) は、当面の債券相場見通しについて次のようにコメントした――。
昨日、10 年304 回債利回りは1.405%まで上昇した。10 年の1.40%はそれなりのサポートと見られていたものの、1.20%台半ばでの突っ込み買いの投げに加え、事前に押し目買いが多く見られたことがかえって仇になったようだ。一方、5 年は0.70 %を手前に一旦、利回り上昇はストップした。もっとも、市場参加者の相場への警戒感は解かれていまい。10年国債利回りが1.240%まで低下したのが今月6 日である。その際、強気相場のテーマとなったのは、「銀行の余資」だった。その積み上がり状況が足元、大きく変わったはずもないだろう。
▼NY金相場/
1043ドルまで戻した時点で、Comexからコンスタントな売り
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、 NY貴金属相場について、概ね次のようにコメントした――。
Gold:
昨日のアジアは1040ドル近辺での小動き。やはりユーロの動きに過敏に反応する動きでした。前日ニューヨークで1.4750近辺まで下がったユーロが日中に1.49ドルまで戻ったことからgoldも1043ドルまで戻しましたが、そのあたりではコンスタントな売りがComexから出ていました。ちょっと頭が重たいなあという印象。ニューヨークでも1043ドルは頭が重かったようで昨日の高値。逆に安値はユーロが1.48を割り込んだときに1033ドルまでありました。フロアの引けは1035ドル近辺でしたが、その後のGlobexで買われてまた1040ドル近辺まで戻しています。
▼米欧商品市況/
NY原油=短期的な下げすぎ感広がり期近反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された27日の海外商品市況は次のようになった――。
【NY貴金属=軒並み続落、ドル続伸で高値修正が続く】
ニューヨーク金は続落、銀は大幅続落。金12月限は、前日の急落に対する反動で上昇したが、米消費者信頼感指数の低下によるリスク許容度の低下でドル高が加速し、高値修正再開で下値を切り下げた。
銀12月限は、急落に対する押し目買いで浮上したが、ドル続伸や金の下値追いを嫌気して17ドルを下回り、テクニカル売りを誘って約3週間ぶりの安値に急落した。
プラチナ1月限は大幅続落。ドル高加速や金の高値修正継続、リスク投資の解消の流れが圧迫し、月末の整理売りでじりじりと下値を切り下げる展開が続いた。
パラジウム12月限は続落。安値拾いでプラスに浮上する場面もみられたが、リスク回避のドル高加速や他の貴金属の下落が嫌気され、一時300ドルの大台を下回った。
【NY原油=期近は反発、短期的な下げすぎ感広がる】
ニューヨーク原油は、期近が反発。10月の米消費者信頼感指数の予想外の低下を受け、期近12月限はほぼ1週間ぶりの水準へ下落したが、短期的な下げすぎ感が広がることとなり、すぐさまプラスサイドを回復し底堅く推移した。
石油製品も期近が反発。原油同様の展開となり、序盤の下落後はポジション絡みの動きなどに支えられた。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
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ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(27日)=300兆5744億円(前日比-4兆8834億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株の軟調地合いや円堅調で下落。日経平均 が終値で前日比-67.91円安の10,144.55円、またTOPIXも同-2.24安の893.24、JASADAQ指数は同-0.38安の48.53となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは11業種。医薬品、輸送用機器、証券業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場では円が堅調。ドル円相場は91円台前半で推移、ユーロ円は135円台半ばで推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■平成22年3月期第2四半期 決算短信
http://www.ose.or.jp/profile/ind_irkt.html
■JASDAQ・ヘラクレスの市場統合のあり方について
http://www.ose.or.jp/cms/news/detail.php?id=15266&style=ja
カブドットコム証券株式会社(8703)
■平成22年3月期第2四半期 決算短信、決算説明資料
■人事異動に関するお知らせ
本田技研工業株式会社(7267)
■2009年度 第2四半期 決算報告書および 決算説明会プレゼンテーション資料を掲載しました。
第2四半期決算の詳細についてはこちらからご覧ください。
日本語(PDF) http://www.honda.co.jp/investors/event/
英 語(PDF) http://world.honda.com/investors/event/
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■平成22年3月期 第2四半期決算短信
■平成22年3月期 第2四半期決算説明会資料
■平成22年3月期 第2四半期決算説明会(動画配信)
IceBreaker社からの事業譲渡に関するお知らせ
http://www.dena.jp/ir/

