■今週の株式相場/
神経質な展開も、徐々に底固さ示し始めると想定
みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi
Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は5日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。
<今週の予想レンジ=日経平均株価で9600~10000円>
【1】 今週の東京市場は引き続き神経質な展開ながら徐々に底固さを示し始めると想定。3 ヵ月前にも日経平均株価が9 日続落するなど軟調な場面が見られた。米国の経
済指標を受けて世界経済の不安が再燃したこと、大規模な増資計画発表の頻発で需給悪化への懸念が台頭したこと、あるいは珍しく政治が株式市場のリスクファクターとして意識されたことなど等、足元の状況と似通っている点は少なくない。悪材料山積の本年7 月は、日本企業よりも一足早く始まった①米企業の決算発表が進むに連れて、それほど芳しくもない決算内容にも米国市場がポジティブに反応したことで、東京市場も月末に向けて急反騰を見せた。為替相場、政治的な"懸案"を巡る要人発言など今週の東京市場は外部環境睨みの展開を続けようが、根底における②投機資金の動きを探る意味から③商品市況の動向、決算発表に対する米国市場の反応に注目したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
本格反騰かアヤ戻りか、今週の反発力がポイントに
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
日経平均の週足では52週移動平均線が約2年ぶりに上昇に転じた。全般短期的にはやや売られ過ぎでもあり、値ごろ感のあるものからは目先反発狙いの買いが意識されよう。今週の反発力がポイントと見られる。
昨晩の米国市場では投資判断の引き上げで金融セクターが大幅上昇しており、東京市場もその流れを引き継ぐ格好か。公募価格が568円に決定した野村HDの動向が当面の金融株のカギを握りそう。そのほか化学や鉄鋼セクター、新興国の内需拡大の観点から小売関連や建機などのインフラ関連などが物色される展開が想定される。
5日のNY株式市場でダウ平均は112ドル高と反発。9月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことや、ゴールドマン・サックスによるウェルズファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの大手銀行株の投資判断引き上げが好感された。また、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドが政府系投資ファンド(SWF)による鉱山セクターへの投資の可能性を指摘したほか、ホワイトハウスが労働市場を底上げするための政策を模索しているとコメントしたことも手掛かりとなり、中盤以降の上昇要因となった。
一方、NASDAQやS&P500も反発。業種別では金融が3.3%上昇したほか、エネルギーや素材などが大幅に上昇。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ105円高の9785円、円建て清算値は70円高の9750円となった。
話題の銘柄
7762シチズンHD/LEDや時計、産業機械の利益成長に期待、目標株価650円
みずほでは、電子デバイスの回復の後、LEDや時計、産業機械の利益成長が期待されるとの見方から、投資判断を「3」→「1」へ2段階引き上げ、目標株価を650円に設定した。限界利益率の高い産業機械や、期待のLED事業における足元の業績動向は依然として厳しい状況にあると見る一方、10.3下期から11.3期にかけて改善、成長を実現できる事業環境が整いつつあると推察。今後のカタリストとして、「LED/時計/産業機械の利益成長」の度合いに注目との見解を示した。これらを踏まえて今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10.3期を、会社予想30億円(EPS 6.2円→9.1円)に対し、15億円→35億円(EPS 7.8円)、来11.3期を65億円→130億円(EPS 23.4円)と上方修正した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■FX相場異変/
ドル安放置よりも怖い?!主要通貨たちの動向
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting
Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
G7シャンシャンシャン。ドル安を気にしているのは、この先、放置しておくとどうなるかわからん、という彼らの悩みだろう。警告を受けている通貨もあるが、ほとんど我関せず的で介入でもしないと収まりそうもないようなものまで出てきている。だが、こういうのはお調子者であって、本当に怖いのは、ユーロのようにジリジリ上げている、ドルスイスのようにジリジリ下げている、ドル円のように忍者屋敷の釣り天井的、こういうほうが陰湿で怖いと思うよ。(10月5日。夜中。)
▼FX相場予想/
方向感のない踊り場相場=その流れが継続へ
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕、FX相場の動向について次のようにコメントした――。
5日は、東京時間序盤は週末の円安の流れが継続して上昇しましたが、徐々に小動きになってしまいました。5日はISM非製造業景況指数が発表されます。ISM指数は50.0が景気の好況、不況の節目といわれますが、市場予想もその節目の50.0となっています。予想より悪いと円高というのが素直な反応ですが、先週のISM製造業景況指数は予想、前回値共に下回ったものの、それほど反応しませんでした。
景気が本格的に回復してはいないということに市場参加者も段々気がついてきて、悪い内容だからといって、それがすぐに売りに繋がらなくなっているわけです。5日は特に動かないのではないかと思っています。現在の相場は方向感のない踊り場になっていますが、その流れが継続することになりそうです。
▼今日の債券相場/
本日の相場は、あくまで10年国債入札次第
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント
昨日の米国市場は、NY ダウが前日比112.08 ドル高の9,599.75 ドル。しかし、米10
年国債利回りは横這いの3.22%(6 時25 分現在、ブルームバーグ)。したがって、株価次第の部分は大きいが、外部環境は若干アゲインスト。
昨日の相場はさすがに小幅調整したが、本日に尾を引くほどではない。注目は言うまでもなく、10 年国債入札。昨日のW.I.は1.270%で1.3%クーポンのオーバーパーが見込ま
れる。前回の1.4%より低くても、1.2%が回避できそう。しかし、クーポン水準はあまり意味を持つまい。期待される大口投資家が(動くなら)当初、インカム狙いとしてではなく、キャピタル狙いの玉として仕込む可能性が高いからである。相場が良ければ、利回り、クーポン水準が低いのは当然であり、それはそれで構わない。それでも、「1.3%のパーやアンダーでは投資家の押し目買い意欲が強い」というのは市場の共通認識だろう。入札は水物である。特に今回、懸念する向きは少なそうだが、あまり予断を持つべきではない。ただ、プライマリーが悪くても、前述のようにセカンダリーの期待は強い。したがって、最終的に今回の10 年債入札が相場の反落を決定付けるターニング・ポイントになるとは考え難い。
それとは別に、最近、弱気派が減り、にわかに強気派が増えてきたと感じる。相場は皮肉なものであり、弱者を徹底的に叩く性質を持つ。この点では、一旦、目先の強気相場に警戒を持った方が良いと考えている。以上、本日の相場はあくまで10年国債入札次第だが、その結果が無難という前提で、前場弱含みもみ合い、後場強含みと予想する。イールド・カーブは一先ず、大きな動きなしと見ておく。
▼銀行の債券保有/
下期好需給は必然だが、期初の売り多いのも経験則
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.) は、国内銀行の公社債保有などと債券相場の関連性について、おおよそ次のように語った――。
昨日、日本銀行は、8月の「国内銀行の資産・負債等」を公表した。それによれば、8月末の国内銀行が保有する公社債残高は158.5 兆円となり、7月に続いて過去最高額を更新した(図表1)。国債だけでも116.9 兆円と、こちらは4 ヵ月連続の過去最高額更新。また、都市銀行の公社債保有高は81.5 兆円だった。2005 年4 月の80.2兆円を上回り、過去最高となった。このように、銀行の公社債残高の積み増しは続いている。ちなみに、8月の増加の70%以上は都銀によるものである。公社債投資家別売買高では、都銀の中長期債買い越し額が2.4兆円に達していた。余資積み上がりが銀行の公社債保有増の主因であり、今後も預金増、貸出減の基本的状況は変わらないと見られる。
▼NY金相場/
ドル下落中は底堅いが、ドル下落も永遠ではない
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場について、概ね次のようにコメントした――。
アジア時間からしっかりでした。先週金曜日にNYで986ドルまで下げながらも1000ドルを回復して終わったことから、買い安心感が広がりました。この流れは昨日の欧米時間も続き、Dec Goldが1012ドルを超えたところでbuy stopが出て、3000lotsもの買いがマーケットを一瞬にして1018ドルまで押し上げました。その後もしっかりで1017ドル近辺でこのところ数週間のレンジで天井に近いところで引けました。この間何度か985ドル近くまでの下げがありましたが、それ以上には下がらず、下値が本当に固いです。
▼米欧商品市況/
NY貴金属=軒並み急伸、金は+13.5ドル高
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された5日の海外商品市況は次のようになった――。
【NY貴金属=軒並み急伸、株高・ドル安・原油高をはやす】
金は大幅続伸。ドル安や米株価指数先物の上昇でジリ高となったあと、金曜の高値にとどかず値を消したが、外部市場が強気に傾いて抵抗を突破し、上昇に弾みが付いた。
銀は急反発。16ドルを維持して反発したあと、金の軟化で値を消したが、外部市場が強気に振れたことや金の急反発をはやし、テクニカル買いで金曜の高値を抜いた。
プラチナは急反発。金曜の高値を抜いたあと、利食い売りで反落したが、外部市場の強気転換や金の急伸、ドイツ銀の強気見通しで節目の1300ドルを突破した。
パラジウムは大幅続伸。300ドル越えの利食い売りに押し返される展開となったが、外部市場の強気転換や貴金属の急伸をはやして8日ぶりの高値に急伸した。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(5日)=290兆0378億円(前日比-2兆3592億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株急伸を好感して高く始まったが、円高進行に押され上げ幅縮める。日経平均 が終値で前日比+0.51円高の9,675.00円、またTOPIXも同
+0.73高の868.01、JASADAQ指数は同-0.15安の48.19となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは15業種。証券業、非鉄金属、輸送用機器などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は円が堅調な展開。ドル円相場は一時88円台に下落、ユーロ円は130円台後半で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(8601)
■大和証券、平成21年度「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門にて「厚生労働大臣優良賞」受賞
「均等・両立推進企業表彰」とは、「女性労働者の能力発揮を促進するための積極的取組」(ポジティブ・アクション)及び「仕事と育児・介護との両立支援のための取組」について、他の模範ともいうべき取組を推進している企業に対する表彰制度です。本件は、当社が女性の能力発揮を促進するための取組みを推進し、その結果が認められる企業として受賞したものです。
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■月次推移のご報告(平成21年9月度)
■米国Aurora Feintとの資本業務提携に関する基本合意のお知らせ
http://www.dena.jp/ir/
株式会社サイバーエージェント(4751)
■「Ameba」とテレビ朝日が提携 コミュニティサービス「アメーバピグ」に「テレビ朝日ランド」が登場

