企業の決算発表が続々! 為替の影響も/話題の銘柄 (10/27)

過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?
今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。
今回は10月27日(火)の金融・経済情報をお送りします。


■今週の株式相場/
 決算発表がピーク迎え、個別物色中心の展開へ

みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は26日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。

<今週の予想レンジ=日経平均で10300円~10700円>

今週の東京市場は①日本企業の決算発表がピークを迎えるとあって、言うまでもなく個別物色中心の展開となろう。他方、全体相場に関しては引き続き外部環境の変化がもたらす側面が強いと考える。②米国の経済指標およびそれを受けての③為替相場の動向、政権交代後で初めてとなる国会の論戦などに注目したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

▼今日の株価予想/
 売り一巡後はもみ合い、決算睨みながら個別物色へ 

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は売り一巡後はもみ合いの展開となりそうだ。日経平均は一目均衡表の転換線10260円処を意識した動きが想定される。決算発表を睨みながら個別物色の展開か。今回の7-9月期決算では概ね4-6月期からの改善、通期予想を増額修正するというシナリオが期待されているが、昨日発表した信越化学が通期予想の開示を見送ったことや、JFEは通期見通しを従来予想に据え置いたことで失望売りとなった。このような企業が多くなれば全体的に徐々に売りが強まる可能性がある一方、増額修正余地が残ることに対する期待感につながるかどうか、今週はそのマーケットの反応を見極める局面であろう。

きょうは、海運大手が前引け後に決算発表を予定しており、今回の下方修正で悪材料出尽くしとなるか。米株安を背景に見極めは難しいが信越化学やJFEの株価動向にも注目したい。主な決算発表は、花王、ヤフー、日立建機、富士通ゼネラル、ホンダ、リコー、日本郵船、商船三井、川崎汽船、日立ソフト、キヤノンなどが予定されている。

26日のNY株式市場でダウ平均は104ドル安と続落。序盤はベライゾンの決算内容などが好感され買いが先行。ダウ平均は一時、100ドル程度上昇する場面があった。ただ中盤以降は、バンカメの大規模な増資観測が浮上したことや、著名アナリストによる地銀セクターの投資判断を引き下げ、さらに住宅購入時の減税策の打ち切りをめぐる懸念なども嫌気され、金融セクター中心に一気に値を消す展開に。25日移動平均線まで下げたあとは下げ渋ったものの、安値圏での取引が続いた。 NASDAQやS&P500も続落。業種別では特に金融や素材、エネルギーなどが下げた。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ100円安の10260円、円建て清算値は115円安の10245円となった。


話題の銘柄

9989 サンドラッグ/10年3月期上期は2ケタ営業増益を予想、目標株価2800円

BofAMLでは、「11月9日発表予定の10年3月期上期連結営業利益は、会社計画(74.6億円2.9%増益)を上回り、2ケタ増益を達成する見通し。会社側上期計画からは、第2四半期営業利益は4%減益と逆算されるが、新型インフルエンザ特需を背景に売上が計画を上回っており、第2四半期も第1四半期(11%営業増益)と同様の増益ペースが確保できる模様。上期決算の好調を反映し、通期計画も上方修正される可能性がある。当社では、上期の連結営業利益について、前年比10.4%増益の80億円を、通期の連結営業利益については11.2%増益の165億円を予想する」、「新型インフルエンザ関連の特需が再燃しており、8月の既存店売上は6.4%の増収となった。9月も3.9%増収と堅調に推移し、4~9月累計の既存店増収率は2.0%と、上期会社計画の0.5%減収を1.5ポイント上回っている。マスク、消毒関連、うがい薬などが全体を牽引した模様」、「新潟県を地盤に48店を展開する星光堂薬局を買収し、下期から完全子会社として連結する。星光堂薬局の今期業績は、売上160億円、営業利益5~6億円程度と類推される。サンドラッグの10年3月期連結営業利益には、半期分の2.5~3億円が貢献しよう」と指摘。今2010年3月期連結営業利益を会社計画158億円(EPS147.6円)に対し従来予想160億円(EPS147.6円)から165億円(EPS152.3円)へ、来2011年3月期同175億円(EPS158.7円)から177億円(EPS163.4円)へ上方修正し、2012年3月期連結営業利益を192億円(EPS174.5円)と予想。投資評価「買い」を継続、目標株価を従来の2500円から2800円に引き上げた。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/


■ドル円相場/
 大幅変動ない年=今後も87-93円程度でウロウロか

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕、FX相場の動向について次のようにコメントした――。

26日は、非常に凪の1日でした。原油価格も80ドル前後にここのところ落ち着いてきたところを見ると、さまざまな市場が踊り場に入ったように見えます。ドル円もドル安の流れにも大きく崩れることなく92円近くまで、戻してきていますが、今年はドル円はあまり大きく動かない年だと年初から言い続けてきましたが、その考えは今も変わりません。今後も87-93円程度のところでうろうろするのかなと思います。

その他の通貨では、ユーロドルが1.5を達成して少し達成感がでたかなと思います。しかし、大きく崩れませんね。基本的にはまだ反転はしないと見ておきます。その他のクロス円は少しお休み。まあいいいところまで円安が進んできたのではないでしょうか?ここからはそれほど大幅には円安にはならないと今のところは考えておきます。

▼今日の債券相場/
10年1.40%、5年0.70%=押し目買い増す水準

シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は
今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。


本日の想定レンジとコメント 

昨日の米長期金利は上昇。一方、NY ダウは先週末比104.22 ドル安の9,867.96 ドルと続落。株安が見込まれるものの、依然、外部環境は悪化と判断して良いだろう。一方、10 年の1.40%や5 年の0.70%など水準的には、押し目買いの力が増すところに来ている。したがって、もう一段利回りが上昇すれば、予見は難しいものの、今度こそ需給がバランスするものと期待する。イールド・カーブ上は、7 年前後の動きが大きく、超長期ゾーンは先に押し目買いが入る可能性が高い。今週は1.40%前後での買いに期待、10年304回債利回りは1.350~1.410%と予想する。また、イールド・カーブ上は先物連動ゾーンの動きが大きいと見る。


▼今日の長期金利/
 強含み推移だが、1.40%台では相応の押し目買いも?

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<シナリオ>

長期金利は昨日の米債安を受けて強含み推移。FRBの出口政策に関する思惑や、国債増発懸念がくすぶる。ただ、8月中旬以来となる1.40%台では相応の押し目買いもありそうだ。


債券先物チャート

12月限の日足は下放れ・陰のコマ。マドは130.10円-138.14円。第3の下値メドと指摘していたマド埋め=137.00円〔=8月14日のザラバ高値〕が完了した。次の目安は137.56円:マド埋め(8月13日のザラバ高値)、137.13円:8月10日のザラバ安値。

▼NY金相場/
 10.7以来1030ドル台でアジア実需筋の動向に注目

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、
NY金相場について、概ね次のようにコメントした――。

昨日のアジア時間は香港が休みだったこともあり、狭いレンジでの取引でした。ただ狭いレンジながら神経質に動いて結構な取引量があった印象です。昨日からロンドンは夏時間が終わり、1時間遅くなりました。先週までは東京の午後4時にロンドン午前8時のマーケットオープンでしたが、昨日から東京午後5時にロンドン午前8時のマーケットオープンとなり、その分、我々にとってはロンドンとの接点が短くなりました。冬、ですね。

さて、このところの「ドル次第マーケット」ですが、昨日は欧米でそのドルの買い戻しが入りました。対ユーロで1.506から1.4850まで大きくドルが買い戻されて、それに連れて、すべての商品に売りが出ました。Goldはニューヨークの遅い時間、日本の午前3時過ぎにこのところのレンジの底であった1040ドルを割り込みました。Silverは17ドル近くまで下げています。まさにドル次第ですが、ユーロのトレーダーもゴールドの動きをみながら取引をしており、どっちがどっちともいえない状況です。

▼米欧商品市況/
LMEアルミ=テクニカル買いで10週間ぶり高値

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された26日の海外商品市況は次のようになった――。

【NY貴金属=軒並み急落、株価急落・ドル急伸が圧迫】

ニューヨーク金、銀ともに大幅続落。金12月限は、時間外取引でもみ合ったあと、株価・原油の上昇で上放れたが、株価反落によるリスク回避の動きやドル反発による商品全面安が圧迫、下値を切り下げた。

銀12月限は、金の上値追いや銅の年初来高値更新でプラスに浮上したが、株価急落によるリスク回避やドルの急反発、金・銅の急反落が圧迫して急速に地合いを崩した。

プラチナ1月限は大幅続落。時間外取引で金曜の安値を割ったあと、金の反発でプラスに浮上したが、株価急落によるリスク回避やドル高で約一週間ぶりの安値を付けた。

パラジウム12月限は大幅続落。金曜の安値を下回ったあと、金の急反発に追随したが反発力に乏しく、弱気の外部市場や他の貴金属の急落で一週間ぶりの安値に沈んだ。

【LMEアルミ=大幅続伸、テクニカル買いで10週間ぶりの高値】

アルミ3カ月物は大幅続伸。ドル軟化や銅の年初来高値更新、指定倉庫在庫の減少をはやし、10週間ぶりの高値に値を飛ばした。ただ、ドル高・株安で上げ幅を削った。 (オーバルネクスト シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html


ニュース・チェック

★東証1+2部時価総額(26日)=305兆4577億円(前日比+2兆8157億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は反落。米国株の下落に円高が追い打ちをかけ150円を超える下落。日経平均 が終値で前日比-151.77円安の10,210.85円、またTOPIXも同-17.37安の893.35、JASADAQ指数は同-0.10安の48.97となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは水産・農林業の1業種のみとなった。

午前の東京外為市場=為替相場は円がやや反発。ドル円相場は92円台前半で推移、ユーロ円は136円台後半で推移している。

★堀内AIA社長のFXコメント=米利上げで一番打撃を受けるのは太平洋だよ

AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした――。「強靭な太平洋も崩れてきたね。アメリカの利上げ云々が話題になっているね。一番打撃を受けるのは太平洋だよ。ユーロは当面調整かな。ドル円?こいつ、さぼってばかりいて働かない怠け者」。(10月26日。夜中。)

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松井証券株式会社(8628)

■平成22年3月期 第2四半期決算短信
■平成22年3月期 第2四半期決算報告資料
■手数料体系の変更について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html

住商情報システム株式会社 (9719)

■ERPパッケージ「ProActive E2」の導入コンサルタント育成コースを刷新
~ビジネスパートナーの導入コンサルタント育成を支援する導入方法論を

ベースにしたコースを2009年11月から開講~

http://www.scs.co.jp/

株式会社サイバーエージェント(4751)

■ウェブリアル、企業の社内イベント企画・運営代行を開始
~迅速な企画実施により、企業環境の変化スピードに対応~

http://ir.cyberagent.co.jp/