市場発動揺一服、9月推奨オペ確認など

★東証1+2部時価総額(8日)=314兆8337億円(前日比+6888億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は連休明けの米国株や中国株が堅調にも関わらず反落。日経平均 が終値で前日比-34.75円安の10,358.48円、またTOPIXも同- 2.54安の943.86、JASADAQ指数は同+0.01高の49.57となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは16業種。鉱業、海運業、不動産業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は円が総じて軟調。ドル円相場は92円台前半で推移、ユーロ円は134円台前半で推移している。

★堀内AIA社長のFXコメント=相場のエネルギーはたまっている

AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした――。「やったぜ、ベイビーって感じ。レンジ相場放れの怖さを実証してくれつつある。太平洋がいつも先行馬になるんだ。理想的なパターンで秋相場に期待がつのる。相場のエネルギーはたまっている」。(9月8日。夜中。)

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■市場発動揺一服/
先行き不安=景気の先行不安を反映しない面も

この秋になって、市場のなかに、先行き不安を感じさせる動きが広がった。株式市場では昨年秋の「フリーフォール」の印象が残っているのか、中国株の調整に引きずられて「早めの利食い」の声が一時目だった。株価の調整は景気の先行き不安の象徴と見られる。

債券市場では米国のワイオミングで中央銀行関係者が集まった頃から、世界規模で国債の買いが広がった。ここでも長期金利の低下は、債券市場が景気の先行きを不安視するものと見られた。更に商品市況もこの夏場までの上昇から反落するものが目立ち、海運市況も下落、これも「世界景気の陰り」を連想させる。同様に為替市場でも「リスク回避」型の円高が進行した。

しかし、東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、「これらの動きには一時的な思惑もあり、必ずしも景気の先行き不安の反映とも言えない面がある」と指摘する――。

▼今日の株価予想/
ハイテクや資源などが牽引し日経は25日線超えへ

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は堅調な展開が予想される。米国市場ではハイテクセクターが強いことや、エネルギーセクターも出直りの動きを見せている。アジア市場では上海総合指数の3000P手前では戻り売りが予想されるが、目前に迫ったハンセン指数の高値更新に連れ高の展開か。昨晩のCME225先物は10415円(円建て)にとどまるが、日経平均は25日移動平均線を超える動きが期待できそう。5日移動平均線も上昇に転じるため、25日移動平均線超えを後押しする展開が予想される。

国内では円高による下方修正やマクロ指標の足踏みが懸念されるが、海外市場の堅調な流れを背景に相場の強い基調は続きそうだ。商い閑散のなか週末のメジャーSQを控え思惑的な動きはあろうが、環境関連はじめ素材市況関連、商社、電子部品(液晶、半導体関連)などのハイテク株などが相場を牽引する展開となろう。

 

話題の銘柄

3436 SUMCO/稼働率回復などポジティブな情報フロー顕在化見込む、目標株価2500円

同社は4日、10.1期の連結最終損益が1000億円の赤字(前期は188億円の黒字)になる見通しだと発表した。半導体シリコンウエハーの需要回復が遅れ、採算が悪化。前期40円だった年間配当は無配とした。05年11月の上場以来、通期の最終赤字と無配は初めて。野村では、異常な低操業から脱し、今後は◇販売価格の是正、◇投資の抑制、◇固定費削減による高収益事業への回帰、――などを織り込む局面を迎えると言及。半導体チップメーカーの稼働率上昇と業績回復、ウエハーメーカーの競合の沈静化などポジティブな情報フローが顕在化してくるとみて、目標株価を1860円→2500円(来期EV/EBITDA 7.7 倍)に引き上げ、投資判断「1」を継続した。業績については、今後の業績予想を見直した。営業利益ベースで、今10.1期を、会社予想800億円の赤字に対し、340億円の赤字→620億円の赤字(EPS -218.8円)、来11.1期を440億円 →340億円(EPS 31.0円)、12.1期を800億円→720億円(EPS 148.2円)と引き下げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

●東証IPO銘柄

■上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型 (1677)
http://www.tse.or.jp/rules/etf/esquare.html

日興アセットマネジメント株式会社は、国内で設定される上場投資信託(ETF)としては初の海外債券指数への連動をめざすETF「上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(愛称:上場外債)」を 新たに設定します。設定は9月25日、東京証券取引所への上場は9月30日の予定です。

会社ホームページ: http://www.nikkoam.com/products/etf_relay/

▼NYユーロドル相場
3日続伸=一時1.4535ドルと昨年12.8以来の高値

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした――。

ユーロドルは3日続伸。一時 1.4535ドルと2008年12月18日以来の高値を付けた。8日の欧州市場で、ニューヨーク金先物相場が時間外取引で1トロイオンス=1000ドル台に乗せたため「逆相関」が生じやすいドルを売る動きが強まったことや、英テレグラフ紙が国際連合の貿易開発会議(UNCTAD)が7日に新準備通貨の設立を支持するリポートを発表していたことを伝えたことで、改めてドルの基軸通貨としての地位低下が意識された流れを引き継いだ。米国株が上昇しリスク志向が保たれ、WTI原油先物相場が一時前営業日比5%超の上げ幅となると買いが加速した。ただ、急ピッチで上昇したこともあり短期筋からの利益確定の売りが出て上げ幅を縮小して引けた。

ドル円は4営業日ぶりに反落。欧州市場の取引時間帯に、金先物相場の上昇や、ドルの基軸通貨としての地位低下が意識されたことなど背景にドルが売られた流れを引き継いだ。ただ、クロス円に買いが入ったことにつれて円売り・ドル買いが出た影響で下値は堅かった。ドル円の下落過程で売り進めた参加者から利益確定の買い戻しも入ったようだ。

ユーロ円は3日続伸。一時133.87円まで上げた。対ドルでユーロ買いが強まったことを受けた。

▼今日の債券相場/
好需給と外部環境悪化が対立=決め打ちは禁物

日興シティグル-プ証券会社・金融商品本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

 

本日の想定レンジとコメント

昨日の5 年国債入札は極めて好調だった。最低落札価格(100 円24 銭)は事前予想を上回り、テールが短く(平均落札価格100 円25 銭)、応札倍率は4.04 倍と5 年債としては2007 年4 月債以 来の4.0 倍台となった。ちなみに、昨日付けの本レポートでは、以下のように予想した。「一時に比べると利回り妙味は増し、しかも、新発銘柄である。余資潰し、益固め売却後の入替など最終投資家の潜在的需要は強そうである。

したがって、セカンダリー市場を含めたその結果如何では、相場の切り返しが大きくなる可能性がある。」どうやら、それに沿った結果になった。また、今年度の相場のテーマは需給、しかも、それは国債増発ではなく、金融機関の余資積み上がりだと我々は4月以前から主張してきた。今回、それが最も具現化された入札結果になったと言える。

休場明けの昨日の米国市場は株高債券安。NY ダウは56.07 ドル高の9,497.34 ドル。米10 年国債利回りは4bp 上昇の3.48%(6 時26 分現在、ブルームバーグ)。日経平均株 価の続伸も見込まれ、外部環境はアゲインストである。したがって、本日の相場は好需給と外部環境の悪化が対立する構図になる。

▼今日の長期金利/
米株高・米債安・商品市場高を受けて低下一服

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>

・ 長期金利(#303) 1.325%~1.350%

・ 債券先物(9月限) 138.85円~139.05円

<シナリオ>

長期金利は、昨日の米株高/米債安/商品市場高を受けて低下一服。もっとも、昨日の5年国債入札で良好な需給環境が確認されたことから、金利反発余地は限定的。

 

債券先物チャート

9月限の日足は上影陽線。たすき線となり、前日に空けた二空目(138.96円-139.08円)を埋めた。ただし、「アイランド・リバーサル・トップ」は残っている。

▼9月推奨オペ確認/
今回は設定レンジが狭い分、高速回転も可能

日興シティグル-プ証券会社・金融商品本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は、今月の推奨オペレーションの中間レビューには早いものの、ディレクションに関し、「トレードすべき動きがあったので確認したい」と言う――。

まず、9 月3 日付けの本レポートでは、次のとおりコメントした。

「『今年度は需給相場。しかも、国債増発より銀行の余資積み上がりがテーマ。最終的には、1.00%に近づく可能性はあるものの、年末までは1.30%から1.40%台がコア・レンジ』というのがこれまでの相場観。基本的には不変ながら、足元の好地合いは投資家が予想以上に早く動き出したことを印象付ける。それでも、1.30%割れ定着は時期尚早と見る。そこで、ロングを取り直す水準、さらに、逆張りのレンジそのものを切り下げる。」

具体的には、「1.30%に近いコストの10 年301 回債ショートを一旦、ほぼ同水準の1.30%台で閉じたい」としていた。301 回債利回りは9 月3 日、1.250%まで低下した。1.250%割れがロス カット・ラインだったために肝を冷やしたが、結局、そこから反発、7日には1.315%まで上昇した。したがって、計画どおり(若干、益が出たとしても良いかもしれないが)、カバーすることができた。

▼LDN金1000ドル/
少しパニック的な買いが入り、1005ドルまで上昇

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、 NY貴金属相場について、概ね次のようにコメントした――。

 

金&銀

とうとう1000ドルを越えました。朝からじわじわ上がる展開でしたが、Comex Dec Goldで1000ドル(Spotで998.50レベル)では何回も跳ね返され、やっぱり1000ドルは固いかと思われましたが、ロンドンが入ってくる東京午後3時過ぎにスポット998を取引した瞬間に大きな買いがComexに入り、一挙に1000ドルをブレーク、ロンドンがスタートすると1005ドルまで上昇しました。少しパニック的な買いがはいったという印象です。その後も買いは続き一時1007ドルまで買い上げられました。

▼米欧商品市況/
NY貴金属=軒並み上伸、NY原油=期近は急伸

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された8日の海外商品市況は次のようになった――。

【NY貴金属=軒並み上伸、ドル安・原油高で金は1000ドル突破】

金は上伸。12月限は反発。世界の株価上昇やドル安・原油高の加速をはやし、ファンドのテクニカル買いで1000ドルを突破した。ただ、連日の急騰に対する利食い売りで、上げ幅を縮小した。銀は急伸。12月限は急反発。世界の株価上昇による景気回復ムードやドル安・原油高の加速、金の1000ドル超え、銅の急伸をはやし、年初来高値を更新した。

プラチナは大幅続伸。ドル安・原油高をはやして金が1000ドルを超えたことに追随し、8月6日以来の高値に急伸した。南アのスト終結は材料視されなかった。

パラジウムは続伸。世界の株価上昇やドル安・原油高、他の貴金属の急伸をはやし、300ドルを突破して一代高値を更新した。ただ、利食い売りで上げ幅を縮小した。

【NY原油=期近は急伸、OPECの生産枠据え置き見通しなどで】

原油は、期近が急伸。あす9日の石油輸出国機構総会での原油生産枠据え置き見通しが強まるなか、ドル安進行や株高などを好感し、期近は8月31日以来の水準へと急伸した。 

石油製品は期近が急反発。原油同様の展開となるなか、ヒーティングオイル期近は1日以来、改質ガソリン期近が8月31日以来の水準へと大幅に上昇した。 (オーバルネクスト シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

 

ニュース・チェック

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

いちよし証券(8624)

■平成22年3月期の中間配当予定について
http://www.ichiyoshi.co.jp/info/pdf/20090908_haito_j.pdf

住商情報システム株式会社 (9719)

■住商情報システムとスイフト・ジャパングローバル資金管理ソリューションの共同提供開始
~マルチバンク対応ソリューションを低価格・小規模システム構成でご提供~

http://www.scs.co.jp/

ソニー株式会社(6758)

■IRウェブサイトリニューアルのお知らせ
この度、弊社IRウェブサイトをリニューアルいたしましたのでご案内申し上げます。

コンテンツへのアクセスのしやすさや利便性を考慮し、トップ画面のデザイン、レイアウトを変更いたしました。 

トレンドマイクロ株式会社(4704)

■ウイルスバスターシリーズ初、Mac OSにも対応 「ウイルスバスター(TM)2010」9月4日(金)より店頭で発売 ~WindowsでもMacでも、1シリアルで3台まで自由に組み合わせて利用できる~http://www.trendmicro.com/jp/about/investors/overview.htm

積水ハウス株式会社 (1928)

■コミュニケーション・ロボットテクノロジー(RT)を応用した

高齢者の在宅健康管理・支援システムの開発に向けて千葉工業大学との共同研究を開始

http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2009.html