日本:実質GDP予想・ドル円予想ほか

★東証1+2部時価総額(10日)=289兆6799億円(前日比−3385億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は一時9350円に接近するも、日米企業決算などを前に様子見。日経平均 が終値で前日比−94.44円安の9192.84円、またTOPIXも同−7.22安の865.28、JASADAQ指数は同−0.66安の47.12となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは6業種。食料品、保険業、医薬品などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は円が軟調。ドル円相場は92円台後半で推移、ユーロ円は129円台前半で推移している。

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■日本:実質GDP予想/09年度=▲3.4%、10年度=+0.5%と予想

大和総研・経済金融調査部シニアエコノミストの熊谷亮丸さん(Mitsumaru Kumagai / Senior Economist, Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は10日、先の短観で景気回復力の鈍さを確認したとした上で、日本経済の行方に関して、おおよそ次のように語った——。

<日銀短観で景気回復力の鈍さを確認>

7月1日に発表された日銀短観(6 月調査)は、日本経済の回復力の鈍さを確認させる内容であった。短観は強弱材料が入り混じった内容ではあったが、全般的に市場の事前予想ほどには改善しなかった印象が強い。

<日本経済の回復力は脆弱>

わが国の実質GDP 成長率(前期比ベース)は2009 年4−6 月期以降、プラスに転換した後、2009 年下期以降、公共投資による下支え効果が見込まれること等もあり、2009 年一杯プラス成長が続く見通しである。この結果、テクニカルな意味では、4−6 月期以降、景気が回復局面に入ったと認定される可能性が高まっている。但し、日本経済が本格的な回復局面に入ったとの評価は時期尚早である。

▼今日の株価予想/値ごろ感の買い戻しも、政局不安で反発力鈍い

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場はもみ合いへ。先週末の日経平均の終値が7月限SQ値(9386円69銭)を下回ったことで売りが先行する展開も想定されるが、直近下げに対する値ごろ感が意識されるタイミング。ただ、都議選で連立与党が過半数を下回ったことで、政局動向の不透明感から反発力の鈍い展開となろう。

日経平均は75日移動平均線を維持できるかどうか。続落のケースでは心理的節目の9000円処が目先の下値メドに。一方、反発のケースでは25日移動平均線に対する動きが目先重要になってくる。同線を超える動きとなれば、75日移動平均線をサポートに高値圏のもち合いにつながる可能性はあるが、下落基調にある25日移動平均線などに上値を抑えられる可能性は高い。その際には200日移動平均線、一目均衡表の月足転換線8600円処などが今後の重要な下値メドとなってくる。

話題の銘柄

6804 ホシデン/Wii Fitは当社予想を上回る好調を持続、目標株価1600円

みずほでは、「2010年3月期当社予想営業利益は150億円(会社計画営業利益130億円)で変更はない。Wii Fitに関しては、日本の倍以上の市場規模がある米国ゲーム機市場において、普及率(Wiiに占めるWii Fitの割合)は、2009年6月末時点で約36%にとどまっている。また、日本の普及率も42%であり、Wiiに比べてWii Fitの普及余地は残されていると考える。現状Wiiの世界需要においては既にスローダウン傾向にあるが、Wii Fitにおいては、当社予想を上回るペースで推移していると考えられる」、「2010年3月期第1四半期においては、営業利益で34億円が会社側からガイダンスされているものの、上述のWii Fitの相対的な底堅さを見込み、当社では同40億円を予想している。プロダクトミックスの観点からは、利益率の高いWii Fitが健闘しているため、当社予想に比べてプラスの方向で業績は推移している可能性が高いと考えられる。また、携帯電話向け音響部品/自動車向けSTN液晶などのダウンサイドリスクは、2009年3月期に行われた減損処理の加速などによって、限定的と予想される」と指摘。今2010年3月期連結営業利益を会社計画130億円(EPS102.7円)に対し150億円(EPS117.4円)、来2011年3月期160億円(EPS132.1円)と予想。投資判断「1」、目標株価1600円(過去平均並みのPER14倍を適用)を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

■ドル円予想/米短期金利は当分低位=ドル安・円高方向に振れやすい

大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は10日、米国株価とドル円との相関は、株価が底打ちした3 月以降、低下しているとしながらも、「株安になるとドル安・円高になりやすいという関係は変わっていない」と語った。

最近の株安で米信用リスクはやや上昇しているが、景気回復の足踏みを受けた利上げ期待の後退の影響が大きく、米短期金利は低下している。亀岡さんは、「米景気が雇用を伴って回復し、出口政策や利上げへの期待が台頭するまでは、米短期金利が低位で推移し、日米金利差との相関が強いドル円がドル安・円高方向に振れやすい」と見ている。

■今週の予想レンジ(先週のレンジ)

ドル/円: 91.50− 94.50 ( 91.81− 96.24)

ユーロ/円:126.00−132.00 (127.02−134.34)

ユーロ/ドル:1.3700−1.4100 (1.3833−1.4072)

豪ドル/円: 70.00− 75.00 ( 70.96− 76.62)

豪ドル/ドル:0.7650−0.7950 (0.7724−0.8038)

▼ドル円相場/安値更新後に急反発だが、ゲームはまだ続く

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は10日、為替相場について概ね次のようにコメントした——。

10日は昼間からフライデーローを取りに来る、0時過ぎに攻めてくる、と宣言していたので0時過ぎに安値更新したのでホッとしたのである。ところがいとも簡単に急反発をしたので、ちょっとがっかりであった。とは言え、ゲームはまだ続く。こういうことをやっていると終わらないんだよ。ユーロ円も、ええ感じだったね。(7月10日。夜中。)

▼クロス円投資戦略/不透明な相場=積極的にリスク取る場面ではない

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は10日、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

9日のクロス円は結局、東京時間からの買い戻しが海外時間に入っても続き、大分値を戻す動きとなりました。ただ10日に入ると、またクロス円は上値が重くなり値を下げています。上昇したことで利食いの売りや、戻り売りが出たようです。少し方向感がなくなってきたという印象ですが、また相場が荒れ出す可能性は否定できず、まだまだ予断は許されない状況です。

現状のレベルでは9日に続き様子見。また戻す場面があれば売ってみるのもいいかもしれませんが、その戻りが急激なものになってしまうリスクも残りますから、損切りを徹底するなど、リスクは極力小さくしたいと思います。まだ不透明な相場ですから、積極的にリスクを取る場面ではありません。

▼今週の長期金利/弱含みにもみ合いつつ、1.20%台後半で「踊り場」形成

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・長期金利(#302) 1.260%〜1.315%

・債券先物(9月限) 138.65円〜139.15円

<シナリオ>

長期金利は弱含みにもみ合いながら、1.20%台後半で「踊り場」を形成する。金融緩和政策の時間軸効果(=ブル・フラット化)や米債高基調による低下圧力と、利益確定売り(←相場の高値警戒感やスピード警戒感)や根強い需給悪化懸念(←“民主党財政”を巡る思惑)による上昇圧力との綱引き。

ポイントは(1)長期金利の低下余地を決める3つの要因、(2)金融緩和政策を巡る時間軸効果のブル・フラット化効果、(3)利益確定売りニーズと米長期金利の低下圧力。

▼今週の債券相場/相場は調整と予想=一方的な強気相場には陰り

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

今週の債券相場見通し…10年302回債利回りは1.270〜1.330%と予想

今週の10年302回債利回りは1.270〜1.330%と予想する。9日、1.270%まで低下してからは売り買いが交錯しており、一方的な強気相場には陰りが見られる。したがって、外部環境の如何にかかわらず、相場は調整と予想する。もっとも、当初は押し目買いの力が強く、調整幅は限定的なものにとどまろう。いずれにせよ、年末までは1.30%から
1.40%台で推移する時間帯が多いとの見通しは変わらない。週を通じてのカーブ変動の主役は5年債入札と考える。

▼NY金相場/休暇入り始めた市場関係者も多い?900ドルは固そう

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場について、概ね次のようにコメントした——。

金曜日はしずかな中、夕方ロンドンからの売りで910ドルまで下げて低値引けでした。その後908ドルまで下がりましたが、ニューヨークでは引けにかけて913ドルまで値を戻しました。まさにどこも動意薄といったマーケットでした。まさにSummer Doldrumsでしょうか。Holiday Seasonで休暇に入り始めた市場関係者も多いようです。しばらくこんな感じが続きそうですね。900ドルは固そうですね。

▼米欧商品市況/大豆=総じて続伸、コーヒー=反落、粗糖=反発

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された10日の海外商品市況は次のようになった——。

【NY原油=期近は反落、ドル高などで一時5月19日以来の安値】

原油は、期近が反落。ドル高・株安や先行きの需要減少懸念などを背景に、期近は朝方に5月19日以来の水準へ一段と下落したが、その後は売られすぎ感などから安値修正場面へと転じた。

石油製品は、ヒーティングオイルは期近が続落、改質ガソリン期近は反落。原油同様の動きとなるなか、ヒーティングオイル期近は一時、5月26日以来の水準へ一段と下落したが、中盤以降はショートカバーなどに支えられ下げ幅を縮小した。

【シカゴ穀物=大豆は総じて続伸、コーンはまちまち】

大豆は総じて続伸。11月限は小幅続伸。前日の高値を抜いたあと、ドル高・原油安や新穀の期末在庫が予想平均を上回ったことから前日の安値を下回ったが、売り過剰感の台頭や外部市場の転換をはやしてプラスに浮上した。

コーンはまちまち。12月限は反落。売り過剰感で前日の高値を抜いたが、ドル高・原油安で下押されたあと、期末在庫の上方修正が嫌気されて年初来安値を更新した。ただ、ドル高・原油安の一服や大豆の急反発をはやし、下げ幅を縮小した。

【NYソフト=コーヒーは反落、粗糖は反発】

アラビカ・コーヒーは反落。9月限は、ドル高・他商品安を嫌気し、3月12日以来の水準へ下落したものの、終盤は売られすぎ感が広がり、レンジ内で下げ止まった。
粗糖は反発。10月限は、ISOがインドの供給不足がさらに拡大する見通しを示したことから、押し目買いなどに支えられた。 (オーバルネクスト シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

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