7月の株価予想・今週の株式相場ほか

★東証1+2部時価総額(29日)=302兆8105億円(前日比−3兆5469億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は全面高。米国株の堅調や円安受け日経225で1万円に接近も届かず。日経平均 が終値で前日比+184.57円高の9968.04円、またTOPIXも同+14.32高の929.64、JASADAQ指数は同+0.64高の48.11となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種の全業種が上昇。鉱業、精密機器、繊維業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場はまちまちの展開。ドル円相場は東京市場でドル安・円高が進み再び95円台後半で推移、ユーロ円は135円台半ばで推移している。

▼5月鉱工業生産/特に、輸送機械など輸出関連が引き続き好調

クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は29日、5月の鉱工業生産について次のようにコメントした——。

(1)生産は前月比5.9%増と3ヶ月連続増加

(2)輸出関連業種を中心に6 月、7月も増産の見通し

(3)資本財(除く輸送機械)出荷は2ヶ月連続減少となり、4-6月期の企業設備投資もマイナスとなる可能性が

一段と高まった

<国内生産は回復傾向を辿っていることが確認>

5月の生産は、前月比5.9%増と3ヶ月連続増加した。事前予想(当社:同8.0%増、コンセンサス:同7.0%増)を下回ったものの、生産計画に対する実現率は0.8%と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。出荷は前月比4.5%増と3ヶ月連続増加、在庫は同0.6%減と5ヶ月連続減少し、在庫調整の進展とグローバル生産の持ち直しで、国内生産は回復傾向を辿っていることが確認された。

■7月の株価予想/夏場に調整する可能性はあるが、大崩れしない

大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、7月の株式相場について、「日経平均株価が1 万円の大台回復後、スピード調整へ」として概ね、次のような見通しを示した——。

<テーマ的には、1.アジア、2.グリーン、3.カネ余りの3つが柱>

日経平均株価は3月10日の安値7,054 円から40%を超える急反騰相場を演じ、6 月半ばに10,000 円の大台を達成したが、ファンダメンタルズやバリュエーションに比べて「スピード違反」の様相。日本株は夏場に調整する可能性はあるが、大崩れしないだろう。

日本株の先行きを占う上で7 月下旬〜8 月前半に発表される4〜6 月期の企業業績が注目されるが、業績上方修正優位の流れが強まる可能性がある。TOPIX の今後、6〜9 ヵ月先を占う場合、上値メドはPBR 1.5 倍、1,200 程度とみる。

■今週の株式相場/外部環境睨みで小動き、個別物色中心の展開へ

みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は29日、今週の株式相場について次のようにコメントした——。

<今週の予想レンジ=日経平均で9,700円〜11,000円>

今週の東京市場は個別物色中心の展開と予想する。月末、月初めとあって、日米共に1.重要度の高い統計の発表が相次ぐ予定であり、主要指数・平均株価は引き続き外部環境睨みのなかで小動きに止まると考える。米国市場は2.センチメントの改善や長期金利の落ち着きなどを背景に年初来の高値水準を窺う場面も見られようが、3.米国株高はドル安に繋がる構図が現存しており、日本株にとっては好悪両面の作用をもたらす可能性があろう。日本では29日、30日に投資信託の設定が集中する。銀行などの窓口販売主体の株式投信も設定が予定されており、投資意欲の高まりが裾野を広げつつあるのか、限定的なものなのか、国内のセンチメントを占う意味から募集結果に注目したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

▼今日の株価予想/相場上昇継続には国際優良株の動きがポイント

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場は反発が予想される。金融株や資源関連株に押し目買いが期待できよう。値がさ株ハイテク株なども堅調な動きが想定され、日経平均は5日移動平均線の強い上昇に押し上げられる展開となりそうだ。後場からは明日の日銀短観発表を前に様子見ムードとなりそうだが、今日は6月の売買最終日でドレッシング買い観測なども予想され、終日堅調な展開が続きそう。

週間ベースでは直近高値10170円を目指す動きが想定されるが、今後10000円を超えを維持するには相対的に軟調な主力の国際優良株の動きがポイント。ドル円相場はもち合いを続けており、足元95円台を値固めに円安方向に動きが出来るかどうかが注目される。

話題の銘柄

5801 古河電気工業/インフラ需要で収益を取り込める体制を持つ、目標株価560円 

モルガンでは、当面の景気環境において相対的に優位な需要項目になるとして、インフラ関連を挙げ、電線業界はそのインフラ需要が取り込めるとして注目した。特に古河電工については、(1)次世代通信/ブロードバンドネットワーク構築需要の取込み、(2)中国の電力インフラ整備需要の取込み、——の2点で優位に立つとして、トップピックに挙げた。(1)について、主要商品は光アンプやROADMなど。欧州向け子会社では光ケーブル生産2拠点で能力を増強しているほか、同業他社に比べて付加価値を取り込める点が優位と指摘。(2)について、同社は中国に100%出資の高圧電力ケーブル子会社を持ち、好調な需要を受けて生産能力を増強済み。中国での高圧ケーブルのシェアは30%程度から40%程度に拡大するとみられている。他の子会社で手がける高圧ケーブル部品も含め、売上は好調で来11年3月期にかけての収益回復を牽引すると言及した。今10年3月期の1Q決算時点では好材料に乏しいが、09年下期にかけて黒字化し、来期は営業利益の大幅回復を見込む。これらを踏まえて今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10年3月期を、会社予想100億円(EPS 3.6円)に対し、100億円→110億円(EPS 7.5円)、来11年3月期を330億円→315億円(EPS 31.3円)と変更し、12年3月期を355億円(EPS 34.2円)と予想。投資判断「Overweight」を継続し、目標株価を410円→560円(来期PER18倍)と引き上げた。 トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼クロス円投資戦術/ポンド円やNZドル円=売りを仕掛けやすそう

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

29日はユーロ円が先週末の安値を下抜けて売り優勢。それに引っ張られてクロス円が軟調でしたが、下げた所でポンドの買い戻しがうまくはまって、ポンド円は158円手前まで上昇しています。

先週末の動きをも見ると、米ダウが34ドル安と小幅に下げました。ただ、米個人所得などは非常にいい数字だったので、25日にダウが急伸した反動で、26日は小幅安になってしまったのだと思います。やはり、上げたところでは売りが出てしまうという印象です。中国人民銀行が、新たな基軸通貨の必要性を訴えるなど、少し動きがありましたが、米ダウを見る限り、今の市場環境に変化が出てきたとは思えません。繰り返しになってしまいますが、クロス円の戻り売りを続けることにしたいと思います。上げ止まるのを待ってから売りたいとは思いますが、ポンド円やNZドル円が、今のところしっかりと戻しているため売りを仕掛けやすそうです。

▼今日の長期金利/9月限日足=小陽線ながら大引け坊主で先高を示唆

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・長期金利(#301) 1.370%〜1.390%

・債券先物(9月限) 137.75円〜138.05円

<シナリオ>

長期金利は昨日の米債高を受けて弱含みでスタートした後、明日の日銀短観発表や明後日の10年利付国債入札などのイベントを前に様子見に転じる。

▼今日の債券相場/先週からの好地合い引き継いで、横這い強含み

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

本日の想定レンジとコメント

米国市場はNYダウが90.99ドル高、米10年国債利回りはウインドウ・ドレッシングとの解説が専らだが、6bp低下の3.48%(6時37分現在、ブルームバーグ)。さて、昨日の堅調相場は弱めの鉱工業生産や株安が背景と説明される。しかし、一部の先物プレイヤーを除けば後講釈。基本的には先週からの好地合いを引き継いだということだ。したがって、本日の相場も概ね同様な動きの横這い強含みと見込む。カーブでは、先物連動ゾーンを除くとスティープ気味だろうが、月末のExtension がそれを多少和らげよう。(AM6:43、佐野さん)

【本日の筆者の予想レンジ】

10年301回債利回り :1.375〜1.390%、 長国先物9月限: 137円73銭〜138円08銭

■09年度金利予想/年度末に向け一気に利回りが低下する可能性高い

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)はこのほど今年度の債券相場見通し(詳報)をまとめ、次のようにコメントした——。

26日の本レポートでは、「今年度の債券相場見通し…1.560%がピーク」と題して解説をした。しかし、紙面の関係上(他のトピックスがあったため)、詳細には至らなかった。今日はその詳報である。「国債増発を最も懸念するのは、それが実際に始まる前。景気回復期待、米国長期金利上昇、株高など外部環境の悪化が加わり、10年国債利回りは6月に1.600%に迫る。しかし、そこが今年度のピーク」が当初の見通しだった。したがって、6月11 日の1.560%がこれに相当する。後は今後をどう見るかである。

▼NY金相場/大きな買い=900ドル近辺まで出てこない雰囲気

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場について、概ね次のようにコメントした——。

材料不足? Summer doldrums?

理由は何であれ動意の薄いマーケットが続いています。東南アジアをはじめとする実需筋もほとんど動きがありません。おそらく950ドルを越えると売り、買いは900ドル近辺まで行かないとなかなか大きな動きでは出てこないような雰囲気になっています。みんなが様子見になっていますね。小さなポジションでは940ドル越えを売り、936ドル近辺で買うといったday tradeがベトナムからは見られましたが。

ニュース・チェック

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)

■大和証券エスエムビーシー株式会社 第1 回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の発行

■大和証券エスエムビーシー「金融証券研究所」設置時期変更について

■府中支店の新設について

■大和証券グループ 機構改革および役職員の異動について

■大和証券グループ 役員人事について

http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm

三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社

日本リテールファンド投資法人(8953)

■資産運用会社における取締役および監査役の選任に関するお知らせ
http://r26.smp.ne.jp/u/No/75414/j8UHCGB9dPc8_677/090629001.html

産業ファンド投資法人(3249)

■資産運用会社における取締役および監査役の選任に関するお知らせ
http://www.iif-reit.com/ir/index.html

松井証券株式会社(8628)

■2011年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ
http://www.matsui.co.jp/company/index.html

株式会社ディー・エヌ・エー(2434)

■平成21年3月期 有価証券報告書
■内部統制報告書
■2010年3月期 第1四半期決算発表・決算説明会(日時のご案内)
http://www.dena.jp/ir/

株式会社サイバーエージェント(4751)

■マイクロアド モバイルアドネットワーク、広告主数が100社を突破 

http://ir.cyberagent.co.jp/