★東証1+2部時価総額(28日)=293兆7352億円(前日比+1兆0868億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株高と円安の追い風にも反応薄の相場展開。日経平均 が終値で前日比+5.78円高の9457.17円、またTOPIXも同−1.67安の893.92、JASADAQ指数は同+0.12高の43.74となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは15業種。鉱業、海運業、鉄鋼などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は円安が進む。ドル円相場は96円台前半で推移、ユーロ円は134円台後半で推移している。
▼来週の注目材料/法人企業統計=設備投資に大きな修正はない
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は28日、来週の注目材料として、4日(木)発表の法人企業統計(Q1)に注目、次のように予想する——。
1-3 月期の実質GDP 成長率は前期比年率換算で15.2%減と戦後最大の下落幅となった。ほぼ事前予想どおりだったが、民間在庫の成長率に対する寄与度は同-1.0%ポイントと小幅なものに止まった。10-12月期には1.9%ポイントの押し上げ要因となっていたことや、生産統計では大幅な在庫調整が進んでいたことからすると、若干違和感がある。
法人企業統計では、企業設備投資と在庫投資がGDP2 次
速報値(6月11日公表予定)の改定要因となる。民間企業設備投資については、前期比ベースで供給サイド統計である全産業供給指数の民間企業設備投資とほぼ同程度の下落幅であり、大きな修正はないと予想される。ただ、在庫投資が大幅に減少していれば、2 次速報値では下方修正される可能性があろう。
▼4月鉱工業生産/企業の生産見込みが実現する確度が高まる
大和総研・経済金融調査部(渡辺 浩志エコノミスト+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は今朝、発表された4月鉱工業生産に関して、「2ヶ月連続の増産」として次のように語った——。
(1)輸出増や在庫調整の進捗から2ヶ月連続の増産
4月の鉱工業生産は前月比+5.2%と市場コンセンサス(同+3.3%)を大きく上回り、2ヶ月連続で増加した。これは貿易統計にみる輸出数量が増加を続けている(内閣府季調値の前月比:3月+3.1%、4月+3.6%)ことや、国内の在庫調整の進捗を受けたものとみられる。なお、在庫は同▲2.7%と4ヶ月連続で大きく減少した。出荷とのバランス(在庫率)で見ると依然として余剰度は高いが、在庫の減少と出荷の増加の両面から、在庫率は先月に引き続き急ピッチで低下(改善)している。生産を業種別にみると、電子部品・デバイス、輸送機械等、これまで悪化の主役となってきた産業が増加している。また、アジア向けを中心に輸出が好調な化学、プラスチック製品等でも増産が続いている。
▼豪ドルの行方/やや早めに豪ドル高の局面入りした可能性あり
オフィス セントポーリア代表の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi:CFA/ President, Office Saintpaulia)は28日、膠着を続けていた外貨相場も、するりと円安方向へ水準を変えてきたようだとした上で、「これは、輸出株中心に、いよいよ国内株価が上抜ける材料となるかもしれない」との見方を示した——。
6月までの豪ドルのメインシナリオの予想レンジ上限を75 円と置いてきた。これは上限として非常によく機能してきたが、為替市場のテーマは世界経済・市場全体が落ち着く中で、内外金利差にシフトしつつある感が強まっている。豪ドルの年末に向かってのシナリオは、もともとさらなる豪ドル高・円安としており、このシナリオの方向性を変更する必要は全く感じないが、やや早めに豪ドル高の局面に入った可能性があり、予想レンジの上方修正をする必要があると考える。
■6月の株価予想/TOPIX=6〜9ヵ月先の上値メドは1,200前後
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、6月の株価見通しについて、「悲観の中の反騰相場〜09 年度高値PBR メド1.5 倍、TOPIX 1,200」として、概ね、次のようにコメントした——。
世界的な金融不安と信用収縮が懸念された3 月までは、倒産リスクを警戒しながらTOPIXのPBR は1倍を割り込む展開となったが、その後の主要各国の政策対応や協調体制の確立などによって信用リスクが低減し、PBR 1 倍がフロアに変化したとみられる。
TOPIX の今後、6〜9ヵ月先を占う場合、上値メドはPBR 1.5倍、1,200前後とみる。PBR 1.5倍に相当する12 ヵ月先予想ROE は、概ね6%後半〜7%くらい(12ヵ月先予想EPS で50〜60)。現時点の東洋経済予想を基に2010年3月末時点の12ヵ月先予想ROEは5%程度にとどまる。ただし、企業収益予想は09 年上期以降、上方修正優位、収益回復局面に転じるとみられ、10年3月末時点の12ヵ月先予想ROE が6〜7%まで上方修正される可能性はあり得よう。
▼今日の株価予想/テクニカル面では一段高のタイミングか?
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は寄り前に4月鉱工業生産が発表される。3月は前月比プラス1.6%となり6ヵ月ぶりに上昇に転じた。4月も市場予想(前月比プラス3.3%)を上回り、5月以降も強い見通しが示される結果となれば、景気底入れ期待がより高まり朝方から全面高スタートが予想される。日経平均はあっさりと高値更新の動きか。テクニカル面では、一目均衡表の転換線が上昇することで株価の一段高に期待できるタイミング。週足では来週、13週や26週線の上昇が強くなることや、週足の一目均衡表でも転換線が一段と上昇する見込み。大台10000円到達への期待が一段と高まろう。
話題の銘柄
5711三菱マテリアル/大幅上方修正へ、今期、経常黒字が視野に、目標株価360円
クレディ・スイスでは、「三菱マテリアルを訪問取材し、業績予想を見直した。また、今回新たに11年度予想も加えた。09年度経常損益は従来の108億円の赤字から6億円の黒字へ上方修正する。会社計画210億円の赤字は大幅に上回ると考える。今期会社計画には、(1)100億円の具体性のない下振れリスク、(2)持分法利益の過大リスク織り込み(70億円程度の上方修正余地)、(3)セメント値上げ効果の過小織り込み(30億円程度の上方修正余地)、(4)銅市況前提が保守的(足元の2ドル/lbに対し、1.6ドル/lb前提、20億円程度の上方修正余地)、(5)超硬工具で下期稼働率回復をほとんどみていないこと(上期57%に対し、下期62%)、など多くの保守的要素がある。10年度も米国セメント事業の回復などにより、増益基調が続く可能性が高い」と指摘。今2010年3月期連結経常損益を会社計画210億円の赤字(EPS-39.4円)に対し従来予想108億円の赤字(EPS-16.4円)から6億円の黒字(EPS-19.2円)へ上方修正し、来2011年3月期連結経常利益を544億円(EPS24.4円)、2012年3月期683億円(EPS33.1円)と予想。投資評価「OUTPERFORM」、目標株価360円を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■ドル円相場/米ドルは、明らかに“異変”を起こしている?!
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
ドル円はジンクス通りとなった。悪口を書き続けると突如として動き出す習性があるのだ。米ドルは明らかに異変を起こしているので、ドル円の野中の一本杉がどこまで伸びるのか注目して眺めている。主力はやはり欧州通貨だ。(5月28日。木曜夜中。)
▼FX投資戦術/ポンド円はじめクロス円も押し目を買いたい
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
クロス円がかなり上昇してきています。27日から、ポンド円などはしっかりした動きをしていましたが、28日はS&PがNZの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げました。これでNZ円が上昇、その他も軒並み上昇しています。ポンド円は様子見としていましたが、ここからは押し目を買っていきましょう。その他のクロス円も押し目を買いたいと思います。
■米長期金利見通し/長期金利上昇=ピークアウトのカギを握るのは誰?
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。
<予想レンジ>
・長期金利(#300) 1.460%〜1.480%
・債券先物(6月限) 136.35円〜136.60円
<シナリオ>
長期金利は弱含みにもみ合う。昨日の米長期金利の上昇一服を受けて買い安心感が漂う。
なお、石井さんは米長期金利上昇のピークアウトのカギについて次のように語った。
「当面の焦点はやはり、FRBが長期国債の購入増額に踏み切るかどうかである。それがアナウンスされれば、米債市場では底なし沼のような需給不安が後退し、米金融機関は中短期債のみならず、長期債にも食指を伸ばし始めるだろう。それが、資本の穴埋めと償却原資の確保に汲々とする自らを救う最も有効な手だてになるからだ。FRBの『次の一手』を巡り、いつ決めるのか、決めないのか、日米債券市場の期待と不安が交錯していきそうだ。」
▼今日の債券相場/上伸後にもみ合い、引けにかけて強含みと予想
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
米10年国債利回りは13bp低下の3.61%(6時38分現在、ブルームバーグ)と一連の入札を終え、利回り反落という恒例の展開。昨日は10年1.50%のサポートが形ばかりの感はあるものの、確認できた。加えて、通常月より長くなる月末の長期化がある。したがって、本日の相場は上伸後、もみ合い、引けにかけて強含み、一方、カーブ(除く7年)はフラット気味と見る。もっとも、1.50%を離れての積極的な買いまでは考え難く、今後も国債需給と米国長期金利上昇を懸念した弱気相場持続の可能性は低くない。(AM6:43、佐野さん)
【本日の予想レンジ】
10年300回債利回り: 1.455〜1.475%、長国先物6月限:136円56銭〜136円87銭
■国債発行と債券相場3/来年度の国債発行=幅を持って解釈して欲しい
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は来年度・国債発行のイメージを予想した——。
2次補正後及び来年度の国債発行のイメージ(3)
7月上旬までで需給不安が一旦、収まるものの、今度は税収見積もりの下方修正に伴う再増発懸念が燻ることになろう。しかし、それも年末までの段階で来年度を含めて増額幅が大きく膨らまないことを市場が理解し、一気に解消すると考えられる。現時点において、来年度の国債発行に関し、市場がどの程度明確なイメージを持っているかは定かではない。おそらく、増額への漠然とした不安を抱いているに過ぎないのだろう。今回の分析はそれを和らげる助けと考える。もっとも、解説するに先立って、様々な前提に基づいており、結果は幅を持って解釈して欲しいとした。最後に、今後の借換債増を考えると(かつて、「2008年度問題」などと言われたが)、予算全体を踏まえた広義の国債管理、負債管理政策の必要性を痛感する。
▼米欧商品市況/NY原油=期近は大幅続伸、NY貴金属=続伸
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された28日の海外商品市況は次のようになった——。
【NY貴金属=続伸、ドル安・原油高の加速をはやす】
金は続伸。株価指数先物の下落で前日の安値を下回ったが、米経済統計が景気底入れを示唆したことやドル安・原油高の加速をはやし、先週の高値を抜き去った。銀は大幅続伸。利食い売りが続いて値を消したが、米経済統計が景気底入れを示唆したことやドル安・原油高の加速、株価反発をはやし、2日連続で年初来高値を更新。
プラチナは続伸。GMへの懸念や弱気の外部市場で前日の安値を割ったが、ドル安・原油高の加速や金・銀の急反発、株価反発をはやして前日の高値を突破した。
パラジウムは急反発。テクニカル売りで5月5日以来の安値に急落したが、外部市場の強気転換や他の貴金属の急伸でろうばい買いが入り、前日の高値を上回った。
【NY原油=期近は大幅続伸、予想以上の在庫急減などで】
原油は、期近が大幅続伸。ドル下落や原油在庫の予想以上の急減、米株高などを背景に、期近は昨年11月10日以来の水準へ一段と上昇した。石油製品は続伸。原油高に追随するなか、ヒーティングオイル期近は在庫増加が予想を下回ったこともあり、1月7日以来の高値圏へ上昇した。改質ガソリン期近は、予想されたほど在庫が減少しなかったものの、終盤に再び買い直されると、昨年10月14日以来の水準へと切り上がった。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)
■平成21年5月21日(木)開催の機関投資家向け決算説明会の模様をご覧いただけます。
http://www.mmv.co.jp/company/index.html
株式会社サイバーエージェント(4751)
■2009年4月連結業績速報について
http://ir.cyberagent.co.jp/news/2009/0528_monthly.html

