★東証1+2部時価総額(26日)=289兆0945億円(前日比+3760億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株が経済指標を好感して上昇したことや円安を受けて上昇。日経平均 が終値で前日比+135.99円高の9446.80円、またTOPIXも同+10.37高の894.14、JASADAQ指数は同+0.34高の43.28となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは29業種。不動産業、証券業、精密機器などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は米国株の上昇で円安が進む。ドル円相場は95円台前半で推移、ユーロ円は133円台前半で推移している。
★堀内AIA社長のFXコメント=ドル円以外は、大いなる往来相場になったね。
AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。「ユーロが、オージーに追随してゾンビ化しつつあり、慶賀。ドル円は、何が悲しくて独り相撲ってとこ。ドル円以外は、大いなる往来相場になったね。こういうのって、結構損失を被るものだよ」。(5月26日。火曜夜中。)
■金融市場の“静けさ”/「巨大な恐竜」を管理しないと、再び不安定化?!
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、金融市場が「凪(なぎ)」のように、静けさを取り戻したとして、次のように語った——。
<米国ではリスク投資が復活する兆しが窺える>
米国ではリスク投資が復活する兆しが窺える。短期金融市場では、昨年秋に見られた大きな「目詰まり」がほぼ解消し、リスクフリーのTBと、銀行間取引金利(LIBOR)との金利差が、金融危機以前の水準にまで縮小してきた。また、クレジット市場においても、トリプルB格の社債と10 年国債との金利差が、一時の6%超から、最近では4%台にまで縮小してきた。昨年秋以降、リスクを怖がってTBや国債に逃避していたマネーが、社債などリスク資産に戻りつつある。最近ではより信用度の低いハイ・イールド債への投資も復活しつつある。オバマ政権による積極的な財政金融政策により、景気底入れ期待が広がりを見せていること、大手銀行へのストレステストが大過なく終わり、資本追加を必要とする銀行が、市場から順調にファイナンスできていることも支援材料になっている。
▼4月貿易統計/中国・アジア・米国・EUなど主要全地域が改善
大和総研・経済金融調査部(渡辺 浩志エコノミスト+熊谷亮丸シニアエコノミスト/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は今朝、発表された4月貿易統計について、「輸出が2ヶ月連続で増加 」として次のようにクイックコメントした——。
1.輸出は2ヶ月連続で前月比プラス
4月の貿易収支は+690億円と市場コンセンサス(▲550億円)を上回り、3ヶ月連続の黒字となった。輸出金額は前年比▲39.1%とコンセンサス(同▲42.0%)を上回り、輸入金額は同▲35.8%と、こちらもコンセンサス(▲36.9%)を上回った。輸出は数量の悪化幅縮小を主因に、輸入は価格の低下幅縮小を主因に前年比のマイナス幅が縮小した格好。季節調整値では輸出は前月比+1.9%、輸入は同+1.9%と、前月に引き続きプラスとなり、輸出入とも下げ止まりとなっている。輸出は、米国等での急ピッチな在庫調整を受けた下振れからの反動の動きが続いている。
▼今日の株価予想/日経は200日移動平均線の上で力強さ試される
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は主力株に見直し買いへ。連休明けのNY株式市場が大幅上昇となったことで、朝方から買いが先行しそうだ。出遅れ感の強い銀行株が相場を牽引する可能性があることや、ドルが円に対して3月安値を前に反発の兆しが出てきており、輸出関連株に買いが期待できよう。信用の評価損益率の改善、マザーズ指数やヘラクレス指数などの新興市場が連日で高値を更新するなど、個人投資家の投資マインドも改善しつつある。日経平均は200日移動平均線を上回り、直近11日高値を超える場面も想定される。200日移動平均線は下向きで抵抗が強いと思われるが、終値ベースで同線を大幅に超える動きが見られれば、来週にかけては大台10000円といった動きが期待できると考える。
話題の銘柄
6301小松製作所/中長期的な利益成長シナリオを織り込む、目標株価1750円
ゴールドマンでは、機械セクターについてマクロ経済の見通し改善を受け、より前向きな姿勢へ変更。中でも、コマツと日立建機はセクター全体のラリー後の銘柄選別として、中長期的に利益成長シナリオを織り込む余地が残ると指摘した。コマツについては、中国における油圧ショベルの月次販売台数が、短期的に同社の株価を下支えすると予想。同月次データは、5月以降にマイナス幅縮小、7月前後に前年同月比プラスへ転じるとみている。中長期的には、コモディティ価格の上昇により資源国の経済が回復し、来期以降の新興国における建機需要が想定よりも上振れる可能性があると指摘した。これらを踏まえて今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10年3月期を、会社予想720億円(EPS 36.2円)に対し670億円(EPS 34.0円)、来11年3月期を1147億円(EPS 87.0円)、12年3月期を2217億円(EPS 137.2円)と予想。コモディティ回復シナリオの恩恵大との見方から、投資判断を「中立」→「買い推奨」に、目標株価を1030円→1750円(10.3期予想PBR2倍)に引き上げ、新たに「コンビクション・リスト(買い)」に採用した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■米債利回り上昇とドル円/ヘッジ付米債投資の妙味高まり、利回り上昇への反応鈍い
クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は26日、ドル/円相場は米国景気の先行き不透明感と財政赤字拡大懸念を背景に弱含んでいることについて、「長期債利回り上昇が悪材料として捉えられているようだ」と語った。また、米日の金利格差は再び拡大しているが、「ドル調達コストの低下で、ヘッジ付米債投資の妙味が高まっており、米国債利回り上昇にドル/円相場が反応しにくい状況となっている」と言う。この点に関してのコメントは次のとおり——。
▼ドル円投資戦略/95円を挟んだ94.50−95.50円のレンジ取引を
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
25日に引き続き、26日も北朝鮮がミサイルを発射しました。25日はそれほど反応しなかったのですが、26日はクロス円が比較的高値圏に来ていたいこともあって、クロス円でのリスク回避の円買いが進みました。それとあわせて、同様に高値圏に位置していたドルストレートで軒並みドル高が進み、ユーロドルは1.39ドル割れ、ポンドドルは1.58ドル割れといったところまでドル高が進んでいます。
▼今日の長期金利/株価9,500円超え高値を更新=上昇余地出る
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。
<予想レンジ>
・長期金利(#300) 1.445%〜1.465%
・債券先物(6月限) 136.50円〜136.80円
<シナリオ>
長期金利は昨日の米債の大幅続落を嫌気して強含み。日経平均株価が米株高を好感して9,500円の節目を超え高値を更新すると、上昇余地が出てくる。
債券先物チャート
6月限の日足は上影陽線。上値を基準線(136.92円)に抑えられ、下値圏での中央での保合い継続。
【チャート・ポイント】
141.91円:年初来高値(08年3月19日ザラバ高値)
140.19円:年初来高値(1月15日ザラバ高値)
138.92円:マド埋め(3月25日ザラバ安値)
138.20円:雲上辺(本日)
137.69円:マド埋め(4月2日ザラバ安値)
137.44円:雲下辺(本日)
137.02円:転換線
137.00円:20日移動平均
136.98円:マド埋め(5月21日ザラバ高値)
136.93円:5日移動平均
136.92円:基準線
≪136.90円:昨日のLIFFE先物6月限終値≫
≪136.82円:昨日の東証6月限終値、前日比+0.09円≫
<136.80円:本日の6月限予想レンジ上限>
<136.50円:本日の6月限予想レンジ下限>
136.30円:年初来安値(5月13日のザラバ安値)
135.82円:38.2%水準【132.05円vs.141.91円】
135.46円:08年10月24日のザラバ安値
134.38円:23.6%水準【132.05円vs.141.91円】
132.05円:年初来安値(08年6月13日のザラバ安値)
▼今日の債券相場/押し浅いが、米長期金利上昇続けば1.490%超えへ
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
好調な消費者信頼感指数や株高を受け、米10 年国債利回りは3.55%まで上昇した。この外部環境の悪化に、20 年入札の強い結果も加わった好需給でどこまで対抗できるかが焦点。まず、本日の押しは浅いと予想する。しかし、米長期金利の上昇がこのまま続けば、4月10 日につけた10 年の1.490%超えが完全に視野に入ろう。一方、カーブは7年までがスティープ化、以降、超長期ゾーンにかけてフラット化と見込む。(AM6:43、佐野さん)
【本日の筆者の予想レンジ】
10年300回債利回り :1.445〜1.460%、 長国先物6月限: 136 円49 銭〜136 円81銭
■国債発行と債券相場/約2.0兆円が前倒し債の減額や出納整理期間発行へ
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は、「市場の補正予算に伴う国債増発懸念は根強く、実際の増発の影響を確認したいという声は多い」(図表1)として次のような2次補正後と来年度・国債発行のイメージを予想した——。
2次補正後及び来年度の国債発行のイメージ(1)
昨日指摘のとおり、その懸念がピークに達するのは、「夜は夜明け前が一番暗い」の如く、増発が始まる6月下旬から7月上旬と本レポートでは見ている。しかし、税収見積もりの下方修正に伴う追加補正(以下、2次補正と表記)及び国債再増発は必至の状況下、市場の国債需給懸念はその後も尽きない。そこで、本日から、この2次補正さらには、来年度の当初予算までをも想定、今後の国債発行のイメージを描きたい。もちろん、現時点では、多くの前提が必要であり、その結果は十分幅を持って解釈して欲しい。
23日の毎日は昨年度の税収が2兆円以上見積もり(補正後46.4 兆円)から下振れると報じた。これは今年度の「土台」が崩れることを意味する。今年度の税収見積もりは46.1兆円。現時点でも、ここから4〜5兆円の下方修正は避けられないと見られる。年度遅くの補正予算策定時には規定経費の削減なども含まれるが、さらなる税収の落ち込みの可能性も含め、2次補正では5兆円の国債再増発と想定する。そして、それは全て市中発行と考える。
▼米欧商品市況/大豆=期近が急反発、アラビカ・コーヒー=反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された26日の海外商品市況は次のようになった——。
【シカゴ穀物=大豆は期近が急反発、コーンはまちまち】
大豆は期近が急反発。7月限は、先週末の好天による西部の作付進展観測や弱気の外部市場を嫌気して金曜の安値を下回ったが、輸出検証高が予想を上回ったことや外部市場の強気転換、ブル・スプレッドの再開で金曜の高値を抜いた。コーンはまちまち。7月限は反落。先週の好天によるコーンベルト東部の作付進展観測や弱気の外部市場が嫌気され、金曜の安値を下回った。ただ、大豆の急反発や強気の米経済統計による外部市場の逆転をはやし、地合いを回復した。
【NYソフト=コーヒーは反発、粗糖は軒並み上昇】
アラビカ・コーヒーは反発。7月限は、高値調整場面となったが、4月の米消費者信頼感指数の予想以上の改善を受けたドル下落・株高から、終盤は急速に切り返した。粗糖は、軒並み上昇。7月限は、インドの砂糖先物取引中止の話や、4月の米消費者信頼感指数の予想以上の大幅上昇を受けたドル安・株高などを好感し、一時、2006年7月14日以来の高値圏へと上昇した。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

