実質GDP予測・今週の株式相場

★東証1+2部時価総額(25日)=289兆5691億円(前日比+2兆2823億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は米英市場が休場のなか、円高進行で9250円近辺まで下落。日経平均 が終値で前日比−80.06円安の9266.94円、またTOPIXも同−3.24安の879.76、JASADAQ指数は同−0.08安の42.89となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは11業種。倉庫・運輸関連業、不動産業、石油・石炭製品などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は主要通貨に対して円が上昇。ドル円相場は94円台後半で推移、ユーロ円は132円台前半で推移している。

★堀内AIA社長のFXコメント=北朝鮮の核で円売り?その裏で兜町は株買い?

AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。「何々?北朝鮮の核で安全資産云々で円売り?その裏で兜町は株買い?何やってんだろうね。日本の軍事化、核武装化は、ずいぶん昔から欧米では語られてきているからね。どうする?国家の命運は、いろいろな予想外のことで翻弄されるものだよ」。(5月25日。月曜夜中。)

■実質GDP予測/09年度=▲3.8%、10年度=+0.5%に上方修正

大和総研・経済金融調査部(シニアエコノミストの熊谷亮丸さん等:Mitsumaru Kumagai / Senior Economist, Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は25日、日本経済の見通しについて、「景気は最悪期を脱したが、本格回復にはなお時間を要す」として、成長率見通しを上方修正した——。

<追加経済対策の効果等を勘案し、成長率見通しを上方修正>

2009 年1-3 月期GDP 一次速報の発表を受け、09 年度、10 年度の成長率見通しを改訂した。2009 年4 月に策定された追加経済対策による景気押上げ効果等を勘案し、成長率見通しの上方修正を行なった。改訂後の実質GDP 予想は09 年度が前年比▲3.8%(前回▲4.5%)、10 年度が同+0.5%(同+0.4%)となっている。わが国の実質GDP 成長率(前期比ベース)は2009 年4−6 月期にプラスに転換した後、2009 年下期以降、公共投資による下支え効果が見込まれること等もあり、2009 年一杯プラス成長が続く見通しである。しかし、日本経済が本格的な回復局面に入ったとの評価は時期尚早である。わが国の経済対策や、中国経済の底入れは日本経済拡大のメインエンジンにはなり得ないことから、日本経済の本格的な回復は、米国で住宅価格が下げ止まる2010 年度後半以降にずれ込むものと予想される。本レポートでは、以下の3つの論点に沿って、今後の日本経済の動向を多面的に検証した。

■今週の株式相場/上値の重い展開余儀なくされるが、底堅く推移

みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は、今週の株式相場について次のようにコメントした——。

<今週の予想レンジ=日経平均で9000〜9500円>

今週の東京市場は引き続きレンジ・トレードか。3 月中旬以降、堅調であった米国市場だが、足元では神経質な動きに転じている。住宅絡みの1.経済指標、2.米国債の入・落札動向そして何より3.「GM」の帰趨など、今週は従来以上に米国睨みの様相を強めよう。東京市場は上値の重い展開を余儀なくされると思われるが、下値には個人、外国人の待機資金が控えているのに加えて募集環境の好転が観測される4.株式投信の設定も予定されており、株価は底固く推移すると予想する。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

■株価と金利上昇/「米長期金利上昇⇒景気痛め+ドル安」は短中期では杞憂

オフィス セントポーリア代表の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi:CFA/ President, Office Saintpaulia)は25日、米国に止まらず財政悪化による主要国の長期金利上昇については、今後も構造要因として長期的に注視が必要としながらも、こう語った。

「1.米国債利回りの上昇はもっぱら財政要因であり、2.それは米国経済を傷め、3.米ドル安を引き起こす、という見解は、少なくとも短中期的には杞憂にすぎると考える(ただし投機筋が、長期的な財政要因を口実に、短期的に売り仕掛けを図る可能性はある)」。馬渕さんが杞憂と考える理由は、次の通り——。

1.「良い金利上昇」の側面が大きい

2.上がっていない貸出金利

3.良い金利上昇とわかれば日米金利差を反映した米ドル高・円安へ

以上を踏まえると、「米国債利回りの上昇は景況感の改善に伴う部分が大きく、それは米国経済を余り傷めるようなこともなく、米ドルはいずれ素直に対円で上昇に向かう」ものと予想する。

▼今日の株価予想/海外次第では、日経平均は高値更新の動きも

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場は様子見ムードの強い展開か。昨晩の米英市場が休場(米はメモリアルデー、英はバンクホリデー)だった影響で手掛かり材料に乏しいことや、地政学リスクという新たな懸念材料が手控え要因となりそう。新興市場への資金流入や低位材料株物色は続こうが、主力株は連休明けの米国市場に対する警戒感から手掛けづらい展開か。

日経平均は9300円を中心に狭いレンジの取引が想定される。ただ、景気回復に対する期待感を背景に、米株先物指数やアジア株市場の動向次第では内需関連、市況関連株などが相場を牽引し、日経平均は直近11日高値9503円を更新する動きも想定される。ドルは円に対して今年3月安値を前に下げ渋る動きとなっており、一旦反発の動きが期待できよう。

話題の銘柄

8001伊藤忠商事/安定事業からの利益寄与で相対的な業績動向は堅調、目標株価840円 

野村では、「10年3月期の純利益は、商品市況の下落や景気悪化に伴う需要の低迷を背景に前期比26%減益を予想する。食料事業での株式売却益や関連会社のTOBに関連した逆のれんの計上といった一過性の利益を計上する予定であることも一因であるが、同業他社との比較でも食料事業や繊維事業といった安定利益の寄与も大きいと考えている。従来から食料や繊維事業では中国関連の事業投資を継続的に実施してきたが、こうした投資先からの利益寄与も業績を底支えしていると考えており評価できよう」、「09年3月期には減損が懸念されていたオリエント・コーポレーションの投資評価損失を108億円計上した。近年投資した資源権益でも、予想以上に埋蔵量が少なかったエントラーダ油・ガス田の権益を減損処理している。さらに、従来から同社の保有する上場株式の減損ルールは他社との比較でも厳しく運用されていることを考慮すると、保有資産の減損処理には09年3月期で一巡感も出ていると考えている」と指摘。今2010年3月期連結当期純利益を従来予想1710億円(EPS79.7円)から1650億円(EPS77.8円)へ、来2011年3月期同2030億円(EPS94.3円)から1970億円(EPS90.5円)へ小幅減額し、新たに2012年3月期連結当期純利益を2250億円(EPS101.9円)と予想。「決算や取材を踏まえて業績予想を若干下方修正したが、10年3月期は繊維事業や食料事業といった安定利益の寄与もあって、セクター内では最も高いROEの水準となろう。これまで他社に対してバリュエーションのディスカウントの一因であった配当性向も引き上げており、バリュエーションの切り上がりを予想する」と指摘。レーティング「1」を継続。足元の資源国通貨高は株主資本の押し上げに寄与するため、09年3月期末基準をベースとしたPBRから10年3月期予想基準PBRに変更。同社のROEは13%とセクター内で最も高い点を評価し適正PBR1.3倍を適用、目標株価を従来の545円から840円に引き上げた。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼海外FX相場/ユーロ円=3日続伸、ドル円と似た動きとなった

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

海外FX市場サマリー・・・英米休場で小動き

ドル円はほぼ横ばい。終値は94.79−84円と前週末NY終値(94.76円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、持ち高調整の売りが出されると、アジア市場で本日高値(95.23円)を付けた後に下押しした94.86−89円レベルを下抜けて94.67円前後まで値を下げる場面があった。市場関係者からは「英国や米国市場が休場で、商いが薄いため小額の売買でも値が振れやすい」との指摘があった。もっとも、引けにかけては動意の薄い展開となった。

ユーロドルは6日続伸。終値は 1.4014−19ドルと前週末NY終値(1.3997ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準となった。欧州市場で、5月独IFO企業景況感指数が予想より弱い内容となったことを受けて1.3958ドルの本日安値まで下落した反動で、ショートカバー先行の動きとなった。ただ、買い戻し一巡後は米国市場が休場とあって動意が鈍った。ホーニッグ・米カンザスシティー連銀総裁やゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事の発言が伝わったものの、反応は薄かった。

ユーロ円は3日続伸。終値は132.83−88円と前週末NY終値(132.63円)と比べて20銭程度のユーロ高水準。ドル円と似た動きとなった。

▼今日の債券相場/相場は様子見後、最後は強含むと予想する

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

本日の想定レンジとコメント

米国市場は休場で昨日の地合いを概ね引き継ぐ。米金利上昇など外部環境の悪化には打たれ強く、7月債から始まる国債増発への懸念も、「買いたい弱気」ならぬ、「売らない弱気」の域を出ていない。潜在的部分も含めて、投資家の押し目買い需要は相当に強いとうかがわれる。20 年債入札は前回と同条件が見込まれるものの、事前の調整に加えて、絶対水準にも一定の魅力があり、結果は無難がコンセンスと言って良い。相場は様子見後、最後は強含むと予想する。カーブは終わってみれば、フラット気味と考える。(AM6:42、佐野さん)

【本日の筆者の予想レンジ】

10 年300 回債利回り:1.435〜1.450%、 長国先物6月限 : 136円56 銭〜136 円82 銭

▼今日の長期金利/20年債入札無難も、長期金利上昇懸念で下げ渋る

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・長期金利(#300) 1.440%〜1.460%

・債券先物(6月限) 136.50円〜136.75円

<シナリオ>

長期金利はもみ合い。20年利付国債入札(12:45落札結果公表予定)は無難にこなされる。

ただ、長期金利の世界的な上昇傾向に対する警戒感がくすぶるため下げ渋る。

■日米長期金利上昇/

米10年債4.00%以下=日本の金利上昇は限定的

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は、このところ上昇傾向にある米長期金利上昇の影響について、次のように再考した——。

本レポートでは、10 年国債利回りが1.60%に迫る可能性が高い時間帯は6月末までとしてきた。補正予算に伴う国債増発を懸念、年内の利回り最高水準1.490%をつけたのは、政府・与党が追加経済対策を決めた4月10 日だった。そして、再び懸念がピークに達するのは、「夜は夜明け前が一番暗い」の如く、実際に増発が始まる6月下旬から7月上旬と見込まれる。その際、この1.490%を上回るには、外部環境の一段の悪化が必要であり、その第一候補が米国金利の上昇と考えてきた。先週末、米10 年国債利回りは3.45%まで上昇した。もっとも、かなりラフな見方だが、これまでの関係からは、それが4.00%を超えていかなければ、我が国の10 年国債利回りが1.0%台後半で持続的に上昇するような関係には見えない(図表1)。

ニュース・チェック

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)

■「土井定包 お別れの会」終了のお知らせ

http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm

松井証券株式会社(8628)

■日経225先物手数料キャッシュバックキャンペーンについて
http://www.matsui.co.jp/company/index.html

住商情報システム株式会社 (9719)

■カール、エンタープライズRIAのCurl Ver. 7.0日本語版をリリース

〜柔軟なUI構築、高速コンパイラ、デスクトップアプリケーションの実現 〜

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