★東証1+2部時価総額(16日)=273兆0732億円(前日比−1兆0393億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株の続伸や買い戻しから大幅続伸となった。日経平均 が終値で前日比+194.29円高の8949.55円、またTOPIXも同+15.04高の847.08、JASADAQ指数は同+0.08高の41.43となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは28業種。鉄鋼、電機機器、輸送用機器などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は対ドルでやや下落、対ユーロで堅調。ドル円相場は99円台後半で推移、ユーロ円は130円台後半で推移している。
★大和総研・田谷特別理事=今後の焦点は、やはり「長期国債買い増し」の是非へ
大和総研・特別理事の田谷禎三さんは、世界的な金融危機に対して果敢な対応を取っている日銀の今後の金融政策について、おおよそ次のような見方を示した——。「昨年10月以降、日銀は休むことなく果敢に動いてきている。政権との関係も良好で、政策面では思い通りに動けているのではないか。また、最近報道されている通りとすれば、自らの財務基盤の強化に向けた措置もとれそうだ。与謝野財務大臣というよき理解者に恵まれているせいもあるだろうが、機先を制して積極的に動いてきた結果でもある。ただ、今後は、日銀単独でできることは限られたものになり、焦点はやはり長期国債買い増しの是非となるだろう。日銀としては、当面、長期国債の買い切りを大幅に引き上げることには躊躇するのではないか。」
▼来週の注目材料/3月貿易収支=輸出は年央にかけ底入れの可能性
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は16日、来週の注目材料として3月の通関貿易統計<22日(水)発表予定>について、次のように予想した——。
2月の貿易収支(原数値)は5ヶ月ぶりに黒字転換した。もっとも輸入額が大幅に減少(前年比43%減)したためであり、世界的な景気後退を受け、輸出、輸入額ともに減少傾向が続いていることに変わりはない。3 月上中旬の段階では、輸出は前年比47.1%減、輸入は35.9%減となり、貿易収支は2238 億円の赤字となっている。
一方、最近の主要国経済データでは、製造業部門の景況感が改善の兆しを見せている。特に、日本の輸出の先行指標となる米国ISM新規受注指数は、昨年9 月を上回る水準まで改善している。機械受注統計では、海外からの受注は依然として減少傾向を辿っており、向こう数ヶ月間は厳しい状況が続くと予想されるが、中国の内需の回復も合わせると、輸出は年央にかけて底入れする可能性が高い。
▼今日の株価予想/外国人買いを背景に鉄鋼、海運などに見直し買い?
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は海外市場を睨みながらの展開か。中国GDPは市場予想通りとなったが、3月の鉱工業生産は大幅な伸びを記録し景気対策の効果が顕在化している。米国株上昇を背景に鉄鋼、海運などには見直し買いが予想される。また、昨日発表された4月第2週の投資主体別売買動向では外国人が2週連続の買い越し。先物と現物を合わせた買い越し額が1000億円を超えるのは11月第4週ぶりのこと。外人買いへの期待を背景に主力大型株の押し目を拾う動きは継続しよう。日経平均は昨日の上ヒゲ部分を準備運動として、今日は5日移動平均線の上方を推移できるかどうかが注目される。
テクニカル分析
日経平均は小幅反発。ローソク足は長い上ヒゲ陰線を形成し、終値ベースで5日移動平均線の下まで押し戻された格好となった。マドを開けた上ヒゲ陰線ではないので、さほど気にする必要はなさそうだ。4月10日高値と16日安値の間で二日間上げ、下げが続いたような動きと同じ解釈にも見える。一目均衡表では一週間程度は基準線の上昇が続く。現在のところは、高値圏のもみ合いから上に抜け出せるチャンスに変わりない。当面の上値メドは、4月10日高値9068円や1月7日高値9325円、昨年11月5日高値9521円など。下値メドは、4月8日安値8556円や4月1日高値8351円などが考えられる。
話題の銘柄
8601大和証券グループ/日興買収に絡んだポジティブな連想も材料、目標株価670円
クレディ・スイスでは、大和証券G本社、野村HD、マネックスG、カブドットコム証券の4銘柄にアップサイド余地が残ると判断。証券セクターに対する強気のスタンスを継続した。ファンダメンタルズ面で投信販売に復調の兆しが見えつつあることや、個人投資家の投資余力が回復傾向にあることなど、ポジティブな要因が出てきていることを評価。上値余地を考える際にはクレジットスプレッドが重要なポイントであり、今後も注視していきたいと言及した。大和証券G本社については、リテール部門において外債販売や投信販売が回復したものの、株式取引の減少の影響が大きく、前09年3月期の4Qは同3Qに比べて若干赤字幅が拡大すると見込む。ポジティブなシナリオとしては、◆日興コーディアル証券の買収金額が想定よりも大きくなる結果、上場証券会社のバリュエーションが切りあがる可能性があること、◆三井住友が日興コーディアル証券を買収しようがしまいが、将来大和との連携強化の可能性が市場で意識されやすくなる可能性があること、——の2つを挙げた。これらを踏まえて、今後の業績を見直し。当期利益ベースで、前09年3月期を727億円の赤字→861億円の赤字(EPS -64.0円)、今10年3月期を476億円→469億円(EPS 34.9円)と引き下げ、来11年3月期を171億円→221億円(EPS 16.4円)と上方修正。投資評価「OUTPERFORM」を継続し、目標株価を540円→670円(今期PBR1.28倍)とした。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■年後半のドル円予想/リスク選好の円安<供給過剰のドル安=ドル円は下落へ
大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は16日、世界景気底打ちでリスク選好の円安を上回る供給過剰のドル安が始まる、との見通しを示した。
亀岡さんは、世界景気の先行き期待が改善する状況のなかで、リスク選好の回復がクロス円の上昇(円安)基調を生むとしながらもこう続けた。「世界景気が底打ちするとみられる7-9 月頃には、ドルが明確に下落し始めるだろう。年後半はリスク選好の円安を供給過剰のドル安が上回り、ドル円は下落に向かう」と予想する。
▼FX相場予想/円相場は、朝顔と月見草の戦いみたいだなあ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
円相場は、朝顔と月見草の戦いみたいだなあ。日が昇っている時と月が昇っている時で動きが正反対。ドル円は、もはやユーロ円に牛耳られているのか?と思わせる展開。予想通りオージーなどは落ちているが良いと思う。トレンドは変わっていないと思うが、人気集中の咎め的反落相場と読む。安くなれば買えばいい。(4月16日夜中)
▼FX相場予想/上げ下げを繰り返すのは、方向が定まらない「証し」
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
15日の上昇は一時的なものと考えていましたが、予想外に値を伸ばしました。しかし、16日に入ると、また円高が進んでいます。16日の下落のきっかけは中国のGDPが市場予想を下回ったことがきっかけですが、これだけ上げ下げを繰り返すのは、それだけ方向が定まらなくなっているのだと思います。
▼今日の債券相場/株価次第の面あるも、PD懇の議論見守りもみ合う?
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
一昨日の好地合いもやはり長続きしなかった。昨日の米国市場は株高債券安とアゲインスト。したがって、本日の相場は小安く始まり、その後、株価次第の面はあるものの、PD 懇での国債増発議論を見守る形でもみ合う公算が大きい。最後は一定のポジション調整もあろう。ただ、現時点でその方向性は見極め難い。カーブは21 日の20 年債入札を控え、スティープ気味と見る。なお、日銀支店長会議が行われる。(AM6:53、佐野さん)本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 136円44銭〜136円75銭
▼米欧商品市況/NY原油=米国の景気回復観測をはやし期近は反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された16日の海外商品市況は次のようになった——。
【NY原油=期近は反発、米国の景気回復観測をはやす】
原油は期近が反発。米景気の最悪期は脱したとの見方で50ドルを突破したあと、米国の株価下落やオプション絡みの売りでマイナスに転落したが、49ドルを維持したことから戻り歩調となって切り返した。石油製品はヒーティングオイル期近、改質ガソリン期近ともに急反発。景気回復期待で前日の高値を抜いたあと、原油反落を受けてマイナスに転落したが、安値拾いの買いで地合いを急回復した。
【シカゴ穀物=大豆は期近高/期先安とまちまち、コーンは小反発】
大豆は期近高/期先安とまちまち。5月限は急反発。時間外取引で前日の高値を抜いたあとも、供給ひっ迫感や中国の需要が旺盛なこと、アルゼンチンの減産見通しなど強気のファンダメンタルズをはやし、3カ月ぶりの高値に値を飛ばした。コーンは小反発。5月限は、押し目買いが先行したあと、大豆高以外に強気になれる要因が見当たらないことから今月の安値を更新したが、大豆の上値追いをはやした買い戻しでプラスサイドに浮上した。高水準の週間輸出成約高や大口成約も支援材料。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
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