米FRB金融政策・今週の株式相場ほか

★東証1+2部時価総額(6日)=274兆0048億円(前日比−1534億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は米国株の軟調や円反発から下げて始まったが、もみ合いながら上昇に転じた。 日経平均 が終値で前日比+26.52円高の8884.45円、またTOPIXも同+4.49高の835.46、JASADAQ指数は同−0.02安の40.96となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは26業種。建設業、情報・通信業、保険業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は円がやや反発。ドル円相場は一時101円台まで上昇したが、100円台後半で推移、ユーロ円は134円台後半で推移している。

■米FRB金融政策/賃金インフレリスク高まれば、思い切った緩和を躊躇?

クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は6日、米国賃金の下方硬直性に注意として、「米FRBの金融政策の足かせになる可能性がある」と指摘した——。

ポイント:

米国完全失業率は3 月にさらに0.3pp 上昇し、8.5%となった。過去2 年間の上昇幅は4.1 ポイントで、大恐慌期を除けば、歴史的ピークである。それにもかかわらず、賃金(時間当たり平均所得)の調整ペースは鈍い。米国で賃金の下方硬直性が強まっているとすれば、注意がいる。やや長い目でみた場合、FRB の金融緩和の足かせになる可能性があるからである。

<賃金の下方硬直性に注目すべき>

米国の完全失業率の上昇は極めて急激である。すなわち、足元では過去2 年間で4.1ポイントもの上昇(4.4%→8.5%)となったが、こうしたハイ・ペースでの上昇は1950 年以降では1975年5月に1度観察されたのみである(図表1)。興味深いのは、完全失業率の上昇がこのように極めて急激であるにもかかわらず、賃金の伸び率の低下は限定的なものに止まっている点である。時間当たり平均所得の前年比は足元でも+3.3%(2008年平均+3.8%)と、3%台を維持している。

■今週の株式相場/押し目待ち資金は漸増=全体相場はレンジトレード

新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は、今週の株式相場について次のようにコメントした——。

<今週の予想レンジ=日経平均で8500円〜9000円>

今週の東京市場は高値圏でのもみ合いか。短期間での株価上昇で全般的に1.高値警戒感が燻る一方、政策期待を背景に2.押し目待ちの資金は漸増傾向と推測され全体相場はレンジトレードに留まろう。将来的な景気底入れに市場の目が向き足元のマクロ指標への反応が鈍くなっているが、個別企業の業績に対しても同様か否かは試されていない。多国籍企業の先陣を切って決算を発表する、3.アルコアの業績内容と市場の反応に注目したい。また、時期は不明ながら、先週の米国市場を押し上げた一因とみられるFASBによる時価会計の緩和措置は、米財務省が打ち出した不良資産の切り離しスキームと齟齬(そご)を生じる可能性が考えられ、そうした議論の浮上には留意したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

▼今日の株価予想/地合い悪化懸念も、業績改善期待から売り惜しみ強い

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場は米国市場の金融株下落を受けて、昨日軟調であった銀行、不動産株などには利益確定売りが強まりそうだ。一方で、ドル円相場が約5ヵ月半ぶりに101円台をつけたことで輸出関連株には押し目を拾う動きが予想される。

昨日の東京市場で日経平均は4日続伸、TOPIXは4日ぶりの反落となった。日経平均は9000円を目前に失速。昨年11月高値と今年1月高値を結んだ上値抵抗線あたりの十字足となったことで、一旦下への動きを警戒する局面でもある。ただし、5日移動平均線の上昇は続くことから、下の動きがあっても5日移動平均線の8550−8600円処を下値サポートとして意識できるかどうかが注目される。一方、26週移動平均線が上昇に転じており、昨日は買い一巡感が強まるもプラスの引けを維持した。5日移動平均線の上昇が株価を後押ししてくれる可能性も考えられ、十字足の終値から上寄りスタートとなった場合には高値更新の可能性も考えられよう。

週足の一目均衡表では今週の基準線は8298円に下落する。加えて、遅行スパン(現在の株価を26週前に遅行させる)が昨年3月以来、株価と接触する時間帯に入っており、遅行スパンが当時の株価に上値を抑えられる可能性がある点には注意が必要。その際は基準線8298円まで下落する可能性がある。変化しやすい日柄は、4月10日、17日、22日−24日などが挙げられる。

話題の銘柄

9983ファーストリテイリング/下期は好調な滑り出し、目標株価15000円 

BAS-MLでは、「4月2日引け後に発表された国内ユニクロ事業の3月既存店売上高は、前年比7.9%増(客数8.7%増、客単価0.7%低下)と、引き続き極めて好調に推移している。3月は前年より土曜日が1日少ないことから、実質的には10%程度の既存店増収と当社では推定している。3月度は、昨年に引き続きボトムズキャンペーンを行ったのに加え、パーカーキャンペーンを追加した。また、Tokyo Girls Collectionへ出展したジャケットやそれに合わせたソフトスカート、サブリナパンツなども好調。昨年より早めに本格展開したブラトップやサラファイン・インナーなども増収に貢献した模様で、3月度はウィメンズが増収を牽引した。厳しい消費環境に対応し、キャンペーンや土日限定の割引を積極化させたため、粗利率は大幅な上振れはないものの、ほぼ計画線で推移しているものと推定している。当社では、少なくとも夏場までは厳しい消費環境が続くものと想定しており、同社の突出した業績が改めて市場の注目を集めよう。なお同社は4月9日に上期の決算発表を予定。当社では連結営業利益を32.7%増益の720億円と予想する」と指摘。今2009年8月期連結営業利益を会社計画990億円(EPS490.9円)に対し1100億円(EPS559.7円)、来2010年8月期1280億円(EPS667.7円)、2011年8月期1430億円(EPS751.1円)と予想。投資評価「買い」、目標株価15000円を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

■円安相場を読む/日本では、「円高は投機」「円安は投資」と言う

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。

誰も彼も円安の分析で忙しいようだ。考えすぎ。理屈は何でもつけられる。単に投機の円売りでこうなっているだけ。日本では円高は投機で円安は投資なんて言うらしいが、何もむずかしいこと考える必要なし。投機筋は儲かれば何でもダボハゼになるだけの話。相場は論理的に成り立っているわけではない。おっと、そういうと、いろいろ解説している人は困るわな。(4月6日夜中)

▼FX投資戦術/クロス円=余程悪い材料ない限り大きく崩れない

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

6日に入っても、クロス円の強気相場は継続中です。ドル円は11月4日の高値を上に抜けたことで、101円後半まで上昇しています。オセアニア通貨も上昇し、豪ドル円は73円手前、NZドル円は60円台に乗せてきました。NZドル円の60円台は昨年11月以来、とうとうここまできました。ここからのクロス円も、株価が大分しっかりしていますから、余程悪い材料がない限りは大きく崩れないと思います。もちろん、そういった報道は突然出てきますから要注意ですが、この勢いのある相場を逃すのはもったいない。高値に来ているのでちょっと買いを入れるのは怖いですが、小さく買いポジションを取ったり、少し緩んだところがあればその買い場を見逃さず、仕掛けていきましょう。

▼今日の債券相場/国債増発懸念は続くが、下げ渋る場面もあり

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

本日の想定レンジとコメント 

昨日は麻生首相の補正予算への指示が相場下落を加速させた。10兆円程度の国債増発は織り込んでおり、10 年の1.50%など水準如何にかかわらず、いつ反発しても不思議はない。しかし、増発規模などもう少し明確にならないと逆張りでは入りづらそうだ。超長期ゾーンは期初の手控えが過ぎる感もあり、スワップを含めてカーブはベア・スティープ化。それだけに国債増発懸念が後講釈的にも有力な手掛かりになっている。本日もこういった環境下での相場を見込むが、下げ渋る場面はあろう。決定会合では適格担保要件や社債買入れ条件の緩和などが決定される可能性が指摘されているが、相場への影響は極めて乏しい。(AM6:47、佐野さん)

本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 136円72 銭〜137円05銭

▼今日の長期金利/ピッチ鈍化だが、米債安になびき上昇余地探る

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・長期金利(#299) 1.455%〜1.490%

・債券先物(6月限) 136.65円〜137.00円

<シナリオ>

長期金利は心理的な節目の「1.50%」を目前にしてピッチこそ鈍化するものの、昨日の米債安になびいてなお上昇余地を探る。債券市場は思わぬ期初の金利急上昇に狼狽しており、株価が上値の重さを見せ始めても、債券需給の緩和観測を理由とした様子見姿勢を強めざるを得ない。一方、日銀は追加緩和を見送るが、白川方明総裁が会見でそうした金利上昇の行き過ぎをなだめるコメントを発すれば、債券市場では当面の「天井感」が生じる。

債券先物チャート

3月限の日足は上影陰線で下放れした。マドは137.20円−137.23円。早速に「三空叩き込み」が出現した。定石では買い向かっていいところだが、V字型の反転を期待するのは性急。まずは下のマド埋めか(136.80円:昨年10月22日のザラバ高値)。

【チャート・ポイント】

141.91円:年初来高値(08年3月19日ザラバ高値)

140.19円:年初来高値(1月15日ザラバ高値)

139.24円:雲上辺(本日)

139.13円:雲下辺(本日)

138.92円:マド埋め(3月25日ザラバ安値)

138.54円:20日移動平均

138.33円:基準線

138.20円:転換線

137.70円:5日移動平均

137.69円:マド埋め(4月2日ザラバ安値)

<137.00円:本日の6月限予想レンジ上限>

≪137.00円:昨日の東証6月限終値、前日比▲0.40円≫

136.98円:50.0%水準【132.05円vs.141.91円】

136.95円:年初来安値(4月6日のザラバ安値)

≪136.90円:先週末のLIFFE先物6月限終値≫

136.83円:08年11月10日ザラバ安値

136.80円:マド埋め(08年10月22日ザラバ高値)

<136.65円:本日の6月限予想レンジ下限>

135.82円:38.2%水準【132.05円vs.141.91円】

135.46円:08年10月24日ザラバ安値

132.05円:年初来安値(08年6月13日のザラバ安値)

▼公的年金の債券運用/国内債券買いの中心=公的年金から企業年金へ移行

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は公的年金の今年度の債券運用について、概ね、次のようにコメントした——。

3月27 日、年金積立金管理運用独立行政法人は「平成21 年度計画」を明らかにした。まず、基本ポートフォリオに関しては、中期運用計画どおりであり、変更はない(図)。また、2009 年度の市場への投入額、いゆる、ニューキャッシュはゼロに近い。

今年度に関し、インデックス不変と仮定、財投債の償還を考慮した上で、ニューキャッシュの0.3 兆円と試算上昨年度末に残った短期資産を全て国内株式に投入し、年度末の比率を計算した。結果は、国内債券72〜73%、国内株式10%前後、外国債券8〜9%、外国株式8〜9%程度となった。

▼米欧商品市況/総じて軟調の下、パラジウムは投機買いで続伸

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された6日の海外商品市況は次のようになった——。

【NY貴金属=パラジウムを除き急落、G20以降の手じまい売り続く】

金は大幅続落。G20金融サミットによる景気回復や株価回復の期待が高まり、テクニカル売りを誘って10週間ぶりの安値に沈んだ。IMF保有金売却懸念も圧迫要因。

銀は大幅続落。金の下値追いやドル高・原油安の加速、米株価指数先物の急落が圧迫、投機筋の手じまい売りで先週の安値を割った。需要回復見通しの後退も圧迫要因。

プラチナは急反落。金続落を受けて売りが先行、米株価指数先物の急落やドル高・原油安の加速が圧迫して値を消した。ただ、金曜の安値を保ってインサイドデー。

パラジウムは続伸。金・プラチナの下落で金曜の安値を下回ったが、投機買いで逆に金曜の高値を突破した。株価下落が圧迫したが、投機買いでプラスを回復した。

【シカゴ穀物=大豆は反落、コーンは小幅続伸】

大豆は反落。5月限は小反落。アルゼンチンの減産見通しや目先の供給ひっ迫、世界的な株価の回復基調をはやして10ドルを突破したが、ドル高や株価・原油・金の急落を嫌気して戻り売りが優勢になり、マイナスサイドに転落した。

コーンは小幅続伸。5月限は、戻り売りで4ドルを割り込んだが、大豆の反発や中西部の降雪をはやして切り返した。大豆・小麦の下落や弱気の外部要因でマイナスに転落したが、中西部の荒天予報による作付遅れ懸念をはやしてプラスに浮上した。    (オーバルネクスト シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

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★注目企業=IR情報+ニュースリリース

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■「ダイワPTS」の取引時間延長および価格を指定する注文の開始について 

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カブドットコム証券株式会社(8703)

■「kabuマシーン」のご利用料金等を改定・6ヶ月おまとめ払いプランを導入

http://kabu.com

住商情報システム株式会社 (9719)

■住商情報システムとレッドハット、オープンソースソフトウェアを採用した

「SCSメールソリューション」での協業を開始

■DataCore Software社製ストレージ仮想化ソフトウェア「SANmelody(サンメロディー)/

SANsymphony(サンシンフォニー)」を販売開始

http://www.scs.co.jp/

株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)

■希望退職者募集の結果に関するお知らせ

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